ワインは素敵な恋の道しるべ -367ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

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今夜のレストランは、二人が大好きなフレンチ、西麻布の『キャーヴ・ド・ひらまつ』。

何時もの通り白亜の一軒家の前で車を降り、門をくぐる。

緑に囲まれた階段を上り、二階のレセプションに向かう。

階段の途中には、美しい像が置かれている。


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何時も素通りして上っていたが、今日は足を止めて像に向き合ってみた。

女性が子供を一人肩に乗せ、もう一人の手を引いている。

周りには、たわわに実ったぶどうの房。

子供を連れているのに、女性の顔はあどけない少女。

母というより、歳の離れた姉かベビーシッターのように見える。

彼女が階段の上で待っているので、急いで残りの段を上る。

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レセプションでスタッフの出迎えを受け、三階のダイニングルームに向かう。

レトロなエレベーターもあるが、螺旋階段を上る方が好きだ。

このレストランは一階から四階まであるので、複数階の移動にはやはりエレベーターが便利だ。

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テーブルに案内され、着席する。

テーブル上には今夜のセッティングが美しくされている。

おや、今夜はグラスの数が多いということは、ワインの種類も多いということだ。

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今夜は珍しく、アペリティフではなく白から始まる。

スゥッド・ウエスト(南西地方)のムーラン・プジーが造る、ベルジュラック・セック、2012年。

「ベルジュラックってどこにあるの?」と彼女。

確かにあまり飲まないAOCかもしれない。

ベルジュラックはスゥッド・ウエストに分類されているが、ボルドーと地続きの産地で、ボルドーの東部、ドルドーニュ川両岸に広がる地域である。

ベルジュラックでは赤が主体であり、白は少ない。

ムーラン・プジーはベルジュラックに50haの畑を有し、今の当主は五代目。

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色合いは淡い麦藁色。

口当たりは、甘いアプリコットや蜂蜜のニュアンス。

口中に広がると、爽やかな酸味が現れる。

南西地方産と聞くと濃厚な果実味を想像するが、綺麗なボルドータイプの白である。

セパージュは、ソーヴィニヨン・ブラン80%、セミヨン20%。

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アミューズ・ブーシュは、水ナス・加賀太きゅうり・みょうが、味噌とオリーブのタプナード。

二番目の白がもう出される。

今夜は、2012年ヴィンテージのボルドータイプの白、三種類の飲み較べなのだ。

西麻布のフレンチ、『キャーヴ・ド・ひらまつ』で彼女と過ごす素敵な夜の続きは、また明日。



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久し振りにドメーヌ・アルランのシャブリを抜栓。

ヴィンテージは2014年。

三本購入したうちの二本目。

ドメーヌ・アルランは1840年に設立され、現当主は7代目。

現当主のティエリー・アルラン氏は、シャブリ騎士団の元団長。

先代がドメーヌの拡大に努力し、今ではシャブリ地区に36.75haの畑を所有している。


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若いころはシャブリばかり飲んでいた時期があった。

少しワインに詳しくなると、誰でも知っているシャブリを避け、もっとマイナーなAOCのものを好んで飲むようになった。

でも、やはりシャブリは美味い。

別にグラン・クリュやプルミエ・クリュでなくても、家飲みには充分楽しい。

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輝きのある黄金色。

グレープフルーツやライムのような柑橘系の香り。

熟した果実のニュアンス、重厚なミネラルとバランスの良い酸を持つ。

やっぱりシャブリと思った、今夜も楽しいお家ワインでした。



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銀座一丁目のフレンチ、『ラ・カンティーヌ・サントル』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

白のボトルを飲み干した後は、抜栓しておいた赤をグラスに注ぐ。

ドメーヌ・ラゴ、ジヴリ、2012年。

ラゴは、ブルゴーニュ、コート・シャロネーズのジヴリ村に本拠地を構えるドメーヌ。

ドメーヌの設立は1984年と新しいが、ラゴ家は18世紀から代々ワイン業に携わり、現当主は五代目。



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グラスの後ろに、撮り忘れた白ワインのボトルが写っている。

強い果実味を持ち、豊かな酸、円やかなタンニン。

ストラクチャーは複雑で、余韻も長い。

ぶどうはリュット・レゾネで栽培され、収穫は手摘み、発酵には野生酵母を用いている。

ジヴリはあまり飲むことのないAOCだが、これは美味い。

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魚料理は、フランス、ブルターニュ産黒鯛のポワレ、白ワインソース。

あまりの大きさに驚く。

大きな黒鯛の半身がそのまま使われている。

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最初に氷に漬けて出された黒鯛が使われたようだ。

それにしても、魚までフランス産を使うとは。



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背側と腹側を分け、それぞれを二つに切り分ける。

彼女は背側が好きなので、背側の上半分と、腹側の下半分を取り分ける。

しっかりと旨味が詰まったすばらしい白身だ。

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続いて肉料理。

フランス、バスク産マグレ鴨のロースト、グリーンペッパーソース。

マグレ鴨はフォアグラ用の鴨で、大きく脂がのっている。

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その大きな胸肉が4切れも出された。

二人に取り分けてもこのヴォリューム。

ジューシーでとても美味い。

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鴨が届くと同時に、ナイフとフォークが取り換えられる。

鴨用に出されたのは、ラギオール。

蜂のマークが背中にちゃんと付いている。

名前はラギオールだが、作られているのはラギオール村ではなく近郊のティエール村。

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素晴らしい切れ味だ。

切れ味が良いと、鴨が一層美味しく感じる。


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フロマージュを食べたかったが、お腹いっぱいで今夜は諦める。

デセールもケーキ類は無理なので、シャーベットを選ぶ。

私が選んだのは、ピスタチオ、洋梨、それと、何か。

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彼女が選んだのは、ラズベリー、マンゴー、それと、何か。

今夜の記憶力は、66%。

どれもフルーティで美味しい。


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食後は、フレンチ・コーヒー。

今夜の食材は、どれも素晴らしかった。

彼女の顔が美しく輝いているのは、満足の証し。

「黒鯛もマグレ鴨も素晴らしかったわ。ここ、本当に好き。また来ましょうね」と彼女。

「うん、また来よう。君が好きなお店は、僕も好きだから」

銀座一丁目の『ラ・カンティーヌ・サントル』で彼女と過ごす、素敵で美味しい夜でした。




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彼女と銀座で待ち合わせ、食事に向かう。

銀座一丁目の『ラ・カンティーヌ・サントル』の前には、相変わらずの行列。

ここは食パンで有名な『ヴィロン』のお店なので、食パンを買い求める人が絶えることがない。

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私たちは行列の横を抜け、一番奥の部屋に向かう。

そこは静かな書斎のような部屋で、格別のフレンチを味わうことができる。

彼女は好きな店に行くときは、ちょっとドレッシー。

そんな素敵な彼女が好きだ。

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入り口のテーブルの上には、キノコが載ったトレーが置かれている。

よく見ると、フレッシュ・サマー・ポルチーニだ。

「これ、食べたい」、フレッシュ・サマー・ポルチーニは彼女の好物なのだ。

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選んだ白ワインのボトルを抜栓。

でも、ボトルの写真を撮り忘れ。

アイスバケットに入っているので、撮影する機会が無かったのだ。

ドメーヌ・デュ・タリケ、ソーヴィニヨン・ブラン、2012年。

タリケは1683年ガスコーニュに設立されたドメーヌで、1980年代から白ワインの生産を始めている。

豊かな果実香と果実味を持ち、フレッシュで活き活きとしたボディ。

しっかりとした酸とミネラルを持つ、爽快なソーヴィニヨン・ブランである。

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今夜の魚と肉が運ばれてきた。

この大きな鯛は美味そうだ。

彼女も「今夜はお魚も食べましょうよ」と気合十分。

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小さな黒板に書かれた今夜のメニューも見ながら、食事の組み立てを考える。

『ヴィロン』のお店なので、パンはとても美味しく必須アイテム。

シャリュキュトリも美味しいので、頼みたい。

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パンのワゴンが来た。

彼女が3種類、私が3種類選び、計6種類を切ってもらう。

まだ他に客は居ないので、パンはどれも新しく切りたてなのが嬉しい。

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パン・ド・カンパーニュ、全粒粉パン、クルミパン。

どれも二切れずつ切り取ってくれる。



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無花果パン、レーズンパン、・・・もう一つは何だったか忘れた。

ともかく、どれを食べても美味い。

さすが『ヴィロン』のお店だ。

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シャリュキュトリの盛り合わせも届く。

生ハム、サラミ、ハム、ムース、パテ・ド・カンパーニュ等々、8種類が盛られている。



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二人の皿に取り分けるのは私の役目。

ムース以外は固形物なので、簡単な作業。

スプーンとフォークを使い、片手で手際よく取り分ける。

半分の量になった皿を見ても、充分なヴォリュームがある。

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彼女のために調理してもらったサマー・ポルチーニのソテーも届く。

これは入り口のテーブルに置いてあった、イタリアからの空輸品。

そのため、ちょっとした肉や魚のメイン料理くらいの価格となった。

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これも私が二人の皿に取り分ける。

見た目はグロテスクだが、食べると本当に美味い。

「前回ミラノに行ったとき、サマー・ポルチーニを食べなかったのが心残りなの」と彼女。

「でも、プロシュートとメロン、フレッシュ・モッツァレラ、それにスカンピを山ほど食べたじゃない」と私。

銀座一丁目の『ラ・カンティーヌ・サントル』で彼女と過ごす素敵な夜は、まだ続きます。


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茅場町のジビエ料理のお店、『ニコ・チェルシー』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

シャンパーニュ、シャルドネをグラスで飲んだ後は、選んでおいた赤ワインを出してもらう。

ブルゴーニュのヴァンサン・ジラルダンが造る、ブルゴーニュ・ルージュ、キュヴェ・サンヴァンサン、2013年。






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ポマールとヴォルネイの平均樹齢50年のぶどうを使用。

ぶどう栽培は2007年からビオディナミで、収穫は手摘み、発酵には天然酵母を用いている。

ベリー系の香りを持ち、綺麗な酸を持つ。

タンニンは繊細。

さすがヴァンサン・ジラルダン、と思ったが、当の本人は2012年に引退してしまい、今は2001年に加わったムルソー出身の醸造家、エリック・ジェルマンが引き継いでワインを生産している。

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赤ワインに合わせる料理は、レバームース。

これは鶏レバー。

柔らかで濃厚な味わい。


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続いて、蝦夷鹿もも肉のタルタル。

これはジビエ感満載。

赤ワインにも良く合って美味い。


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メインは、蝦夷鹿のロースト。

外はしっかり焼かれ、中はレアーで旨みが凝縮されている。

「血の味がして最高に美味しい」と彼女。

正真正銘の肉食系なのだ。

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合わせて、森の野菜の炭火焼き、タプナードソース。

カウンター前の炭火の炉で、豪快に焼き上げてくれる。

焼いた野菜は甘みがあって美味しく、鹿肉との相性も抜群。

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赤ワインがまだ残っているので、フランス産チーズの盛り合わせを注文。

白カビ、ウォッシュド、青かび。

添えられた干し葡萄のブランデー漬けがとても良い。

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お腹はいっぱいだが、彼女にとってデザートは必需品。

選んだデザートは、りんごのタルト。



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私も一緒に食べてしまう。

私のデザートは、ガトーショコラ。

これは濃厚で美味い。



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今夜の料理もワインも素晴らしく美味しかった。

壁に掛けられた鹿の頭が見送ってくれる。

今夜は鹿肉をいっぱい食べたので、この見送りはビミョウ。

茅場町のジビエの人気店、『ニコ・チェルシー』で彼女と過ごす楽しい夜でした。



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今夜は彼女と茅場町に向かう。

目的の店はジビエ専門店、『ニコ・チェルシー』。

二人が大好きなジビエ料理尽くしの店なのだ。

店は路地裏にあり、知っていないと行き着けない。

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新大橋通りから一本入った二車線の通りから、更に一本路地に曲がると、この看板が見えてくる。

”築60年の古民家+国産直送ジビエ+仏産・国産ワイン70種”なのだそうだ。

店はここから更に路地を曲がったところにある。

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店の前の壁に掛けられた黒板。

マタギが仕留めたジビエと直球勝負の豪快フレンチ。

入荷情報には”熊本県産猪”、”北海道知床産樋熊”、期待が膨らむ。

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店内は古民家の造りを残している。

カウンターに10席とワイン樽のテーブル席が3つ。

奥のガラス戸を開けると、隣の店に行くことができる。

隣は系列の日本酒専門店なのだそうだ。

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最初はグラス・シャンパーニュ。

良く冷えたシャンパーニュが美味い。

ディディエ・ショパンが造る、ヴーヴ・ド・ノーザック、ブリュット。

ピノ・ムニエ70%、ピノ・ノワール30%のブラン・ド・ノワール。

店に到着した時は他に客は居なかったが、驚いたことに30分後には満席となり、その後の客は席がなく入店できない状況。

彼女も驚いたようで、「ここって人気なのね。早めに予約しておいて良かったわね」とのこと。

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シャンパーニュのお供はオリーブ。

オリーブに添えられたドライトマトのオリーブオイル漬けが美味い。


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最初の一皿は、兎と根セロリのコールスロー。

コールスローにまで兎肉が入っているとは。

これが美味い。

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シャンパーニュを飲み干したあとは、シャルドネ。

ルーション地区の人気の造り手、ドメーヌ・ラファージュのノヴェラム・シャルドネ、2014年。

ドメーヌ・ラファージュの現当主、ジャン・マルク・ラファージュは六代目で、ワイン・コンサルタントとして世界で活躍している。

この人気のコスパ・ワインをグラスで出すとは、この店のワイン選択はなかなかのもの。


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二皿目は、ポテサラ。

鹿と胡桃のポテサラなのだ。

ポテサラにまで鹿肉が入っているとは感激。

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さて、赤ワインを選ぶとしよう。

元々は納戸のような小部屋がそのままセラーとなっている。

中にはボルドー、シュッド・ウエスト、ブルゴーニュがずらり。

ワイン・メニューは無く、セラーから好きなワインを持ち出して抜栓してもらうのだ。

茅場町の『ニコ・チェルシー』で彼女と過ごす楽しい夜の続きは、また明日。


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今夜は冷えた泡を飲みたい。

でも、泡は抜栓すると1本飲み切ることになるが、今夜はアルコール量は抑えたい。

そんな時に便利なのが、ランブルスコ。

泡の美味しさを味わいながら、アルコール度数は10%程度と低いのだ。

セラーから取り出し、アイスバケットで強く冷やしたボトルは、ラ・モデネーゼ、ランブルスコ、デッレミリア、セッコ、スペシャル・セレクション。

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ジャコバッツィ家がモデナ郊外のエミリア地区造るランブルスコである。

ランブルスコはアメリカで”赤いコーラ”として人気となったワイン。

アルコール度数が低く発泡性なので、若者が好んで飲むようになった。

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ボトルのネックには、スペシャル・セレクションと書かれたシールが貼られている。

このランブルスコは、特に良質なぶどうのみを選別して造られる、まさにスペシャル・セレクションなのだ。


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色合いは、紫がかった薄めの暗赤色。

フレッシュなぶどうと、ベリー系の果実香。

豊かな果実味を持つが、熟成感は少ない。

程よいタンニンを持ち、活き活きとした酸も併せ持つ。

泡は大きめだが、勢いがあり爽快な飲み口。




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これは美味いランブルスコだ。

ぶどうは、ランブルスコ・サラミーノ60%、ランブルスコ・マラーニ25%、アンチェロッタ15%。

気軽に飲むことができるランブルスコを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。





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三田のオーストラリア大使館で開催されたガーデンパーティーに、しづちゃんとエシェ蔵さんをお誘いし、参加。

何時もは大使館の芝生の庭で開催されるのだが、今回は台風の影響による雨の予報。

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そこで大使館の地階ホールと1階ホールに場所を変更し、開催。

大使館裏にはテントが張られ、その中でビーフやラムが焼かれている。

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入館のセキュリティ・チェックが厳しく、開催時間が近づくと長い列となる。

そこで早めに入館したので、会場はまだ設営の真っ最中。


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1階でもオーストラリアやニュージーランドの製品が次々と展示され始める。

まずは、オーストラリアのフルーツ・ソーダ飲料メーカー、CAPIを飲むことにする。


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クランベリー・ソーダでバカルディ・ラムを割ったカクテルを作ってもらう。

ライムをギュッと絞り香り付け。

ルビー・グレープフルーツも美味い。

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お隣にはニュージーランドのチーズ、Fonterra。

レストランへの卸が中心なので、一般にはあまり見掛けないチーズ。

チェスコを通じて一般販売を始めるとのことなので、探してみようと思う。

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どうぞ食べてみて下さいと、どんどん切ってくれる。

驚くのは、その一切れの大きさ。

ブリー、ウォッシュド、ハードタイプ数種を味見。

圧巻は、36ヶ月熟成のチェダー、アミノ酸のジャリジャリ感があり、素晴らしく美味い。

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ここはオーストラリアのワインの展示。

バロッサ・ヴァレーのシラーズもある。

数種類を試してみる。

チーズに合って美味い。

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地下のホールには、ジェロボームのブースもある。

しづちゃんとエシェ蔵さんに、ジェロボームの友人のサリーを紹介。

次のワイン会を早く開催するように、サリーにお願い。

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今夜の主役は、レストラン。

オーストラリア料理、ニュージーランド料理の有名レストラン、6軒がブースを出店。

この生貝はとても美味しく、白ワインに良く合う。

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出店しているレストランは、次のとおり。
・RUBY JACK'S
・Salt
・covet
・TERRA
・WAKANUI
・me's

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covetのオーストラリアン・ラムが焼きあがった。

最初に届いたラムをゲット。




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好い香り。

パン粉と香草を乗せて焼いた大きなラムの背肉。




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この肉厚が素晴らしい。

かぶりつくと、中は真っ赤なレア。

至福のひととき。


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続いて、WAKANUIのニュージーランド、スプリング・ラム。

WAKANUIはよく食べに行くお店なので、最初にスタッフに挨拶をしておいた。

お陰で、ここでも最初に焼きあがったラムをサーヴしてもらえた。

え、ラムに白ワイン?

もう赤も白もどんどん飲みまくり。

この白は、エシェ蔵さんお薦めのリースリング。

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ここでブルース・ミラー駐日オーストラリア大使のご挨拶。

英語に、流暢な日本語も交えて楽しいスピーチ。

ラムとワインとの交戦は、暫し休止。

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ウイリアム・マーク・シンクレア駐日ニュージーランド大使が挨拶されるのかと思ったが、交代されるとのことで、次期大使(お名前を失念)が代わって挨拶。

なかなか日本語も上手く、オーストラリア、ニュージーランドとも日本との関係を重視していることがわかる。

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そして三村日商会頭のご挨拶。

三村会頭は、日豪経済委員会会長でもあるのだ。

スピーチが終わると、私も三村会頭にご挨拶。

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ラムを10本以上食べたので、お腹はいっぱい。

そこで食後のデザート・タイム。

Harry'sのブースでケーキをチョイス。

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ちょっと取り過ぎの気もするが、完食。

小さなケーキを色々食べるのは楽しい。



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デザートのあとは、コーヒー・タイム。

ニュージーランドのALLPRESS。

初めて飲むブランドに興味津々。

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豆は世界中から集め、ニュージーランドを中心に、オーストラリア、そして日本でも焙煎しているのだそうだ。




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作ってもらったのは、カプチーノ。

素晴らしい香り。

ラムとワインとケーキでいっぱいになったお腹が癒される。

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今夜も楽しかった。

満ち足りた思いで大使館をあとにする。

あれ、全然雨が降っていない。

でも外は蒸し暑いので、庭よりも空調の効いた大使館内の方が快適だったようだ。

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お腹がいっぱいなので、少し夜風に吹かれて歩くことにする。

芝公園近くに至ると、東京タワーのイルミネーションが美しい。

オーストラリア大使館の屋内で行われたガーデンパーティーを楽しんだ、素敵な夜でした。



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『ブラッセリー ポール・ボキューズ銀座』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

アペリティフ、白ワインを飲んだあとは、赤ワイン。

コート・デュ・ローヌのファミーユ・ペランが造る、クードレ・ド・ボーカステル、2009年。

ファミーユ・ペランは南ローヌの主要アペラシオンに300ha以上の畑を有し、古くからオーガニック栽培を実践している。

シャトー・ドゥ・ボーカステルを所有していることでも有名。


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クードレ・ドゥ・ボーカステルは、シャトー・ドゥ・ボーカステルの土地の一部、最も東の部分の30haの畑のぶどうで造られている。

グラスに注ぐと、深い赤色。

ブラックベリー、カシスの香りを持ち、スパイスのヒントも感じる。

ぶどうの果実の強い凝縮感を持ち、タンニンは円やか。

熟成はオークの大樽で6か月間行われている。

セパージュは、グルナッシュ40%、ムールヴェードル30%、シラー20%、サンソー10%。

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赤ワインに合わせる肉料理は、仔羊肩ロースのペルシャード風、にんにくの香るジュ、じゃがいものリヨネーズ。

仔羊を切ってみると、美しいレアー。

最高に美味いラム料理だ。



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ディジェスティフは、ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ、2010年。

これもファミーユ・ペランのワイン。

ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズは、コート・デュ・ローヌの南部にある甘口ワインのヴァン・ド・ナチュレのAOC。

ヴァン・ド・ナチュレとは、ワインの発酵中に果汁にブランデーを加え、発酵を止めて甘みを残す、酒精強化ワインの一種。





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色合いは、光り輝く黄金色。

熟した桃やパッションフルーツの香り。

完熟果実と蜂蜜の甘みを持つ素晴らしヴァン・ド・ナチュレである。

ぶどうは、ミュスカ・ア・プティ・グラン。





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デセールは、白桃のコンポート、フランボワーズのクーリー、バニラアイスクリーム。

フレンチのコース料理のあとのデセールは格別に美味い。

今夜のワインは、どれも良く知ったものばかりだった。

しかも、二人が好きなワインばかりだったので、彼女も「いっぱい飲んじゃった」と嬉しそう。

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「今夜の料理も美味しかったけど、特にラムが素晴らしかったわね」

「そうだね、焼き加減が抜群だった」

こんな会話をしながら飲むコーヒーが美味い。

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木下料理長に今夜の料理の礼を告げ、満ち足りた思いで店をあとにする。

振り向くと、『ブラッセリー ポール・ボキューズ銀座』が入ったマロニエゲートが妖しく輝いている。

今夜も楽しい、彼女と過ごす銀座の夜でした。



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今夜は久し振りに銀座のお店で彼女と待ち合わせ。

今夜のお店は、『ブラッセリー ポール・ボキューズ銀座』。


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何時もはバーカウンター側のテーブルを選んでいるが、今夜はお店の都合でオープン・キッチン側の席に着く。

そうか、ここはキッチンがこんなに見えるのかと驚く。

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待ち合わせ時間にはまだだいぶ余裕がある。

早い時間なので、店に客の姿はほとんど無い。

窓の外には、有楽町マリオン、そしてその先には今年開業した東急プラザが見える。

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支配人に案内され、彼女が現れた。

席を立ち、彼女を迎える。

「お待たせしました」と彼女。

「君のためならどれだけ待っても気にならないよ」と私。

外はまだ暑いので、冷えたアペリティフ・メゾンを急いで出してもらう。

今夜のアペルティフは、マンゴー。

ソムリエの大友さんに聞くと、マンゴー・ピューレにライムと生姜汁を加え、クレマン・ド・ブルゴーニュで割ったもの。

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マンゴーの旨みを持ちながら、さっぱりとした辛口のアペリティフに仕上がっている。

使われているクレマンは、『ひらまつ』のハウス・スパークリングとも言えるヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ミレジム、2014年。

ヴーヴ・アンバルはクレマン・ド・ブルゴーニュの元祖で、クレマン専業のメゾン。

このクレマンのミレジムはかなり美味しいので、私も『ひらまつ』で購入し、セラーにミレジム・ブリュットとロゼを入れている。


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前菜は、蛸と小烏賊と夏野菜のサルピコン、バジル風味、爽やかなトマトのシャーベット添え。

海の幸と夏野菜の冷たい食感が素晴らしい。

サルピコンとはシーフードの小さな角切りの意味で、スペイン風シーフード・マリネ料理のこと。


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白ワインは、ルーション地方のコート・カタラン、レ・カルシネール、2009年。

造り手はルーションのスター・ドメーヌ、ドメーヌ・ゴビー。

85haの敷地の内ぶどう畑は45haで、畑以外には森や草原の自然な環境を残している。

畑は標高150m~300mにあり、起伏に富み、多彩なマクロクリマを生み出している。

化学薬品や化学肥料は一切用いず、自然と調和したぶどう栽培を行っているそうだ。



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透明感のある黄金色。

甘いパッションフルーツや蜂蜜の香り。

口に含むと濃厚な果実味を持ち、酸とミネラルも充分に感じる。

このワインを飲むのは三度目だと思うが、何度飲んでも素晴らしいと感心するバランスの良さ。

セパージュは、ミュスカ50%、シャルドネ30%、マカブー20%。




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白ワインに合わせる魚料理は、地中海風ブイヤベース。

使われている魚は、夏の代名詞、鱸。

濃厚なスープが濃厚な白ワインに良く合う。

『ブラッセリー ポール・ボキューズ銀座』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。