今夜は素敵に北参道、ロクターヴ・ハヤト・コバヤシ | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

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今夜は彼女と北参道で待ち合わせ。

北参道は、お洒落なお店が集まる新しいスポット。

向かった先は、小林隼人シェフが開いた、『ロクターヴ・ハヤト・コバヤシ』。

 

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小林シェフに挨拶し、カウンター席に着く。

最初は白ワインを抜栓。

ドメーヌ・フィリップ・シャヴィーの、ブルゴーニュ・シャルドネ、2014年。

フランスの三ッ星レストランの幾つかにもオンリストされている、人気の造り手である。

 

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一口飲んで驚いた。

これがブルゴーニュ・ブランなのか、あまりに美味しすぎる。

調べてみると、使われているぶどうは高樹齢のピュリニー・モンラッシェが95%、ムルソーが5%。

ほとんどピュリニー・モンラッシェと言って良い中身なのだ。

 

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今夜の料理は、シェフにお任せ。

出されたアミューズは、魚の缶詰のような器。

 

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蓋を開けると、真っ白なクリームチーズ。

中には何が入っているのだろう。

 

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スプーンで掬うと、中にはサーモンが詰まっていた。

白ワインに良く合い、とても美味い。

 

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彼女と楽しく話しながらのディナー。

忙しく調理する小林シェフの背中が頼もしい。

カウンターが低いので、シェフとの距離感がとても近いのだ。

 

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次の料理は、掌に乗せられて供された。

アミューズと言い、この前菜と言い、器の意外性が楽しい。

この皿は、確かニースの『ケイスケ・マツシマ』でも使われていた。

 

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フォアグラの上に乗せられているのは、グラニースミス。

甘酸っぱいグラニースミスと濃厚なフォアグラの組み合わせが新鮮。

 

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三皿目の前菜は、兵庫県産のムール貝。

砕かれた岩塩にアルコールをふりかけ、火が付けられる。

 

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火が消えると、ムール貝のグラタンの出来上がり。

小林シェフの料理は、ひとつひとつが意匠に富んでいて楽しい。

北参道の『ロクターヴ・ハヤト・コバヤシ』で彼女と過ごす素敵な夜の続きは、また明日。