ここまでは「18きっぷ」で来たけれど、本日より使う切符は、仙台発の「札幌フリー乗車券」。当日の発売はしないため、前日までに購入しておく必要があり、昨日仙台で泊まったのはそのため。



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ということで、今日の移動は鈍行にこだわることなくさっそく新幹線を利用。特急券は別途必要になるけど、ロングシートでの移動に比べればまさに天国です。




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そして乗ってしまえばあっという間の新青森。やっぱりこの快適さはクセになりそうです。それにしても速い。




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新青森からはそのまま「スーパー白鳥」に乗り換え。「18」移動ではないので、青森を過ぎてもそのまま乗りっ放しです。実に快適。




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青函トンネルに入る瞬間はやっぱり見逃せません。これを抜ければそこは「北の大地」が広がっているはずです。




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木古内で乗り換えることなく函館に到着。そのまま「スーパー北斗」に乗り換えます。鈍行移動もそれはそれで味があるけれど、こうした特急での移動はそれだけで優越感を覚えたりして、悪くないものです。




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来春の北海道新幹線開業後は見納めとなるかもしれない「藤代線」の車窓もしっかり堪能。貨物列車はこのまま残ると思うけれど、果たして旅客列車の運命はいかに。




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長万部までやって来ました。ここで特急を乗り捨てます。




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しばし待った後、「山線」回りの鈍行に乗り換えます。確かに特急は快適だったけど、長く乗っていると、妙に鈍行が恋しくなったりするものです。




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乗り換えた小樽行は、たったの1両ながら、がら空きの状態。まさに贅沢空間を独り占めといった感じで、これぞ鈍行ローカル線の醍醐味です。




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通常は便利な「海線」を回ることが多いため、こうした「山線」の眺めはそれだけでより一層新鮮味を感じてしまいます。ホントこれはたまらんです。




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のんびり揺られること2時間半余り。小樽へとやって来ました。一気に都会になり、町の灯りが眩しく感じられます。




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そのまま札幌へと移動し、今夜は札幌に宿を取りました。その前に近くにある「札幌ラーメン共和国」に立ち寄り腹ごしらえ。ややミーハーながら、結構ここは気に入っているのです。

とてもラッキーなことに、とあるプラチナチケットが手に入ったので、それを行使するために北海道行きを決行。本日より「18きっぷ」が解禁されたことでもあるので、さっそく使わせてもらうことにしました。



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ロングシートが主体となった東北本線だけど、嬉しいことに黒磯から先はセミクロスが主体の719系。順行二人掛けの座席をバッチリ確保し、旅の機運が盛り上がります。




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運のいいことに、乗り換えた先でも719系が続き、結局仙台まで順行二人掛けのシートをキープ。おかげで散々乗り慣れた東北本線も快適に進むことができました。




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仙台からは、つい先日の5月30日に開業したばかりの「仙石東北ライン」を経由する石巻行に乗り換えます。これは東北本線と並走する仙石線との間に設けられた渡り線を走行する列車で、どちらも電化されていながら、それぞれ交流・直流と電化方式の違いから、車両はディーゼルカーが使われています。




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塩釜を発車し、松島の手前付近から、いよいよ新設された東北本線と仙石線を結ぶ渡り線をゆっくり走行します。初めて通る線路のせいか、何だかそわそわしてしまいます。




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仙石線に入り、さらにこちらも5月30日に全線復旧したばかりの区間を走行します。震災の被害が大きかった途中の陸前大塚ー陸前小野間は、内陸側に移設する形で線路が敷かれています。




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終点の石巻まで乗ってみました。従来の仙石線経由より20分以上早くなり、随分と便利になったようです。




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そのまま折り返し、新しくなった東名駅で降りてみました。震災の影響で内陸に500メートル程移設された形で、駅前はまだ何もないものの、周囲はよく整地されていて、今後の発展が見込まれます。




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さらに折り返し、こちらも移設された野蒜駅で降りてみました。やはりまだ駅前は何もないものの、駅舎は大きく立派で、今後は飛躍的な発展を遂げて行くのでしょう。


本日の行動はここまでとし、仙台に戻って宿泊。切符を手配し明日からの行動に備えます。

かつて相模線の寒川駅から西へ1駅1.5キロ分岐していた「西寒川支線」の跡地がどうなっているのか気になり、訪ねてみることにしました。


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「西寒川支線」が廃止となったのは、昭和59年3月末だから、既に30年余りが経過し、地元からも次第に忘れられつつあるようです。でも線路跡はほぼ全てが遊歩道として整備されているみたいで、寒川の駅から少し歩き、「本線」から分岐していたあたりから、さっそくその「入口」らしき所を発見。ちょうど犬の散歩をしていた年配の方に聞いてみたところ、まさにここが線路跡とのこと。当時の様子を懐かしそうに話してくれました。




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所々道路と交差している箇所があり、当時は踏切があったのでしょうか。現役時代に何度か乗っているものの、記憶は曖昧です。




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遊歩道はそのままずっと続いています。線路跡をそのまま活用しているみたいですが、線路と民家の距離はもっと近かったような気が。




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しばらく歩くと不意に線路が現れたりして思わず色めき立ってしまいます。かつてここを列車が走っていたと思うと、ついつい興奮してしまいます。




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終点の西寒川駅跡は公園として整備。当時の面影はあまり感じないものの、元々駅舎のないホーム一本だけの簡素な駅だったこともあり、それほど大規模には整地されていない気も。周囲は工場及び普通の住宅街だから、もっと活用できたようにも思えますが、何しろ当時の列車は朝の8時台に1本と、午後から夕方にかけての3本の一日たったの4本のみ。隣の寒川駅まで僅か1.5キロしか離れていないこともあり、これならわざわざ列車を待つより歩いた方が便利でしょう。


今の駅前からは30分置きくらいの間隔で寒川及び茅ヶ崎駅までバスが頻繁に運転されているので、利便性は鉄道の頃より格段に向上したと言えます。こうして見ると、あまり意味のない路線だったようにも思えますが、ここに鉄道が走っていたのは確かな事実。フラリと訪れて、ノスタルジーに浸ってみるのもいいかもしません。

今日の予定はまだ決めてなく、とりあえずホテルで無料の朝食をゆっくりいただき、あれこれ思案。こういう旅も悪くないですね。



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まずは氷見線にでも行ってみようかと思い立ち、あいの風とやま鉄道に乗車。車両はJR西日本から譲り受けた413系で、どこから見ても「北陸本線」です。




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高岡へやって来ました。かつては「はくたか」や「サンダーバード」などの特急が次から次へとひっきりなしに発着したのも今は思い出。やはり随分と寂しくなった気がしてなりません。




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乗り換えにはまだ時間がありますが、すでに氷見線は待機中。タラコ色の国鉄カラーが旅情を誘います。




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そして氷見線の魅力と言えば、一気に海へ踊り出る大迫力。何度も体感した車窓だけど、何度乗っても飽きませんね。




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終点の氷見まで乗り通してみました。今回はこのまま引き返しますが、バスで七尾方面へ抜けられるみたいなので、そのルートにも興味を惹かれます。




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帰りもしっかり海岸線スレスレの景色を堪能。




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高岡からは金沢へ抜けるべく、IRいしかわ鉄道へ直通する金沢行に乗り換え。でもどう見てもやっぱり「北陸本線」ですね。




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時刻表を見ると、ちょうど越美北線に間に合う時間だったので、急遽そっちへ行くことに決め、金沢から「サンダーバード」に乗り込みます。こうして気軽に特急にも乗れるところが魅力です。




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特急列車から眺める車窓もなかなかいいものです。小さな駅を次々と素っ飛ばして行く爽快感がまたたまりません。




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50分足らずで福井に到着。越美北線に乗るため、ここで下車。越美北線も全線フリー乗降エリアに入っています。




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越美北線のホームへ行くと、何やら凄い人混み長蛇の列。まだ昼を回ったばかりだというのに、大半は通学の高校生みたいで、今日はたまたま午前中で終業だったのかもしれません。列車はレールバスタイプのキハ120が1両だけで、ちょっと心配なところ。でも終点の九頭竜湖まで行く次の列車は4時間も後なので、これに乗らないわけにはいきません。




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車内は身動きもできないくらいギッシリ満員となりましたが、何とか積み残しは出さずに無事福井を発車。恐らく通常は1両でも十分対処できるのでしょう。




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どうせすぐに空くだろうと思っていたけれど、一時間近く経ってもこの有様。毎日こんな状態だったらかなりキツイでしょう。




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ようやく空いたのはもう終点に近づいた越前大野で、9割以上が下車。ここからは本数も一日5往復と半減し、一気にローカル色が濃くなります。




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終点の九頭竜湖に到着。レールはここでぷっつりと途切れていますが、もともとの計画では、県境を越えて岐阜県の越美南線(長良川鉄道)と繋がり、「越美線」となるはずでした。もうそれが実現することは永遠にないでしょう。




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駅舎はログハウス造りでなかなかいい感じです。できればここで少しのんびりしたいところですが、18分後に折り返す列車に乗らないと、次の列車は4時間以上後になってしまいます。




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迷った挙句、列車は一本見送って、4時間待ちの方を選ぶことにしました。列車が行ってしまうと、一気に寂しくなった気がして、何だか不安に思ってしまいます。




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周囲は結構見所があり、また駅前の観光案内所で自転車も借りられるので、やはりすぐに折り返すのはもったいないですね。



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でもさすがに4時間は長く、駅前の喫茶店でしばし休憩。




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列車が来なかったらどうしよう、と一瞬不安に駆られたけど、無事にやって来て一安心。やっぱり列車は心強いですね。




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帰りの便に乗客は他になく、完全に貸切状態。とても贅沢な時間が流れます。これはたまりません、




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福井に戻って来ました。さすがにもうこの時間だと今日中に帰ることはできず、こっちでのもう一泊を余儀なくされます。




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明日は昼過ぎから東京にて打ち合わせが入ったため、今夜は金沢で泊まることにして、明日の新幹線で一気に帰ることにしました。便利な切符なので、できれば大人の休日会員限定でなく、広く一般に発売してほしいところですね。

急ぐ旅でもないので、今朝はホテルで無料の朝食をゆっくりと味わい、福井鉄道に乗るため、武生へとやって来ました。



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福井鉄道の始発駅となる越前武生は、JRの武生駅から線路沿いに5分くらい歩いた所にあり、3階建ての立派な駅舎を持つ堂々とした造り。持参の「北陸フリー」では乗れないけれど、土曜休日は一日乗車券を出しているので、その恩恵に預からせてもらうことに。なお切符は、えちぜん鉄道にも乗れる「共通一日フリーきっぷ」(1200円)を購入。




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ラッキーなことに、今度の電車は、福井鉄道オリジナルの200形。ボックスシートが基本の大形車両でかなり貴重な車両になりつつあります。相当ガタが来ているみたいだけど、やはり風情という点ではこういう車両の方に軍配を上げたくなります。




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田園風景が主体の車窓はとても平凡ですが、のんびり感がたまりません。JR北陸本線とは並行するものの、こちらは駅の数が圧倒的に多く、うまく共存できているように思います。



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福井の駅が近づくと、路面電車になるのが大きな特徴。大形の電車がそのまま路面を走行する迫力はなかなかのものです。電車はスイッチバックする形で福井駅前までやって来て、ひとまずここで下車。




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JRの駅を横切り、東口へと行くと、えちぜん鉄道の乗り場があります。「共通フリーきっぷ」を持っているのでそのままえちぜん鉄道へと乗り込むことにしました。




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ホームに行くと、ちょうど勝山行の電車が発車するところだったので、間髪を入れずに乗り込みます。こちらもボックスシートが並ぶセミクロス仕様で旅情を掻き立てます。アテンダント乗務の2両編成なのにがら空きという、とても贅沢な道中となりそうです。




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車窓は、住宅街から次第に郊外へと抜け、田園風景が続くという平凡な眺め。でも時々低い山間を抜けたりして、結構刺激的でもあります。片道50分余りの道のりは、長くもなく短くもなくちょうど手頃といったところでしょうか。




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終点の勝山に着きました。駅舎はだいぶ改修されているものの、昔ながらの造りで味があります。2004年には登録有形文化財に登録されたとのことなので、もう建て替えられる恐れはなさそうです。




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昨年6月には駅舎内にレトロなカフェがオープン。レトロな駅舎にマッチしたシックな造りで、ついついフラリと入りたくなる衝動に駆られます。




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駅前には、かつてこの地で活躍したデキ6形の電気機関車が留め置かれています。基本は静態保存ですが、イベント時には動く姿も見られるようです。




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そのまま引き返し、三国芦原線に乗り換えるため、福井口で下車。駅員のいる木造駅舎がとてもいい味出しています。




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こちらも田畑や住宅が続くのどかな景色が広がります。程よく空いた車内はとても居心地が良く、このままずっといつまでも乗っていたくなりますね。




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終点の三国港まで乗りました。駅舎は近年になって改修されましたが、昔の面影を残すレトロ調でいい感じです。しばしのんびり中で佇んでいたくなります。




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せっかくだから、東尋坊へでも行ってみようかと思ったけど、ふとある場所へ行きたくなり、途中の鷲塚針原で下車することに。無人駅ですが、駅舎は国の登録有形文化財に登録されています。




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そして来たかった場所とは、福井寄りへ10分くらい歩いた所にある「仁愛グランド前」駅です。これは駅前にある仁愛学園のグランドで体育祭が行われる日だけ営業する臨時駅で、9月の初めあたりが該当するようです。乗り降りできるのは、生徒や父兄、教師など、学校関係者のみで、一般の人は利用できないとのことなので、全駅乗下車の対象からは外してありますが、気になっていた駅ではあるので、来られて少しスッキリしました。




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福井鉄道乗り換えのため、田原町で降ります。味のある木造の駅舎がとても印象的でしたが、今は全て撤去され、プレハブの駅舎となっています。いずれは立派な駅舎に生まれ変わるのでしょう。




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始発駅となる福井鉄道の駅もすっかり変わり、昔の面影はありません。えちぜん鉄道との相互乗り入れが計画されているので、今後もさらに一層の変化を遂げるのでしょう。





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路面区間を走行し、再び福井駅前までやって来ました。もう少し乗っていようかと思ったけど、切符のモトはとっくに取ったことでもあるのでやっぱもういいかな、と。



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まだ早いけど、今日は富山に泊まることに決め、「しらさぎ」に乗って金沢へ。




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さらに「つるぎ」へ乗り継ぎ富山へ。まだ明るいけど、今日はここまで。

GW明けより、大人の休日倶楽部会員限定の「北陸ふりーきっぷ」が登場したので、さっそくそれを使わせてもらうことにしました。



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この切符、金沢までの往復には北陸新幹線の指定席が使えるけど、全車指定席の「かがやき」は、窓側はほとんど空いてなく、やはり初乗りは窓側に座りたいので「はくたか」の自由席を選択。早くから並んだので、こちらは余裕で座席を選べました。




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長野を出ると、いよいよ初乗り区間に突入です。トンネルが多いとはいえ、そのトンネルを抜けた時の爽やかさがたまりません。糸魚川が近づくと、右手のはるか向こうに日本海が見え出し、ちょっとした興奮に包まれたりします。何しろ新幹線から日本海が望めるのですから。




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感動に浸る間もなく、金沢に到着です。頭ではわかっているものの、実際に東京からダイレクトでやって来ると、何だか狐につつまれたような気になります。でもいずれはこれも当たり前のこととして定着するのでしょう。




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新幹線と在来線ではそれぞれ改札は別に設けられています。こちらは新幹線の改札口。何だか客層も上品な気がします。




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そしてこちらが在来線の改札口。三セク化されたIR石川鉄道もここからの利用となります。




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富山の様子も気になり、「つるぎ」に乗って折り返し。乗客はほとんどなく、あまりの空きように驚いてしまいます。なお持参の切符は新幹線も金沢-黒部宇奈月温泉間は乗り放題です。




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ということで、あっという間に富山に到着。でも金沢ー富山間は、べつに新幹線でなくても、そのまま特急の延長という形でも十分だった気がします。




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ずっと工事中のイメージが強かった富山駅前ですが、すっかり整備され、見違えるようになりました。




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今年の3月14日に、富山地鉄の軌道線が、スイッチバックする形で駅前まで延伸したので、やはりそれは乗っておきたいと思い、かつての「富山駅前」(「電鉄富山駅・エスタ前」に改称)から路面電車に乗り込みます。地鉄自体ここ数年でいくつも駅ができているので、ここも結構な頻度で訪れています。




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スイッチバックをしっかり眺め、そのまま呉羽線の「富山トヨペット本社前(五福末広町)」停留場まで行って降りました。ここは3月14日にそれまでの「新富山」から改称された電停で、単なる駅名改称の場合は特に降り直さなくてもいい、ということにしているため、放っておいてもよかったのですが、3年前に停留場が120メートル移設されているので、やはりここは降りておこうかと。新駅としてはカウントしないけれど、スッキリはしました。




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そのまま引き返し、再びスイッチバック区間へと突入します。




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そして延伸された先端にできた「富山駅」停留場で下車。富山駅の高架下に設けられ、雨が降っても濡れずに駅へ行くことができるようになりました。ここは新駅としてカウントしてもよさそうですね。




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その後は再び新幹線に乗り、隣の黒部宇奈月温泉で下車。持参の「北陸フリー」はここまでフリー乗降エリアに入っています。




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新幹線開業前の、2ヶ月ちょっと前に訪れた時は、ほとんどひと気がなくただ建築物があるだけ、という感じでしたが、今ではすっかり見違え、人が途絶えることがありません。やはり駅はこの方が自然な気がします。




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新幹線の駅を出ると、富山地鉄の新黒部駅はすぐ目の前。相互に乗り換える人もそれなりに多そうで、乗換駅として立派に機能しているようです。




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折り返して新高岡へ。3月のダイヤ改定時に誕生した新駅です。高岡駅からは1.8キロ離れた所にあり、広々とした駅前広場にはかなりの余裕があります。




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同時に開業した城端線のホームは、新幹線の改札を出ての連絡となります。構造としては、先ほどの黒部宇奈月温泉と同じような感じです。こちらは無人駅扱い。




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もう一ヶ所行くべき所があり、金沢へ戻り在来線に乗り換え、隣の西金沢へとやって来ました。近年になってここも近代的な橋上駅舎に建て替えられました。




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そして次の目的地に行くべく、すぐ前にある北陸鉄道の新西金沢駅から石川線の電車に乗り込みます。5年余り前の、末端区間にあたる鶴来ー加賀一の宮間が廃止になる時、ここは頻繁に訪れているのでとても懐かしいです。




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電車に揺られること15分。やって来たのはこれまた3月14日に開業したばかりの陽羽里駅。「ひばり」と読みます。いい名前ですね。ホーム1本だけの無人駅ですが、駅前ロータリーはやたらと広く、車での送り迎えを意識しているようです。
ということで、これにてまたまた全駅乗下車タイトル奪回となりました。



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これで用件は済み、まだ帰れる時間だったけど、せっかく切符は4日間使えるのだから、しばらくこちらに滞在していろいろ回ってみることにしました。しかし今夜に関しては、金沢と富山のホテルは安い所が見つからず、福井方面へ移動。乗り放題のエリアが広いといういう場合助かります。

今回活用した「北海道&東日本パス」の有効期限も今日まで。ということで、やっと帰る日を迎えました。



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スタートとなった新潟駅はちょうどラッシュのさ中。大勢の人がせわしなく行き交う光景はエネルギッシュに満ちていて、これまでのんびりとした日々が続いていただけに、何だかとても新鮮に思えてしまいます。



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今日はまず越後線の列車で柏崎方面へと向かいます。発車間際には通学の高校生で超満員に膨れ上がったけれど、次の白山で大半が下車。大量輸送が可能な列車の真価を発揮します。



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途中の吉田まではそこそこ本数はあるものの、その先となると極端に少なくなり、3~4時間も間が開くことも。この列車の後も4時間近く列車がなく、随分と不便になりました。にも関わらず乗客はほんの僅か。国鉄タイプの115系でボックスを占拠してのんびり寛げるのは嬉しいけれど、将来が不安に思ってしまいます。



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のどかな田園風景が続きます。景色は平凡だけど、こういうのも風情があって悪くないです。



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柏崎からさらに信越本線に乗り換え、やって来たのは青海川。



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日本海の荒波がホームの下ぎりぎりまでかぶる迫力がこの駅の特徴。ポスターやドラマのロケ地としてもたびたび使われます。ホームに立っているだけで十分そのスリルは味わえます。



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海岸まで行ってみました。以前「鉄子の旅」で訪れたのを懐かしく思い出します。あれからもう13年も経つのですね。



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遊歩道があったので辿ってみることにしました。確か以前はなかったような。



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遊歩道は丘の上の方まで続いていて、登ってみると、見事なまでの大展望。息を呑むほどの素晴らしい眺めです。これは絶対に行く価値アリ。



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信越本線をさらに進み、北越急行に乗り換えるため、犀潟で降ります。




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昔ながらの木造駅舎に窓口も営業していて、とても風情のある駅です。



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「はくたか」が通らなくなり、ローカル列車ばかりとなった北越急行ですが、乗客は結構多いようです。なお、「18きっぷ」では北越急行に乗れませんが、「北・東パス」ならOKです。



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トンネルが多い北越急行ですが、鈍行だと合間の景色もゆったり眺める余裕がありますね。



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そして北越急行でどうしても降りておきたい駅と言えば、やっぱり美佐島ですね。



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ホームは地下にあり、安全対策上列車が到着するまではホームには出られない構造になっています。ホームへ行き来するための鉄の扉はとてつもなく頑丈で、まさに地底基地を連想させるほどです。



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それでも地下はさほど深くはなく、地上への行き来は比較的容易です。



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民家風の駅舎が建っていますが、地上からはホームや線路が見えないため、「美佐島駅」の看板がなかったら、とても駅とは思えないでしょう。



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畳敷きの広い待合室があり、単に列車を待つだけの利用では物足りない気も。でも夜間は締め切るためここでの寝泊まりはできません。念のため。



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時間があるので一駅折り返し、隣の「しんざ」へ。無人駅ながら木目調の駅舎がなかなかいい味出しています。



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そのまま越後湯沢へ。「はくたか」が来なくなってからというもの、随分と活気がなくなったような気がしてなりません。



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越後湯沢のコンコースも、人通りは随分と少なくなったようで、「はくたか」の廃止はかなりの打撃を受けたと思われます。でもスキー客で賑わう冬はそれほど影響はないのかも。



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そして今やほんの数えるほどしかなくなった上越線の鈍行に乗って水上へ。シーズンを外れているのでやはりがら空きです。



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さらに高崎から「上野東京ライン」に乗り込めば、もう旅はほとんど終わったようなもの。周りに旅行者をほとんど見かけなかった今回の旅は、いつにもなく新鮮で、また自分のことをじっくり見つめ直すいい機会にもなった気がします。こんな切符が今後もいろいろと出て来ることを期待したいですね。



新潟 7:41 → 8:34 吉田 8:39 → 9:47 柏崎 10:28 → 10:36 青海川 11:47 → 12:12 犀潟 12:20 → 13:08 美佐島 13:54 → 13:56 しんざ 14:07 → 14:38 越後湯沢 15:07 → 15:46 水上 15:53 → 16:56 高崎 16:59 → 18:54 東京

今日中に帰ることは可能だけれど、切符は明日まで使えるので、もう少しゆっくりして行くことにしました。



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とりあえず盛岡から東北本線を上ります。「18」利用者が居ない今の時期はとても空いていて、オールロングシートの701系でも結構快適に過ごせます。




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小牛田で乗り換えた仙台行も同じ701系でしたが、こちらもがら空きで快適そのもの。でもこれが普段の姿なのですね。



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仙台からは仙山線に乗り換え。このまま真っ直ぐ帰るのはもったいないので。



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険しい山越えを難なくこなすところが仙山線の魅力ですかね。



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山形から奥羽本線に乗り換え米沢へ。ここで降りるのも随分と久し振りのような。



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そして米坂線に乗り換え。ここを通るのもかなりしばらく振りなので、とても楽しみです。



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のどかな田園地帯から次第に山間部へと。進むにつれてまだ雪が残り、厳しい豪雪地帯であることを窺わせます。



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途中の小国で対向列車行き合いのため15分程の停車。こういったインターバルもローカル線の旅では楽しみと成り得ます。雨が降ってきたけど、駅の内外をしばし観察してみます。



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小国から先はほとんど貸切状態。かつては仙台と新潟を結ぶメインルートとして急行列車も行き来していたことなどもう昔語りになってしまったようです。


この後は新潟まで出て、今夜は新潟泊まり。長かった旅も残り一日となりました。



盛岡 8:43 → 10:26 一ノ関 10:42 → 11:28 小牛田 11:40 → 12:27 仙台 13:01 → 14:17 山形 14:21 → 15:11 米沢 16:16 → 18:29 坂町 18:57 → 20:01 新潟

ホテルでバイキングの朝食をたらふく食べて出発したことで、今日もえらくのんびりとした出発です。



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予定ではこのままさらに北へ進み、LCCを使って帰るつもりだったけど、明日からまた天気が悪くなるようなので、迷った挙句引き返すことに。ということで、木古内行の列車に乗り込みます。ここも来年には第三セクターになるけど、「18きっぷ」や「北・東パス」の扱いがどうなるのか、とても気になるところです。




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とりあえず木古内へ。来年は新幹線がやって来ますが、その新幹線の駅もだいぶ出来上がったようです。今はとてものんびりとした所ですが、新幹線開業後は大きな変化を遂げそうです。



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在来線は、昨年江差線の末端区間が廃止されてからは、一段と寂しくなった気がしてなりません。先月のダイヤ改定時から売店も閉店してしまったとのことです。



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「スーパー白鳥」に乗って北海道を後にします。特例により今は木古内-蟹田間のみを利用する場合、特急券無しで乗れますが、新幹線開業後はどうなるか、これも気になるところです。



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上りは青函トンネルに入る直前に旧知内駅があったので、トンネルに入るタイミングがわかりやすいです。ここを過ぎると次に入るトンネルが青函トンネルです。



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ということで、青函トンネルに突入です。



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長いトンネルを抜けると、そこは本州。いつものごとく蟹田にて普通列車に乗り換えます。



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青森からは、さらに青い森鉄道に乗り換え。



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そして野内駅へとやって来ました。これまでノーチェックだったけど、ここは4年前の2011年3月12日に今ある場所へ移転してきたわけでして、実質的には新たな駅と見なした方がスッキリします。何しろ旧駅とは1.6キロも離れた場所に設けられたのですから。


新駅は高架線上にあり、近代的な造りの無人駅。周囲は住宅街で利便性は良さそうです。




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旧駅の様子も気になったので、歩いて行ってみました。1.6キロの道のりは結構遠く、これを同じ駅と見なすには無理がありそうです。旧駅のホームはまだ残っていたものの、ホームに通じる跨線橋は撤去され、駅前の道も立入禁止になっています。


旧駅は町の外れに位置し、人家はまばらだったものの、旧駅前にも人家はパラパラあり、目の前の駅がなくなったのは気の毒な気がしてなりません。向こうは向こうで別の駅として、こっちもそのまま残すことはできなかったのでしょうか。この辺は次々と新しい駅が誕生しているだけに、駅の実質上の廃止はとても惜しい気がします。



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野内では予想以上に時間を取られ、その後は盛岡まで行くのがせいぜい。でも切符のモトはもう十分過ぎるくらい取ったことでもあるので、これだけ進めれば御の字です。ということで、今夜は盛岡泊まり。



函館 10:27 → 11:31 木古内 12:48(特急「スーパー白鳥24号」) → 13:43 蟹田 14:05 → 14:42 青森 15:22 → 15:37 野内 17:36 → 18:52 八戸 19:00 → 20:47 盛岡

今朝はもう起床が9時過ぎと少々ダラけ気味。そして泊まったホテルがあまりに快適だったため、急遽もう一泊することに。でも長旅にはこんな日が一日くらいあってもいいかと。



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とりあえず市電に乗って函館駅前まで出ます。既に陽は高く、出遅れた気がしないでもないですが、ゆっくり休めたことで清々しさはハンパないです。



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まずは腹ごしらえ、と駅雨の朝市食堂で遅めの朝食。海の幸がたっぷり載ったサービス丼1200円。少々フンパツしたけれど、たまにはこういうのも食べてみたくなりますね。



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そして乗るのは10時49分に出る森行普通列車。「18きっぷ」と違い、使える日にちは任意ではなく連続なので、今日もやはり少しくらいは使わないと何だかもったいない気がしてしまいます。



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近年まで伝統的な木造駅舎が残っていた大中山も、建て替えられてしまいましたが、意外といい感じかも。



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こちらは急ピッチで建設が進む「新函館北斗」となる渡島大野。今はまだ随分と寂しい所ですが、いずれは見違えるほどの変貌を遂げるのでしょう。



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大沼公園で降ります。観光客が多く、ここは完全に観光一色ですね。



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せっかくなので、駅前のレンタサイクルを利用して、本格的に観光をしてみようかと。



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ということで、さっそく大沼公園へと繰り出してみました。この気軽さが自転車の魅力ですね。



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大沼を一周できるサイクリングコースがあるので、それに従ってペダルを漕いでみます。見所や休憩ポイントが所々に設けられていて、自分に合ったペースで進めることができます。



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でもサイクリングコースから外れ、ついついこんな所にも立ち寄りたくなったりして。案外ここも休憩スポット?



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自転車だと結構遠くのエリアまで足を伸ばせるのが魅力。徒歩ではこんな絶景スポットも、知らずに終わってしまいそうです。



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流山温泉駅の裏手に道路が続いていて、ちょうど貨物列車が通過。ついついそっちに目が行ってしまうのは、やっぱり悲しいサガ?



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ゆっくり走っても、2~3時間もあれば十分一周することができます。アップダウンもほとんどなく、とても快適。風が心地良く、これはクセになりそうです。



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十分堪能したので自転車を返却し、何となく駅前の店で夕張メロンのソフトクリームを買ってみました。300円と少々値が張るものの、こういう所であまりケチな考えは起こしたくないものです。



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函館方面へ行く普通列車はしばらくなかったので、1キロ程離れた隣の大沼駅まで歩いて来ました。こちらは観光色はほとんどなく、地元利用者の駅といった感じです。昔ながらの木造駅舎がいい味出しています。



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函館へと戻って来ました。時間的にはまだかなり早いけれど、本日の行動はもう終わりにしてしまいます。



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ということで、昨日と同じホテルへ行くべく、路面電車に乗って湯の川温泉へ。



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本日の部屋はさらに一段とグレードアップしていてこれにはビックリ。1人で泊まるにはもったいないような。



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今日は2食付きにしてみたところ、その夕食の豪華さにまたまたビックリ。新鮮な海の幸はもちろん、地元名産の食材をふんだんに取り入れた有り得ない程のバイキング。そしてジュースはもちろん、ビールや日本酒、焼酎も飲み放題。さらにはデザートのケーキやフルーツも。これで宿泊料はトータル税込で8424円。用がなくてもしばらく滞在したくなりますね。


今日は随分とのんびりした一日となったけど、心も身体もリフレッシュ。後半となる明日からの旅に臨みます。