Brompton Schwalbe Winter Tyre(シュワルベ・ウインター・スパイクタイヤ)をブロンプトンに装着して実走してみました。以下、ファーストインプレッションです。

  • 1. ブロンプトンとの相性に問題なし
  • 2. 雪に強い
  • 3. 凍結にも有効
  • 4. フレーム傷への対策が必要
  • 5. 乾燥路面でのノイズに要注意

 

1. ブロンプトンとの相性に問題なし:当然だがスパイクが何かに干渉するようなことはない。

 

2. 雪に強い:溝が適度に深いので雪をうまく掴んでくれる。圧雪路での走行は極めてスムーズだ。但し、日中の気温上昇で雪道の表面が緩んでくると要注意だ。荷重のかかりがちな後輪がタイヤの細さ故に雪面にめり込みやすくなる。それでも前輪はしっかりと路面をとらえ続けてくれるので危ないという感じはしない。

 

3. 凍結にも有効:スパイクは固い凍結面にも確実に喰い込み、シャーベット状の路面でも路面を捉えることができるので安定感がある。

 

4. フレーム傷への対策が必要:折り畳み時の後輪タイヤスパイクによるフレーム裏へのスクラッチのリスクを避けるためには、保護テープでもよいが、Off yer bikeの「Carrying Handle」で対応するのが良さそうだ。SCHWALBE WINTERはブロンプトン標準タイヤよりも細身なので、畳んだ時も丁度良い感じになる。

 

5. 乾燥路面でのノイズ:唯一の問題は、雪のない乾燥路面での走行ノイズだ。時速20キロで走行するとまるで戦車のようだ。路面の材質にもよるが「バリバリ」とか「バチバチ」といった音だ。都会の人ごみの中を走行する場合には特に注意が必要だ。先ほど、和田サイクルに後輪のみウインターで行った際、、西荻窪駅北口の伏見通り商店街で道行く人が驚いてふり返るほどの『戦車サウンド』だったので、ついに途中で降りて押してしまったほどだ。(降りて、荷重の無い状態で押せば殆ど音はしない。)

 

尚、あるショップのサイトに「空気を高圧に入れることによって中央部が張り、スパイクが地面と接触しなくなる」とある。しかし、通常より高圧(115PSI)にしてみたが路面とのノイズは全く変わらず、少なくとも私のブロンプトンでは『スパイクが路面に接触しない』という状況を再現できなかった。ブロンプトンを無雪の道路で通勤や街乗りで使う必要がある人にとって注意が必要だ。

 

従って、次回雪国の秘湯へ行く時まで、ノーマルタイヤをつけたホイールに戻すことにした。

 

勿論、雪の多い地域にお住まいで、冬も日常的にブロンプトンとおでかけしたいという方には大いに活用できるタイヤである。

 


 

 

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