今回のご報告者は、長年ホメオパシーの勉強に興味を持たれ、ご自身でレメディもある程度、お手元にお持ちのお嫁さまです。
ご高齢のお義父さまが、夏の初めころから弱ってこられ、認知症状も進んでこられているというご連絡を、9月になっていただきました。
熱中症=Bell.ベラドンナと思い込んでいたお嬢さまは・・・?
2012年9月7日
91歳の義父ですが、7月頃から畑に出なくなり、食事の量も少なくなっていました。
8月には、昼間も寝ている事が多くなりました。
久しぶりにかけた耕耘機を止める事が出来なかったり、目薬の付け方が解らないと言ったりで、Bar-cバライタ・カーブを飲んでもらいました。
( Bar-cバライタ・カーブは、認知症の際に良く用いられるレメディです)
(中略)
Bar-cバライタ・カーブやPhosフォスフォラスを飲ませてみたりしたのですがあまり変わりません。
先日は寝とぼけて、前日に香典をした人のお葬式に行かなくてはと午前3時に起きました。
寝てばかりではいけないと思い、週1回ディサービスを利用するようにしました。
9月5日に、「胸に煙があるような感じがする」 と言いました。 ← 肺炎の兆しかもしれません
今日(9月7日)は、作業着になって、午前中草取りしていたのですが、今日は暑い日で途中でやめました。
8月に比べたら少し元気になった感じですが、ズボンの片足に両足入れて、はけないと言ったり、少しボーとしている感じです。 食事は細いですが、好きなものは食べてます。
(暑い日が続いていて(おそらく熱中症発症)、認知症の症状が強まっていらっしゃるようです)
9月8日
義父ですが、 先ほど、変わりなく夕食を食べ、寝ていたのだが、右乳首から下の胸が痛いと言い始めました。
痛みが右側だし、脈の異常もないので心臓ではないのではと思うのですが、、、
右肩も痛いようです。草取り鎌は右手に持つのでそのせいではと思いますが、、、 義母が湿布をして少し良くなったと言います。
話をすると痛いと言いますが、それほどひどくはないようです。
自分で起きてトイレにも行ってます。
Rhus-tルス・トックスかなとも思うのですが、、、 ← おそらく違うと思います
(Rhus-tルス・トックスは筋肉痛の際に良く用いられるレメディです。
お嫁さまは、肩に痛みがあるので、Rhus-tルス・トックスの適応と考えていらっしゃるようですが、これはあとで明らかになるとおり、右側の肺の炎症に関わる症状と思われます。)
【ホメオパスより】
レメディA 30c 1粒 1回目 を服用なさってみてください
9月9日 午前中に服用
9月10日
13:20 義父は9日の午前中にレメディA 30c 1回目を飲んで、夕方だいぶ良いけど、咳をした時痛いので明日病院に行くと言ってたのですが、今朝にはすっかり良くなったようで、病院には行きませんでした。 ← 右側の肺炎の症状は、少し改善
痛みは良くなったのですが、ボーとした感じはあって、 朝、補聴器を自分で箱の中に入れたのになくなったから買いにいかなくてはと言うのです。 お義父さんが入れたのではというと、解らん、頭がおかしくなって来たというんです。 ← 熱中症で認知症状が進んでいるようです
夜中に、起き上がれないと義母を呼んで、父の死んだ弟達が、死んで助けにこないと言ったそうです。
ディサービスの後、7日、8日は元気な様子だったのですが、9日は胸が痛くて寝ていることが多かったので、ボーとしているのでしょうか?
ここ2~3日とても暑いのでそのせいもあるのかもしれません。 ← 隠れ熱中症ですね
でも、義父はダブルの毛布を来て寝てるんです。以前からだったと義母は言います。昼寝のときは違いますが、、、義父の部屋は暑いんで、、 ← それはかなり暑いですね(>_<)
【ホメオパスより】
レメディA 30c 1粒 2回目 を服用してください → 服用せず ← なぜ??
(お嫁さまは、1回目の処方で、効果が出ていたことに気がつかなかったようです)
17:00 携帯にすみません。 義父ですが、今、熱が38、2℃ あります。手足は冷たいです。
Bellベラドンナは200c しか持ってなくて。きつそうです。
【ホメオパスより】
レメディA 30c 1粒 2回目 を服用してください → 服用せず ← なぜ???
(お嫁さまは、高熱が出たので、Bellベラドンナを飲ませなければならない!と思い込んでいるため、ホメオパスの指示が耳に入らないようです)
19:30 すみません。 熱があるので即、病院に行く事になり、Bellベラドンナ200cを飲んでもらって病院にきてしまいました。 白血球が15000で、抗生物質の点滴をしました。今、レントゲン撮ってます。 点滴が終わったら、少し元気になった感じです。 先ほどは、歩く事も出来ないぐらいでしたが、今は支えがあれば歩けます。 レントゲンで右肺の肺炎という事です。 解熱剤をもらって、5日ぐらい点滴のため通院する事になりたした。 今、熱は38、4℃です。
レメディA 30c 2回目はまだ飲ませてないです。 ← まだでしたか・・・ (>_<)
【ホメオパスより】
レメディA 30c 1粒 2回目を 再度服用するよう強くお願いする
色々ありがとうございました。
先ほど、レメディA 2回目を飲んで、1時間後には37、7℃になってました。 ← !(^^)!
まだきついようで横になりますが、少しずつですが、ご飯と刺身、トマトを食べました。
解熱剤は飲ませてないです。
【ホメオパスより】
このまま様子をご覧ください。
21:50 こんばんは 今義父の熱は36、8℃になりました。 ← (^^♪
ぐっすり寝ています。ありがとうございました。
6−7年前に肺炎で入院した事があったなと思い出しました。
レメディA は何なのでしょうか? もし良かったら教えてください。
そして、アグラベーションの時、同じレメディ をあげる事もあるんですね?
( アグラベーション(=一時的悪化、好転反応)は、良い反応です。
そこで、レメディの種類を変更する必要はありません。
ご自身で自己判断せずに、ホメオパスの判断に従ってください。
お義父さまの場合は、1回目の服用で、すでに改善が見られていました。
2回目のご指示の段階で、レメディAをすぐに服用していただいていたら、発熱せずに済んだかもしれません。)
9月11日
7:40 昨日はありがとうございました。
義父はぐっすり寝たようで、朝は自分で起きて、いつものようにお茶を沸かしていました。
体温が35、5℃でした。気分はいいようです。
でも昨日はなかった右胸(乳首の下あたり)の痛みが出て来たそうです。咳をすると痛いとのこと。 たまにですが、咳も出るようです。
あれだけの熱が下がったのに、汗をほとんどかいてないのが不思議です。
← ★ここがレメディのポイントです!★
レメディA は kali-c ケーライ・カーブでしょうか?
【ホメオパスより】
レメディA 30c 1粒 3回目 服用なさってみてください
レメディA の名前をお教えする
「いいえ、Kali-cケーライ・カーブではありません。
お義父様に服用していただいているレメディAは、Bry ブライオニア です。
30cしかお持ちでない(200c をお持ちでない)ので、リピートしていただいております。」
8:50 レメディA が Bryブライオニアだとは、まったく考えなかったです。
義父は体温35、7℃で、朝食も食欲がなくなる前のように良く食べました。 元気です。
9月12日
13:30 お世話になります。 義父ですが、食欲あり、熱もないです。
(中略 まだ少し認知症の症状があります)
右肋骨の痛みは咳をした時にあるそうです。普段はないようです。 飲み物を飲む時よくむせています。以前からそうでした。
【ホメオパスより】
レメディA Bryブライオニア 30c 1粒 4回目を服用なさってみてください
9月13日
9:20 昨日は、すでに寝てしまっていたので、 今、レメディA Bry ブライオニア 30c 1粒 4回目を飲んでもらいました。
今朝は、咳も出なくなって、痛みもないようですが、もう少し違和感があるようです。
9月27日
義父は、元気になってます。ぼちぼちですが、庭の草取りもしています。
→ 終了
* このお嫁さまは、お義父さまの認知症状が進まれ、異変に気つかれたようです(実は熱中症の影響でした)。それと同時に、肺炎の症状も併発されていたのです。
肺炎の症状と熱中症の症状が改善されましたので、急性のケアは終了となりました。
(認知症の根本的なケアは、慢性症状のケアとなります。)
先日(2020年夏)TVで、新型コロナか熱中症かでわからない高齢者が救急車で運ばれ、検査したところ、熱中症と(新型コロナではない)普通の肺炎を発症していた、というニュースが流れていて、このケースを思い出しました。
ニュースを見ていて、ああ、この方は Bryブライオニアが必要な方かも? と思いました。
Bryブライオニアは、これまでにも、熱中症の代表的なレメディとして、ご紹介してまいりましたが、実は、肺炎(特に右側)のレメディとしても、とても有名です。
ブルーローズでは、高熱にはBellベラドンナというような、一対一対応のお話はいたしません。
確かにBellベラドンナは、高熱の際にもよく用いられるレメディではありますが、その他にも、高熱に対応するレメディは、たくさんあるからです。
今回のケースでおわかりのように、高熱だからと言ってBellベラドンナを服用しても、それがその方にとって最も適切な選択でなければ、熱は下がらないのです。
その方の 全体的な症状を把握 して、最も適切なレメディを選ぶ、
それが 「クラシカルホメオパシー」 です。
熱中症の症状も、肺炎の症状も、
ひとつのレメディ (しかも通常の30cであっても)で 同時に 改善させてしまう
クラシカルホメオパシー。
ご参考になりましたでしょうか?
それでは、また次回をお楽しみに(^^)/~~
* これは、2020年8月19日の記事です
クラシカルホメオパシーのレメディは、
自然治癒力を刺激するだけのものですが、
海外では、正式に医療として認可され、
医療現場で広く用いられています。
副作用がなく安全で、
お子さま、妊婦さま、ご高齢の方まで、
皆さまに安心して服用なさっていただけます。
お薬との併用も可能です。
大好評
ブルーローズでは、引き続き自然治癒力をアップする
クラシカルホメオパシー相談を受け付けております。
ただ今、ご相談窓口は閉じさせていただいております
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