今回活用した「北海道&東日本パス」の有効期限も今日まで。ということで、やっと帰る日を迎えました。



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スタートとなった新潟駅はちょうどラッシュのさ中。大勢の人がせわしなく行き交う光景はエネルギッシュに満ちていて、これまでのんびりとした日々が続いていただけに、何だかとても新鮮に思えてしまいます。



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今日はまず越後線の列車で柏崎方面へと向かいます。発車間際には通学の高校生で超満員に膨れ上がったけれど、次の白山で大半が下車。大量輸送が可能な列車の真価を発揮します。



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途中の吉田まではそこそこ本数はあるものの、その先となると極端に少なくなり、3~4時間も間が開くことも。この列車の後も4時間近く列車がなく、随分と不便になりました。にも関わらず乗客はほんの僅か。国鉄タイプの115系でボックスを占拠してのんびり寛げるのは嬉しいけれど、将来が不安に思ってしまいます。



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のどかな田園風景が続きます。景色は平凡だけど、こういうのも風情があって悪くないです。



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柏崎からさらに信越本線に乗り換え、やって来たのは青海川。



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日本海の荒波がホームの下ぎりぎりまでかぶる迫力がこの駅の特徴。ポスターやドラマのロケ地としてもたびたび使われます。ホームに立っているだけで十分そのスリルは味わえます。



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海岸まで行ってみました。以前「鉄子の旅」で訪れたのを懐かしく思い出します。あれからもう13年も経つのですね。



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遊歩道があったので辿ってみることにしました。確か以前はなかったような。



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遊歩道は丘の上の方まで続いていて、登ってみると、見事なまでの大展望。息を呑むほどの素晴らしい眺めです。これは絶対に行く価値アリ。



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信越本線をさらに進み、北越急行に乗り換えるため、犀潟で降ります。




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昔ながらの木造駅舎に窓口も営業していて、とても風情のある駅です。



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「はくたか」が通らなくなり、ローカル列車ばかりとなった北越急行ですが、乗客は結構多いようです。なお、「18きっぷ」では北越急行に乗れませんが、「北・東パス」ならOKです。



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トンネルが多い北越急行ですが、鈍行だと合間の景色もゆったり眺める余裕がありますね。



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そして北越急行でどうしても降りておきたい駅と言えば、やっぱり美佐島ですね。



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ホームは地下にあり、安全対策上列車が到着するまではホームには出られない構造になっています。ホームへ行き来するための鉄の扉はとてつもなく頑丈で、まさに地底基地を連想させるほどです。



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それでも地下はさほど深くはなく、地上への行き来は比較的容易です。



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民家風の駅舎が建っていますが、地上からはホームや線路が見えないため、「美佐島駅」の看板がなかったら、とても駅とは思えないでしょう。



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畳敷きの広い待合室があり、単に列車を待つだけの利用では物足りない気も。でも夜間は締め切るためここでの寝泊まりはできません。念のため。



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時間があるので一駅折り返し、隣の「しんざ」へ。無人駅ながら木目調の駅舎がなかなかいい味出しています。



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そのまま越後湯沢へ。「はくたか」が来なくなってからというもの、随分と活気がなくなったような気がしてなりません。



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越後湯沢のコンコースも、人通りは随分と少なくなったようで、「はくたか」の廃止はかなりの打撃を受けたと思われます。でもスキー客で賑わう冬はそれほど影響はないのかも。



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そして今やほんの数えるほどしかなくなった上越線の鈍行に乗って水上へ。シーズンを外れているのでやはりがら空きです。



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さらに高崎から「上野東京ライン」に乗り込めば、もう旅はほとんど終わったようなもの。周りに旅行者をほとんど見かけなかった今回の旅は、いつにもなく新鮮で、また自分のことをじっくり見つめ直すいい機会にもなった気がします。こんな切符が今後もいろいろと出て来ることを期待したいですね。



新潟 7:41 → 8:34 吉田 8:39 → 9:47 柏崎 10:28 → 10:36 青海川 11:47 → 12:12 犀潟 12:20 → 13:08 美佐島 13:54 → 13:56 しんざ 14:07 → 14:38 越後湯沢 15:07 → 15:46 水上 15:53 → 16:56 高崎 16:59 → 18:54 東京