来年3月に直通運転が始まる山陽・九州新幹線。新大阪-鹿児島中央を結ぶ最速列車の名称が「みずほ」に正式決定した。朝夕に1日4往復、3時間45分で走り抜ける。
「みずほ」は1994年まで東京-熊本・長崎を結んだ寝台特急。名称としては17年ぶりの復活となる。ただ、昔を知る鉄道ファンはやや複雑な心境。国鉄伝統の列車名「つばめ」よりも、ブルートレインとして格上の「さくら」よりも、こんどの新幹線のラインナップでは最上位列車の名前になるのだから。
ブルトレ時代の「みずほ」(91年撮影)。
当時の「みずほ」は、「さくら」「はやぶさ」の補完列車的な位置付けで、誰もが認める地味な存在。ヘッドマークもウケない図柄(お絵かきでは描きやすかったけど)。でも今思えば、これこそが逆に強烈な個性だった(と思う…)。
新幹線「みずほ」は、どのような列車に育つだろうか。