《前編》 より
 

 

【イルミナティ・メーソン(スコティッシュ・ライト)の長期計画】
 手紙の差出人は「メーソンの黒い教皇」と言われたアルバート・パイク。
 手紙には驚くべきことが書かれていた。
「第一次世界大戦は、ツァーリズム(ロシア帝国の絶対君主制)のロシアを破壊し、広大な地をイルミナティのエージェントが直接管理下に置くために仕組まれることになる。そして、ロシアはイルミナティの目的を世界に促進させるための“お化け役”として利用されるだろう」
 もう一度言おう。この手紙が書かれたのは1871年である。 ・・・(中略)・・・ 。
 先ほどの手紙の続きには、第二次世界大戦、そしていまだに起きていない第三次世界大戦についての計画まで記されているのだ。
 「第二次世界大戦は、ドイツの国家主義者と政治的シオニストの間の圧倒的な意見の相違で実現されることになる。その結果、ロシアの影響範囲の拡大と、パレスチナのイスラエル国家の建設がなされるべきである」
 「第三次世界大戦は、シオニストとアラブ人との間に、イルミナティ・エージェントが引き起こす、意見の相違によって起こるべきである。世界的な紛争の拡大が計画されている」(p.257-259)
 エジプトやリビアの独裁者排除による政治的混乱は、第三次世界大戦の前段階として行われているんだろう。そして「闇の権力」と鋭く対立してきたロシアのプーチンは、大統領返り咲き選挙まであと1カ月ほどの現在、強烈な反撃にあっている。
   《参照》   『アセンションの超しくみ』 サアラ (ヒカルランド)  《中編》
             【耐えられるのかプーチン】

 プーチンが破れて「闇の権力」の代理人がロシア大統領になるようなことになれば、アルバート・パイクの発言通りに第三次世界大戦が実現する様相は、極めて色濃くなってしまうだろう。

 

 

【ロスチャイルドの霊的系譜】
 問題は、ハザール人の信仰していたユダヤ教が、モーセの説いた本来のユダヤ教とは異なるものだったということである。(p.322)
 ハザール人というのは、コーカサス地方を起源とする改宗ユダヤ人であり、アシュケナジーと言われる人々。ロスチャイルドはアシュケナジーである。それに対して本来のユダヤ人は、スファラディーといわれる人々で、アフリカやアジア方面に移動していった人々のこと。日本にヘブライ文化を搬入していた人々は、勿論のことスファラディーである。
 バビロン捕囚によって、ユダヤ教はバビロニアの宗教とめぐり会うことになった。・・・(中略)・・・ その結果、作られたのが「バビロニア・タルムード」である。
 実は、先ほどロスチャイルドの残忍性のルーツとして紹介した「ゴイム」の思想を持つタルムードのルーツが、この「バビロニア・タルムード」なのである。 ・・・(中略)・・・ 。当時、ユダヤ教の主流となりつつあったファリサイ派がこのバビロニア・タルムードを支持、 ・・・(中略)・・・ だが、このバビロニア・タルムードの教えが、決して神の御心にかなうものでないことは、イエス・キリストがファリサイ人の信仰を激しく非難し、対立したことからもお分かりいただけるだろう。(p.322-323)
 学生時代に宗教書を手にして、イエスのファリサイ派に対する強硬な態度を記述した部分を初めて読んだとき、「イエスってヤクザみたい。やっぱキリスト教自体が邪教だよなぁ~」なんて思っていたものである。
 単純で柔な精神は仮に純粋であったとしてもアホ過ぎるなら罪である。裏の事情をきちんと考察して語ってくれる大人の文章に出会わないと危険なことこの上ない。

 

 

【アシュケナジー・ユダヤのソ連支配】
 共産主義を最初に唱えたマルクスもユダヤ人、ロシア革命を指導したレーニンは母親がドイツ・スウェーデン系のユダヤ人である。さらには、のちにユダヤ人をも虐殺したスターリンも、ユダヤ人だったと言われている。
 スターリンは、現在グルジア人だというのが一般的な説だが、彼の本当の名字「シュガシビリ(Djugashvili)」の意味が「ユダや人Djuga の息子 shvili だということを知れば、彼がユダヤ人であることを隠すために改名したと考えた方が自然である。(p.366)
 バビロニア・タルムードに依拠するアシュケナジー・ユダヤの計画通り行われた第一次世界大戦によって、帝政ロシアはアシュケナジーの手に落ちたのだから、ソ連発足当時の閣僚のほとんどがユダヤ人だったというのも分かりやすい話である。そういった積年の影響を覆そうとプーチンさんはロスチャイルドと戦っているのである。

 

 

【偽装されたリーマン・ショック】
 2007年12月に490億ドルという巨額のボーナスを受け取った当時のリーマンのCEOは「業績は過去最高で、危ない兆候などなかった」と言っていた。
 そこまで業績の良かった会社が、わずか1年足らずで破綻するなど、常識的に考えればあり得ない。
 そう、リーマン・ブラザースの破綻は、あり得ない破綻、つまり仕組まれた破綻だったのである。・・・(中略)・・・。
 言うまでもないだろう。そんなことができたのは、アメリカを、そして世界の金融を影から操るフリーメーソンである。
 多くの人はリーマン・ブラザーズが破綻したことで、サブプライム問題がアメリカ経済に壊滅的な打撃を与えたという報道を信じ込み、震え上がってしまった。
 そして、さまざまな大企業が莫大な額の損失を出したという報道をよく確かめもしないで信じた。(p.455)
 911が偽装されたものであったことの証拠がインターネット上に流れ、世界中が知るようになるまで5年くらいかかったけれど、リーマン・ショックについても世界中が認識するまで時間がかかる。しかしこちらは証拠となる映像など容易に出ないだろうから、この本を読まない人々は、永遠に真実を知らないのだろう。

 

 

【アメリカ国内にあるタックスヘイブン】
 あまり知られていないが、アメリカの大企業のほとんどは、アメリカのデラウエア州に本社をおいている。その数は、なんと50万社を超えているという。 ・・・(中略)・・・ 。
 なぜみんなこぞってデラウエア州に本社を置いているのかというと、デラウエア州は、完全なものではないが基本的に「タックスヘイブン」だからである。(p.456)
 タックスヘイブンのメリットは、税が優遇されるだけではなく、企業の場合、財務勘定の公開不要、株主の機密保持などのメリットがある。ヨーロッパにおけるスイスに相当するのが、アメリカにおけるデラウエアということなのだろう。
 つまり、彼らは「莫大な損失が出た」と大騒ぎし損失金を財務に繰り入れたのだが、それがどのような損失なのかはもちろん、それ以前に自分たちがどれほど儲けていたかも公開せずに事を済ませているのだ。
 この意味が分かるだろうか。極端に言えば、彼らがいくら儲けていくら損をしたのか、その情報はどこにも公開されていないということだ。(p.457)

 

 

【功労者だからこその多額なボーナス】
 リーマン・ショックの煽りを受けて危機に陥った金融機関は、アメリカ政府から莫大な資金注入を受けながら役員が高額なボーナスを受け取ったという呆れた報道が、当時世界を沸騰させていたけれど、それに関して。
 考えてみて欲しい。もし、彼らが本当に会社に多大な損害を与えていたとしたら、会社側もこれほど多くの退職金を支払うことなどしないはずだ。・・・(中略)・・・。だが、会社は支払い、彼らは受け取った。・・・(中略)・・・。世間が騒がなければ、彼らはそれを「当然のもの」として受け取っていただろう。なぜなら、彼らは「損失」ではなく「利益」を出した功労者だからだ。
 証券化したサブプライム・ローンを売りさばくことで、彼らは大儲けをした。これは間違いない。その後、サブプライム・ローンの破綻によって彼らは「壊滅的大損」を被ったと言うが、それはウソだ。・・・(中略)・・・。LCFIの収支を見る限り、彼らは、本当は雀の涙ほどのわずかな損しかしていなかったことがわかる。(p.463)
 LCFIとは、Large Complex Financial Institutions の略で、世界の巨大複合金融機関の総称。ロスチャイルド配下の国際金融機関群ということである。LCFI に関する記事を、『八百長恐慌!』に引用した鬼塚英昭氏のコメントをまとめると、
 つまり、1200兆円儲け、損失はそのうちたった30兆円だったということだ。(p.460)
 この1200兆円の儲けは、偽装された911テロ以降に獲得していたものである。

 

 

【911の真の目的】
 911の真実を暴いたとき、私は、フリーメーソンの目的は「戦争」だったと述べた。それは間違っていない。だが、フリーメーソンの目的は私が考えていた以上に狡猾だった。彼らが911を実行したのは、単に戦争をするためだけでなく、世界の市場の中心をそれまでのアメリカからロンドンに移すという目的もあったのだ。(p.471-473)