片手や片腕など身体の全身運動に関わらない部位に拘縮がある場合は、日常生活は多少不便になるものの歩くことは可能ですし、寝返りなども打てるので自立した生活はほぼ問題なくできます。食事や着替えなども時間をかければ援助なしでも可能です。この場合の看護計画は以下のようになります。
・ 拘縮部位の疼痛緩和 ・ リハビリ継続の精神ケア ・ 適切な衣服の脱着支援 ・ 飲食支援 |
拘縮部位に疼痛がある場合は活動性が低下し、精神的な疲労も蓄積するので、疼痛緩和は緊急の課題です。
拘縮を改善するためのリハビリは時間がかかるもので、効果は少しずつしか現れませんから、患者がリハビリを継続できるように精神的に支え、意欲を持ってリハビリに取り組めるようにする必要があります。
次に自立した生活が困難な場合
寝たきりが原因で発症する全身の筋性拘縮では重度になると起き上がるどころか寝返りを打つことすらできなくなります。この場合は、食事、睡眠、排便、着替え、入浴など、人間が生きる上で必要なことがスムーズに行えるよう支援することが第一となります。
また、骨粗鬆症患者が転倒して起こしやすい大腿骨頚部骨折による股関節の神経性萎縮も、痛みから歩くことができず、また寝返りや着替えも困難になります。これらの患者の看護は多岐に渡りますが、大きく「生理活動の支援」、「合併症予防」、「QOL改善」、「精神ケア」の4つにまとめることができます。
生理活動の支援 | ・ 安らかな休息、睡眠 ・ 排尿、排便の介助 ・ 誤嚥対策 ・ 安楽な姿勢 ・ 清潔を保つ |
合併症予防 | ・ さらなる関節の拘縮 ・ 筋力の低下 ・ 運動量低下による骨粗鬆症 ・ 起立性低血圧 ・ 全身運動の不足による便秘 ・ 褥瘡 ・ 活動性低下による認知症、認知機能低下の進行 ・ 食事量低下による低栄養 |
QOLの向上 | ・ 疼痛軽減 ・ 補助器具、補助装具の提供 |
精神ケア | ・ リハビリへの意欲維持 ・ 動けないことの不満解消 ・ 治療への不安解消 |
重要な点は、心身共に健康的な生活を送らせること、合併症を起こさせないこと、リハビリを継続させることです。
特にリハビリの継続なしには回復は無く、症状は悪化する一方ですので、精神のケアは非常に重要です。
行きたくても行けない方の為に訪問ケアもしていますので是非ご連絡下さい。
今回も説明ばかりだったので最後にほっこり写真アップします。
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