オトタチバナヒメの櫛 | 古墳んぽ~古墳と野の草を観察しながら散歩

古墳んぽ~古墳と野の草を観察しながら散歩

古墳と野の草を観察しながらお散歩
古事記・万葉集
古代史
薬草ガーデン
アニマルコミュニケーション

 

入水したオトウトタチバナヒメの櫛が岩瀬海岸に流れ着いた。どこからともなく現れた馬がその櫛をくわえて、「お山」にかけあがっていったという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その「お山」に、遺品の櫛を祀ったのが吾妻神社です。

 

 

 

 

 

 

狛犬

 

 

 

 

 

 

狛犬

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このお釜はなんでしょう?

 

 

 

 

拝殿の中に祀られているオトタチバナヒメの石造・・・の写真。

 

 

 

 

 

拝殿の写真を撮り忘れてしまいました💦

 

 

 

 

 

本殿

 

ここの本殿は直接お詣りできます。ふつうは拝殿と渡り廊下で繋がっているんですけどね。

 

 

 

 

 

横の解説板には粟島神社と琴平神社と書いてあるのですが、社は1つしかありません。

 

 

 

社のすぐ脇には生木2本の間にしめ縄が張ってありました。これが琴平神社?

 

 

 

 

 

神倉


「馬だし神事」に使われる

 

正神馬装具(白羽二重絹地製厚布団風ミクラ等21点)、

 

副神馬装具(ミクラ布団など23点)、

 

神馬の幣2座、

 

神馬を描いた絵馬2面は、

 

千葉県の文化財に指定されています

 

 

 

 

馬だし神事


氏子の家から参加したオメシと呼ぶ神馬の鞍に神霊である幣束をつけ、2人の青年が手綱をもち馬の両脇にしがみついて岩瀬海岸まで疾走する。

 

神輿はオメシの後を行き、オメシはオトタチバナヒメの遺品漂着場所と伝えられる地点で御幣をおろして埋葬する。


その後、オメシは神社に戻り、神輿が海に入る「お浜出し」が行なわれる。

 


 

 

 

 

境内から、富士山が見えます。

 

 

 

例祭では、他にも「オブリ神事」が行われます。

 

 

 

オブリとは、漁獲後神前に供える魚のこと。

 

直径六寸・長さ九尺(18×270cm)の真竹を2本切りそろえて束ね、その中央に出世魚(イナダ)7対を吊るす。

 

神輿渡りと同じようにも見ながら参道をのぼって、拝殿に奉納する。

 

 

 

 

神輿が使われる前の、古い祭事の形態といわれるそうです。

 

去年はコロナ禍で中止となったそうです。今年はぜひ見に行きたいですね~。

 

 

 

 

 

 

 

境内には、小さな洞穴もありました。

 

 

 

神社のまわりは、こんな崖になっています。この辺りは横穴墓が多いんですよ。

 

 

 

 

 

実は、「絹横穴群」に行ったのも、吾妻神社に行ったのも同じ日なんです。オトタチバナヒメシリーズとして吾妻神社の方はとっておいたんですよ。

 

千葉はヤマトタケルやオトタチバナヒメの伝承が多いんです。少しずつ紹介していきますね。