一歩外に出れば
命の危険を感じるほどの
猛暑の中、
Evaさんには、
外飼いの犬についての通報が
大量に寄せられたそうです。
何とか助けたいと
皆さんが手を尽くしているなかで
命を落とした老犬のことも
話されました。
https://www.eva.or.jp/heatstroke2022
これは動物虐待(ネグレクト)であると
判定できる数値基準が
必要ではないでしょうか?
この道路は『時速60キロ』以上は
スピード違反、
と誰にでもわかる数値です。
ポエムのような条文で、
必要な時に使えないなら、
守るべき命を守れないなら、
存在する意味
あるのかな?
彩さんのお話しを聞きながら、
小野田紀美議員の
国会で質問のショート動画を
思い出しました。
この質問がどんな内容だったのか?
議事録を探すと、とても興味深い、
研究も出てきました。
続く
杉本彩さんの講演を聞きに、
兵庫県を横断し、
岡山県との県境播州赤穂へ。
車で片道、2時間半の
道のりでした。
ケミプロ化成先端科学技術支援センター主催
はりフェス「人と動物の幸せな共生を目指して」
講演で最も印象的だったのは、
トラバサミにかかって
2本脚を失った猫さんのこと。
トラバサミは
この世に存在してはならない
残虐な罠であるということと
あらためて、
外の猫たちの過酷な現実を
突きつけられる思いでした。
私たちが、
初めてトラバサミの問題に関わったのは、
尼崎で起きた野良猫への餌やりをめぐる
裁判のときでした。
2022年、クリスマスイブの朝刊に
1250万円の損害賠償提訴へ、
と、とても大きな記事で、
大変な注目を集めました。
神戸地裁尼崎支部、
第一回口頭弁論には、
京阪神の動物愛護団体や
ボランティアが
多数、傍聴に詰めかけていました。
すぐさま、
地域猫活動を行っていた被告を
支援する動きが
愛護団体を中心に広がり、
地元尼崎のボランティアも
その一翼を担いました。
支援者側の調査が進む中で、
原告の1人がトラバサミで
猫を捕獲していたことが発覚し、
刑事告発に至りました。
20年以上の時を経て
トラバサミは
違法であるにもかかわらず、
現在もなお
販売され、
使用されています。
このような違法な罠によって
苦しむ動物がいる現実に、
言葉を失うばかりです。
ただ、嬉しいことに
彩さんは、日本足を失ったその猫さんを
おうちに迎えられたそうです。
レオンという新しい名前をもらって
家族として、
同志として、
彩さんとともに生きていきます。
「トラバサミの販売を禁止しよう」
「トラバサミをなくそう」
「ともに声をあげよう!」
見守り支援が
5年目になっている高齢者さん
担当医師から
高齢者さんの今後について
話し合うことになり、
看護師さん、居宅介護支援事業者さん、
ケアマネさん、ヘルパーさん後見人さん、
高齢者さんのご親族、
そして、
猫たちの見守り支援をしている
私たちも参加させていただいた。
今のお困りごとを
こんな方法だと解決できるのでは?
という提案や色々な意見も出て、
高齢者さんの立場になって
考えてくださる話し合いで
本当に良かったなというのが
一番の感想でした。
高齢者さんにとって
猫は生きがいなのでというお話しが
後見人さんからもでて、
そのことを他の皆さんも
ちゃんと
理解してくれていました。
すぐに施設へという流れに
また、
なってしまうのかなと
思っていましたが、
もう少し
猫たちと一緒にいられそうです。
大好評の
『私が死んだあとも愛する猫を守る本』
のワンちゃん版が登場!
もしもに備えて
愛するペットを守るための
具体的な方法が満載です。
猫版に続き、
C.O.Nの取り組みを掲載していただき、
私たちにとっても
思い出深い
ジローのことが紹介されています。
高齢者さんが救急搬送で運ばれ、
ジローはひとり残されました。
ご近所さんとC.O.Nとで
約1年、ジローのお世話に通いました。
体が不自由になっていた高齢者さんは、
地域からも孤立し、
認知症が始まっていたのかもしれません。
ジローの散歩もできず、
生活環境はとても悪化していました。
ジローは見るからにひどい皮膚病で、
このまま死んでしまうのでは、、
と思うほど怯え切っていました。
1ヶ月ほどしたころ、
治療をし戻れると聞いていた
高齢者さんが
亡くなりました。
ジローはそんな状態だったので、
里親さんは見つからず、
空港譲渡会や地域のお祭りで
チラシをまいたり、
一時預かりさんの募集を始めました。
大変なことだらけでしたが、
teamねこのてさんの紹介で
ジローをとても大切にしてくれる里親さんに
出会うことができました。
高齢者とペットの安心プロジェクトの
活動のなかで、
残された多くの犬や猫たちを
みてきました。
私たちのもとに入った相談は、
多くは命をつなぐことができましたが、
間に合わなかった、、、
ということもありました。
飼い主さんから愛されてきた
犬猫たちが、
捨てられ、
さまよい、
息絶える、
飼い主を失い、
行き場を失い、
命を落とす。
そんなことが
みんなの知らないところで
起こっています。
物言わぬどうぶつたちの命を
つないでいける社会を心から願い、
命をつなぐ『仕組み』づくりを
一歩一歩、
小さな歩みを進めています。
著者:富田園子
【はじめに】
病床にふせっていたり、余命宣告を受けている人でなければ、自分が死ぬことなど考えないのがふつうだと思います。私もそうです。
いつかは死ぬとわかってはいても、それは遠い先のことで、いますぐ考えなければならない問題ではない。それがふつうの感覚かなと思います。
でも、その状態で動物を飼うことは、じつはとても危険なことだと私は知りました。
もしあなたがいなくなったら、残された犬はどうなるでしょうか。
子どもができたら、多くの人は保険に入りますよね。同じことを、愛犬にもやってあげませんか。
動物を守るのは人を守るよりハードルが高いことです。対策しなければ、命さえ奪われる。
それが現実です。
でも、どうやって? 何から始めれば?
それを、本書ではお伝えします。
ひとつでも実行してもらえれば嬉しいです。
路頭に迷って悲しい思いをする犬が、1匹でも減りますように。
――「はじめに」より
見守り支援中の
高齢者さん。
病気の進行に伴い、
これ以上一人で暮らすのは厳しいだろう
との診断があり、
関係者で話し合いが行われます。
私たちも参加することになっています。
今日は訪問日ではないですが、
これからのことや
猫たちのこと
色々気になって
隙間時間に訪ねてみました。
いつものように猫たちが
出迎えてくれましたが、
1匹が見当たらず、心配になりました。
家の中をあちこち探していると、
押入れにしまわれていた
写真の束を見つけ、
高齢者さんが懐かしそうに
見せてくれました。
見守り支援の活動のなかで
これまでもこういう場面は
何度かありました。
高齢者さんが歩んできた
人生の断片や、
猫との深いつながりを
垣間見るたび、
複雑な気持ちになります。
知らない方がよかったなぁ・・・
と感じる瞬間も
少なくありません。
こうして、
私たちの活動に
小さな波紋が広がります。