今も国鉄形車両が多く活躍するJR西日本下関地区。下関駅では朝9時48分に山陽本線の105系、115系3000番台、415系1500番台の各電車と、山陰本線のキハ47形気動車の計4形式がずらりと並ぶシーンが見られます。

 

 

下関駅で9時48分に並ぶ(左から)105系、115系3000番台、415系1500番台、キハ47形。営業列車として同駅を発着する4形式がそろいます

 

 

山陰本線のキハ47形発車後は約5分ほど3形式の並びがゆっくり見られます

 

 

 

下関駅では国鉄形4形式のうち115系3000番台、415系1500番台、キハ47形は頻繁に発着しています。一方で、主に宇部線で運用される105系が姿を見せるのは下関総合車両所下関支所に入出庫する4本のみで、機会は限られます。

 

筆者が見たのは、山陽本線2453Mの105系が9時48分に4番線に入り、山陰本線小串行き856Dのキハ47形が同時刻に9番線から発車するタイミングです。この時、6番線に小月行き3510Mの115系3000番台(9時55分発)、7番線には小倉行き5149Mの415系1500番台(9時53分発)が停車しています。

 

4番線ホームからは9番線の山陰本線キハ47形が見えにくく、山陽本線3形式との並びが見られるのは発車後のわずか数秒間。制約があるものの、ベテラン国鉄形車両が複数並ぶシーンは見応えがあります。

 

 

【参考】別の時間帯(午後)の下関駅。奥に小瀬戸と呼ばれる海が少し見えるのが本州西端の駅らしいアクセントになります

 

 

【参考】別の時間帯の下関駅。右の115系T編成は朝夕に見られます

 

 

【参考】115系3000番台瀬戸内色(右)も欠かせない存在です=2023年

 

 

 

105系が下関駅を発着するのは1日計4回、他に6、8、17時台があります。ただ、時刻表を見る限り4形式は並んでいないように思います。

 

それでも、下関支所を出庫して側線に入った時や、キハ47形の3番線到着時か9番線入線時、あるいは回送列車としてやって来る小野田線の123系など、組み合わせ方次第でいろんな並びが見られるかもしれません。

 

かつて九州ブルートレインの電気機関車の交換で鉄道ファンに親しまれた下関駅。現在は定期長距離列車の発着がなく少し寂しいのですが、国鉄形車両はいろいろと楽しめます。

 

今回の4形式が並ぶシーンは、筆者はたまたま居合わせてスマートフォンで撮っただけでしたが、機会があれば次はカメラを持参して記録したいところです。

 

 

 

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