おはようございます。

 

朝晩がだいぶ涼しくなり、ずいぶん秋が感じられるようになりましたね。

ただまだまだ日中は日差しが強い日もあり、外でスポーツをする時にはサングラスが欠かせません。

 

 

 

 

 

サングラスといえば、僕は冬でも日中外でトレーニングの指導をする時は使います。

 

 

 

 

 

 

最近はどうか分かりませんが、今年36歳の僕の世代にとってサングラスというアイテムは、特に若手の頃にこれを使う奴は「カッコつけてる」とか「調子に乗ってる」とか言われてきたような代物です。

 

だから今は意味を持って使用していますが、なぜかどこか後ろめたい気持ちもあります笑

 

 

 

 

 

今回は、このサングラスを使う意味についてです。

最近はメディアでもスポーツ選手が使用している姿が頻繁に見られています。

 

まさか高校野球でサングラスが使われる日が来るとは…

 

 

 

 

 

昔は野球選手で試合中にサングラスをしている選手なんてほとんど見ませんでしたが、イチロー選手をはじめ、多くの選手がデイゲーム(日中の試合)では使用しています。

 

 

 

 

 

ちなみに昔の野球で日除け対策で主流だったのが、アイブラックという目の下のクマみたいなやつです。

今もそれなりの数の選手が使っていますね。

 

 

 

 

 

話を戻しまして、サングラス。

 

 

 

 

 

サングラスを使う理由は様々あると思われます。

 

 

 

日光を避けてボールや相手を見えやすくするため。

日焼け防止。

見栄えよくする。

感情を隠す。

変装、キャラクター作り。

威嚇。

 

 

 

などなどあります。

 

 

 

 

 

ここではその中でも「疲労」との関係性について述べたいと思います。

まず、サングラスが有効である点の一つとして、日光に含まれる紫外線が目に入るのを防止できるというものがあります。

 

 

 

 

 

ここからは少しだけ専門的な話になりますが…。

活性酸素という名前を聞いたことがあるでしょうか?

 

 

 

 

 

これは白血球による免疫システムなどにも有効に使われている重要な物質なのですが、疲労の大きな原因としても知られています。

簡単に言うと、周囲の組織を酸化させる作用があるのです。

 

 

 

 

 

紫外線を浴びると、この活性酸素が通常よりも過剰に発生し、疲労につながると言われています。

 

 

 

 

 

ちなみに活性酸素の影響を最も受けるのがミトコンドリアであり、そのエネルギーが最も使われる先である筋肉と自律神経細胞です。

(乳酸が疲労の原因だ、という説は最近ではすでに否定されています)

 

 

 

 

 

だから日焼け防止は非常に重要な疲労対策でもあるのですが、目から入る紫外線も同様に防ぐ必要があります。

 

 

 

 

 

目から紫外線が入ると、目の中にある角膜というところを中心に上記のように活性酸素が発生して炎症反応が起こります。

 

もちろん全身に紫外線(特にUVA)を浴びることによる炎症反応・活性酸素発生による疲労の発生は防止しておくのは当然ですが、目から入る紫外線をサングラスによって防ぎ、紫外線由来の疲労を防ぐことも重要な課題です。

 

 

 

 

 

最近はコンタクトレンズによも紫外線カットの機能があるものが多いので、それを使用するのも疲労対策としては有効です。

 

 

 

 

 

もう涼しくなってきたからと油断せず、紫外線対策は継続してください。

この時期に、夏に溜まった疲労を修復するつもりで、身体のケアに取り組んでくださいね。

 

 

 

 

 

 

JARTA

中野 崇