こんにちは。

JARTA代表の中野崇です。

 

だいぶ涼しくなり、やっと練習時の熱中症リスクから解放されますね。

とはいえ脱水症状は季節関係なく起こるので、水分補給は油断せず行ってくださいね。

 

 

 

さてこの度、JARTAでは皆様からスポーツ動作やトレーニングに関するご質問を募集することになりましたので、ご案内いたします。

 

 

 

これまでもJARTAには問い合わせフォームを通してたくさんのお問い合わせを頂いてきましたが、「これは皆さんに共通した悩みではないか」と思われるものも多く、だったらたくさん質問を募集して必要度の高いもの・数が多いものから僕やJARTAの考えを回答しようということになりました。

 

 

 

 

 

ご質問への回答は、メールマガジンや公式ブログを通して、代表である僕やJARTA認定講師がお答えいたします。

 

 

 

・チームに専門家がいなくて悩んでいるがどこに相談すれば良いかわからない

・今のトレーニングがそのまま継続して良いかわからない

・怪我が多い理由がわからない

・オフシーズンに何をすべきか悩んでいる

 

 

 

など、スポーツやトレーニングに関するお悩みについて、少しでもお役に立てればと思います。

(もちろん学生の方からの将来への相談もOKです。)

 

 

 

 

締め切りナシでたくさんのご質問、お待ちしております。

(選手のプライバシーや健康上のリスクに関わる判断など、全ての質問にはお答えできないことがございますので、ご了承ください。)

 

 

 

 

 

ご質問は下記フォームからどうぞ>

(グーグルフォームに飛びます)

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelxq8nrPamZjasxqb-MRYnBNB5T47J3E9UOsqQK9csljOtSQ/viewform

 

 

 

 

 

株式会社JARTA international代表取締役

JARTA代表

ブラインドサッカー日本代表フィジカルコーチ

中野 崇

 

 

 

 

こんにちは。

JARTA代表の中野 崇です。

(名乗ることにしました笑)

 

 

今回は、JARTAメールマガジンの登録特典のお知らせです。

これまでは単に無料というだけだったのですが、この度新たに「立甲解説書」を無料ダウンロードしていただけることになりました。

 

 

「立甲解説書」のダウンロードはこちらから。

http://jarta.jp/mailmagagine/

 

 

 

 

 

少しずつお馴染みになってきた感もある立甲ですが、まだまだその詳しい機能や必要性、そしてメリットは十分伝わっていないと感じています。

 

例えば、見かけ上の立甲とスポーツのパフォーマンスに有効な立甲の見分け方とか、立甲とローテーターカフの関係とか。

 

単にできるようになればOKということではなく、少なくとも「立甲の意味がわかって」、「質を高めるポイント」がわかってこそ、使いこなせるという状態です。

 

 

 

 

 

 

 

JARTAの公式ブログでも、時折立甲には触れていますが、これまでまとまった一冊というものは存在していませんでした。

 

 

 

・立甲のテキストが欲しい。

・立甲の解剖を知りたい。

・立甲と翼状肩甲の違いがわからない。

・立甲のメリットを知りたい。

・立甲とローテーターカフの関係を知りたい。

 

 

 

などのご要望は以前からいただいていたのですが、今回初めて一つの形として準備することができました。

このようなご希望や疑問をお持ちの方には、確実に満足していただける内容です。

 

 

 

<立甲解説書の内容>
・立甲の基礎解剖
・翼状肩甲との見分け方
・5つの習得意義
・立甲を習得した選手の声
・立甲とローテーターカフの関係
・RSSC(回旋系伸張反射)を活用すべき理由
など

 

 

 

 

 

また、今回の「立甲解説書」では、トップアスリートの大半が使いこなしている、「RSSC」についても解説しています。

 

 

 

 

 

RSSCというのは、回旋系伸張反射という、運動連鎖システムです。

省エネ、再現性が高い、ハイパワーなど、スポーツのパフォーマンスを向上するためには必須と言える数々のメリットがあります。

 

スポーツでのパフォーマンスアップを目指している方には絶対に有益な機能です。

 

 

 

 

 

立甲解説書

http://jarta.jp/mailmagagine/

(RSSCも理解できます)

 

 

 

 

 

ちなみに、立甲の写真だけでなく、動画を見てみたい、という方は、こちらから動画が見ていただけます。

僕がサポートしている空手選手です。

(この度、糸東流の世界大会で優勝しました!)

 

立甲の動画(ページの一番下に動画を設置しています)

http://jarta.jp/apply/basic/

 

 

 

 

 

JARTA

中野 崇

 

 

 

 

おはようございます。

 

東京での様々な打ち合わせや選手・チームの指導を終え、昨日大阪に戻りました。

 

 

 

 

 

さて今回は、主に理学療法士、そして作業療法士の方向けの内容として、高齢者の方など一般のリハビリとスポーツの関係について書きたいと思います。

(リハビリという言葉は本当はもっと奥が深いのですが、ここでは一般的に馴染んでいる意味で使っています)

 

 

JARTA

 

 

理学療法士や作業療法士、それらを目指す学生の方々の中には、スポーツ現場に携わりたいという気持ちでその資格を目指したけれど、実際は病院などの勤務にならざるを得ず、本来の動機であるスポーツには携わっていない、という方は大変多いと思います。

(もちろんその中で一般のリハビリにやりがいや価値を見出し、そちらに軌道修正する方も多いと思います。)

 

 

 

 

 

僕自身も、理学療法士の資格を取った動機がスポーツに携わることでしたし、上記の悩みも持っていました。

 

 

 

 

 

実際、主催するスポーツトレーナー団体であるJARTAを設立するまでは理学療法士として一般病院・老人保健施設・デイサービス・訪問リハビリという流れで働いてきました。

その間、スポーツ現場には勉強という形で無償で携わっていました。

無償サポートに関して問題意識を持っている方はこちらに僕の意見を書いています

 

 

 

 

 

よく、スポーツに関わることを動機に理学療法士や作業療法士を目指す学生の方や現職の方から、

 

 

 

 

「スポーツに携わる職場(病院やクリニック)を探している」

「中野さんはどうやってスポーツに携わるようになったんですか?」

「自分は一般病院なので、スポーツ現場の経験がないがどうしたら良いいですか?」

 

 

 

 

という質問をいただきます。

 

 

 

 

 

そんな時、ほとんどの場合僕は同じ旨の回答をします。

 

 

 

 

 

「どこで働いても同じです。すべて自分次第です。」

 

 

 

 

 

なんと冷たい言い方でしょう笑

(もちろん実際はもっと丁寧に説明しています、、)

 

 

 

 

 

でも実際これが僕が進んできた道であり考え方ですし、それ以外に自分のやりたいことを実現する方法はあり得ませんでした。

ただこの回答だけでは意味がわからないと思うので、もう少し説明します。

 

 

 

 

 

「すべて同じ」

 

 

 

 

 

これは別々に見える要素の「共通項」を見つけるためのキーワードです。

僕が様々なリハビリ現場から得た教訓の一つです。

一見全然別のものに見えるものも、必ずどこかに共通項がある、という発想です。

 

 

 

 

 

一般のリハビリと、スポーツ選手のトレーニング、ここに共通項を見出すことができれば、具体的には一般の、例えば高齢者の方へのリハビリにおいてスポーツ選手のトレーニングに活かすことができるものを見つけることができれば、すべてつながります。

 

 

 

 

 

つまり高齢者のリハビリをしながら本質的にはスポーツ選手のトレーニング指導の経験を積むことだってできるのです。

注)そもそもそこを別個でしか考えられなかったり、目指す道ではないと一般のリハビリを軽視することが仮にあるならば、それそのものがスポーツ界で通用しない理由です。詳しくは過去のこの記事に書きました。

 

 

 

 

 

すべて同じ、と考えながら別々に見える要素を見ると共通項を見つけることができますし、逆に別物だと思って考えると共通項なんて気づきもしません。

 

 

 

 

 

見つけられなければ、スポーツに携わることを目指す人にとって高齢者のリハビリは「目指すこととは違う時間」になってしまいます。

 

 

 

 

 

学校であれば、やりたいこととは関係ない授業、として手を抜くかもしれません。

しかし共通項を見出していればすべてがつながるのです。

いやむしろ無関係に見える要素を繋げることこそ、やりたいことへの道筋として必須の能力です。

 

 

 

 

 

これは大変難しいことですし、スポーツ現場と高齢者など一般のリハビリの両方を経験しているから言えることだ、という反論もいただくかもしれません。

実際今はそうかもしれませんが、少なくとも僕はスポーツ現場の経験がない時からやっていました。

 

 

 

 

 

経験がなくても勉強そのものはできますので、目の前の高齢者の方に全力を傾けつつ、スポーツに繋げるなにかを得るつもりで、スポーツへの準備という意識も持ちながらやっていました。

 

 

 

 

 

スポーツのことを考えながら高齢者のリハビリをするなんて舐めたやつだと思われるかもしれませんね、、

ただ、目の前の方に全力を傾けることと、先に向けての準備をすることに意識を向けることは両立できないことではありません。

 

 

 

 

 

一流の料理人さんは目の前の料理に全力を傾けつつ、次の料理や全体の流れ、他のスタッフの動き、お客さんの反応に対して意識を向けることができます。

ビジネスの世界でも、一つのサービスや商品と他分野のものの共通項を見つけることでそのサービスや商品の質を高めるといったことは実際によくあることなのです。

 

 

 

 

 

ちなみに上の質問の回答では、むしろスポーツ選手に関わらない職場で働くことによるメリットを伝えています。

一般のリハビリに従事しながら、個人の行動として自分が必要とされるスポーツ現場や選手を探せばいいのです。

いきなり身体を触らせて、トレーニングを指導させて、は無理でしょう。

まずはチームや選手にコンタクトをとって見学からさせてもらうのが妥当です。

(JARTAでは、認定試験を修了した方対象に、無料で実際のスポーツチームにトレーニング指導ができる研修制度を設けています。)

 

 

 

 

 

高齢者や病気や怪我を抱えた方のリハビリとスポーツの経験の共通項を見つけ、それを自らの進む道の糧にすることは、本当に有益です。

 

そしてそういう経験こそが、他の人にはない自分だけの「強み・武器」になることに気づいて欲しいです。

 

 

 

 

 

スポーツだけに携わる人は本当にたくさんいます。

それが良くないこととは言いませんが、その人達と同じことができてもあんまり意味がないと僕は思います。

 

 

 

 

 

自分だけにしかできない価値を提供できてこそ、多くの人に望まれる存在になれるのではないでしょうか。

そしてそういう存在こそが、業界の発展に繋がっていくのではないでしょうか。

 

 

 

無料ダウンロード>

①JARTAメールマガジン(無料)にご登録いただいた方に向けて、無料で立甲解説書をプレゼントするサービスを開始いたしました。

 

立甲解説書の無料ダウンロードはこちらから。

ダウンロードURL:http://jarta.jp/mailmagagine/manual/

(メールマガジン登録時に配信されるパスワードが必要です)

 

②JARTAベーシックセミナーを受講された方には「大腰筋解説書」

 

③アドバンス1セミナーに進学された方には「股関節解説書」 

 

 

 

 

 

JARTA

中野 崇

 

おはようございます。

 

朝晩がだいぶ涼しくなり、ずいぶん秋が感じられるようになりましたね。

ただまだまだ日中は日差しが強い日もあり、外でスポーツをする時にはサングラスが欠かせません。

 

 

 

 

 

サングラスといえば、僕は冬でも日中外でトレーニングの指導をする時は使います。

 

 

 

 

 

 

最近はどうか分かりませんが、今年36歳の僕の世代にとってサングラスというアイテムは、特に若手の頃にこれを使う奴は「カッコつけてる」とか「調子に乗ってる」とか言われてきたような代物です。

 

だから今は意味を持って使用していますが、なぜかどこか後ろめたい気持ちもあります笑

 

 

 

 

 

今回は、このサングラスを使う意味についてです。

最近はメディアでもスポーツ選手が使用している姿が頻繁に見られています。

 

まさか高校野球でサングラスが使われる日が来るとは…

 

 

 

 

 

昔は野球選手で試合中にサングラスをしている選手なんてほとんど見ませんでしたが、イチロー選手をはじめ、多くの選手がデイゲーム(日中の試合)では使用しています。

 

 

 

 

 

ちなみに昔の野球で日除け対策で主流だったのが、アイブラックという目の下のクマみたいなやつです。

今もそれなりの数の選手が使っていますね。

 

 

 

 

 

話を戻しまして、サングラス。

 

 

 

 

 

サングラスを使う理由は様々あると思われます。

 

 

 

日光を避けてボールや相手を見えやすくするため。

日焼け防止。

見栄えよくする。

感情を隠す。

変装、キャラクター作り。

威嚇。

 

 

 

などなどあります。

 

 

 

 

 

ここではその中でも「疲労」との関係性について述べたいと思います。

まず、サングラスが有効である点の一つとして、日光に含まれる紫外線が目に入るのを防止できるというものがあります。

 

 

 

 

 

ここからは少しだけ専門的な話になりますが…。

活性酸素という名前を聞いたことがあるでしょうか?

 

 

 

 

 

これは白血球による免疫システムなどにも有効に使われている重要な物質なのですが、疲労の大きな原因としても知られています。

簡単に言うと、周囲の組織を酸化させる作用があるのです。

 

 

 

 

 

紫外線を浴びると、この活性酸素が通常よりも過剰に発生し、疲労につながると言われています。

 

 

 

 

 

ちなみに活性酸素の影響を最も受けるのがミトコンドリアであり、そのエネルギーが最も使われる先である筋肉と自律神経細胞です。

(乳酸が疲労の原因だ、という説は最近ではすでに否定されています)

 

 

 

 

 

だから日焼け防止は非常に重要な疲労対策でもあるのですが、目から入る紫外線も同様に防ぐ必要があります。

 

 

 

 

 

目から紫外線が入ると、目の中にある角膜というところを中心に上記のように活性酸素が発生して炎症反応が起こります。

 

もちろん全身に紫外線(特にUVA)を浴びることによる炎症反応・活性酸素発生による疲労の発生は防止しておくのは当然ですが、目から入る紫外線をサングラスによって防ぎ、紫外線由来の疲労を防ぐことも重要な課題です。

 

 

 

 

 

最近はコンタクトレンズによも紫外線カットの機能があるものが多いので、それを使用するのも疲労対策としては有効です。

 

 

 

 

 

もう涼しくなってきたからと油断せず、紫外線対策は継続してください。

この時期に、夏に溜まった疲労を修復するつもりで、身体のケアに取り組んでくださいね。

 

 

 

 

 

 

JARTA

中野 崇

 

おはようございます。

昨日は、僕の出身地である大阪府堺市の名物である阪堺電車(路面電車)に家族で乗ってきました。

 

 

 

 

 

その帰りにはこれまた堺名物の穴子寿司を買って、両親も含めてみんなでいただきました。

 

 

 

堺は古い街だけあって、歴史にまつわる場所や物が多く、歴史が好きな方にはなかなか楽しんでいただける土地です。

 

 

 

世界最大の前方後円墳で有名な仁徳天皇陵や、刃物、自転車、そして千利休でも有名です。

 

 

 

 

 

 

ちなみに与謝野晶子ねーさんは高校の先輩です笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前置きが賑やかになりましたが、今回は、会員動画の新しいダイジェスト版視聴のご案内です。

 

 

JARTA会員動画についての詳細は前回のご案内で記載しましたので、そちらをご参照ください。

 

前回のご案内(プロ野球&女子サッカー合同自主トレサポート)

 

 

 

 

 

新しいダイジェスト版は、毎年行っているイタリア研修の場面です。

 

 

 

 

 

研修期間中、このブログや公式FBなどではその様子を紹介はしていますが、ほとんどすべて画像のみでしたが、実際は多くの画面でビデオ撮影をしており、記録してあります。

JARTA会員動画では、それらをほぼ全てお見せできることになりました。(注:プラチナのみ)

 

 

 

 

 

内容は、

・セリエAフットサル、 S.S.ラツィオトップチームのフィジカルコーチたちとのディスカッション・プレゼンテーション

 

 

 

 

・セリエAサッカー、S.S.ラツィオトップチームのフィジカルコーチ・理学療法士とのディスカッション・プレゼンテーション

 

 

 

 

・セリエAサッカー、インテルユースフィジカルコーチのレクチャー場面

 

 

 

 

・IPAC(イタリアフットボールトレーナー協会)のレクチャーとプレゼンテーション

 

 

 

 

それぞれ、通常のメディアでは絶対に見ることのできないリアルな現場の様子や、日本とイタリアのトレーナーやフィジカルコーチなどの考え方や感じ方の違いや、共通点などがディスカッションを通して見ていただけます。

 

 

 

 

 

今回のダイジェスト版では、それぞれの雰囲気は十分に感じていただけるかと思います。

 

 

 

 

 

 

JARTA会員動画の詳細は、こちらからどうぞ。

JARTA会員について

 

 

 

 

 

 

 

JARTA

中野 崇

 

 

 

 

 

 

 

おはようございます。

 

一昨日は秋分の日でしたね。

これまでの医療、介護現場での仕事を含めて、もう平日も祝日も関係のない生活をして何年も経つので、つい祝日を忘れがちです笑

 

 

 

 

 

前回は、バットなどの道具を「柔らかく握れ」という、ごくスタンダードな指導に関して、強く「握り過ぎる」ことのデメリットとメリット(それぞれの一部)を説明しました。

 

 

 

 

 

今回は、実際にどうしたら「柔らかく握る」ことができるのかに焦点を当てて書いていきます。

ではまず、この「柔らかく握る」という言葉を分解してみましょう。

 

 

 

 

 

このフレーズは、「柔らかく」と、「握る」に分けられますね。

 

 

 

 

 

「柔らかく」とは、「ぐにゃぐにゃ」「ふにゃふにゃ」「ゆるゆる」などリラックスや脱力した状態のことです。(可動域などを示す柔軟性とはここでは区別します)

 

 

 

 

 

「握る」は、対処となるものに対して指や手を使って力を加えることです。

「握力」として表現されることが多いですね。

スポーツテストでやった、測りみたいなのを握るテストです。

とりわけスポーツにおいては、高速で動いたり、非常に重いものを操作したりするので、この握力は重視されています。

 

 

 

 

 

ここで問題があるのですが、気づきましたか?

上記の二つは、「柔らかく握れ」という形で1フレーズとして使われるのですが、中身である「柔らかく」と「握る」はなんと相反しているのです。

 

 

 

 

 

相反する二つの要素をどのようにして両立させれば良いでしょうか。

 

 

 

 

 

”最小限の力で”握れ、という答えもあるでしょうが、これではちょっと曖昧すぎて、この能力を使いこなすには不十分です。

 

 

 

 

 

これを同時に実現する鍵となるのは、「摩擦力」です。

 

 

 

 

 

手の平の皮膚と物体の間に発生する力です。

滑りにくさ、です。

 

 

 

 

例えばバットスイングの最中にバットに加える力として必要なものは、

 

 

 

【力を伝えるための力】+【バットを離してしまわないための力】

 

 

 

です。

この「摩擦力(滑りにくさ)」は、【離してしまわないための力】に加勢し、【離してしまわないため力】のうち「握力の役割」を激減させることができます。

 

 

 

 

 

どういうことかというと、バットを離さずに強くスイングするために必要な力が例えば100だとして、(さすがに有り得ませんが)摩擦力を全く使わなければ握力は100必要です。

 

しかし例えばこのとき摩擦力30を使えれば、握力は70で済むということです。

その分、手や指はリラックスできますよね。

 

 

 

 

 

これが前回の冒頭でさらっと書いた、「スポーツに必要なホールド力」です。

 

 

 

 

 

スポーツに必要なホールド力=【握力+摩擦力】

 

 

 

 

 

動きが柔らかいとされるような良い選手は、ほぼこれを利用しています。

 

 

 

 

 

そして選手だけに限らず、手で道具を扱うような職人さん、人の身体に触れて操作するようなセラピストのような職業の方の中で、上級者・達人と言われる方は、まず間違いなくこの能力を持たれていると思います。

皆、柔らかいタッチなのに力強いという高度な能力の持ち主です。

 

 

 

 

 

ちなみに一般的なホールド力の定義は、「握ったものを保持する、離さないための力」とされています。

しかしスポーツでは、離さないだけでは不十分であり、操作性や全身との連動性などにも”同時に対応する”能力が要求されるのです。

この、握力の同時実現性の能力を1フレーズでいうと「柔らかく握れ」ということです。

 

 

 

 

「柔らかく握る」ためには、摩擦力を最大化する必要があるのです。

 

 

 

 

 

「スポーツに必要なホールド力」を理解してトレーニングしないで、単に「握力を強くしたい」だけでは数値だけ上がってスポーツの場面で「使えない握力」が出来上がってしまうかもしれません。

 

 

 

 

 

最後に、摩擦力を使いこなすための条件と簡単な方法を以下に記します。

参考にしてみてください。

 

 

 

 

 

①指・手の平の関節と筋肉をとにかくひたすら柔らかくする。

手の平はかなり手首よりのところまで指のような骨(中手骨)で構成され、その間には筋肉があります。

 

 

(Wikipediaより転載)

注)骨折のページからの画像なので骨折部位に矢印が入っていますが、本題とは無関係です。

 

なので、手の平をぐにゃぐにゃ動かしておくと、かなり柔らかくなる部位なのです。

摩擦力を高める土台部分の必須要素です。

 

 

 

 

②指・手の平の皮膚が柔らかいこと・しっとりしていること。温かいこと。

皮膚が柔らかいことで、対象となる物体にへばりつくような粘着力が生まれます。

(もっと細かいことを言うと、①の状態とうまく掛け合わせると陰圧を生み出して物体が手の平に吸い付くようなこともできます)

また、接触面積の増加が起こることで摩擦力を高める役割も果たします。

 

これは保湿クリームを塗りましょう、ということではなく、普段から頻繁に手の平や手の甲を揉んだり優しく擦り合わせることで獲得できます。

(強くゴシゴシではありません)

 

ただし、この方法で準備できるのはあくまで土台です。

実際にはこの土台をもとに身体操作(バットを握る)があるので、ここで「強く握るクセ(パターンといいます)」が残っているとやはり良い土台を作ってももとに戻ってしまう、ということになります。

 

 

 

 

 

やはり選手本人がどんな意識やイメージを持って行うかがこのパターンの再構築には非常に重要と言えますし、繰り返しの練習によるパターン化は必須です。

「小さな積み重ね」は避けて通れない上達の道です。

 

 

 

 

 

また、練習の際にはベタ~っと、じわ~っとという擬音語とイメージングを用いながらの鍛錬が経験上有効です。

 

 

 

 

 

使えそうであれば、継続してやってみてください。

 

 

このようにダンベルを持ってスイングする際にも単純に強く握るのではなく、ベタ〜っと「柔らかく握る」ことを常に意識しながらやるのと、そうでないのとでは大きな差が出てきます。

 

 

 

 

 

ちなみにバッティンググローブなどの手袋をしていても同じです。

 

バットー手袋の間の摩擦

手袋ー皮膚の摩擦

 

それぞれを高めれば良いですね。

 

 

 

 

 

 

 

JARTA

中野 崇

 

 

 

 

 

おはようございます。

 

僕は普段は地元である大阪に居ることは少ないのですが、ここ数日は家で家族との時間を過ごしています。

その間(Facebookにはプロセスを投稿していましたが)、息子達は立派な石槍を完成させました笑

※槍の先端は、危険を避けるためにもちろん尖らせないようにしてます。

 

手元には作成中の写真しかありませんでしたが…

 

 

 

その槍を扱う能力とも関係するのですが、今回はバットやラケット、ゴルフクラブの握り方についてです。

 

 

 

 

 

言い方を変えると、ハイレベルな選手の道具の握り方であり、”スポーツに必要な”ホールド力、です。

 

 

 

 

 

バットやラケット、ゴルフクラブのような棒状のものを使用する競技の経験がある方は、誰しも

 

 

 

 

 

「握り過ぎるな」「柔らかく握れ」

 

 

 

 

と言われたことがあるのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

なぜだか分かりますか?

なぜ強く握ると良くないのでしょうか?

なぜ柔らかく握る必要があるのでしょうか?

柔らかく握るとはどういう状態を指すのか、と選手から問われた時、答えられますか?

 

 

 

 

 

まず、逆に強く握りしめた場合のデメリットを考えてみましょう。

 

 

 

 

 

一つ目は、慣性モーメント(値が大きくなれば回転しにくい)です。

ただし話がややこしくなるので、もっと単純に。

手の指や手首が固まることで、バットなどを振る時に、全身に大きな力を必要とされるというデメリットです。(手首が柔らかく使える時と比較すると)

 

そしてその影響でさらに手の指や手首が固まる、という負のスパイラルです。

このスパイラルは、いわゆる「力んだ状態」とも表現されます。

 

また、手首や指が力んでる選手は肩や腰なども力んでいますね。

 

 

 

二つ目は、操作性です。

当然上記とも深い関係があります。

握りしめて指や手首が固まった状態では慣性モーメントが大きくなり、バットなどは振りにくい=操作性が不良な状態になります。

 

また、握り締めると支点が固定されることにより、これまた操作性の低下が生じます。

良い選手はバットなどと手の関係性の中に複数の支点を作ります。

(角運動量や回転、重心加速の話になってしまうので、ここではこの点については掘り下げません。また別の機会に。)

 

 

 

 

 

次は逆に「柔らかく握る」ことのメリットです。

それぞれ上で説明したデメリットを裏返すことでほぼそのままメリットになります。

 

 

 

 

 

慣性モーメント・振る時に無駄な力が入らないこと、に関しては、指や手首がリラックスして自由度が高ければ、全身の運動の中でバットの重心と、握っているポイントの関係性によって手首の角度が決まり、バッティングであればそれはすなわちいわゆる「バットが身体に巻き付いた」ような手首の使い方になり、回りにくさの指標である慣性モーメントが小さい状態=回転しやすい状態=力があんまり必要なく回転できる状態になります。

 

つまりバットなどを振る時に不要に大きな力が手首や指にかからない=無駄な力を使わずに振れる状態です。

(不要にとか、無駄な力、という表現は、うまく身体操作できれば物理的にその力は必要ないにも関わらず、という意味です)

 

 

 

 

 

次に操作性におけるメリット。

柔らかく握るという状態は、手が柔らかい状態を保持している状態のことです。

なぜそれが良いかというと、手首が柔らかいと、操作したい側とは逆の先端を活用することができるからです。

 

バットでいうとグリップの先端部分

ここが全く動かない状態で先端を動かす時と、ここを同時に動かしながら先端を動かす時とでは前者は3倍程度力が必要になるのです。

 

 

プロで活躍するような選手はまず必ず手首は柔らかいです。

「柔らかく握って」ます。

手首の動きに着目して見てみてください。

 

 

 

 

 

 

では実際、どうすれば「柔らかく握る」ことができるのでしょうか?

次回説明したいと思います。

 

 

 

 

 

JARTA

中野 崇

 

 

 

 

おはようございます。

 

前回は、「良い姿勢・正しい姿勢」はそれそのものが目的になるべきでなく、「直後に思い通りに、迅速に動けるため」の「手段」と捉えるべきではないか、という話をしました。

 

 

 

 

 

つまり、良い姿勢をとることが目的になることで形に目を奪われ、形だけが整った、中身をともなわない姿勢になってしまう可能性があるということです。

 

 

 

 

 

繰り返しになりますが、僕は姿勢が目的ではなく、あくまで「手段」という位置付けであるべきだと考えています。

 

 

 

 

 

スポーツの世界では、「構え」という考え方がありますが、姿勢もそこに含まれる方がいいのかもしれません。

(理学療法における「構え」という言葉の定義とは異なります。ここではあくまで「一般論としての構え」としてのお話です)

 

 

 

 

 

一般的な「構え」とは次に動くための前提です。例えば「バッティングの構え」などですね。

必ず次のタイミングで実行する動きが存在し、そのための状態づくりという考え方です。

 

 

 

 

 

「良い姿勢・正しい姿勢」がフューチャーされている近年、姿勢と構えが別物のように分離した発想になってしまっています。

 

 

 

 

 

それが「姿勢の目的化」につながっているのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

姿勢も構えも直後にどんな動きをするかによって決定され、それがスムーズに効率的に迅速に、できる限り負荷なく実現されるためにあります。

 

 

 

 

 

それが実現出来るかどうかが、良い姿勢・正しい姿勢の指標とすべきではないでしょうか。

 

 

 

 

 

姿勢は目的ではなく、手段。

だからその直後にどのように動けるのかが良し悪しの判断規準の一つとなる。

 

 

 

 

僕が2015年末からフィジカルコーチを務めるブラインドサッカー日本代表の選手たち。

目が見えない選手は視覚的に良い姿勢を作ることができません。

では誰かに良い姿勢だと言ってもらうしかないのか?

そうでないなら彼らはどのようにして”良い姿勢”を獲得していくべきなのだろうか、という疑問から今回の話に至っています。

 

 

 

 

 

僕が一緒にプロ選手の指導に関わらせてもらっている、スポーツジャーナリストの中西哲生さんも、関節をほんの少し曲げておくという表現をもって、”サッカーにおける良い姿勢”を常に選手に要求しています。

 

理由は「常にあらゆる方向に動ける状態であれ」です。

 

 

 

 

 

つまり、その姿勢をとる目的がはっきりしているのです。

 

 

 

 

 

また、武士がその鍛錬の一つとして、周りの人間が全員刺客だと思って過ごす、というものもあります。いつでも瞬時に動き出せるようにすることを常とするためのものです。

 

 

 

 

 

理学療法や標準的なスポーツトレーニングには、今回のような観点はまだあまりないかもしれませんが、止まった状態から次に動くまでのスムーズさや効率性を「良い姿勢・正しい姿勢」の指標の一つにすることは、スポーツの世界では非常に重要な視点になると考えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

JARTA

中野 崇

 

おはようございます。

 

今回は、「正しい姿勢」についてです。

スポーツにおいて、姿勢の重要性は随分語られており、近年では美容や健康、そして子ども達の授業中の集中力にも姿勢が関与することが明らかになっています。

 

 

 

 

 

その流れ上、当然のこととして「良い姿勢とは」「正しい姿勢とは」ということが求められ、多くの人が「良い姿勢になりましょう」「良い姿勢を獲得しましょう」「正しい姿勢を習得するためのトレーニング」みたいな言葉を使うようになっています。

 

 

 

 

 

では、この良い姿勢・正しい姿勢とは何なのでしょうか?

良い姿勢と良くない姿勢の境界線は?

 

 

例えば理学療法などでは、立った状態で正面から見た時に左右が均等になっていること、横から見た時に耳たぶ・肩・大転子・外くるぶしが鉛直一直線上に並ぶこととされています。

また、武道・武術の世界では「骨で立つ」というような表現が使われたりもします。

 

 

 

 

どれも正しいとは思うのですが、特にスポーツの世界ではもう少し深掘りする必要があると考えています。

あくまで私見ですが。

まず僕が感じた上記指標の問題点です。

 

 

 

 

 

それは姿勢の質です。

 

 

 

 

 

例えば理学療法などの良い姿勢の指標である上記ポイントが満たされている場合、外見上は「良い姿勢・正しい姿勢」と評価されます。

ただし、全身や身体の一部がコチコチに緊張していても同じ姿勢は取れてしまうのです。

これは良い姿勢でしょうか?

誰もが良くないと考えるでしょう。

でも上記指標の観点では良い姿勢、となってしまいます。

 

 

 

 

 

では、どの程度の緊張なら「良い」の範囲に入ってきますか?

当然、緊張ゼロなら立っていられませんよね。

仮に緊張度合いに関して何らかの回答が出せたとしても、必ず異論が出ることでしょう。

 

 

 

 

 

つまり、この観点では基準として十分に機能しているとは言えないのではないでしょうか。

(もちろん、一つの指標としては非常に有効ですし、上記部位の並びが崩れていることで身体各所への力学的負荷が増加することは言うまでもありません)

 

 

 

 

 

まずここで考えたいのは、そもそも良い姿勢・正しい姿勢は何のためにあるのでしょうか?

一つは先ほど挙げた、重力下で立つ上での力学的負荷の軽減です。

 

 

 

 

 

もう一つは「姿勢は手段」という観点です。

 

 

 

 

 

姿勢は本来何のためにあるのか、ということを考える必要があるのではないのでしょうか。

 

 

 

 

 

結論から言うと、「直後に思い通りに、迅速に動けるため」だと考えています。

 

 

 

 

 

先ほどの、「見た目は良い姿勢だがあちこちに緊張が入った状態」は、ここが問題なのです。

このような状態では、すぐには動き出すことができないのです。

 

 

 

 

 

次回はこの点について詳しく述べていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

JARTA

中野 崇

 

 

おはようございます。

 

 

昨日は0から100の動きについて、ラグビーのシェーンウィリアムズ選手のフットワークを例にとり、落下の重要性について触れましたが、フットワークにおける落下運動はラグビーだけでなく、様々な競技のトッププレイヤーが活用しています。

 

 

 

 

 

例えばものすごいフットワークが武器の一つになっているバルセロナのメッシ選手

彼の凄さは身体操作の柔らかさやボールコントロールとして表現されることが多いのですが、この落下運動の巧さも特筆すべきポイントだと考えています。

 

動画を貼り付けますので、落下運動に着目して見てみてください。フェイントにも使っていますね。

 

 

 

 

 

 

 

この動きをイメージとして伝えるために、よく0から100、または静から動と表現される訳ですね。

 

今回は、その逆についてです。

このような表現は、「動き出し」「方向転換」つまり選手に入力されるイメージとしては「脱力した状態から力を入れる」という方向にあります。

前回も書いたように、これは非常に有効なイメージングです。

 

 

 

 

しかし、スポーツの場面では連続的に動くことが要求されます。

つまり、0から100を選手に習得させるためには、100から0も教えなければならないのです。

 

 

 

 

 

フットワークなど、何度も0から100を作るためには、何度も0を作れることが必要だからです。

 

 

 

 

 

つまり動き出し・加速・方向転換、に必要な部位に力を入れたあと、また力を抜くという能力も併せて習得する必要があるのです。

 

 

 

 

 

これは単に構えの段階からリラックスしようという0→100のプロセスよりも難易度は高くなります。

なぜなら100→0はほとんどの場合、動きの中で実現しなければならないからです。

 

 

 

 

 

習得するには無意識にできるぐらい繰り返す必要がありますし、何よりこの100から0というイメージを選手自身が明確に持っていることが欠かせません。

 

 

 

 

 

コツとしてはまず息を止めずに呼吸をうまく使うこと。

特に呼気(息を吐く)です。

難しい動きをする場合、多くの選手が知らぬ間に息を止めています。

 

吐くことで脱力はやりやすくなるので、これは必須だと思ってください。

動きの中での呼吸の活用は技術として対象化すべき項目だと思います。

 

 

 

 

 

また、落下のところで話したように、重心の上下動の操作も重要な要素です。

 

 

 

 

 

落下を活用するためには、その前は重心が高い状態を作る必要があるからです。

この少し重心を高くする際の感覚が100→0です。

上手くできると全ての力を抜く感じが得られます。

 

 

 

 

その観点で改めてシェーンウィリアムズ選手やメッシ選手の動きを見てみてください。

落下の前にほんの少しだけ重心が上に上がります。

ただしトッププレイヤーは、相手選手にも察知されないようにする技術に長けているため、非常に分かりにくいですが…。

 

 

 

 

 

もちろんこの能力を習得するために必要な身体機能や身体操作は存在し、そのためのトレーニングはJARTAにはたくさんありますが、何れにせよまず上記二点は必須なので、練習の時や指導の時に少し意識してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

JARTA

中野 崇