今夜は彼女とプーリア料理、アンティキ・サポーリ、広尾 3 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

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広尾のプーリア料理のお店、『アンティキ・サポーリ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。

ディジェスティーヴォとして、お店から素敵なボトルが三本出される。

アマーロと二種類のリモンチェッロ。

お好きなだけお飲みくださいとのこと。

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ディジェスティーヴォのお供がテラコッタの高坏で届く。

アーモンド、メロン、シュー。

彼女は、「アーモンド、とても美味しい」とリモンチェッロと一緒にどんどん口に運ぶ。

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私の前にも、アマーロとリモンチェッロを注いだグラスを三つ並べて置いてくれる。

白っぽいのは、生クリームを入れたリモンチェッロ。

アマーロはいわゆる薬酒で、甘苦い。

美味い...、美味いが、どれも20度以上あり、ワイン二本を飲んだ後に杯を重ねて飲むのは危険。

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ドルチェも届く。

最初のドルチェは、エスプレッソをかけたアマレッティ入りプーリア風ティラミス。


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続くドルチェは、アンティキ・サポーリ特製クレーマを添えたババと、プーリア・アンドリア直送リコッタのカッサータ、アンティキ・サポーリ風。

プーリア料理はヴォリュームがあると聞いたが、その通りだ。

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それでも美味しいのでどんどん食べてしまう。

それにしても、いつも思うことだが私と同じ量を食べて彼女は何故こんなにスリムなのか不思議だ。

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店を出ると、「今夜は飲み過ぎたし食べ過ぎちゃった。少し歩きたい」と彼女。

そこで六本木まで歩き、「休みたい」と言う彼女のために、ヒルズに開店しているビア・スタンドで一休み。

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何も注文しないで座る訳にはいかないので、私は”一番搾りフローズン生”を注文。

「泡が凍っていて美味しいよ」

「あれだけ飲んで、良くまたビールが飲めるわね」と、コンビニで買ったミネラルウォーターを飲みながら、彼女。

「飲みたいわけじゃないけど、君が安心して座っていられるように頼んだんだよ」なんて野暮なことは言わない。

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「もっと歩きたい。東京タワーのイルミネーションが綺麗だから見に行こうよ」

そう言えば、ヒルズからも綺麗にライトアップされた東京タワーが見えている。

と言う訳で、酔ってフラフラの二人は手を繋ぎ、六本木の裏道を抜け、飯倉片町を通り、飯倉に至る。




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飯倉交差点から東京タワーの前に出ると、そこは二人が好きなレストラン、『ワカヌイ』の前でもある。

「あ、ここワカヌイだ。でも疲れた」と彼女。

彼女も私も今夜は飲み過ぎ。

タクシーを拾い、帰途に就く。

広尾の『アンティキ・サポーリ』と、六本木ヒルズ経由東京タワーまでの散歩を楽しんだ、飲み過ぎの夜でした。