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 ゾッとするような具体的な未来予測が所々に書かれているけれど、あえて書き出すのは止めて、タイトルに則した読書記録にしておいた。世界の破綻を止めるのも、世界を進化させるのも、みんな日本人が鍵なのである。2011年3月初版。

 

 

【日本人の特性と役割】
 大多数の日本人はそんなに恨みの心を持っていないように思えます、よほどおめでたいのか、馬鹿なのでしょうか。
 たぶん、このような民族は、日本以外にはいまの地球上にいないでしょう。
 このようないまの日本人の特性を、どうとらえればよいのでしょうか? 昔はどうだったのでしょうか?
 いまの日本人は人間の中でもっとも神に近い人種(?)のようだと、日本人の私が時々思うくらいです。しかし、なぜこんな人種ができたのか、いまのところ定説はありません。昔は、かなり恨み心も深かったようです。
 ともかく、世界でも類を見ない変わった人間の集団がいまの日本人であることは、日本人を含めて万民が認めざるをえないことだと思います。
 ・・・(中略)・・・ 
 なぜだろうか?・・・・と、いろいろ考えました、その結果、最近、どうやら間違いないと思った答えは、それは日本語によるようだ・・・というのが私の仮の結論です。(p.114-115)
 日本人の特性が日本語に因っているのは間違いないだろう。しかし、ではなぜ極東に島国に日本語が生まれたのだろうか? もしかしたら天孫族(進化した星からきた人間)が降臨して日本語をもたらしたのかもしれないと考えることもできるけれど、この場合も、ではなぜ極東の島国を選んで降臨したのだろうか? という疑問が生ずる。最終的な結論は、地球の中で最も繊細な波動特性(産土力)を持つ地点だったからこそ、極東の島国を選んだはずなのである。これがポイントだろう。
 太陽系のハブ(中心)が太陽であるように、波動特性から見た場合、地球のハブが日本なのである。それは日本の国旗に示されている。宇宙からの高次元(繊細)な波動界は日本にしか降りていないのである。だから日本人は、言霊言語である日本語を話し、神に近い人種のような秀でた属性を持っているのである。
    《参照》   『超人「船井幸雄」の近未来予測』 柳下要司郎 (あ・うん)
             【日本の次元特性】 【日本人と日本語】

 なおかつ、地球規模の風水の法則(ガイアの法則)によって、1995年以降、再び日本列島が位置する東経135度が脈動ポイントとして励起する時代になっているのである。
   《参照》   『ガイアの法則』 千賀一生 (徳間書店) 《前編》
             【経度0度と経度135度の文明的特徴】

 だから、隠れていた日本人の優れた資質(最大融合極性によってもたらされた資質= ”和” )が今後ますます顕在化し、日本人が中心となって世界を救い、明るい未来へ向けて善導するようになるのである。(但し、どちらも成功するという保証はない。日本人の自覚次第であろう)

 

 

【日本は常識人の集団?】
 いまの若い人は、占いや神さま好きが急増中などといわれていますが、欧米の書店に比べて精神世界に関する本の売り場は10分の1くらいです。はっきり言って、日本人は、すごく科学的で、陰謀や占術、呪術などには、世界で最も関心の少ない人種のようです。そういう面では、まともな常識人の集団と言えましょう。(p.120)
 これには、神道思想が生活に溶け込んでいることが関係しているのであろう。欧米においてはキリスト教が、アジアにおいては仏教が、魚座時代の2000年期を支配してきたのだけれど、欧米がキリスト教に席巻されてきたのに比べて、日本は生活に根差した神道基盤を失うことなく覆いのように仏教をはじめとする外来思想を受け入れてきたのである。
   《参照》   『宗教の自殺』  山折哲雄・梅原猛  PHP
           【外来のものを重層的に受け入れ底で支える神道】

 欧米では宗教が政治レベルで乖離し対立していたけれど、日本では宗教が生活レベルで融合していた。だから、日本において哲学は生じなかったのであるし、精神世界もあえて希求するほどの渇望感は生じなかったということなのだろう。

 

 

【「聖書の暗号」】
 伊達巌さんが解読した 「聖書の暗号」 が4つ記述されている。
 1、「ヨハネの黙示録に予言されているように、終わりに日にイエス・キリストが再臨する」
 2、「終わりの日の後に “千年王国” が出現する」
 3、「千年王国では、人々はアセンションし、ヒマラヤ聖者のようになり、仏陀やキリストのようになる」
 4、「千年王国では、人々はテレパシーでお互いの意志を通じさせ、テレポートや物質化現象も自由自在」 (p.150)
 聖書の暗号には、「闇のコード」 と 「光(愛)のコード」 が混在している。
 1は、「闇の権力」 がホログラムで演出すべく画策していることである。
   《参照》   『闇の支配者に握り潰された世界を救う技術』 ベンジャミン・フルフォード (講談社) 《前編》
             【「プロジェクト・ブルービーム」で人類を奴隷に】
   《参照》   『闇の支配者に握り潰された世界を救う技術』 ベンジャミン・フルフォード (講談社) 《後編》
             【 “地球最後の日” は実施されるのか?】

 1について、著者は、「結果としてそうかなるかについては疑問をもっています」 と書かれている。
 そして、2~4は正しいだろうと。
 「千年王国」 とは、日本的表現でいうなら 「ミロクの世」 のこと。
 『ジュリアの音信』 という著作は、 「千年王国」 到来の予告である。
 3と4に関して、アセンション(人類の進化)による 「千年王国」 の実現と “テレパシー能力” とは不可分の関係にある。
   《参照》   『来るべき世界』 ルース・モントゴメリー (ナチュラルスピリット)
             【地球を先導する宇宙からのサポート】
   《参照》   『神との対話 ③』 ニール・ドナルド・ウォルシュ (サンマーク出版) 《後編》
             【HEBと人間の違い】

 

 

【包みこみ】
 1979年7月にビジネス社から 『包みこみの発想』 という著書を出しました。(p.169)
 チャンちゃんが初めて読んだ船井さんの本はこれだった。図書館で借りて読んだのだけれど、表紙には船井さんの丸い笑顔のイラストが書かれていたのをよく覚えている。そもそも、この本のタイトルを見た時、その本のイラストのイメージを思い出していたのだけれど、「包みこみ」 は日本人がミロクの世を実現する上での重要なポイントとして語られている。
 ユダヤ人と仲よくし、そして 「一四八(いしや)」 を包みこむことがどうやら決め手のようです。(p.165-166)
 「一四八」 とは 「日月神示」 の中の用語で、いしや ⇒ 石屋 ⇒ 石工グループ、即ちフリーメイソン、イルミナティを意味している。つまり 「闇の権力」 とか 「闇の支配者」 と語られている勢力であり、地上に終末を実現させようと画策している勢力である。
 善と悪が対立し、仮に善が悪を破ったとしても、それでは魚座の象意(対立)のまま二元的世界が継続するだけである。光と闇、善と悪が融合する(善が悪を包みこむ)ことによって初めて、水瓶座の象意(融合)が満たされ、 “ミロクの世” が実現することになる。
 白(日本)と黒(ユダヤ)が調和すると黄金を生む。それこそが未来へ向けての “時代の錬金術” である。
   《参照》   『ネオスピリチュアルアセンションpartⅡ』 エハン/中山/白峰/澤野
              【白・黒・金】

 ユダヤ民族は物質性の深みに嵌って黒くなってしまった。日本民族は純白の霊性を輝かせることによって、ユダヤを包みこみ、世界を黄金に変える使命がある。
   《参照》   『日本民族の役割』 助安由吉 (エイト社)
              【二つの民族】 【ユダヤ民族の恩恵】

 

 

【確信する】
 「千年王国」 「ミロクの世」 の実現はそう遠くない未来である。2020~2025年あたりだろうと、この本には書かれている。しかし、その前に、厳しい期間(2011~2013)を越えなければならない。
 だから。
 「うまくいくと確信をもってすべてを肯定して、まず包みこみ、そしてよいところをすべて活用して、よい世の中づくりのために生きよう」
ということです。
 これで、これからは生きたいと思っております。
 これで、本書の本文を閉じたいと思います。 (p.206)

 

<了>