ワインは素敵な恋の道しるべ -368ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

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今夜は、カーヴ・ド・リュニーのACブルゴーニュ、ピノ・ノワールを抜栓。

価格が高くなってしまったブルゴーニュのピノ・ノワールの中でも、とても手軽に飲めるACブルがあるということで、試してみることにしたのだ。

カーヴ・ド・リュニーはマコン地区の生産者協同組合。

250軒の栽培農家が加盟し、21の村に1,250haのAC畑を保有し、地区の生産量の50%を占めている。

そんな巨大な生産者協同組合だからこそ、この価格で販売することができるのだろう。

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他の地区や国でも、生産者組合が安価で優良なワインを生産している例は数多い。

しかし多くの栽培農家が別々にぶどうを育てているのでは、品質にばらつきがでる。

そこでこの生産者協同組合では、組合の栽培管理者が各農家の管理・指導を行うことにより、品質の維持向上に努めているのだそうだ。

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グラスに注ぐと、色合いは明るいルビー色。

昔の伝統的なブルゴーニュのピノを彷彿とさせる色合いである。

これは薄いかな、と思ったが、口に含むとピノの風味が出ている。

適度な酸味とタンニン、そして柔らかな果実味。

熟成にバリックは用いていないようだ。

ぶそうの平均樹齢は30年とのこと。

気軽に飲むことができる、バランスの良い軽めのミディアム・ボディ。

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先の写真では、グラスに霜が付いて色合いがよく見えなかったので違う角度から撮影。

透き通ったルビー色だ。

家飲みで使うには、価格帯を考えるとなかなか有り難い存在だ。

ブル・ピノのコスパ・ワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。



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抜けるような青空。

日中はまだまだ暑いが、空を見上げると秋の雲。

今年の夏ももう終わり。

 

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そう思うと急に寂しくなる。

運動のために訪れた公園には、大きなススキ。

 

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おや、このススキは変わっている。

穂が紫色なのだ。

 

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近づいてよく見る。

ビロードのような滑らかな紫色の穂が風に揺れて美しい。

名前は知らないが、公園の人によると南米産の珍しい種類なのだそうだ。

 

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残暑の内に、夏を惜しむ会をやろうということになった。

そこで、アメブロでお付き合いのあるブロガーさんに声を掛け、「ワインラヴァーがワインを飲まない、過ぎゆく夏を惜しむエールの会」を開催。

 

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場所は、八丁堀の『麦酒倶楽部HACHI』。

八丁堀駅から至近距離にあり、多くのエールを生で味わうことができるお店だ。

 

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ドラフト・エールのタップが26個もある。

一度制覇したいと思いながら、まだ半分の種類も飲んでいない。

 

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集まった仲間は、五十音順で、エシェ蔵さん、KEiさん、kennyさん、しづちゃんさん、センスアップ美♡ひめさん、ゆき★ゆきさん、そして私。

ほとんどのメンバーがお互い初めて会うのに、そんな気が全くしない。

ブログでの交流のお陰で、旧知の仲のような雰囲気。

 

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乾杯は、ピルスナー・タイプから。

マスターズドリーム。

しづちゃんさんとひめさんの手が写ってしまった。

美人の手フェチのトッシーさんの記事のよう。

 

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料理が次々と届くが、話やゲームに熱中し、料理に意識が向かない。

全員に三択問題をひとつずつ作ってもらい、7問中何問正解できたかで競うゲーム。

さすが皆さんワイン・ラヴァー、ワインに関する出題が多い。

 

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出題を読み上げ、全員がA~Cの回答を選び終えると、出題者から回答の説明。

併せて自己紹介をしていただく。

お一人おひとりの話が面白く、皆さんの多様な経歴や多彩な才能に驚く。

 

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堺収穫麦酒、こだわりやさかい。

ライ麦のエールなのだそうだ。

皆さん、結構飲むピッチが速い!

 

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お腹に溜まるものを少しは食べないと、酔ってしまいそう。

エールは概してアルコール度数が高いので、油断していると大変なことになってしまう。

 

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ヴァイツェンも注文。

ヒューガルデンは小麦を使ったベルギーの白ビール。

 

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強いエールにピッツァが良く合う。

全員の出題、回答が終わったところで答え合わせをし、正解数の発表。

1問正解、2問正解、3問正解の方、と挙手を求める。

 

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バス・ペールエール、コクがあって美味い。

4問正解で多くの方の手が挙がる。

 

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どの料理も美味しかったが、この鴨肉のソテーは特に旨かった。

5問正解、6問正解で挙手が無い。

 

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ベアード帝国IPAが美味しいので二杯飲んだが、写真が無い。

これは見ての通り、スタウトの定番、ギネス。

でも、帝国IPAがとても強いので、ギネスが優しく感じられて驚き。

 

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7問全問正解で、ひめさんが手を挙げる。

ひめさんに優勝賞品、”オーベルジュ・オー・ミラドー30周年記念特別優待券”を贈呈。

先日オー・ミラドーに宿泊した時のプレゼントの優待券を、賞品に使わせていただいた。

 

皆さんと過ごす、本当に楽しい夜でした。

またこのような素敵な機会を持てることを楽しみにしています(^^♪

 

追伸:エシェ蔵さん、しづちゃんさん、KEiさん、ゆき★ゆきさん、ひめさんの記事も見てくださいね。とても楽しい内容ですよ!

エシェ蔵さん

しづちゃんさん

KEiさん

ゆき★ゆきさん

ひめさん

そしてオーベルジュ・オー・ミラドーの記事は、このまま下にスクロール

 

 

 

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箱根の『オーベルジュ・オー・ミラドー』で彼女と過ごす楽しい一日の続き。

素敵なフレンチの夕食を終えパヴィヨン・ミラドーの部屋に戻ると、休む暇もなく温泉へ出かける。

温泉があるのはお隣のコロニアル・ミラドー。

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昼間はエキゾチックな雰囲気だと思った場所が、夜になるとインディアナ・ジョーンズの世界に早変わり。

門は魔宮の入り口に見えるし、門をくぐると妖しげな像たちが暗闇に潜む。

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この暗い道を歩かないと、温泉に辿り着けないのだ。

考えてみると、今夜はレストランもホテルも温泉も私たちの貸し切り状態。

ということは、夜になってしまうと私たち以外に人は居ないということ。

温泉のあるコロニアル・ミラドーは温泉を除き今日は閉館しているので、人は全く居ないはずだ。

「ね、怖いでしょ。僕から離れないで」と私。

「うぅん、とっても素敵でワクワクしちゃう」と彼女。

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仏頭には微かに照明が当てられ、暗闇に仏陀の顔が妖しく浮かぶ。

彼女を少し怖がらせようと思ったが、全く意に介していないようだ。

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ようやく温泉の入り口に着く。

ここは昼も夜も薄暗く、香の香りが漂う。

一番奥の部屋では、バリ島風のスパを楽しむこともできる。

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この部屋には、いくつかの石像が置かれている。

インド中東部、オディッシャ州のブバネーシュワル辺りでよく見かけた石像とそっくりだ。

ブバネーシュワルの石像も、豊かな肉体を持つ女性の像で、水瓶や楽器を持っているものが多い。










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子供を抱いた像も多かった。

水瓶は豊かな実りを表し、豊満な肉体や子供、そして楽器は国の繁栄を表しているのだろう。

こちらの像はよくわからないが、楽器をもっているのではないかと思う。









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おや、この像はガネーシャのようだ。

像の頭を持つヒンドゥーの商業の神様である。

でもよく見るとちょっと違っている。

ガネーシャはほとんどが座像だが、これは立像。

手が4本あり片方の牙が折れているが、これは手が2本で牙もあるのかないのかよくわからない。




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広い湯船を独り占めできるのは気持ちが良い。

でも、外は暗くて何も見えない。

外からは明るい室内は良く見えるのだと思うと、あまり気持ちは良くない。

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一夜明けた翌日の朝。

雨が降っているが、芦ノ湖は見える。

朝食前にひと風呂浴びることにする。

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朝の温泉。

朝はあまり強くない彼女も早起きし、温泉に付き合ってくれる。

外が良く見えるので、やはり明るい時間に入る方が気持ちが良い。

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部屋に戻ると、ルーム・サービスで朝食を楽しむ。

バルコニーで食べたかったが、今朝は雨。

籠いっぱいに盛られたパンは、パティシエが早起きして作ってくれた焼き立て。

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温かい蕪のスープが美味い。

フレッシュ・グレープフルーツ・ジュースに舌も胃も喜ぶ。

キウイも好物。

実家の庭にはキウイの樹があり、毎年何百個もキウイが採れたことを想い出す。

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まずはサラダから。

普段から、朝食には大きなボウルいっぱいのサラダを食べるようにしている。




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たんぱく質が少ないのに気が付いた。

温泉卵にはキャビア添え。

ムースは濃厚なビスク味。



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手作りジャムが絶品。

梅、林檎、オレンジ、苺のジャムをたっぷりつけてパンを食べる。

今日だけは自分を甘やかしてしまう。

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プレーン・ヨーグルトには、グラノーラを入れて味わう。

ひとつひとつの量は少ないのだが、色々な種類があるのでお腹はいっぱい。


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コーヒーポットとミルクポットにはティー・コージーがかぶせられている。

熱々のコーヒーに、熱々のミルクを入れて楽しむ。

彼女と一緒にのんびりゆっくり朝食を食べるのは楽しい。

食事を済ませたら、帰途につくことにしよう。

箱根の『オーベルジュ・オー・ミラドー』で彼女と過ごす、素敵で美味しい一泊の旅でした。




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元箱根の『オーベルジュ・オー・ミラドー』で彼女と過ごす素敵な一日の続き。

白ワインの次は、赤ワインを選ぶ。

私が膨大なリストから二本を選び、彼女に最後の選択を委ねる。

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1本は、オスピス・ド・ニュイ、ニュイ・サン・ジョルジュ、プルミエ・クリュ、1998年。

もう1本は、シモン・ビーズのサヴィニー・レ・ボーヌ、プルミエ・クリュ、2009年。

この二本から彼女が選んだのは、ドメーヌ・シモン・ビーズ、サヴィニー・レ・ボーヌ、プルミエ・クリュ、オー・ヴェルジュレス、2009年。

シモン・ビーズはサヴィニー・レ・ボーヌを代表する造り手。

残念なことに4代目当主のパトリック・ビーズ氏は2013年10月に61歳の若さで他界されてしまった。

今は奥様の千砂さんが栽培・醸造責任者としてドメーヌを運営されている。

以前、千砂さんのフランスでの奮闘を描いたTV番組を観たことを想い出す。

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自然なぶどうの果実味。

柔らかなタンニン。

複雑でしっかりとしたストラクチャーを持つ、ピノらしいピノだ。

2008年から千砂さんの進言により、ビオディナミを導入しているそうだ。

ぶどうは全房で醸造し、発酵は木樽、赤の熟成に新樽はほとんど用いていない。

「美味しい、さすが2009年のシモン・ビーズね」と彼女。

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コルクは長さも充分で、状態がとても良い。

良いワインに出会えて、二人とも一層幸せを感じる。


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魚料理は、石鯛のポワレ。

切り身の大きさから判断するに、かなり大物の石鯛だ。

大学時代は体育会系の釣友会に所属し、全国の磯を巡って石鯛を狙ったので、石鯛には思い入れがある。

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肉料理は、地元の名産、天城軍鶏。

色々な部位の肉を違った方法で調理している。


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左側が腿肉。

右側が胸肉。

どちらも旨みがぎゅっと詰まっている。



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左側はもう一つの胸肉。

右側は、砂肝をミンチにして作った肉団子。



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レバーで作ったパテ。

円柱状に成形されていて、皿の中のひとつのアクセントとなっている。




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外は夕闇が迫っている。

箱根に到着した時は霧が森を覆い、時々小雨も降っていた。

今は雨も止み、青空がだんだんと暗闇に変わりつつある。

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赤ワインがまだ残っているので、フロマージュを出してもらう。

どれも食べ頃で美味しそうだ。

彼女が詳しく質問するのを聴きながら、どれをカットしてもらうか選ぶ。

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とろけるエポワースは必須アイテム。

ウォッシュド、青かび、シェーブルと万遍なく選ぶ。

産地と名前の説明を受けたが、何も頭に残っていない。


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フロマージュを食べ終えピノ・ノワールを飲み終えると、最初のデセールが届く。

「タピオカ・ミルクみたい」と私。

「台北で食べたタピオカ・ミルクが美味しかったわね」と彼女。

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メインのデセールは木の板に載せて出された。

フレンチの楽しみの一つは、デセール。

意匠を凝らした造形と、食べたときの美味しい驚きがたまらなく好きだ。



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ミニャルディーズは、ちょっと変わっている。

「どこまで食べていいのですか?」

「籠と皿以外は食べることができます」

「この葉っぱも食用なのですね?」

「あ、それは残してください」

彼女に、「わかっていながらわざとそんなことを言うんだから」とたしなめられる。

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食後のコーヒーを飲みながら、今夜の余韻を味わう。

「オーベルジュは本当に寛げるわね」

「お洒落した今夜の君は飛び切りに素敵だよ」

「ね、お腹がいっぱいだからまた温泉に浸かりましょうよ」

「食べ始めてもう4時間も経ってるね、そろそろ部屋に戻るとしよう」

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今夜の食事には大満足。

ワインも美味しかった。

満ち足りた思いで、ダイニングルームをあとにする。


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部屋のあるパヴィヨン・ミラドー前の噴水には照明が当てられている。

二階のホテルの部屋はどれも真っ暗。

今夜はレストランもホテルも温泉も全て、私たち二人の貸し切りなのだ。

箱根の『オーベルジュ・オー・ミラドー』で彼女と過ごす素敵な一日の続きは、また明日。



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元箱根の『オーベルジュ・オー・ミラドー』で彼女と過ごす素敵な一日の続き。

ダイニングルームに席を移す。

最初の部屋は、暖炉のある重厚なデザイン。

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次の部屋はパティオになっていて、とても明るく開放的。

ソムリエに案内され、一番奥の落ち着いたテーブルに案内される。

「素敵な部屋ね」と彼女も気に入ったようだ。

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一番良いテーブルに案内されたので、今夜は何テーブル来客があるのか尋ねる。

「今夜は高原様の貸し切りでございます」とのこと。

彼女に向き直り、「君のために貸し切ったよ」と気障に話す。

「嘘でも嬉しいわ」とほほ笑む。

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シャンパーニュのあとは、ソムリエお薦めの白ワインを抜栓。

ロワールのシュヴェルニーのワイン。

ドメーヌ・ド・ヴェイユーが造る、シュヴェルニー・ブラン、2014年。

ドメーヌ・ド・ヴェイユーはビオ・ワインで有名。

6代目当主のミッシェル・ケニオが1995年からビオディナミによるぶどう作りを実践している。


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光り輝く黄金色。

豊かな果実味を持ち、酸とミネラルもしっかりと感じる。

2014年ヴィンテージはぶどうの収量が大幅に減少した、難しい年だったそうだ。

醸造においては、とれたてのぶどうの果実そのものの味わいを活かすことに集中し、セメントタンクで醸造し、熟成期間も4か月と短く抑えたとのこと。

使用されたぶどうは、ソーヴィニヨン・ブラン80%、ムニュ・ピノ20%。

ムニュ・ピノとはロワールの地ぶどうで、シュナン・ブランの亜種。

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最初の前菜が出される。

これは面白い。

カクテル・グラスが逆さに置かれ、その上に前菜が載せられている。

クリーム・チーズに刺された前菜を口に運ぶ。

白ワインに合って美味い。



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グラスの上の前菜を食べ終えると、グラスが上向きに置きなおされ、冷たいポタージュが注がれる。

冷えた濃厚なスープが五臓六腑に染み渡る、と言えばちょっと大袈裟。

でも、美味しい。





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第二の前菜も涼しげな、白身魚のカルパッチョ、スープ仕立て。

「この器、夏に好いわね」

「見るだけで涼しさを感じるね」


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パンはここで焼いたもの。

明日の朝食のクロワッサンやデニッシュも焼き立てが出されるので楽しみだ。


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第三の前菜は野菜料理。

六種類の旬の野菜が様々な調理をされて並ぶ。

使われている皿は、黒い石板。

これは扱いに気を遣いそうだ。




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キャベツ。

中心の柔らかい部分のみを使った料理。

赤唐辛子の辛みが味に緊張感を与える。


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赤玉葱。

自然な甘みが口いっぱいに広がって美味しい。




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これは瓜の一種なのだろうか。

よくありそうな野菜だが、名前が思い浮かばない。

手前は人参と牛蒡。

牛蒡にはカラスミの粉をまぶしている。

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夏を代表する野菜の一つ、茄子。

ふっくらと仕上げられた茄子がソースと絡んで美味い。

箱根の『オーベルジュ・オー・ミラドー』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。



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元箱根の『オーベルジュ・オー・ミラドー』で彼女と過ごす素敵な一日の続き。

私たちの部屋があるパヴィヨン・ミラドーから、温泉があるコロニアル・ミラドーに向かう。

パヴィヨン・ミラドーがフレンチ・スタイルなのに対し、コロニアル・ミラドーは、東南アジアのテイスト。

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門をくぐると、左側に中国風の水瓶と石塔。

それと何だか不思議な石像が迎えてくれる。



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石像が左手に何かを持っている。

何だろうと近付いてみると、左手に持っているのは・・・、右手は「すんまへん」といった風に頭を掻いている。

この像はいったい誰の趣味なのだろう。





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少し先に進むと、今度は涅槃仏。

ふ~む、ここで悟りを啓くということか。



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更に先に進むと、今度は二つの仏頭。

頭だけではなく、肩から上が石に刻まれている。



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ようやくコロニアル・ミラドーに到着した。

ガラス張りの二階は、結婚式場。

竹垣で囲われた一階が温泉になっている。

手前には不思議な像が二体。

人間の頭と鳥の身体を持つ像と、西洋風の帽子を被った上半身裸の男性像。

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温泉のある一階は、インドかバリ島の雰囲気。

つまり、ヒンドゥーのスタイルになっている。

焚かれている香の香りが一層妖しい雰囲気を醸し出す。

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彼女はMADAMEと書かれた部屋へ、私はMONSIEURと書かれた部屋に入る。

バスルームは明るく、普通に入浴に必要なものが揃っている。

他に宿泊客まだ到着していないのか、温泉を独り占め。

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のんびり温泉につかると、都会の喧騒に疲れた身体から力が抜け、身も心もリラックスできる。

ところが、隣の部屋では彼女も温泉につかっているのかと思うと、・・・心の平安が乱れ、門の横にあった石像が脳裏をよぎる。

いけないいけない、色即是空空即是色。

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温泉を出ると、霧が晴れていた。

パヴィヨン・ミラドーのバルコニーから芦ノ湖が少し見える。

樹々が大きくなり、見える範囲が随分少なくなった。

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隣のオー・ミラドーも見えてきた。

あと少しすれば、着替えてディナーに行くことにしよう。

彼女は着替えを済ませ、念入りにお化粧をしている。

ドレスアップした彼女がとても素敵だ。

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前庭を歩き、オー・ミラドーのメインダイニングに向かう。

パヴィヨン・ミラドーの一階にも大きなダイニングルームがあるが、そこは結婚披露宴用なのだ。

テーブル上には今夜のディナーの準備ができている。

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ウエィティング・ルームに腰を下ろし、シャンパーニュで乾杯。

パニエ、ブリュット・セレクション。

パニエは、約1,000年前に掘られた地下30m、全長2kmのカーヴを保有していることで有名。

セパージュは、シャルドネ40%、ピノ・ノワール30%、ピノ・ムニエ30%。

熟成期間は、36ヶ月ととても長い。

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アミューズ・ブーシュが素敵だ。

さあ、『オーベルジュ・オー・ミラドー』でのディナーの始まりです。




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奈良の『オーベルジュ・ド・ぷれざんす』が楽しくて忘れられないと彼女が言う。

オーベルジュが好きなら、日本のオーベルジュの元祖、『オーベルジュ・オー・ミラドー』に行かなくてはと彼女を誘う。

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かつて一世を風靡したフレンチ・レストラン、『ビストロ・デ・ラ・シテ』のオーナー・シェフだった勝又登氏が箱根に開いたのが、『オーベルジュ・オー・ミラドー』。

1986年に開設され、今年で創業30周年を迎えている。

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ここには本館のオー・ミラドー、フレンチ・スタイルのパヴィヨン・ミラドー、アジアン・スタイルのコロニアル・ミラドーの三つの建物がある。

チェックインは一番古い建物、本館のオー・ミラドーで行う。

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ウエルカム・ドリンクのハーブ・ティーが届く。

霧の中の運転で疲れた身体が、ゆっくりと癒されていく。



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今夜の部屋は、パヴィヨン・ミラドー。

本館に続き二番目に建てられた、フレンチ・スタイルの瀟洒な館。

螺旋階段を上り、部屋に向かう。

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「可愛い」と彼女。

「思ったより狭いね」と私。

「フランスの片田舎のオーベルジュに来たみたい」と彼女。


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部屋にはバルコニーが付いている。

「バルコニーにテーブルがあるよ。明日の朝食はここで食べようよ」と私。

「明日は雨になると思うわ」と、現実的な彼女。

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バルコニーに出て景色を眺める。

森の向こうに見えるはずの芦ノ湖は、霧の中。

ミラドーとは眺めの良い小高い場所を意味するのだが、今日の天気では眺望は望めない。

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パヴィヨン・ミラドーの隣には、樹々の向こうに本館のオー・ミラドーがある。

今夜のディナーは、オー・ミラドーのメイン・ダイニングで食べる予定だが、オー・ミラドーは霧の中におぼろげに見えるだけ。

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ベッドの上には、パヴィヨン・ミラドーの名前入りのバス・ローブとバス・タオルが置かれている。

「このバスローブ、ふわふわで気持ちよさそう」と彼女の評価も上々。

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金色の小さな箱は、オーベルジュ特製のアーモンド入りトリュフ・チョコレート。

早速彼女が箱を開け、一粒を私の口に運んでくれる。


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バスルームもチェック。

やたらと広いが、設備はクラシック。

「う~ん、本当にフランスの片田舎のオーベルジュといった感じね」と彼女。

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ディナーまでは時間があるので、温泉を楽しむことにする。

パヴィヨン・ミラドーにも温泉の屋内の風呂と屋外の露天風呂があるが、混浴なので水着着用が必要。

今日はお隣のコロニアル・ミラドーにある男女別々の温泉に行くことにする。

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こちらの小路を行くと、オー・ミラドーのサウナとプールに行くことができる。

反対側に進むと、コロニアル・ミラドーの温泉口に行くことができる。

コロニアル・ミラドーには結婚式場があるので、建物の逆側の二階に大きな正面玄関があり、宿泊者が温泉に入る入り口は一階の裏口となっているのだ。

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コロニアル・ミラドーの裏側の門に至る。

ここからは全くの別世界。

そのご紹介は、また明日。


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今日はお昼前に、彼女を日比谷でピックアップ。

霞が関で首都高に乗り、東名高速に向かう。

お昼ご飯は、海老名サービスエリア。

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いっぱいある店から彼女が選んだのは、『いろどり家』。

器に書かれた名前を見ると、『紅虎餃子房』。

私が注文したのは黒ゴマ担々麺。

彼女が注文したのは、トマト冷やし担々麺。

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デザートになにを食べるかエリア内を探索。

フィッシュ&チップスの移動販売車がある。

「あ、次はフィッシュ&チップスを食べたい」と彼女。

「それなら一緒にロンドンに行かなきゃ」と私。

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ド派手な店を見付けた。

こんな宣伝を見せられると肉まんを1個食べたくなるが、今日は我慢。

美味しい夕食が待っているのだ。

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彼女が食べたかったものの売り場をやっと見付けた。

最高級プレミア生クリームソフト、”クレミア”。

1個550円もするソフトクリーム、いや生クリームソフト。



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食べてみると、濃厚なクリームがとても美味い。

でも、ラングドシャーがちょっと甘すぎる。

クリームソフトが美味しいので、カップはもっとシンプルな方が良いようだ。






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霧の中を注意して運転し、早い時間に箱根に着いた。

彼女がお土産を買いたいというので、箱根湯本に立ち寄る。

駅前にはお土産屋さんがずらりと並ぶ。

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温泉饅頭、魚の干物、かまぼこ...彼女は時間を掛けて次々と購入。

お土産を買う習慣の無い私は、そんな彼女の後ろを付いて歩き、荷物持ちに徹する。

買い物が済むと、いよいよ目的地に向かう。

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今日の目的地は、芦ノ湖畔にある『オーベルジュ・オー・ミラドー』。

フランス料理の巨匠、勝又シェフが開いた日本のオーベルジュの草分けであり、今年で開設30周年を迎える。

彼女と過ごす箱根のオーベルジュでの素敵な一日のご紹介は、また明日。




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今夜はフランス、コート・デュ・ローヌの人気のワインを抜栓。

サンタ・デュック、エリタージュ、2013年。

ジゴンダスのライジング・スターと言われる、イヴ・グラが造るワインである。

ドメーヌ物はドメーヌ・サンタ・デュックの名が付くが、このワインはネゴシアン物なのでコレクション・サンタ・デュックと名付けられている。






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エチケットを見るとヴァン・ド・フランスと書かれている。

これは新しい統制法に基づく呼称で、以前のヴァン・ド・ターブル。

ヴァン・ド・ターブルではヴィンテージ表記はできなかったが、ヴァン・ド・フランスになって任意で表記できるようになっている。

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コルクは圧縮合成コルクではあるが、サンタ・デュック、エリタージュの名前と、2013年のヴィンテージが刻印されている。


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2013年の若いワインだが、結構濡れている。

コルクの下面は着色しているが、表面はとても綺麗。

香りは良く、ワインの品質に問題が無いことがわかる。








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色合いはとても濃い暗赤色。

ダーク・チェリーやプラムの完熟果実の香り。

豊かな果実味に加え、しっかりとした酸と強いタンニンを持つ。

これでヴァン・ド・フランスなのかと驚く、強くバランスの良いボディ。

さすがイヴ・グラ、人気の訳がわかった。

使われているぶどうは、グルナッシュが主体で、カリニャン、ムールヴェードル、シラーが加えられている。

ジゴンダスの人気醸造家のワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。




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広尾のプーリア料理のお店、『アンティキ・サポーリ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。

ディジェスティーヴォとして、お店から素敵なボトルが三本出される。

アマーロと二種類のリモンチェッロ。

お好きなだけお飲みくださいとのこと。

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ディジェスティーヴォのお供がテラコッタの高坏で届く。

アーモンド、メロン、シュー。

彼女は、「アーモンド、とても美味しい」とリモンチェッロと一緒にどんどん口に運ぶ。

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私の前にも、アマーロとリモンチェッロを注いだグラスを三つ並べて置いてくれる。

白っぽいのは、生クリームを入れたリモンチェッロ。

アマーロはいわゆる薬酒で、甘苦い。

美味い...、美味いが、どれも20度以上あり、ワイン二本を飲んだ後に杯を重ねて飲むのは危険。

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ドルチェも届く。

最初のドルチェは、エスプレッソをかけたアマレッティ入りプーリア風ティラミス。


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続くドルチェは、アンティキ・サポーリ特製クレーマを添えたババと、プーリア・アンドリア直送リコッタのカッサータ、アンティキ・サポーリ風。

プーリア料理はヴォリュームがあると聞いたが、その通りだ。

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それでも美味しいのでどんどん食べてしまう。

それにしても、いつも思うことだが私と同じ量を食べて彼女は何故こんなにスリムなのか不思議だ。

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店を出ると、「今夜は飲み過ぎたし食べ過ぎちゃった。少し歩きたい」と彼女。

そこで六本木まで歩き、「休みたい」と言う彼女のために、ヒルズに開店しているビア・スタンドで一休み。

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何も注文しないで座る訳にはいかないので、私は”一番搾りフローズン生”を注文。

「泡が凍っていて美味しいよ」

「あれだけ飲んで、良くまたビールが飲めるわね」と、コンビニで買ったミネラルウォーターを飲みながら、彼女。

「飲みたいわけじゃないけど、君が安心して座っていられるように頼んだんだよ」なんて野暮なことは言わない。

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「もっと歩きたい。東京タワーのイルミネーションが綺麗だから見に行こうよ」

そう言えば、ヒルズからも綺麗にライトアップされた東京タワーが見えている。

と言う訳で、酔ってフラフラの二人は手を繋ぎ、六本木の裏道を抜け、飯倉片町を通り、飯倉に至る。




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飯倉交差点から東京タワーの前に出ると、そこは二人が好きなレストラン、『ワカヌイ』の前でもある。

「あ、ここワカヌイだ。でも疲れた」と彼女。

彼女も私も今夜は飲み過ぎ。

タクシーを拾い、帰途に就く。

広尾の『アンティキ・サポーリ』と、六本木ヒルズ経由東京タワーまでの散歩を楽しんだ、飲み過ぎの夜でした。