箱根にある『オーベルジュ・オー・ミラドー』から、素敵なワイン・ディナーのお誘いがあった。
そこで彼女を誘って、箱根の芦ノ湖畔まで出掛けることにした。
素敵な洋館で、1階ではパーティーや結婚式の披露宴が行われ、二階には宿泊部屋が並ぶ。
今回は、パヴィヨンの左隣にあるコロニアル・ミラドーに部屋を取った。
ここがその入り口で、ここから細い道をたどって建物に至る。
この像の背中側は、象の神様。
至る所にこんな石像が立っていて、夜は一人では歩きたくない雰囲気。
大通り側には、コロニアル・ミラドーと書かれた車用の入り口がある。
この二階は、結婚式場。
一階の竹囲いの中は、温泉の大浴場がある。
この辺りの庭にも奇怪な像が至る所に置かれ、バリ情緒を醸し出している。
それにしてもこのガルーダ、インドネシアから運ぶのは大変だったと思う。
館内には、甘い香の香りが満ちている。
芦ノ湖までの長い道のりの疲れが溶けていく。
シンプルな木のベッドも新鮮。
電話も、壁の裏の目立たないところに内戦専用が置かれているだけ。
陽が傾いている。
芦ノ湖はもう夕暮れ。
ホテルに戻ると、コロニアル・ミラドーの入り口はまるで”インディアナ・ジョーンズ”の世界。
薄暗い小路を異様な像達に睨まれながら部屋に戻り、ディナー用の服に着替える。
さて、素敵なディナーの始まりです。