私の体調の課題は、3月にコロナに罹って体力低下が続いていることです。
コロナ自体の症状はかなり軽かったのですが、食欲が極めて減少して、何しろ体重が減ってしまったことが影響を与えているものと考えています。
いろいろな対策を施しているのですが、今回は「マルチミネラル」を服用することにしました。
サプリに対する不安もあったのですが、期間を限定して試してみようと思って。
いろいろなミネラルを探したのですが、10種類のミネラルが混合しているDHCの ”マルチミネラル” を選びました。
とても安くて、大丈夫かなという価格。
そこでこのミネラルの中身をじっくり検証した上で、チャレンジすることにしたのです。
ミネラルの効果と副作用
10種類のミネラルが一度で採れるという謳い文句のサプリメント。
各ミネラルの、効果と過剰摂取による副作用を調べてみました。
カルシウム
[ ミネラル効果 ]
カルシウムは、身体の機能の維持・調節に不可欠なミネラルであり、歯や骨などを作っている栄養素です。
不足状態が長期間続くと、骨密度の上昇が妨げられて丈夫な骨が形成できなくなり、高齢期、特に閉経後の女性では、骨粗鬆症が起こりやすくなります。
また、カルシウムには脳神経の興奮を抑える働きがあります。 そのため、「カルシウム不足=脳神経の興奮=イライラ」と考えられがちです。
[ 過剰摂取 ]
カルシウムを摂りすぎると便秘になることが知られています。
さらに、カルシウムの摂りすぎで前立腺がんや心疾患のリスクが上がるといわれています。
マグネシウム
[ ミネラル効果 ]
エネルギー産生機構に深く関わっており、栄養素の合成・分解過程のほか、遺伝情報の発現や神経伝達などにも関与しています。
300種類以上の酵素を活性化する働きがあり、筋肉の収縮や神経情報の伝達、体温・血圧の調整にも役立っています。
マグネシウムが不足すると骨の形成に影響が出るほか、不整脈や虚血性心疾患、高血圧、筋肉のけいれんを引き起こします。 また神経過敏や抑うつ感などが生じることもあります。
[ 過剰摂取 ]
マグネシウムを摂り過ぎた場合は、過剰分は尿中に排泄されるので通常の食事では過剰症になることはありません。
しかし、腎機能が低下している場合には高マグネシウム血症が生じやすくなり、血圧低下、吐き気、心電図異常などの症状が現れます。
鉄
[ ミネラル効果 ]
鉄分は体内では赤血球の一部として血液中の酸素を運搬するといった重要なはたらきを果たしています。
鉄不足により脳へ酸素がいきわたらないと思考力、学習能力、記憶力の低下につながります。
鉄分が不足すると全身に十分な量の酸素を運ぶことができなくなり、頭痛や動悸、倦怠感、めまい、顔色が蒼白になるなどの症状が表れることがあります。
[ サプリの過剰摂取 ]
鉄を過剰に摂取すると、重度の症状や肝傷害を引き起こす事があります。
症状は段階的に発生し、嘔吐、下痢、腹痛から始まります。 数日後に肝不全が発生することがあります。 鉄中毒は、患者の病歴、症状、鉄の血中濃度に基づいて診断されます。
亜鉛
[ ミネラル効果 ]
亜鉛は体内で作ることができない ”必須微量ミネラル” で体内に約2~4g存在し、歯、骨、肝臓、腎臓、筋肉に多く含まれます。
200種以上の酵素の構成や酵素反応の活性化、ホルモンの合成や分泌の調整、DNA合成、タンパク質合成、免疫反応の調節などに作用し、身体の成長と維持に必要な栄養素です。
[ 過剰摂取 ]
亜鉛過剰症になると、頭痛・吐き気・下痢・食欲不振・神経障害・貧血・HDLコレステロール低下などの症状が出現することがあります。
また亜鉛をとりすぎると、「銅欠乏」になることがあり、血液検査異常や神経症状を中心とした症状が出ることがあります。
銅
[ ミネラル効果 ]
赤血球の形成を助け、多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける栄養素です。
銅は、鉄を体内で利用できるように変える代謝に関わり、貧血を予防する効果があります。
鉄の利用を高めてヘモグロビンの合成を助け、貧血を予防します。そして、骨や血管壁を強化するコラーゲンやエラスチンの生成に働きます。
酵素の働きを助ける多くの体内酵素の正常な働きを助ける栄養素です。
[ 過剰摂取 ]
銅の過剰摂取が、活性酸素の生成を促進して酸化ストレスの原因となることから、肥満、高血圧、糖尿病、心不全、腎不全を悪化させる要因であると考えられています。
マンガン
[ ミネラル効果 ]
マンガンは成人体内に約10mgしか含まれていませんが、肝臓、膵臓、腎臓、毛髪などに存在しています。
骨の発育に重要なミネラルであるほか、糖脂質代謝、運動機能、皮膚代謝などの多くの酵素反応に関与しています。
マンガンが欠乏すると、骨病変、血液凝固異常、糖代謝異常、 活性酸素による障害などが発生する可能性があるとされていると言われています。
[ 過剰摂取 ]
過剰摂取によるマンガン中毒では、中枢神経の障害や重い精神障害、マンガン肺炎などが現れます。
ヨウ素
[ ミネラル効果 ]
ヨウ素は、食品中に存在するミネラルです。
体内で甲状腺ホルモンを合成するためにはヨウ素が必要です。 このホルモンは身体の代謝をはじめとするさまざまな重要な機能を調節しています。 また、甲状腺ホルモンは、妊娠・授乳期に胎児や乳児の骨や脳が正常に発育するためにも必要です。
[ 過剰摂取 ]
まれに副作用として、過敏症や、嘔吐、下痢、頭痛、息切れなどの体調に異変が起こる場合があります。
セレン
[ ミネラル効果 ]
セレンは土壌、水、特定の食品に含まれる必須微量ミネラルです。
主に肝臓や腎臓に含まれ、甲状腺ホルモンの活性化に必須であり、抗酸化作用で組織細胞の酸化を防ぐ働きをします。
水銀などの有害物質を無毒化し、血栓症の予防にも役立つため、注目されている栄養素です。
酸化作用による細胞のダメージを防ぎ、肌、筋肉、血管の老化を防ぐ効果が期待できます。
[ 過剰摂取 ]
医師の処方を受けずにセレンのサプリメントを1日に900マイクログラム以上服用すると、有害な影響が出ます。
症状には、吐き気、嘔吐、下痢、脱毛、爪の異常、発疹、疲労、神経の損傷などがあります。
クロム
[ ミネラル効果 ]
クロムの効果として、インスリンの感受性を高める事により「血糖値」を最適な状態にしたり、血液中のに含まれる「脂質状態」の改善などの働きがあげられます。
クロムの血糖への作用としては「高血糖の方がクロムを補給すると血糖値が下がり」逆に「低血糖の場合は血糖値を上昇させる」といった働きがあります。
[ 過剰摂取 ]
クロムを過剰摂取すると、疲労感や筋肉のけいれん、低血糖などが生じる恐れがあるため、摂取量に注意が必要です。
モリブデン
[ ミネラル効果 ]
モリブデンは、血液内で鉄が不足してしまうと、肝臓に蓄えられている鉄の運搬を助け、血液をつく る働きを促進します。 そのため、鉄欠乏性貧血の予防も期待されています。
[ 過剰摂取 ]
モリブデンは摂り過ぎるとすぐに尿として排せつされるため、基本的には過剰摂取が健康に影響を及ぼすことは少ないといわれています。
しかし、急性中毒や慢性中毒を引き起こすケースもありやはり注意が必要です。
マルチミネラルの含有する10種類の元素の効果と副作用を調べて、しっかり理解した上でサプリ服用をスタートしました。
私の判断では、2ヶ月または3ヶ月を継続期間にしようと思っているのですが。
何かポジティブな変化が出ないかなと期待しています。