外苑前の交差点を南青山方向に少し下りると、すぐに『トラットリア・フィレンツェ・サンタマリア』の前に出る。
寒い外を歩いてきたので、暖かそうな店の中に飛び込んだ。
予約時間より随分早く着いてしまったので、予め早く行く旨の電話をいれておいた。
彼女はここが初めて。
最初に入った彼女を見て、お店の人は一斉に背筋をぴんと伸ばしたが、その後ろから私が顔をのぞかせると、急に雰囲気が和む。
何時もの、一番奥の席に案内される。
泡立ちの良い、素晴らしいブリュット。
でも、メニューを見るのに忙しく、ブランドをチェックするのを忘れてしまった。
美味しいので、料理が出てくる前に食べてしまった。
コリコリとした食感の新鮮な蛸が美味い。
一つ一つの野菜が、しっかりとした味を持っている。
ここで、ぱーどれさんに選択をお願いしていたワインを抜栓する。
今夜は、ぱーどれさんは不在。
でも、太田シェフが代わりに対応してくれた。
お薦めのワインは、ピエモンテ州のミラフィオーレ、ドルチェット・ダルバ、2009年。
造り手は、バローロの名門、フォンタナフレッド。
伝統的なバローロの造り手で、全バロ-ロの15%を生産する大手である。
グラスに注いだだけで、ふわっと芳香が漂ってくる。
素晴らしいぶどうの凝縮感。
樽はあまり効かせていないのに、自然な果実味に加え、しっかりとしたタンニンがある。
これは、ぱーどれさんの選択に感謝。
大きなオマール海老は、身がずっしりと詰まっている。
随分大きく、質感がある。
これは旨そうだ。
刻んだオリーブ、マスタード、そして岩塩を交互に付けて食べる。
さすがビゴー豚、本当に味が凝縮されて美味い。
ピスタチオのクレーム・ブリュレと、ピスタチオのアイスクリーム。
ピスタチオは私の好物。
今夜の料理とワインには、彼女も満足。
彼女の微笑みを見ると、ここが気に行ったことが良くわかる。
彼女と過ごす、外苑前の素敵な夜でした。










