《中編》 より

 

【観光】
有る先生が「観光はとてもスピリチュアルなことだ」と教えてくれました。
自分がその土地に魅かれて行くには行くだけのわけがあって、過去世においてのいろいろな思いや行動のエネルギーが残っているからです。
そこを祝福し直すことで、その土地が浄化されることになっていきます。(p.270)
 「その土地に魅かれて・・・」とあるけれど、「人に誘われたから行っただけ・・・」の場合でも、やっぱり何らかの縁はあるだろう。
    《参照》   『今こそ世界は《本物JAPAN》の光臨を待っている!』 河合勝 (ヒカルランド) 《後編》
              【これから主流となる本来の観光産業】

 

 

【なりきる:現実化の最強メソッド】
一瞬にして、「達成した自分」に現状を変える、いちばんいい方法。 (p.247)

それは、未来の明るい自分(並行現実の自分)をキャッチする。
そこに一体化してシンクロする!
バイブレーションをシンクロさせるのです。
これが現実化です。

そのためには「すでに達成した!」と明るく大喜びすること!
生命力あふれるエネルギッシュなその自分に、まず、なりきってしまう。
満足して満ち足りた自分に、まずなりきってしまう。

そして「達成した自分」になりきって、そのバイブレーションでもって、日々のことを実践しましょう。
日々、そういう自分に“慣れる”から、“なれる”のです。 (p.248)
 「未来」は「今現在の並行現実」だから、なるなら「今でしょ」ということ。
 今この瞬間から、「達成している自分自身」に“慣れる”から“なれる”。
 毎瞬毎瞬、“慣れる”から“なれる”。
もうそうなってしまった自分なら、どんなことを口にするか?
もうそうなってしまった自分なら、どんな振る舞いになるのか?
もうそうなっている自分を意識して、そのエネルギーに同一化していってください。
もうそのように自覚してください。 (p.250)
 これって、自己啓発系の著作には、必ずといっていいほど書かれていることだけれど、「未来(=並行現実)にシンクロする」と言う説明と、“慣れる”から“なれる”という言霊説明は、パラレルワールドの概念を理解している人や言霊感覚になじみやすい人にとって、理解を深めやすいだろう。
    《参照》   『アシュタール×ひふみ神示』 宇咲愛 (ヒカルランド) 《前編》
              【自分の未来を創造する】

 

 

【最大のマジック】
ここから本当に大切なことを書きます。
最大のマジック、最高の引き寄せ、究極の実現化です。
それは・・・・。

たった“今”そのように自覚すること。
たった“今”そのように意識すること。
たった“今”そういうバイブレーションを意識すること。

これ以外に一切の技法はありません。
すべての具現化は、このようにして、たった“今”あなたが生み出しています。 (p.315)
 「過去」はない。「未来」もない。あるのは永遠に続く「今」だけである。
    《参照》   『無意識はいつも君に語りかける』 須藤元気 (マハジンハウス)
              【 “ただいま” に生きる】
    《参照》   『神との対話 ③』 ニール・ドナルド・ウォルシュ (サンマーク出版) 《後編》
              【聖なる二分法】

 

 

【あなたは忘れてしまっている】
あなたは、すでに入力済みのプログラムだけを無意識に盲信し、別のプログラムに書き換えることや、他の情報を入力することなど、全く忘れてしまっています。
意宣り直すこと、決意し直すことを忘れてしまっています。

どうぞ今後は、“意宣り直し”“決意し直し”によって、あなたの中の不自由なプログラム変更を実践していってほしいと願っています。(p.324)
「今」が魔法ポイント(=ゼロ・ポイント)であることを理解しているなら、いつだって“意宣り直し”“決意し直し”によて、新たな未来を引き寄せることが出来る。

 

 

【“欠乏”と“飢え”】
動物にも頭があるけれど、“欠乏”を感じません。
自然なサイクルのなかで生じる“飢え”の感覚を感じるだけ。必要以上に欲しがりません。
人間の頭・マインドだけが、“欠乏”と“飢え”の言葉を混同し、同じような意味合いになっています。

でも、自然な“飢え感覚”と“欠乏感”は似て非なるものです。
先祖からのDNAデータや、前世からのデータなど、すべてにおいて、“欠乏への恐怖”が刷り込まれています。

だから、先祖代々「もっと安心を!」「もっと快適に!」「もっとたくさんほしい!」と必死で願い続けてきたわけです。
そのデータはみごとに今回の肉体にも受け継がれています。それを自分の「願い」だと勘違いして・・・・。
その受け継がれた「欠乏」という、単なる初期設定のデータに振り回されて、繰しい競争をし、比較しあい、必要以上に溜めこみ、必要以上に自然界のいのちを奪う。
あなたの願い・願望が、もし今後“欠乏への恐怖”が動機となっているなら、いつまでたっても欠乏の現実しか作れないことでしょう。

あなたの願いや願望が、もし欠乏感から“ほしがる”“奪う”ことだとしたら、それは本来のあなたの性質でもないし、興味でもないのですが。 (p.334-335)
 所有という概念なき遊牧民(ノマド)から、定住型の農耕民になったことで、富の蓄積(備蓄)が可能となり、人類の文明は急速に発展したというのが一般的な歴史解釈であるけれど、であるなら、これは意識の退化という大きな代償を支払っていたことになるだろう。
 さらに現代人は、未来へのリスクヘッジのために様々な「保険を掛ける」のである。そうして増々増々、意識の進化から遠ざかってゆく。
    《参照》   『宇宙パラレルワールドの超しくみ』 サアラ (ヒカルランド) 《中編》
              【リスクヘッジの陥穽】

 スターピープルは、もともとノマド的な魂を有しているから、バックパック一つで自由にどこへでも行くだろう。
 しかし、地球上で生まれ変わりをくり返してきた魂は、“欠乏への恐怖”やら“社会意識”やらに縛られていて、本来的自由を希求することすら忘れているらしい。“真の信仰”がないからである。

 

 

【真の信仰】
宇宙空間なるものが、すべての現実創造のための場であり、そこは疑いようもなく安全安心で完全なる繁栄システムになっています。

ここを本当に知っていること、本当に理解していることが“真の信仰”なのです。
あなたという意識がそのシステムを疑うとき、宇宙の繁栄システムはその疑うエネルギーによって歪んでいきます。・・・中略・・・。

どうか、今こそ“真の信仰”が試されているときだと知ってください。
信頼するとか、信じているとか、ただそれを口にしているうちは、完璧な信仰状態とはいえないのです。(p.343-344)
 「私は、完璧な信仰状態になるのは、多分・・・無理」と思うなら、「打ち出の小槌」の技法を実践してみるべき。

 

 

【大黒天、「打ち出の小槌」の意味】
熱田神宮で、大黒天さんにお参りしたとき、はっきりとそれを言われました。
「私をあがめるのではなく、あなたが大黒天になることを決めればいいのだ」と。
大黒天さんは、「どうかお金をちょうだい」と他者におねだりをしていません。

打ち出の小づちを振って振って、振る舞っているのです。
これも大黒天さんが言ってきたのですが、打ち出の小づちは“内出の小づち”のことで、あなたの内から出すから“内出”なのです! ・・・中略・・・。

少しずつで構いませんから、まずは肉体エゴに振る舞うことに意識を向けていってください。
そのあとは他者にも振る舞うことを意識していってください。
そのように行動しながら、肉体のクセを変えていってください。
肉体のクセが大黒天さんのようになって同調したとき、シンクロしたとき、あなたの物理的な現実は奇跡だらけになるはずです。
お金、物、行動、知識、思いやり、情報、エネルギー、その他もろもろのすべてを、あなたの持てるすべてを毎瞬毎瞬において振る舞うクセをつけてください。(p.345-346)
 「打ち出」の真意は「内出」。内から外へ出すという技を言っている。外から取るのではない。
 呼吸の場合だって、内から外へ息を出してしまえば、その後はおのずから空気が入ってくる。
 これらは、つまり、「宇宙銀行への貯蓄」とか、「積徳」といわれる宇宙循環の理である。
    《参照》   『宇宙銀行』 植西聰 (サンマーク出版)
              【徳を積み立てる銀行】

 

 

【ヒエラルキーの終焉】
もともと誰も“絶対的トップ”にはなれないのです。
従来の多くの人間が求めて努力してきた、ピラミッドの頂点的な“絶対的君臨者”は、今後ますます無理になっていきます。
頂上的なトップを目指す戦いの終焉が、各自オリジナル・スペシャルの始まりとなります。(p.371-372)
 袈裟の色で階級が誇示される日本仏教は、近年、「ボッタクリ葬式仏教」と、民衆から蔑視されているけれど、時の推移によって自然消滅する定めである。
 新興宗教団体の将来も、組織内のヒエラルキー状況を仄聞するだけで、終わっているかどうか、容易に判断できるだろう。

 

 

【感じること】
赤ちゃんを泣きやませたい」という思い、その次は?
自分が休んでノンビリ過ごしたいのではないでしょうか?
そこに気がつかず、ただ「赤ちゃんが泣きやめばいい」とだけ願っていたら、赤ちゃんが呼吸困難になってしまうかもしれません。
あるいは、赤ちゃんは静かになったのに、家の前で急に工事の音がうるさく聞こえてきたり、近所の子どもが騒ぐかもしれません。

頭が思う願望は、内面的な感性には全くファーカスしていませんし、そこを見据えていません。
でも、必ず私たちのゴールは、頭が考える願望のひとつ次であり、内的な充実感や、満足感や、安らぎなどというような、感じることの方なのです。
私たちは、じっくりと感じることができて初めて、真に願望を達成できたといえるのです。
自分の目標や夢や願いを探すことばかり考えたりしていると、もっと大切な感じることを逃します。

受け取りたい体験が決まったら、あとは頭を使うことから外れて、目の前の「今ここ」を感じていくほうに意識を向けてください。
それこそが、真のゴール、実際の願望だから。
私たちは感じていくことによってのみ、幸せを知っていかれるのです。
じっくりと日常の「今ここ」を感じることで、充実感を味わえるのです。(p.378-379)
 「感じることで、充実感を味わえる」という、最後の記述は、チャンちゃんにとって、ちょっと盲点だった。
 この点をキチント把握すると、確かに、いろんなことの説明がより一層可能になり、理解が深く確実になってくるだろう。

 

 

【創造主としての自立と責任】
真夏の8月7日、私の前に久々にシリウスの長老ゲオが登場しました。
彼は私の叡智のサポーターであり、ハイアーセルフのような存在です。
「空」の概念などについても、頼めば必ずアドバイスをよこしてくれます。
彼が今回告げてきたこと、それは高次の意図、高次の意識を持つ必要性についてでした。

目の前の日常的な安心、そして庶民的なそこそこの幸せについて、それが悪いとは言わないけれど、もっと大きな視点を持つ必要があるとのこと。
つまり、世界の中心が自分の意識そのものであり、それによって世界が創られていくのですから!
今後、各自の意図によって宇宙が分離拡大して、平等にオリジナルに栄えていくのですから、個々人の望んだとおりに分離拡大して栄えて行くわけですから、自分が宇宙の中心である責任(創造主としての自立と責任)を負うときがきているのです。
宇宙選択の責任です。

もし、あなたの願望が結婚だったとして、本当に心底それだけでいいのなら、それ以外のことがどんなになっても文句は言えなくなります。
今後、地球を含む宇宙のありようは、「あなた」が創造して選択していく責任があり、「あなた」が創造していくことになるのです。

本当に見事に分離・拡大していきますよ!
もう、誰かによる“強い恐怖のコントロール・ゲーム”が終わるわけですから、いったん、すべてが“ノールール”になります。

地球レベル、宇宙レベルで、今までの構築が大きく崩壊するので、各自が喜びを動機とした自由意思で自分が住みたい地球を意図しないといけなくなります。

ぼーっとした意識で「何となく、このままの地球が続くのだろうから」と、今までの社会だけをイメージしていると、相変わらず一部の人たちに搾取されながら、奴隷のようにいつまでも働き続ける社会で生きることになるだけです。(p.386-387)
 現在は、「地球レベル、宇宙レベルで、今までの構築が大きく崩壊」しているときなので、「高次の意図、高次の意識を持つ」ことで、よりよいパラレルワールドへの移行が可能になっているということだろう。
 私たちは創造主であり、「世界の中心が自分の意識そのもの」であることを理解しているのなら、「自由意思で自分が住みたい地球を意図」して、それを達成すべき、ということ。
 「本当に見事に分離・拡大していきますよ!」とあるけれど、これは「闇の支配者」の作為によって世界中で進行している「格差社会」のことを言っているのではない。下記リンクにある「二極化」のこと。
    《参照》   『宇宙の魔法』 Alice (ヒカルランド) 《前編》
              【「二極化」進行中】

 下記リンクのコメント欄にも、「二極化」に関するリンクがたくさん付けられている。
    《参照》   『スターピープル vol.45』 (ナチュラルスピリット) 《後編》
              【アセンションの進行状況について】

 

 

<了>

 

  Mana(真名)著の読書記録

     『空 舞い降りた神秘の暗号』

     『空 天翔ける歓喜の弥栄』

     『深・古事記 神ながらの道』

     『宙が教える「受け取る」の仕組み』