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 冒頭の前書きには、様々な情報を得る過程でベンジャミンさんが遭遇した、サスペンス映画さながらの体験が書かれている。副題に「狂った悪魔のシナリオ」とあるけれど、「狂気の悪魔のシナリオの予定が狂った」という意味である。この主旨については、過去のベンジャミン・フルフォードさんの読書記録の中に書き出してあるから、若干重複するけれど、それ以外にも印象的だったところを書き出しておいた。
 この著作は、『勃発!サイバーハルマゲドン』 より1年前に出ていた著作である。2011年4月初版。

 

 

【2つの秘密結社】
 裏の世界を正確に理解するには、それなりの時間と手間が必要なのである。
 確信をもってその実態を掴んだのは、実は2009年ごろ、つい最近なのだ。もちろん、今までの情報がすべて間違っているというわけではなく、こちらを撹乱させるためにニセの情報か、本当の価値ある情報か、判断がつくようになったという意味だ。
 秘密結社、裏の組織には、「影の支配者」と「闇の支配者」がある。それを理解したことで、全体像が、ようやく見えてきたのだ。(p.63)
 歴史の影に隠れてきた者たちと、歴史の闇に巣くっていた者たち、そう言い換えてもいいだろう。(p.64)
 では、具体的にどう違うのかというと、

 

 

【「影の支配者」と「闇の支配者」】
 影の支配者たちは、基本的に人類の繁栄こそがベストとする勢力である。あらゆる産業やグローバル企業の「影の大株主」である彼らにすれば、人類がより豊かになり、より多くの人にたくさん消費をしてもらうほうが、断然、儲かる。大量虐殺などとんでもない暴挙であり、当然、阻止しようとする。その意味で、「影の支配者」たちを「悪」とするのは正確ではない。せいぜい、必要悪というべきだろう。
 問題は、「闇の支配者」である。
 悪魔を信じるルシフェリアンは、その根本教義を「人類は自分たちの所有物であり、家畜同然に扱って何が悪い」としている。(p.69)
 世に言う「陰謀論」の類を頭から否定していた人々は、「闇の支配者」の存在を全く認識していなかった。ないし、信じようとしなかった。しかし、インターネットが発達して、彼らの作為が動画情報という明確な証拠を伴って暴かれている今日、未だに「陰謀論」を否定する人があるというなら単なる愚者である。

 

 

【はるか以前から存在していたシナリオ】
 そう、第2次世界大戦は、WW Ver.3.0への準備に過ぎなかった。50億人を殺戮する狂気の計画のために、その準備として行われた。・・・中略・・・。
 そのヒントとなるのが、アルバート・パイクの“予言”であろう。(p.185)
 「闇の支配者」たちが画策していた過去からの未来までの世界戦争のシナリオは、以下にも書かれている。
     《参照》   『地球維新2012』 中丸薫 (あ・うん)
              【メイソンの黒い教皇 : アルバート・パイク】

     《参照》  『聖書の暗号は知っていた』 伊達巌 (徳間書店) 《中編》
              【イルミナティ・メーソン(スコティッシュ・ライト)の長期計画】

 そのシナリオに則して、第2次世界大戦までは完璧に完遂された。しかし、第3次世界大戦のシナリオは狂ったのである。阻止のために動いたのは「影の支配者」たちだった(但し全部ではない)。彼らが、極秘情報を白日の下にさらすことで、第三次世界大戦を阻止しようとしたのである。

 

 

【秘密結社の最高機密】
 「影」も「闇」も秘密結社という組織形態をもっているけれど、上の階級でなければその本当の実態は掴めないという。レオザ・ガミ氏は最高位の人らしい。
 前述したレオ・ザガミとの共著『イルミナティ最高機密文書』(青志社、2010年9月)で取り上げた数々の秘密文書は、私が交渉人でなければ、とうてい、入手できないような超一級の資料といっていい。 (p.102)
 レオ・ザガミ氏は「影の支配者」側の方。以下のリンク書籍でも真実を語ってくれている。
   《参照》   『闇の世界権力の「日本沈没計画」を阻止せよ』 中丸薫/レオ・ザガミ (ヒカルランド)

 

 

【満州事変と9・11】
 旧満州を地盤にした中国の王族(軍閥)たちは、日本軍占領に備え、自分たちの資産を隠匿する必要に迫られていた。そこに手をさしのべたのが、アメリカ=闇の支配者だった。
 前述したように闇の支配者は、王族の金(ゴールド)と引き替えに、無記名の巨額額面のアメリカ国債を渡した。膨大な金銀財宝は、隠しにくい。だが、数十枚の紙ならば、いくらでも隠しようがある。そういう取引を行ったわけだ。
 日本軍の軍事行動が迫っている最中である。・・・中略・・ なんと、70年満期の国債の形で渡したという。
 その満期の日付こそが、そう、2001年9月12日だったのである。
 私が確認したところ。その資産は、数兆円レベルだったようだが、・・・中略・・ ところが、米連銀には、そんな金(ゴールド)はとっくに使い込んで、とうの昔になくなっている。(p.111)
 王族に渡しておいた米国債も、日本政府が戦後に購入し続けた米国債も、WTCに保管されていた。各国政府や王族たちに返すべき国債を消失させてバックレルために、2001・9・11偽装テロが行われたということ。
 日本を嗾けて満州に進出させたのもアメリカによる周到な作為である。「闇の支配者」たちの計画というのは、壮大な時空間にまたがって行われている。
      《参照》  『歴史に学ぶ智恵 時代を見通す力』 副島隆彦 PHP研究所 <後編>
                【民政党=米ロックフェラー=三菱 VS 政友会=欧ロスチャイルド=三井】

 

 

【阻止すべき「闇の支配者」2派】
 パパ・ブッシュが石油利権と軍産複合体を基軸にした「テロ派」とすれば、もう一つの勢力がアル・ゴアやヒラリー・クリントンなどを中心としたウォール街の国際金融マフィアと原子力利権の「温暖化派」。ブッシュ派が押し込み強盗のような連中とすれば、ゴア、ヒラリーの一派は、振り込め詐欺の集団のようなものだ。悪魔のごとき犯罪者の集団という点で同じで、区別するほど違いはないのだが・・・・・。
 当然、ヤツらの計画は、なんとしても阻止しなければならない。(p.131)
 近年のアメリカ大統領を見れば、両派が順番にユスリとタカリを繰り返しているのが良く分かるだろう。日本・韓国・北朝鮮の東アジア3国は、このような「闇の支配者」2派による鴨の猟場状態である。
      《参照》  『悪魔の情報戦争』 浜田和幸 ビジネス社
                【朝鮮半島をめぐるアメリカの利権構造と、ここでも貢君国家の日本】

 戦前にも、2派の勢力によって日本が解体され、狂気の中国進出へと策動された経緯がある。
      《参照》  『昭和史からの警告』 船井幸雄・副島隆彦 ビジネス社
                【資本と軍事の二つの刀を使って繰り返されるアメリカの搾取】

 現在の日本は、ヒラリー派によって再び占領が強化されつつある。
      《参照》  『大災害から復活する日本』 副島隆彦 (徳間書店) 《後編》
                【日本再占領計画】

 

 

【第2次大戦総統から、第3次世界大戦総統へのリンク】
 なによりアドルフ・ヒトラーは、闇の支配者の王族の一人なのである。決して闇の支配者の傀儡というわけではなかった。
 謎に包まれているヒトラーの出生だが、ウインザー朝の開祖イギリス王ジョージ5世の御落胤という説が有力なのである。ジョージ5世の祖母は、「ヨーロッパの祖母」ヴィクトリア女王。・・・中略・・・。
 ヒトラーは、闇の支配者の「ブラック・ブラッド」を受け継いでいたから、WW Ver.2.0 を主導する大役を任された可能性が高いのだ。(p.193)
      《参照》  『ステルス・ウォー』 ベンジャミン・フルフォード (講談社) 《後編》
                【ハノーヴァー朝による王室連合】
                 ~【「出自」はすべてドイツ系】
 そのナチスの財務担当は、プレスコット・ブッシュ。パパ・ブッシュのパパでありんすヒアシンス。
 そして、パパ・ブッシュの息子のベビー・ブッシュが第3次世界大戦を行う予定だった。
 9・11偽装テロがその口火だったのだけれど、ロシアを救ったプーチンさんの登場とBRICs諸国の活躍により、計画は狂いだし、インターネットの発達でもはやその計画は世界中にバレバレ。