(ブロンプトンで小谷温泉大湯元山田旅館 ≪秘湯編≫ の続き)
ブロンプトンで秘湯へ行こうセカンドシーズン。小谷温泉大湯元山田旅館へやってきたのだが・・・。
暫く待って再び呼び鈴を押してみる。ようやく女将さんが出てきた。
日帰り入浴の可否を聞いてみた。すると、内湯は壁に亀裂が入ったりしてひどく壊れているので本日これから工事に入る。外湯でもよいかと聞き返された。外湯とは旧・太田旅館の「新湯」のことと思われる。もちろん構いません。宜しくお願いします。
小谷で最も歴史のある元湯(もとゆ)源泉の内湯に入って見たかったのだが、今日のところは仕方ない。夏にでも再訪するとしよう。尚、言葉の端々に地震で被災して全く余裕がないとのニュアンスが窺えた。敢えて確認しなかったが、明らかに大規模な改装中・修理中で少なくとも前日の宿泊営業はしていなかったようだ。迷惑をかけてしまったかもしれない。
入れてもらえるだけラッキーだった。案内された通り、駐車場のところから階段を降りて旧・太田旅館の方にある「外湯」へ。(ブロンプトンは屋根からの落雪を避けて庇の下に停めておく。)
おおお、もしかしてこれなのか。
旧・太田旅館の露天風呂、素晴らしいではないか。新湯で大いに結構。大喜びで脱衣して湯殿へ行こうとすると。
湯殿への渡り廊下に積雪が・・・これでは湯船にたどりつけない。なるほど、全く余裕がない状況、よ~くわかりました。
しかし、こんなことで諦めるような私ではない。どうしても入りたい。幸いなことに雪かきの道具があったので、急遽、裸で雪かきだ。素足が寒すぎだ。全部はとても無理なのでとりあえず端の部分だけ通れるように除雪しよう。
なんとか通れるだけの幅を除雪した。はやる気持ちを抑えて滑らないように気をつけて通ろう。
絶景である。雪かきしてまでたどり着いた甲斐があった。
湯加減も絶妙である。ちょっとお掃除には十分手が回っていない様子だが、まあ、入れて頂けただけでも有難い。かなりの極楽極楽。
天気も素晴らしく、雄大な雪景色を眺めながら、最高の秘湯体験となった。
ところで女将さんと話しているとき、熱泉荘のことを聞いてみた。あそこはもともと冬期休業です、ただ、こういう状況なので、これからどうされるのかはよくわからない・・・という話だった。大元湯山田旅館とあつ湯元熱泉荘、ともに素晴らしい秘湯であることはわかった。応援してます。今度は泊まりに来ます。
湯 | 走り | 秘湯度 | 総合 | |
---|---|---|---|---|
小谷温泉大湯元山田旅館外湯(新湯) | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ★☆ | 10 |
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