再び暗い小路を通り、『オー・ミラドー』に向かう。
一階にメイン・ダイニングがあり、二階は宿泊部屋。
散歩の時に撮影したもの。
外は寒いが、ガラス張りの部屋の中はとても暖かで居心地が良い。
アルフレッド・グラシアン、キュヴェ・ド・レゼルヴ、ミレジメ、1991年。
丁度、成人式を迎えたシャンパーニュである。
アルフレッド・グラシアンは、1864年設立の、伝統的な高級シャンパーニュの造り手。
クリュッグやボランジェと並び称されるメゾンなのだ。
私も好きで、キュヴェ・パラディ・ブリュットを何本か飲んでいる。
果実味と酸のバランスが絶妙。
アルフレッド・グラシアンでは、全てのワインを樽で発酵させ、熟成させている。
新樽は一切使っていない。
ワイン本来の味と香を大切にするためだ。
良いシャンパーニュは、少し時間を置き、温度を上げ、泡切れを待って飲んでも面白い。
まるでモンラッシェを飲んでいるような、違う表情も見せてくれるのだ。
ミュズレには、創立者のアルフレッド・グラシアンの肖像が描かれている。
またコレクションが増えた。
食べると、空いたお腹がキュッと言って喜ぶ。
トリュフの塩や、キノコの塩でさっぱりと味わう。
見て楽しく、食べて美味しい勝又シェフの世界だ。
冷たいうちに食べると、口の中でとろけてしまう。
まだ夜は長い。
続きは、明日の夜に。








