ブロンプトンで毒沢温泉神乃湯 ≪サイクリング編≫ の続き。

 

ブロンプトンで秘湯へ行こうセカンドシーズン。独特の泉質で温泉通に人気の『毒沢温泉神乃湯』へ行ってきた。信州下諏訪の山あいに位置しており、信玄の隠し湯の一つとしても有名だ。

 

神乃湯は通常通り日帰り入浴を受け付けていた。当方の勘違いだったようだ。

 

あとで調べたところ、『神乃湯』への急登の登り口にあった立て札の場所は「沢の湯」の駐車場らしく、「沢の湯」が本日は16時から受付ということだったようだ。立て札の位置が紛らわしいところにあったのが原因だが、早とちりをして、引き返さなくてよかったよかった。

 

丁度10時になった。早速、日帰り入浴をお願いしよう。

 

受付を済ませて、一度外へ出て、離れへ。観音様にもごあいさつ。

 

さあ、お待ちかねの。

 

『神の湯』だ!

 

黄金色(こがねいろ)の湯から湯気が立つ。極楽極楽。

 

こちらが源泉の浴槽だ。源泉温度が低いので非常に冷たい。加温浴槽で十分に温まってから入ることとしよう。

 

胃腸に効くという源泉を味見してみようか。かなりの酸味がある。

 

それでは源泉に入って見よう。 徐々に慣れてくる。源泉槽と加温槽に交互に入る。

 

いつもの炭酸水を飲もうか。

 

湯屋の先に龍神、薬師、水神社がある。さらに奥へ行くと源泉があるそうだ。湯の神様、本日はどうもありがとうございました。

 

気が付くと粉雪が舞い始めていた。


毒沢温泉神乃湯

永禄年間、武田信玄が金発掘の際、けが人の治療に利用したのが毒沢温泉のはじまりと言われている。『神乃湯』は昭和9年に医者に見放された病を患う子を持った初代館主がお告げを受けてこの源泉を沸かして入浴させたところ病が完治、その後、噂を聞き多くの人が訪れるようになり宿を開業した。それ故、屋号は『神乃湯』、奥には源泉をつかさどる龍神様を、館内には弁天様を奉る。レモンを絞ったような独特の味わいを持つこの源泉は、昭和12年当時にあった鉱泉の「売薬許可」を受けた程の効能の高さである。現在の館主は四代目の小口富明さん、本宿は日本秘湯を守る会の会員である。

 

毒沢鉱泉は、古くから信玄の隠し湯として親しまれ、ここ神乃湯は諏訪大社のお膝元、標高約1000mの里山の中で、すがすがしい空気と美味しい水に恵まれた静かな温泉宿です。

昭和9年、神乃湯にてお祀りする神様のお告げにより使い始めた源泉は、湧出温約 12℃の冷鉱泉です。泉質は、鉄とミョウバンそして硫酸塩を豊富に含んでいます。 ここ毒沢の恵みを一杯にうけた源泉は、飲用では、鉄分の補給ができ、また胃腸の調子を整えます。入浴では、足腰の痛みや体の疲れを癒し、保湿殺菌効果により肌への良いはたらきが期待できる療養泉です。

諏訪の自然の恵みと八百万(やおよろず)の神様のご縁を感じながらご宿泊され、自然の息吹を味わいながら入浴していただければ、普段気付けなかった大切なことに気付き、ここちよい癒しの中で、明日へのエネルギーが湧いてくるのを感じられると思います。

(毒沢鉱泉神乃湯公式ホームページ小口富明館主「ごあいさつ」から抜粋)

 

  走り 秘湯度 総合
毒沢温泉神乃湯 ☆☆☆☆ ☆☆ 7


 

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【信玄の隠し湯シリーズ】

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