ワインは素敵な恋の道しるべ -351ページ目

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

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今夜はイタリアの面白い赤を抜栓。

昨年春にジャケ買いした、チャンキー・レッド、ダブル・アメリカン・オーク、ジンファンデル、2014年。

カリフォルニアのジンファンデルだと思った買ったが、何とイタリア、プーリア州のワイン。

イタリアのワインの名前が、何故”チャンキー・レッド”で、”ダブル・アメリカン・オーク”なのかと不思議に思う。

 

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昨年9月に飲んだマンモス、ジンファンデルはエチケットにプーリア、イタリア製品と書いてあった。

よく調べてみると、どちらもマーレ・マンニュムの製品だ。

マーレ・マンニュムは世界10か国でワインを生産し、世界のマーケットで販売する国際企業。

 

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だからイタリア製でも英語の表記を用い、ぶどう品種名もプリミティーヴォではなく、より名の通ったジンファンデルを用いているのだろう。

プーリアのプリミティーヴォとカリフォルニアのジンファンデルは、どちらもクロアチアの地ぶどうを先祖とし、同じDNAを持つぶどう品種。

ボトルの裏面には、プーリアのI.G.T.と記載されている。

 

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色合いは濃いガーネット。

カシス、プルーン、ビターチョコレート、無花果のジャム、コーヒー、バニラのニュアンス。

強い果実味と骨太のタンニン。

これは上質の洗練されたジンファンデル、いやプリミティーヴォだ。

 

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調べてみると、ダブル・アメリカン・オークとは、マロラクティック発酵でアメリカン・オークの新樽を用い、更にアメリカン・オークの樽で熟成させていることを意味しているそうだ。

ぶどうは、プリミティーヴォの古木のもの。

ところでチャンキーとは、”ずんぐりした”、”がっしりした”という意味で、象の図柄と併せ、このワインの特徴を表している。

面白いイタリアのワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。

 

 

 

 

 

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北参道のお洒落なフレンチ、『ロクターヴ・ハヤト・コバヤシ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。

いよいよメインの肉料理。

 

 

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スパイスでアン・・・、ドゥ・・・、と書かれた先にあるのは、アイスランド産のラム肉。

 

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焼き加減が絶妙。

ラムはレアが最高に美味い。

 

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大きく切り取り、口に入れる。

ニュージーランドのスプリングラムに匹敵する柔らかさ。

肉の旨味もしっかり詰まっている。

流通量が少なく珍しいアイスランドのラムは要注目である。

 

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ラ・ジブリオットを飲み干したので、赤のグラスをお願いする。

彼女の好みがニュイ・サン・ジョルジュだと伝えたところ、ドメーヌ・ガショ・モノのコート・ド・ニィイ・ヴィラージュ、2014年を出してくれた。

ドメーヌ・ガショ・モノはニュイ・サン・ジョルジュにある小さなドメーヌで、現当主は6代目。

 

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透明感のあるルビー色。

綺麗な酸とタンニンを持つ、しっかりとしたボディのピノ・ノワール。

ぶどうはリュット・レゾネで栽培されている。

 

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デセールは、フォンダンショコラ。

熱々のフォンダンショコラとバニラアイスの組み合わせは王道。

 

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イチゴが上手く配置され、綺麗なアクセントとなっている。

 

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〆はコーヒー。

「今夜も美味しかった。ありがとう」と言う彼女は、本当に嬉しそう。

このお店が気に入ったようだ。

 

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ミニャルディーズは木に下げられて現れた。

小さな木製のクリップで枝に留められている。

小林シェフと料理やワインの話が弾む。

彼女は、次はあれやこれを食べたいとリクエスト。

次回訪問するときのメイン料理が決まったようだ。

 

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気が付くと、もう3時間半が経っている。

あまりに美味しく楽しいので、時の経つのを忘れてしまったようだ。

小林シェフ、ありがとうございました。

次回も楽しみにしています。

 

 

 

 

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北参道の『ロクターヴ・ハヤト・コバヤシ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。

赤ワインを何にするか小林シェフと相談。

私はクロード・デュガのジュヴレ・シャンベルタンを選んだが、小林シェフによると2014年ヴィンテージしかなくなったので、まだ早すぎるとのこと。

そこで、クロード・デュガの子供たちが手掛けるネゴシアンのワイン、ラ・ジブリオット、ブルゴーニュ・ルージュ、2014年を選ぶ。

 

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ラ・ジブリオットであれば2014年ヴィンテージでも、もう美味しいとのこと。

コルクの状態も良い。

 

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このワインは何度も飲んでいるが、何時飲んでも美味い。

クロード・デュガのワインが高くなる中で、ラ・ジブリオットの存在はありがたい。

オーク樽で14か月熟成されており、新樽比率は20%。

 

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パンは熱々の状態でオーヴンから届けられる。

パンが入った器は紙袋ではなく、陶器製。

こんなところにも小林シェフの遊び心が活きている。

 

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パンには、エクストラ・ヴァージン・オリーヴオイル。

香ばしくて美味。

 

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四皿目の料理は、ヤリイカ。

でも、どこにも烏賊が見えない。

 

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黒オリーヴの粉が掛けられた白い野菜は、蕪。

この蕪の下に、真っ白なヤリイカが入っている。

 

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五皿目は、ニューカレドニアの天使の海老。

天使の海老は好きで、輸入元が経営するシーフードレストラン、『銀座KAZAN』で食べている。

 

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天使の海老の旨味、甘みを引き出した、素晴らしい一皿だ。

 

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六皿目は、メインの魚料理。

魚は、ヤガラ(アカヤガラ)。

「ヤガラって、どんな魚なの?」と彼女。

「細長い棒状の魚で、体長の1/3が嘴の変わった魚だよ」と私。

「どうしてそんな事まで知っているの?」と彼女。

 

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どうしてと言われても困るが、確かに珍しい高級魚である。

黒トリュフの下に見える白身が、ヤガラ。

合わせるソースは、菊芋のソース。

 

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メインの魚料理が出され、ちょっと一息ついたところで、小林シェフに登場してもらおう。

「顔出しはOKですか?」と、私。

「ご一緒に写真を撮りましょう」と小林シェフ。

「いえ、私が顔出しすると読者が離れるといけないので、小林さんお一人でお願いします」

「え、私も客が来なくなると困ります」

「いえいえ、充分イケメン・シェフですよ」

ということで、写真撮影。

北参道の『ロクターヴ・ハヤト・コバヤシ』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。

 

 

 

 

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今夜は彼女と北参道で待ち合わせ。

北参道は、お洒落なお店が集まる新しいスポット。

向かった先は、小林隼人シェフが開いた、『ロクターヴ・ハヤト・コバヤシ』。

 

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小林シェフに挨拶し、カウンター席に着く。

最初は白ワインを抜栓。

ドメーヌ・フィリップ・シャヴィーの、ブルゴーニュ・シャルドネ、2014年。

フランスの三ッ星レストランの幾つかにもオンリストされている、人気の造り手である。

 

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一口飲んで驚いた。

これがブルゴーニュ・ブランなのか、あまりに美味しすぎる。

調べてみると、使われているぶどうは高樹齢のピュリニー・モンラッシェが95%、ムルソーが5%。

ほとんどピュリニー・モンラッシェと言って良い中身なのだ。

 

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今夜の料理は、シェフにお任せ。

出されたアミューズは、魚の缶詰のような器。

 

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蓋を開けると、真っ白なクリームチーズ。

中には何が入っているのだろう。

 

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スプーンで掬うと、中にはサーモンが詰まっていた。

白ワインに良く合い、とても美味い。

 

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彼女と楽しく話しながらのディナー。

忙しく調理する小林シェフの背中が頼もしい。

カウンターが低いので、シェフとの距離感がとても近いのだ。

 

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次の料理は、掌に乗せられて供された。

アミューズと言い、この前菜と言い、器の意外性が楽しい。

この皿は、確かニースの『ケイスケ・マツシマ』でも使われていた。

 

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フォアグラの上に乗せられているのは、グラニースミス。

甘酸っぱいグラニースミスと濃厚なフォアグラの組み合わせが新鮮。

 

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三皿目の前菜は、兵庫県産のムール貝。

砕かれた岩塩にアルコールをふりかけ、火が付けられる。

 

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火が消えると、ムール貝のグラタンの出来上がり。

小林シェフの料理は、ひとつひとつが意匠に富んでいて楽しい。

北参道の『ロクターヴ・ハヤト・コバヤシ』で彼女と過ごす素敵な夜の続きは、また明日。

 

 

 

 

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今夜はブルゴーニュのシャルドネを抜栓。

ヴィニコールが手掛ける、シャブリ、ルイ・スフロ、2014年。

ヴィニコールは1951年設立のブルゴーニュのネゴシアン。

初めて飲む造り手のシャブリだ。

 

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コルクは少し短いが弾力があって品質は良い。

でも、”Mis en Bouteille dans nos Chais”、ミザン・ブテイユ・ダン・ノ・シャイ=倉庫元詰めと書かれており、ちょっと不安。

ネゴシアンが買ってきたワインを自社で瓶詰したとの意味だ。

 

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色合いは、透明感のある黄金色。

グレープフルーツ、パッションフルーツの香り。

活き活きとした酸、適度なミネラルを持つが、余韻は短い。

 

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ステンレスタンクで発酵、熟成。

シュール・リーで5カ月間熟成させた後、瓶詰されているとのこと。

これならお家ワインとして充分だ。

ネゴシアン物のシャブリを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。

 

 

 

 

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銀座のフレンチ、『アイコニック』でのパーティで彼女と過ごす素敵な夜の続き。

いよいよ今夜の赤ワインが出される。

スッド・ウエストのアラン・ブリュモンが造る、シャトー・モンテュス、マディラン、キュヴェ・プレステージ、2000年。

このワインは何度も飲んでいるが、2000年が出されるとは驚き。

アラン・ブリュモンは知る人ぞ知る”マディランの皇帝”で、タナ種から造るワインの素晴らしさを世界に知らしめた功労者。

 

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とても濃いガーネット。

ブラックベリー、カシス、黒い土のニュアンス、深い果実の凝縮感。

タナはタンニンが語源の品種だけあって、とても強いタンニンを持つ。

大理石を敷き詰め、外気は炭のフィルターを通し、湿度を一定に保つようコンピューターで管理されたセラーで、18か月間熟成されている。

彼女はアラン・ブリュモンのタナは濃すぎて苦手だが、流石に2000年はこなれていて美味しいとのこと。

 

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今夜の肉料理は、特選和牛のロティ、サングリアで炊いた黒豆とそのピューレ、赤ワインとゆずのソース。

色だけ見るとイカ墨ソースのように見えるが、これは黒豆のピューレ。

 

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肉には、赤ワインとゆずのソース。

内腿肉を使っているので、脂身が無く柔らかな赤身で美味い。

 

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デセールは、アイコニック特製鏡餅。

求肥で包んだイチゴのアイスとマスカルポーネ、温かい抹茶でアフォガートに、金柑のコンポート。

 

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鈴木料理長の遊び心は見た目だけでは終わらない。

千葉県産の青竹に入れられて出されたのは、温かい抹茶。

 

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抹茶を掛けてアフォガートにして食べるのだ。

面白く、美味しい。

 

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今夜の『アイコニック』の料理もワインも美味しく楽しかった。

でも、飲み過ぎ。

コーヒーをたっぷり二杯飲み、少し酔いを醒ます。

 

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ミニャルディーズも可愛い。

 

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店を出ると、恒例の酔い覚ましの銀座散歩。

ボッテガ・ヴェネタの革製品はなかなか良いが、この店舗には入ったことが無い。

 

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マックスマーラは色遣いが目を惹く。

 

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モンクレールの店舗はとてもゴージャス感があって綺麗だ。

 

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デビアスは南アに本拠地を置くダイヤモンドの世界トップ企業だが、ビルの装飾は控えめ。

デ・ビア兄弟の農場でダイヤモンドが発見されたのが始まりであることから、この名前が社名となった。

以前はここの工業用ダイヤモンドと関係があり、デビアスの社長が来日すると、派手なパーティに招待されていた。

 

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ブルガリのセルペンティ(蛇)が今夜も輝いてビルに巻き付いている。

 

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ルイ・ヴィトンのショーウィンドーは、皮で造られた象。

可愛いと言いたいところだが、あまり可愛くない。

 

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シャネルは軽やかな装い。

 

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ショーメが青く怪しく輝いている。

ショーメは、サフランさんがお好きなブランド。

 

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松屋銀座に入っているプラダ。

銀座の夜のウィンドウショッピングは楽しい。

彼女と過ごす銀座の夜は素敵に更けていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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銀座の『アイコニック』で開かれたパーティに、彼女と出席した楽しい夜の続き。

白ワインは、二人が好きなコトー・シャリトワ、レ・ペニタン、シャルドネ、2009年。

ロワール・サンセール地区で19代続く名門の造り手、アルフォンス・メロが、サンセールとブルゴーニュ・シャブリ地区との中間にあるコトー・シャリトワで造るシャルドネ。

 

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白桃や洋梨のふくよかな果実味に、爽やかな酸。

複雑なストラクチャーを持ち、熟成感も充分。

「2009年も美味しいけど、貴方のセラーに入っているのは何年なの?」と彼女。

「2006年と2008年。2006年はもう飲んだ方が良いだろうね」と私。

「一緒にね♪」と彼女。

 

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白ワインに合わせる料理は、北海道産帆立貝のポワレ、蟹のリゾット海藻バターソース、有機野菜のなます。

鈴木料理長によると、今朝届いたばかりのホタテを開き、調理したのだそうだ。

 

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帆立の横には、ホタテの肝で造ったソース。

帆立の下に敷かれたリゾットは蟹の香りをふんだんに含み、とても美味。

 

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二種類目の白ワインが出される。

ロワール・ソミュール地区のドメーヌ・デ・ロッシュ・ヌーヴが造る、ランソリット、ソミュール・ブラン、2012年。

ロワール最高峰の造り手の一人と言われる、ティエリー・ジェルマンのワインである。

ぶどうは、何とシュナン・ブラン。

アンソリットというのは、「普通でない、奇抜な」という意味。

ロワールのシレックス土壌で栽培されたシュナン・ブランを用いているので、この名が付けられている。

 

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香りは、シトラスやジャスミンに樽香が混じる。

ところが口に含むと、シャープな酸を持つ爽快なボディ。

確かに”普通でない”シュナン・ブランである。

ぶどうはビオディナミで栽培され、大樽でシュールリーで12ヶ月間熟成されている。

 

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続く料理は、愛媛県産真鯛のサルティンポッカ、生ハムと白菜で、ソースベルモット、笹の香り。

サルティンポッカはイタリアの肉料理だが、それを真鯛に代えて造られている。

 

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淡白な鯛に生ハムの塩気が良いバランスを生み出している。

シャープな味わいのシュナン・ブランにも良く合って美味い。

 

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ロワールの造り手による、ソーヴィニヨン・ブランでない二種類の白ワインの飲み較べ。

左がアルフォンス・メロのシャルドネ、右がティエリー・ジェルマンのシュナン・ブラン。

色合いに差はないが、飲み比べるとはっきりと差が出る。

どちらも美味いが、飲みなれているせいだろうか、ボトル1本を飲むとするとシャルドネを選ぶと思う。

銀座の『アイコニック』で彼女と過ごす素敵な夜は、まだ続きます。

 

 

 

 

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今夜は彼女と銀座のフレンチで待ち合わせ。

有楽町駅を出ると、交通会館がネオンで美しく輝いている。

 

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有楽町から銀座二丁目方面にに向かう。

正面に見えるのが、マロニエゲート1。

プランタン銀座が昨年末で閉店しマロニエゲート2&3となったので、オリジナルのマロニエゲートの名前がマロニエゲート1と変わったのだ。

 

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目的のお店は、『アイコニック』。

店に着くとスタッフがさっと来て、「お連れ様がお待ちです」と告げる。

慌てて時計を見ると、待ち合わせ時間にはまだ間がある。

 

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バーコーナーに行くと、彼女が手持無沙汰気に座っている。

私の姿を認めると、「今夜を楽しみにしてたから、早く着いちゃった」と微笑む。

そんな彼女を見て、愛おしく思う。

 

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メインダイニングルームに案内され、席に着く。

元々はイタリアンのリストランテだったが、1年半ほど前にフレンチのレストランに変わった。

店はそのままだが、シェフが変わったためなのだそうだ。

 

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ガラス張りの窓越しに、ティファニーのサインが明るく見える。

早目に着いたので来客が着席しているテーブルは少ないが、10分後には満席となった。

 

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テーブルの上には、今夜の料理とワインのメニューがセットされている。

カトラリーは、クリストフル。

 

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副支配人でシェフソムリエの岡田さんがテーブルに現れ、スパークリングワインを注いでくれる。

ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット・ロゼ。

ブルゴーニュ最大のクレマン専門のメゾンが造る、高品質のロゼ。

 

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勢いのある泡立ち。

ふくよかな果実味を持ちながら、キリリと引き締まった辛口。

パーティが始まり料理が出される前に、三杯も飲んでしまった。

 

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アミューズは、フォアグラのフレジエピスタージュ、フォアグラとピスタチオのムース、ラズベリーのジュレ。

フォアグラ、ピスタチオ、イチゴ、ラズベリーのジュレを層状に重ねて造った、ケーキ仕立て。

 

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クレマンを勢いよく飲んでしまったので、パンも急いでお腹に入れることにする。

外はパリパリ、中はしっとりで美味い。

 

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ホイップバターをたっぷり付けて食べる。

続いて白ワインが注がれる。

銀座のフレンチ、『アイコニック』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。

 

 

 

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今夜は何を飲もうかと、セラーをのぞき込む。

そうだ、シャプティエのビオ・ワインがあったはずだ。

取り出したワインは、ミシェル・シャプティエが造る、ペイ・ドック・シラー、コレクション・ビオ、2014年。

 

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シャプティエは1808年にエルミタージュに設立された名門。

現在のミシェル・シャプティエ氏の代になって、ビオディナミに転換。

パーカー・ポイント100点満点を33回獲得した名手である。

 

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紫がかった濃いガーネット。

しっかりとした果実味とタンニン。

南の重いシラーではなく、優しい洗練された味わい。

とてもペイ・ドックとは思えない素晴らしい造りだ。

ラングドック・ルーションの美味いシラーを楽しんだ、今夜のワインでした。

 

 

 

 

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銀座のお気に入りのフレンチ、『ブラッセリー ポール・ボキューズ銀座』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

今夜の赤ワインは、コート・デュ・ローヌの人気の造り手、ドメーヌ・アラン・ガルティの、コート・デュ・ヴィヴァレ、2010年。

 

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年末に、ローヌ、ロワール、ボルドーの赤ワインの飲み較べをしたが、二人とも一番好きだったのはアラン・ガルティのワインだった。

素晴らしい果実の凝縮感と熟成感を持つ。

セパージュは、シラー60%、グルナッシュ40%。

 

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肉料理は、鴨フィレ肉のロティ、ソース・グラン・ヴヌール、ポロ葱とリガトーニのア・ラ・クレーム。

ソース・グラン・ヴヌールは、ソース・ポワヴラードにグロゼイユ(スグリ)のジャムを加えたソース。

ソース・ポワヴラードは、ジビエの出し汁に胡椒を効かせたソースで、グラン・ヴヌールもポワヴラードもジビエの定番ソースである。

 

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しっかりとしたジビエ・ソースを絡めて食べる鴨肉は、強いコート・デュ・ヴィヴァレにも良く合って美味い。

 

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ディジェスティフは、定番のポルト。

ロゼスのトゥニー。

ロゼスは1855年にボルドーのワイン商でポルトガル系のオステンド・ロゼスが設立。

そのせいか、フランスで絶大な人気を持つポルトである。

 

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私がポルト・トゥニーを好きなことを知っているお店のスタッフが、たっぷりと注いでくれる。

彼女のグラスにもたっぷり。

何時もの通り、彼女はちょっと口を付けただけで、グラスを私の前に置く。

アルコール度数20%のフォーティファイド・ワインはディジェスティフとして美味いが、ワインをいっぱい飲んだ後では今夜も飲み過ぎになりそうだ。

 

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デセールは、しっとり仕上げたガトー・ショコラ、シナモンと赤ワインでコンポートにしたプラム。

バニラのアイスクリームが添えられている。

 

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ガトー・ショコラには、生クリームとプラム・コンポート。

 

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バニラ・アイスクリームはお肌つやつやで、口に含むとバニラ香がふわっと膨らむ。

 

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食後はコーヒー。

カップにも『ポール・ボキューズ』のマークが入っている。

 

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カップを回すと、『ポール・ボキューズ』の名前。

「今夜の木下シェフの料理も美味しかったわね」と彼女。

「うん、特に鴨料理とアラン・ガルティのワインは良く合ったね」と私。

木下シェフと大友ソムリエにお礼の挨拶をし、いっぱいになったお腹を抱え、店をあとにする。

 

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今夜も良く飲んだ。

数えてみると、ワインを9杯とたっぷりのポルトを2杯。

外は寒いが、少し銀座を歩くことにする。

 

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銀座の東急プラザ。

昨年の3月に開業した、まだブランド・ニューといえる商業ビル。

昨年末にここの最上階の『ジ・アポロ』で開かれたワイナリー・オーナーズ・ディナーは楽しかった。

 

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クリスチャン・ディオールは開業後随分時間が経つが、全く古さを感じさせない。

 

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その隣には、ジョルジオ・アルマーニ。

 

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もう遅くなってきたが、銀座の夜はまだまだ輝きを失わない。

彼女と過ごす銀座の夜は、素敵に更けていきました。