後編の第二部には、南米を巡る旅の様子が書かれている。

 

 

【オシュラフンティク】
 オシュラフンティクはククルカンやケツァルコアトルの元となった神である。つまり「翼のある蛇」、「龍神系の神(宇宙人)」なのである。しかし、地上に出現する際には当然のことながら、人間の身体をもって現れる。それは、前著『龍蛇族直系の日本人よ!』でも記したように、神界の龍神たちが地上界に現れる時には、人間の姿で出現しているのと同じことである。(p.262)
 古代中南米の神ケツァルコアトルやククルカンの正体は、オシュラフンティク(龍蛇族系宇宙人)だった、ということ。
    《参照》   『龍蛇族直系の日本人よ!』 浅川嘉富 (ヒカルランド) 《前編》
              【高次現存在の顕れ方】

 

 

【ラ・ベンタ遺跡の「ステラ(石版)」に描かれた絵】
「龍の体内に描かれているのは、宇宙船を操縦するオシュラフンティクで、彼が右手に持っている箱のようなものは、人類をはじめとする動植物の遺伝子が保存された容器ではないか」という博士のコメントには、納得感がある。
 オシュラフンティクの頭飾りの上の操作盤のようなものには、四角に囲まれた2つの斜め十字が描かれている。・・・中略・・・。
 これはロペス博士の解釈によると、これまでに出てきたカルトーシュの中に描かれた十字と同じで、宇宙からやってきたことを示す絵文字であるという。こいうことは、ここに描かれたサーペント(龍)は龍蛇族系宇宙人が乗った宇宙船を表していると考えて良さそうである。(p.343-344)
 スピ系の著作に親しんでいる人々にとって、人間は宇宙人によって遺伝子操作されてできたものであるということは共通了解事項だけれど、「闇の支配者」たちが支配する“教育という洗脳”によって、地球という閉じた世界内でしか考えることができなくなっている意識の狭い人々は、ロペス博士の解釈を鼻からバカバカしいと思うのだろう。
 カルトーシュとは、広義に言えば、二重線で囲まれた四角のことだけれど、
 カルトーシュとはそもそも、その中に名前を書くための楕円形の輪のことを言う。
 エジプトのファラオ(王)の名前、例えば、クフ王とかカフラー王の名前は、皆このカルトーシュの中に書かれており、それだけ尊い印として扱われてきていた。言うなれば天皇陛下のお使いになられる印鑑、つまり国璽の周りを取り囲む四角のようなものである。
どうやらメソアメリカでは、太古の時代からカルトーシュは十字の形をしていたようであるが、それは「宇宙から降りてきた存在やそれが持つ叡智を縦の線で表し、それが地上界に広がっていった様子を横の線で表していたため」である、と考えられている。(p.378-379)
 「四角に囲まれた2つの斜め十字」を持つオシュラフンティクは、「宇宙起源の存在だからこそ」という権威を表していることになる。

 

 

【マヤにおける52年】
 52という数値は神聖な数字とされており、それはマヤの365日からなるハーブ暦と260日のツォルキン暦の最小公倍数が18980日、つまり52年(我が国の還暦60年に似ている)であるためではないかと言われている。
 ロペス博士はその神聖な要因について、さらに別の理由を付け加えている。それは、メリポナベチと呼ばれるヤマミツバチの生物学的な一生が52日であることである。女王蜂は4年以上の寿命を持っているが、巣を作り蜜を集める働き蜂の多くの一生は52日なのだそうだ。
 前にも記したように、蜂の生態から多くのものを学び取ってきたマヤ人にとって、蜂の一生である52日という数字が神聖にして重要な意味を持っていることは、十分に理解できる。
 またマヤ人たちは休みなく働き蜂の生態を観察して、彼らの1日は人間にとって1年に相当すると考えていたようである。そのために、52歳以上の人間を、立派に一生分の働きを為した人物と見なし、「長老」として敬う風習を持っていたというわけである。(p.339)

 

 

【13、9、7】
 オシュラフンティクを表す数字は13。ボロムペル(地下世界を司る存在)は9、人間は7だという。
 「オシュラフンティク」とは、3を意味する「オシュラ」と、10を意味する「フン」、それに聖なる存在を意味する「ティク」の3つの語からなる言葉であったが、13とか9には宇宙にかかわる何か深い意味がありそうである。
 だからこそ、どの遺跡からも13や9、7といった聖なる存在が絵図や象形文字として登場するのである。(p.362)
 「オシュラフンティク」の13に関連するものをリンク。
    《参照》   『2013:人類が神を見る日』 半田広宣 (徳間書店) 《中編》
              【ウロボロスの蛇】
 「オシュラフンティク」の「フン」は、「10」の意味とあるけれど、「10」を「輪」の意味に取れば、オシュラフンティクは「三輪山」になるなぁ、と何気に思ってしまったので下記をリンク。
    《参照》   『ベールを脱いだ日本古代史』 坂本政道 (ハート出版) 《前編》
              【龍型シリウス人】
    《参照》   『ベールを脱いだ日本古代史』 坂本政道 (ハート出版) 《後編》
              【伊勢神宮における三輪山(シリウス)存在】
              【物部氏と「心の御柱」の儀式の真意】
 聖なるオシュラフンティクやポロムペルが龍蛇族系宇宙人の一族で、日本の国常立尊や天照大御神といった神界の神々と同一的存在であることに関する点は、決して間違っていないはずだ。(p.420)

 

 

【キリグア遺跡の二つの獣型祭壇】
 この二つのモニュメントを見ていると、来るべき新世界の到来を前にして、次元の上昇つまりアセンションを成し遂げられる人間と物質世界観から脱出することができず、3次元的世界に留まる人間の二通りがあることを示しているように思えてくる。
 そんな思いをロペス博士に語ると、彼もまったく同じことを考えていたようで、大きく頷いておられた。どうやら、ここキグリアの地に残された二つの「獣型祭壇P」とプレート、また「獣型祭壇O」とプレートには、やがて人類が体験することになる新世界の到来に対する警告と教えが残されているようである。(p.404)
 構図上の大きな違いは、「十字型のカルトーシュが閉じているか開いているか」なのだけれど、閉じていたらアウト、開いている場合は、オシュラフンティクによってアセンション出来るかどうか判定される、という違いである。

 

 

【学校建設】
 浅川さんは、南米の各地に学校を建設して寄贈している。「過去世が結び付けた学校建設の縁」という章の中に書かれていること。
 不思議なことに財政難を理由に一向に先住民の要望に応えようとしないペルーにおいても、施設さえできれば、そこがどんなに辺鄙な村であっても、赴任して教壇に立ちたいと考えている先生たちはいる。問題は施設の有無だけである。それだけに何としても一つでも多くの学校を、という思いに駆られるのである。
 厳しい言い方だが、教育は人を動物から人間に変える。だからこそ教育は最優先されるべき国の施策なのである。後で紹介するが、争いが絶えなかった村に学校ができたことによって、急速に和の気運が生れたのを見ていると、教育は子供たちだけでなく、大人たちにもよい結果をもたらすことが分かる。
 もしも、発展途上国のお偉方が手にする賄賂が学校建設資金に回されたら、私が建設する程度の校舎なら数えきれないほど出来るはずだ。それにしても、高等教育を受けたお役人が賄賂を手にして、動物以下の獣と化しているのはなんとも情けなく、奇妙なことでもある。どうやら、度を越した物欲と金銭欲は教育とは逆さまに、人を動物に変えてしまうようである。(p.432)

 

 

【南米と日本の関わり】
 この本の著作内容に重なるのではないけれど、既掲載の読書記録の中で南米とのかかわりに関する書き出しをリンク。
    《参照》   『真地球の歴史 波動の法則Ⅱ』 足立育朗 (PHP研究所)
              【南米地域から移住してきたカシオペア座系の人々】

 

 

 

【前兆と大洪水の時】
 家族(ワイタハ族のルカファミリー)の中では、50歳で亡くなったすぐ上の兄が一番強い超能力を持っており、・・・中略・・・、かねてから地球に地軸傾斜が起きることや、その前兆として火山活動や地震が活発になることを予言されていたようだ。(p.46-47)
 どうやら、長老のお考えは、私がこれまで著書で述べてきたことと差異はなさそうである。また、こうした現象が起きるのはいつ頃だと思いますかという問いに、「ウォータークロック(水の時代)が始まった2011年から2015年にかけてではないかと思います」、というご返事をいただいた。(p.238)
 長老は、「これから人類が遭遇することになる自然災害や経済崩壊、政治的混乱については、人類にとって生みの苦しみとして、避けて通れないことである」とも語っておられた。(p.423)
 チャンちゃんが著者の浅川さんに会ったのは今年で2回目だったのだけれど、最初にお会いした時は、徳乃蔵の前でいろいろ立ち話をさせていただき、時間がなくなってしまったからそのまま帰ってしまったのだった。そしたら、浅川さんはご自身の講演会で、「徳乃蔵に来ていながら、徳乃蔵に入らずに帰った人がいた」ということを、驚異的な出来事のように話していたらしく、そのことを人づてに聞いていたので、今年になって初めて徳乃蔵の中に入ったのである。(はるばる北海道や九州、それどころか海外からわざわざ徳乃蔵だけを目的にやって来る人々が少なくないという)
 再びお会いし徳乃蔵内の金龍神の掛け軸の前で熱弁を振るう浅川さんに触れることなく、この本を読んでいたら、「人類のエポックとなるかもしれない時期」に関することを書き出さなかっただろうけど、「(徳乃蔵に来るのが)ぎりぎりで間に合った」と意味深なことを言われたので書き出しておいた。
 今、インターネット上には、限りなく明るい未来を保証するかのような情報と、果てもなく暗澹とする真逆な情報の2つが併存している。あまりにも両極端なので、正直なところどちらもピンとこないのだけれど、客観的な世界情勢は、ワイタハ族のアレハンドロ長老の言う通りに進行してきているから、地球ごとアセンションする区切りとしての大洪水が、今年起こったとしても不思議はない。
 「闇の支配者」が日本に仕掛けているXデーも今年の後半だと言うし、今年は大規模なイベント予定(あくまでも予定)が目白押しの感じである。
    《参照》   『2020年ごろまでに世の中大転換する』 船井幸雄 (徳間書店) 《後編》
              【大変動】
    《参照》   『宇宙人の告白』 田村珠芳 (TO文庫) 《前編》
              【次に来る地軸の移動で・・・】

 

 

 

徳乃蔵
 JR中央線、小淵沢駅から徒歩5分の所にあります。浅川さんの著作、特にこの『世界に散った龍蛇族よ!』を読んだ方は、「徳乃蔵」へ行くことを迷わないのでしょう。
 アセンション系の著作の中で、浅川さんの著作に惹かれる方々は、そもそもの霊的バックグランドが龍蛇族系なのでしょうから、迷わず、直ちに「徳乃蔵」訪問を決断するようです。

 

 

 蛇足ですが、徳乃蔵を造るに当たっては、水木鈴子先生が霊的な環境を整えてくださったと、浅川さんの講演会に出席した方からうかがいました。水木鈴子先生は、同じ小淵沢地内の「花の美術館」にいらっしゃいます。
    《参照》   『幸福あげます』 水木鈴子 (文化創作出版)
              【「花の美術館」と水木鈴子先生】

 

 

  浅川嘉富・著の読書記録

     『人類と恐竜は共存していた!!』

     『世界に散った龍蛇族よ!』

     『龍蛇族直系の日本人よ!』

     『2012年 アセンション最後の真実』

     『[UFO宇宙人アセンション] 真実への完全ガイド』

     『令和弐年天命会談』

 

 
<了>