今夜はイタリアの面白い赤を抜栓。
昨年春にジャケ買いした、チャンキー・レッド、ダブル・アメリカン・オーク、ジンファンデル、2014年。
カリフォルニアのジンファンデルだと思った買ったが、何とイタリア、プーリア州のワイン。
イタリアのワインの名前が、何故”チャンキー・レッド”で、”ダブル・アメリカン・オーク”なのかと不思議に思う。
昨年9月に飲んだマンモス、ジンファンデルはエチケットにプーリア、イタリア製品と書いてあった。
よく調べてみると、どちらもマーレ・マンニュムの製品だ。
マーレ・マンニュムは世界10か国でワインを生産し、世界のマーケットで販売する国際企業。
だからイタリア製でも英語の表記を用い、ぶどう品種名もプリミティーヴォではなく、より名の通ったジンファンデルを用いているのだろう。
プーリアのプリミティーヴォとカリフォルニアのジンファンデルは、どちらもクロアチアの地ぶどうを先祖とし、同じDNAを持つぶどう品種。
ボトルの裏面には、プーリアのI.G.T.と記載されている。
色合いは濃いガーネット。
カシス、プルーン、ビターチョコレート、無花果のジャム、コーヒー、バニラのニュアンス。
強い果実味と骨太のタンニン。
これは上質の洗練されたジンファンデル、いやプリミティーヴォだ。
調べてみると、ダブル・アメリカン・オークとは、マロラクティック発酵でアメリカン・オークの新樽を用い、更にアメリカン・オークの樽で熟成させていることを意味しているそうだ。
ぶどうは、プリミティーヴォの古木のもの。
ところでチャンキーとは、”ずんぐりした”、”がっしりした”という意味で、象の図柄と併せ、このワインの特徴を表している。
面白いイタリアのワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。