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ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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今夜は、タイで購入した赤ワインを抜栓した。


タイのワインに親しみの無い方が多いと思うが、タイでは高品質のワインが生産されているのだ。


アジアで言えば、中国やベトナムとは比較にならないほど品質が高い。


有名なインドのワインと較べても、勝るとも劣らないと考えている。


今夜抜栓したのは、グランモンテ、ヘリテージ・シラー、2009年。


グランモンテ・エステート・ファミリー・ヴィンヤード&ワイナリーは、1998年に設立された家族経営のワイナリー。


世界遺産のカオヤイ国立公園に隣接するアソーク・ヴァレーにあり、標高は350m。

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コルクの状態も良く、長さも充分。





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エチケットの左側には、象の絵。


そして、シンガポールの2010年ワイン・チャレンジで銅メダル、タイの2010年ワイン・チャレンジで銀メダルを獲得したシールが貼られている。


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エチケットの右側には、リスの絵。


そして、ウイーンの2010年国際ワイン・チャレンジで銀メダルを獲得したシールが貼られている。


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香りは、黒い果実とビターチョコレート。


口に含むと、濃厚でスパイシー、充分なタンニンも感じる。


南国のシラー特有の臭みも無く、とても洗練されている。


フレンチ・オークの新樽で8か月熟成されている。


アセアン・サミットの晩さん会でのワインにも採用されたそうだ。


美味いタイ・ワインを堪能した、今夜も楽しいお家ワインでした。








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昨年11月に旅したブラジルで購入した、ブラジル・ワインを抜栓することにした。


サンパウロのワイン・ショップで一番美味いブラジル・ワインを頼み、店のオ-ナーが薦めてくれた三本を購入した。


その内の一本が、このシャルドネである。


サンパウロに住むワインに詳しいブラジル人の友人に写真を送ったところ、見たことが無いワインだが、ネットで調べたところとても良いワインのようだ、との返信。


リディオ・カラーロが造る、ダディヴァス、シャルドネ、2011年。


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裏のエチケットには、ブラジル・ポルトガル語の解説。


私も以前、ブラジル・ポルトガル語を勉強したことがあるが、今では覚えているのは”エ・オ・ムイト・ボニータ”程度。


そこで、ブラジル・ポルトガル語に堪能な友人に写真を送り、訳してもらった。


本ワインは選び抜かれたシャルドネ種のぶどうをエンクルジリャーダ・ド・スウにあるリディオ・カラーロ社のぶどう園で育て、入念に仕上げたものです。


色合いは、きらきらと黄金色に反射しながら、藁のような色を呈します。


香りは白い花のようで、パイナップルやメロンのような熱帯の調べを持ち、やがてそれらは西洋ナシや青リンゴの香りに発展します。


そしてミネラルは、ワインに優雅さと激しさを与えます。


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味わいは魅惑的で最高の爽やかさと調和します。


個性のはっきりしたワイン、本物のダディヴァ。


魚や鶏肉一般、シーフード、冷製サラダおよびパスタとよく合います。


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よりよくご賞味いただくには、凡そ12℃でお飲み下さい。


このワインは20100本造られ、このボトルは012751番目の物とも書かれている。


ブラジルのシャルドネということで、もっと果実味が強く糖度の高いワインを想像していたが、麦藁のようなドライで強いボディに驚いた。


まるでブルゴーニュのシャルドネを飲んでいるようだ。


生産地は、リオ・グランデ・ド・スウ州。


友人によると、一番南にある州のため気候も冷涼で、ヨーロッパ系の移民が多い場所とのことだ。


このシャルドネがブルゴーニュの味わいを持つ理由がそれでわかった。


ブラジルの美味いワインに感激した、楽しいお家ワインでした。






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今夜は気軽なボルドーを飲むことにした。


シャトー・マルキ・デ・ボア、ポルテ・ダジョー、2010年。


どんなワインなのか、セパージュは何なのか、全くわからない。


エチケットの下部に、2011年パリ総合農業コンクールで金賞受賞と書かれているところをみると、品質は良いに違いない。


シャトー・マルキ・デ・ボアの別の銘柄のボトルを飲んだことがあるが、それもなかなかしっかりとした上質のワインだった。


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色合いはとても濃く、暗赤色。


しかりとした熟成感を持ち、タンニンも強い。


最初は温度が低く香りが無かったが、温度が上がるにつれ、ふくよかな黒果実の香りが立ってきた。


どうやらカベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高いようだ。


ボルドーや南西部にはコスト・パフォーマンスの良いワインが多く、決して新世界に負けていない。


今夜も楽しい、お家ワインでした。





彼女と過ごす、銀座の『シンガポール・シーフード・リパブリック』での素敵な夜の続き。


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店に着いたときに選んでおいたマッドクラブがテーブルに届いた。


チリ・クラブで調理するように頼んでおいたのだ。


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この揚げパンでチリ・ソースを掬って食べると、最高に美味い。




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マッドクラブの爪には大小がある。


大きな方を彼女の皿に盛り、小さめの方を私の皿に載せる。


彼女は、にっこり笑って「ありがとう」と言う。


「どういたしまして」、と卓上の彼女の手に私の手を重ねる。


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と、赤ワインが届き、急いで手を引っ込める。


今夜は赤も、ニュージーランド。


ワイパラ・ヒルズ・ワイン・エステートが造る、ピノ・ノワール、ワイパラ・ヴァレー、2011年。


ワイパラ・ヒルズは2001年創立の若いワイナリーだが、2004年には最も急成長を遂げたワイナリーの一つに選ばれている。




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透き通った綺麗なルビー色。


ベリー系のふくよかな香り。


適度の酸と熟成感を持つ、バランスの良いミディアム・ボディ。


やはりニュージーランドのピノはレベルが高い。


彼女は基本的にブルゴーニュのピノしか飲まないが、ニュージーのピノだけは大丈夫。


おっと、それからオレゴンのボー・フレールは好きなのだ。



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〆は、ビーフ・ステーキのタイ風ソース。


ちょっと飲むピッチが速すぎたようで、少々酔ってしまった。


と言う訳で、デザートは撮り忘れ。


彼女と過ごす、今夜も楽しい『シンガポール・シーフード・リパブリック銀座』の夜でした。




今夜は彼女と銀座で待ち合わせ。


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目的の場所は、マロニエ・ゲート。


その11Fにある『シンガポール・シーフード・リパブリック銀座』が今夜の店なのだ。


入り口で、今夜のマッドクラブを選ぶ。


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検分する私を睨み返し、爪を振って威嚇してきた一番元気そうなのを選んだ。


窓際の席に着くと、早速白ワインで乾杯。


選んだワインは、ニュージーランドのマッド・ハウスが造る、ヘイ・メーカー、ソーヴィニヨン・ブラン、マールボロ、2012年。


マッド・ハウスは1996年創立のワイナリー。


ワイパラ、マールボロ、セントラル・オタゴというぶどう栽培の中心地に畑を持ち、それぞれに適したぶどうを栽培している。



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グラスに注ぐと、淡い干し草色。


トロピカルフルーツやグレープフルーツの香りを持ち、口に含むと綺麗な酸を感じる。


これは美味いソーヴィニヨン・ブランである。


ところでヘイ・メーカーとは干し草を作る人のことであり、Make hay while sun shines (日が照っているうちに干し草を作れ=チャンスを逃すな)をモットーにしているのだそうだ。


ところで、ヘイ・メーカーには、俗語で”一発ノック・アウトの強烈なパンチ”という意味もある。






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最初の料理は、海老のサラダ。


これはとてもホットだが、それが美味いのだ。



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続く料理は、海老のガーリック揚げ。


香ばしく揚げた海老とガーリックが美味く、ソーヴィニヨン・ブランにとても良く合う。


さて、楽しい夜の続きは、また明日。






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今夜は大事に寝かせてあったボルドーを抜栓した。


コート・ド・カスティヨンの、シャトー・サン・コロンブ、2003年。


「聖なる鳩」と「金のハート・マーク」で人気のワインである。


人気の理由は、エチケットだけではない。


このシャトーに携わる人たちが凄いのだ。


経営者は、パヴィやモンブスケのオーナー、ジェラール・ペレス氏と、キノーランクロやフルール・ド・ゲのオーナー、アラン・レイノー氏であり、醸造コンサルタントはあのミッシェル・ロラン氏という顔ぶれなのだ。


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コルクの長さは充分で、状態もとても良い。





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色合いは、メルローの暗赤色。


ブラック・ベリーやアメリカン・チェリーの果実香を持つ。


口に含むと豊かな熟成感と円やかなタンニンを持ち、重過ぎないボディが気持ちが良い。


やはりこのワイン、只者ではない。


セパージュは、メルロー70%、カベルネ・フラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%。


樽熟成15ヶ月で、ノンフィルター。


素晴らしいワインに出会えた、今夜も楽しいお家ワインでした。






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先日、ナイト・キャップ用に新しいボトルを開封した記事をアップした。(6月27日)


そのボトルは、バランタイン17年。


その記事の中で、「残念ながら30年ではない」と記載した。


でもよく考えてみると、以前友人が遊びに来た時に開封した30年が残っていたはずだ。


酒庫を再びごそごそと探してみると、1/3ほど中身が残った30年が出てきた。


それだけではない。


なんと未開封の30年のボトルも出てきたのだ。


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グラスに注ぐと、思っていた以上に濃い琥珀色。


ふくよかな樽香を持ち、ボディは非常に強い。


甘美だが妥協を許さない力強さがある。


さすがバランタインの最高峰。


バランタインの歴史については、前回の記事に記したので今夜は省略。


今夜も楽しい、お家でのナイトキャップでした。






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『インターコンチネンタル東京ベイ』で彼女と過ごす、癒しの夜の続き。


二本目の赤は、彼女が好きなジュヴレ・シャンベルタンのピノ・ノワール。


ドメーヌ・カミュ・ペール・エ・フィスが造る、シャルム・シャンベルタン、グラン・クリュ、2004年。


ドメーヌ・カミュは、1732年創業の老舗。


18haの畑を所有し、その内12haは特級畑。


シャルム区域に3.03haの畑を有し、シャルム最大の所有者となっている


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色合いは、少しくすんだルビー色。


香りはベリー、フランボワーズ。


口に含むと、サクランボやストロベリー・ジャムを感じる。


シャルムらしく、実に優しいぶどうの凝縮感とまろやかなタンニン。


私はもう少し強く、麝香や広葉樹の落ち葉の香りが好きだが、彼女はこちらのタイプの方が好きなのだ。



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シャンパーニュやピノ・ノワールのお供は、チーズ・プレート。


5種類のチーズを楽しむことができる。


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そして、レタス半割が丸々皿に盛りつけられた、海老とレタスのサラダ。


ゴルゴンゾーラ・ドレッシングが美味い。


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続いて、鶏とオニオンとポテトのフライ。


一緒に届いたパンも美味い。


良いホテルのルーム・サービスは楽しいのだ。


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続いて、三本目のワインを抜栓。


シャンベルタンとは全く異なるワインを用意しておいた。


イタリア、ラツィオ州のカザーレ・デル・ジリオが造る、ラツィオ・ロッソ・シラーズ、2010年。


サンタレッリ一族が運営するワイナリーで、一族がワイナリーを購入したのは1968年で、本格的なワイン生産を始めたのは1985年のこと。


57種のぶどうを植えて試し、畑に最も合ったぶどうとしてカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルド、そしてこのシラーズ等の国際品種を選んだのだ。


そして今では、ラツィオを代表する造り手として成長している。


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そうこうする内に、メインのステーキが到着した。


焼き加減も良く、ワインに良く合う。


ホテルのルーム・サービスを利用するときのコツは、一度に料理を全て注文しないこと。


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例えば、前菜、パスタ、メイン、デザートをその都度注文すれば、最高の状態の料理を食べることが出来るのだ。


ということで、デザートとコーヒーも新たに注文し、楽しむ。


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外を観ると、竹芝桟橋にもレインボー・ブリッジにも照明が点り、明るく輝いている。


彼女と過ごす、『インターコンチネンタル東京ベイ』での素敵な夜でした。




ここのところ忙しかったので、週末をホテルで過ごすこととした。


ベイ・エリアにある『インターコンチネンタル東京ベイ』では、以前はよく週末を過ごしたものだ。


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最近は西新宿の『パーク・ハイアット』や、六本木の『グランド・ハイアット』を使うことが多いし、ちょっと前は恵比寿の『ウエスティン東京』を利用していたので、随分久し振りである。


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彼女に、「時間があるなら来ないか」、とメールしておいた。


「美味しいワインを持ち込むのなら行くわ」、との返答。


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そこで良いワインを準備するとともに、海側の眺めの良い広い部屋に予約を変更した。


窓の外には、レインボー・ブリッジとお台場のホテルやビル群が見渡せる。

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そして手前には竹芝桟橋。


ここから船に乗り、大島、三宅島や八丈島等の伊豆七島に何度も行ったものだ。


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シャンパーニュが冷えた頃に、彼女が到着した。


「外は暑いわ。早くシャンパーニュを飲みましょうよ」


クラッシュド・アイスを詰めたバケットでキンキンに冷えているボトルを、すぐに抜栓する。


今夜のシャンパーニュは、フィリップ・フォンテーヌが造る、ブリュット・ミレジム、ブラン・ド・ノワール、2007年。


ぶどうは、ピノ・ノワール70%、ピノ・ムニエ30%。


彼女は、ブラン・ド・ノワールが好きなのだ。


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綺麗な薄黄金色。


とても細かな泡立ち。


ふくよかな桃やパイナップルの香り。


口に含むと、鮮やかな酸を持ち、黒ぶどうの深みと複雑なニュアンスの熟成感を持つ。


彼女もこれは美味しいと、満足。


シャンパーニュで喉を潤すと、初めて部屋と外の景色を見渡し、「好い部屋ね」とにっこり微笑む。


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「ミュズレも綺麗だよ」と、コルクから外して彼女の前に置く。


今夜は思いっきり癒されそうだ。


素敵な夜の続きは、また明日。






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今夜は、以前上海で購入した中国ワインを抜栓した。


ワイン・ショップで最も高価な4本を購入した内の1本である。


他の3本は、王朝、中華、張裕といった名の通ったワインで、既に飲んでしまった。


どれも価格に見合った品質ではなかったが、それでも何とか飲むことができた。


このグランド・ドラゴン、烟台威尤というワイナリーは、初めてのブランド。


ケースと能書きが一番立派だったので、試しに購入したのだ。

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能書きには、樹齢18年以上のカベルネ種のぶどうを用い、最新の設備で製造し、木桶(樽)で6年間熟成させていると書かれている。


価格は、中国ワインとしては破格の高さ。


中国人は決して飲まないワインなのだろう。


お金持ちは高価なボルドーを飲むし、中産階級はもっと安い中国ワインを飲むからである。


ということは、私のような奇特な外国人向けのワインなのだろう。


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グラスに注ぐと、まずおかしな香りに驚く。


ブショネではない。


醸造過程で付いた、異臭である。


口に含むと、ケミカルな刺激が舌を刺す。


昔は、東南アジアやインドにこの手のワインがあったが、今では品質が上がり、滅多に出会わない低品質品である。


少し口に含んだだけで、残りはシンクに流してしまった。


中国ワインを試すことは、これを最後にしようと心に誓った夜でした。