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ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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友人が美味い日本酒を送ってくれた。


愛媛県四国中央市の梅錦山川が造る、梅錦純米吟醸しずく媛である。


梅錦の酒は大部分飲んでいるが、しずく媛は初めて。


純米だがもっちゃリ感は全くなく、キリリと引き締まった辛口。


刺身にはもちろん、肉料理にも合わせることができる。


このラベルは、贈答用。


単品で購入すると別のラベルが貼ってある。
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米と米麹のみを用い、精米歩合は60%。



米は、愛媛県が開発した酒造好適米、しずく媛。



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しずく媛を用いた酒は、愛媛県の酒造会社の統一ブランドとなっているので、何種類ものしずく媛がある。


各酒造会社が特徴を競っており、飲み較べてみるのも面白い。


友人に感謝の夜でした。




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今朝の成田空港は快晴。


なんだかとても人が多くて驚きました。




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日本が寒い時に暑い国に旅するのは、洋服が大変。


そこで、夏のジャケットとチノパンの下に、ヒートテックの下着を着こんで成田まで来ました。


ファーストクラス・ラウンジに入ると、さっそくシャワー・ルームでお着替え。











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ANAのシャワー・ルームはアメニティが揃っています。






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特にこの旅行セットは、今からの旅にとても役立つのです。





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シャワーのあとは、まずはハーゲンダッツ・バニラアイスに小豆を乗せて。





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そして乾いた喉を、シャンドンで潤します。


それでは、二週間の旅に行ってきます。


報告は、帰国後に。


それまでの間は、今年行ったレストランや飲んだワインのご紹介をします。


では、皆様お元気で!


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食事はほとんど終わっているのだが、ワインも無くなってしまった。


とうとう三本目のワインを開けてしまう。


今度はカリフォルニア。


ベリンジャー、クリア・レイク・ジンファンデル、2007年。


ベリンジャーは、1876年設立のナパ地区最古のワイナリー。


第二次世界大戦後には低迷したが、1972年にスイスのネスレ社の傘下に入って復活を遂げ、今はオーストラリアのフォスター社の傘下で発展を続けている。


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二本目にピンパラロードを飲んでいるので、三本目はそれよりも強い赤を選ばねばならなかった。


そこで、このジンファンデルを選んだのだ。


クリア・レイクは、昼夜の寒暖の差が大きいぶどう栽培の好適地。


雑味の無い、まさにクリアで円やかなボディ、シルキーなタンニンを持つ、とても綺麗で強いジンファンデル。


食後もワインを飲みながら、楽しい話が続く。


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誰が言い出したか、タイの麺を食べようということに。


センレック汁そばは、私のお気に入り。



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魚醤や甘酢や唐辛子を入れ、自分の好きな味にして食べる。


バンコクでも必ず食べている。


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そうする内に、赤ワインが空になってしまった。


そこで、禁断のグラッパ。


イタリア、ピエモンテ州のベルタが造る、ヴァルダヴィ・グラッパ・ディ・モスカート。











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モスカート種100%で造られるグラッパ。


ベルタのグラッパは品質が高く、食後の最良の友である。


グラッパが入り、話題は益々広範囲に飛翔し始める。


私達より遅く来たテーブルが、既に空いてしまっている。


ここらで〆ることにしよう。




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〆は、マンゴツリー特製、マンゴツリータワー。


一日5個限定の、特別メニューなのだ。


男性だけのテーブルで食べるのは気が引けるが、好きなものは仕方が無い。











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マンゴツリータワーの後は、マンゴーティー。


友人達と丸の内の天空で過ごす、楽しい夜でした。










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今夜は友人達を誘い、丸ビルの35階にある『マンゴツリー東京』に行く。


何時もの窓際の席に着くと、皇居周辺の街が明るく輝くのが見える。


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まだ時間が早いので、広い店内に客はまばら。


もう一時間もすると、満席で賑やかになる。


ここは、バンコクにある『マンゴツリー』の東京店。


一店目はロンドン、二店目がこの東京、そして三店目はドバイにある。


そう言えば、ドバイではタイ料理は人気で、私が行った時も一番美味しいレストランだとして、タイスキの店に案内されたことがある。



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早速白ワインで乾杯。


オーストラリアのベン・グレッツァーが造る、ハートランド・スティックルバック・ホワイト、2009年。


ベン・グレッツァーは、何とパーカー・ポイント100点満点を三度も獲得している天才醸造家なのだ。


このワインは、彼が造る普及版のワインだが、それでも90点を獲得したことがある。


樽を使わず、フレッシュなフルーツの味わいと芳醇なボディを共存させた素晴らしいワインである。


セパージュは、ヴェルデホ39%、ヴィオニエ38%、セミヨン23%。


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最初の料理は、スパイシー春雨のサラダ。


とても辛いが、癖になる美味さ。



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次の料理は、三元豚のソテー。


これも辛いが、キャベツと共に食べるととても美味いのだ。


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ここでもう二本目を抜栓する。


二本目もオーストラリアのジェフ・メリルが造る、ピンパラロード、カベルネ・メルロー、2009年。


産地は、上質のワイン生産地として有名な、南オーストラリア州、マクラーレンヴェール。








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豊穣の大地を感じさせる、ふくよかで、シルキーなボディを持ち、自然な果実味に溢れている。


セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン85%、メルロー15%。


こんなワインが手ごろな価格で飲めるのだから、やはりオーストラリアは素晴らしい。







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空芯菜の炒め物。


これもピリ辛で美味い。




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国産牛ロースのグリーンカレー。


これは私が好きなカレー。


本当はカレーを食べて終わるはずだったのだが...。


この続きはまた明日。





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昨夜は食べ過ぎてしまった。


そこで朝はゆっくり起きて、まずは温泉。


遅めの朝食を食べに行くと、結婚式場では飾り付けが行われている。


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朝のプレート。


黒温泉卵を見ると、箱根に居ることを実感する。



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ここで、注文しておいたシャンパーニュが『オー・ミラドー』から届く。


温泉で温まった身体に、ギンギンに冷えた朝シャンは最高に美味い。


パニエ、セレクション・ブリュット。


1899年設立の伝統あるメゾン。


朝から素晴らしいシャンパーニュに、彼女も思わず笑みがこぼれる。




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キリリと酸味が効いた、素晴らしい喉越し。


夜のシャンパーニュも美味いが、朝シャンはまた格別。


セパージュは、シャルドネ40%、ピノ・ノワール30%、ピノ・ムニエ30%。










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昨夜に続き、ミュズレのコレクションがまた増えた。






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圧巻の焼き立てパン。


時間を掛けて、ゆっくりと味わい、ほとんどを食べてしまった。


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この四種類の手作りジャムが美味い。





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さて、そろそろ東京に帰る時間だ。


彼女と楽しむ、素敵な『オー・ミラドー』へのプチ旅行でした。







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ここで赤をテイスティングする。


今夜の赤は、ブルゴーニュのジャン・ミッシェル・ゴヌーが造る、ヴォルネイ・プルミエ・クリュ、クロ・ド・シェーヌ、1997年。


伝統的な手法で、長期熟成型の昔ながらのブルゴーニュを造るドメーヌ。


96年もあったが、ソムリエのお薦めは97年。


96年は、まだ固いとのことだ。



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少し濃いめの色合い。


最初はタンニンの強さが際立ったが、時間と共に角が取れ、ふくよかな熟成感が顔を出す。


さすがジャン・ミッシェル・ゴヌー、二人が好きな伝統的ブルゴーニュである。











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コルクはとても上質で、状態もとても良い。






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メインの魚料理は寒鱈。


低温調理のため、火は通っているが、身はまるで生のようにプリプリで美味い。


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肉料理は、金華豚。


美味しいのだが、もうかなりお腹はいっぱい。



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デセールは、ラスクと卵の殻に入ったサワー・クリーム。




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デセールを食べ終えたと思ったら、二皿目が出された。


横から見るととても大きい。


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中を覗き込むと、こんな感じのカルバドス・ケーキが入っている。





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そしてプチフール。


チョコレートにマカロンが美味しそう。



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あれ、もう一皿出された。


うん、これも美味い。




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と、更に三皿目が届く。


綺麗だが、お腹はもういっぱい。




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さらに、小さな器が出される。


結局、部屋でつまめるようパックしてもらい、お持ち帰り。


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ハーブ・ティーで今夜を締めくくる。


このまま部屋に戻り、温泉に入って寝ることが出来るのが嬉しい。


彼女と過ごす、『オー・ミラドー』での素敵な夜でした。






再び暗い小路を通り、『オー・ミラドー』に向かう。



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ここが、『オー・ミラドー』。


一階にメイン・ダイニングがあり、二階は宿泊部屋。



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庭から見たメイン・ダイニング。


散歩の時に撮影したもの。



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一番奥のテーブルに案内される。


外は寒いが、ガラス張りの部屋の中はとても暖かで居心地が良い。


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さっそく、ここまで来た目的のシャンパーニュを飲む。


アルフレッド・グラシアン、キュヴェ・ド・レゼルヴ、ミレジメ、1991年。


丁度、成人式を迎えたシャンパーニュである。


アルフレッド・グラシアンは、1864年設立の、伝統的な高級シャンパーニュの造り手。


クリュッグやボランジェと並び称されるメゾンなのだ。


私も好きで、キュヴェ・パラディ・ブリュットを何本か飲んでいる。


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素晴らしく強い熟成感。


果実味と酸のバランスが絶妙。


アルフレッド・グラシアンでは、全てのワインを樽で発酵させ、熟成させている。


新樽は一切使っていない。


ワイン本来の味と香を大切にするためだ。


良いシャンパーニュは、少し時間を置き、温度を上げ、泡切れを待って飲んでも面白い。


まるでモンラッシェを飲んでいるような、違う表情も見せてくれるのだ。


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ミュズレには、創立者のアルフレッド・グラシアンの肖像が描かれている。


またコレクションが増えた。


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アミューズも美しい。


食べると、空いたお腹がキュッと言って喜ぶ。



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前菜は季節野菜。


トリュフの塩や、キノコの塩でさっぱりと味わう。



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一つ一つの料理に、創意工夫が詰まっている。


見て楽しく、食べて美味しい勝又シェフの世界だ。


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鹿肉のルイベ、黒トリュフ乗せ。


冷たいうちに食べると、口の中でとろけてしまう。


まだ夜は長い。


続きは、明日の夜に。





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箱根にある『オーベルジュ・オー・ミラドー』から、素敵なワイン・ディナーのお誘いがあった。


そこで彼女を誘って、箱根の芦ノ湖畔まで出掛けることにした。


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メインの建物が、このパヴィヨン・ミラドー。


素敵な洋館で、1階ではパーティーや結婚式の披露宴が行われ、二階には宿泊部屋が並ぶ。


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今回は、パヴィヨンの左隣にあるコロニアル・ミラドーに部屋を取った。


ここがその入り口で、ここから細い道をたどって建物に至る。


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こちらの建物は、バリ・テイスト。


この像の背中側は、象の神様。



至る所にこんな石像が立っていて、夜は一人では歩きたくない雰囲気。











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大通り側には、コロニアル・ミラドーと書かれた車用の入り口がある。




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コロニアル・ミラドーは、二階建の低層の建築。


この二階は、結婚式場。


一階の竹囲いの中は、温泉の大浴場がある。


この辺りの庭にも奇怪な像が至る所に置かれ、バリ情緒を醸し出している。









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チェックインはこの神鳥、ガルーダの前で。


それにしてもこのガルーダ、インドネシアから運ぶのは大変だったと思う。


館内には、甘い香の香りが満ちている。











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チェックインのお供は、ハーブティー。


芦ノ湖までの長い道のりの疲れが溶けていく。


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部屋は、木と赤土の造り。


シンプルな木のベッドも新鮮。



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部屋のどこを探しても、テレビ、時計、冷蔵庫が無い。


電話も、壁の裏の目立たないところに内戦専用が置かれているだけ。


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部屋からは林越しに芦ノ湖が見える。


陽が傾いている。



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食事前の時間を散歩に使う。


芦ノ湖はもう夕暮れ。



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海賊船も陸で帆を休めている。





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鴨も、家路を急いでいる様子。





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ホテルに戻ると、コロニアル・ミラドーの入り口はまるで”インディアナ・ジョーンズ”の世界。


薄暗い小路を異様な像達に睨まれながら部屋に戻り、ディナー用の服に着替える。


さて、素敵なディナーの始まりです。




今夜は、昨年秋にハンブルクで購入してきたワインを抜栓した。


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プファルツ地方のクニプサーが造る、ブラウアー・シュペートブルグンダー・トロッケン、2008年。


プファルツは、ラインヘッセンの南側、南北に長い地域で、真中をワイン街道が走っている。


ぶどうの作付面積もワインの生産量もドイツで第二位の地域である。


クニプサーは、このプファルツ地域でも名が通った高品質のワイン生産者。


ハンブルクの有名なレストランでも、ワイン・ショップでも、このクニプサーを薦められたことから、このワインの評価の高さがわかる。


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コルクは充分に長く、2008年と若いのでとても綺麗。


名前の次に入っている紋章の刻印も素敵だ。


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シュペートブルグンダーとは、ピノ・ノワールのドイツ名。


ブラウアー(またはブラウ)ブルグンダーとも呼ばれるが、このエチケットにはブラウアー・シュペートブルグンダーと二重に表記されている。


色合いは極めて濃い。


ぶどうの果実味と充分なタンニンを持ち、酸味のバランスも良い。


やはりこれは素晴らしいワインである。


アルコール度数は、13.5%。


実はクニプサーが造る、最上級のシュペートブルグンダーも1本買ってきている。


飲むのが楽しみになってきた。


ところで、このグラスは、年末年始のサンフランシスコ旅行の時に買ってきた、オレゴン・ピノ用で、とても気に入っている。



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今夜は彼女を誘って、”ぱーどれ”さんのお店に行く。


外苑前の交差点を南青山方向に少し下りると、すぐに『トラットリア・フィレンツェ・サンタマリア』の前に出る。


寒い外を歩いてきたので、暖かそうな店の中に飛び込んだ。


予約時間より随分早く着いてしまったので、予め早く行く旨の電話をいれておいた。


彼女はここが初めて。


最初に入った彼女を見て、お店の人は一斉に背筋をぴんと伸ばしたが、その後ろから私が顔をのぞかせると、急に雰囲気が和む。


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「いらっしゃいませ。お待ちしておりました」


何時もの、一番奥の席に案内される。


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料理を選ぶ間、スプマンテで喉を潤す。


泡立ちの良い、素晴らしいブリュット。


でも、メニューを見るのに忙しく、ブランドをチェックするのを忘れてしまった。












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チーズと塩のフォカッチャ。


美味しいので、料理が出てくる前に食べてしまった。



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前菜は、蛸のカルパッチョを選んだ。


コリコリとした食感の新鮮な蛸が美味い。



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イタリア野菜のサラダ。


一つ一つの野菜が、しっかりとした味を持っている。



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ここで、ぱーどれさんに選択をお願いしていたワインを抜栓する。


今夜は、ぱーどれさんは不在。


でも、太田シェフが代わりに対応してくれた。


お薦めのワインは、ピエモンテ州のミラフィオーレ、ドルチェット・ダルバ、2009年。


造り手は、バローロの名門、フォンタナフレッド。


伝統的なバローロの造り手で、全バロ-ロの15%を生産する大手である。


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コルクに入った、シャトーの刻印がとても綺麗だ。






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色合いは、とても濃い。


グラスに注いだだけで、ふわっと芳香が漂ってくる。


素晴らしいぶどうの凝縮感。


樽はあまり効かせていないのに、自然な果実味に加え、しっかりとしたタンニンがある。


これは、ぱーどれさんの選択に感謝。






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パスタは、オマール海老のポモドールソース。


大きなオマール海老は、身がずっしりと詰まっている。



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メインは、フランスの至宝、ビゴー豚のグリル。


随分大きく、質感がある。




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切ると、綺麗なミディアムレアー。


これは旨そうだ。




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刻んだオリーブ、マスタード、そして岩塩を交互に付けて食べる。


さすがビゴー豚、本当に味が凝縮されて美味い。


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ピスタチオのクレーム・ブリュレと、ピスタチオのアイスクリーム。


ピスタチオは私の好物。


今夜の料理とワインには、彼女も満足。


彼女の微笑みを見ると、ここが気に行ったことが良くわかる。


彼女と過ごす、外苑前の素敵な夜でした。