
今夜は、カーヴ・ド・リュニーのACブルゴーニュ、ピノ・ノワールを抜栓。
価格が高くなってしまったブルゴーニュのピノ・ノワールの中でも、とても手軽に飲めるACブルがあるということで、試してみることにしたのだ。
カーヴ・ド・リュニーはマコン地区の生産者協同組合。
250軒の栽培農家が加盟し、21の村に1,250haのAC畑を保有し、地区の生産量の50%を占めている。
そんな巨大な生産者協同組合だからこそ、この価格で販売することができるのだろう。

他の地区や国でも、生産者組合が安価で優良なワインを生産している例は数多い。
しかし多くの栽培農家が別々にぶどうを育てているのでは、品質にばらつきがでる。
そこでこの生産者協同組合では、組合の栽培管理者が各農家の管理・指導を行うことにより、品質の維持向上に努めているのだそうだ。

グラスに注ぐと、色合いは明るいルビー色。
昔の伝統的なブルゴーニュのピノを彷彿とさせる色合いである。
これは薄いかな、と思ったが、口に含むとピノの風味が出ている。
適度な酸味とタンニン、そして柔らかな果実味。
熟成にバリックは用いていないようだ。
ぶそうの平均樹齢は30年とのこと。
気軽に飲むことができる、バランスの良い軽めのミディアム・ボディ。

先の写真では、グラスに霜が付いて色合いがよく見えなかったので違う角度から撮影。
透き通ったルビー色だ。
家飲みで使うには、価格帯を考えるとなかなか有り難い存在だ。
ブル・ピノのコスパ・ワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。