ELEMENTS OF STYLE -82ページ目

吉祥寺のピッツェリア


今回は久しぶりに食べ物の話です。



普段あまりグルメサイトは見ないのですが、先日自宅から比較的近い吉祥寺で外食することになり、


久しぶりにグルメサイトを検索していたら、見慣れない名前のピッツェリアを見つけました。


その店の名前は ”PIZZERIA GG”


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コメントも評価もかなり高く人気店のようですが、大学生の頃から30年近く吉祥寺に通っている私としては、


本格的なレストランや料理屋がほとんど無いというのが吉祥寺のイメージなので、


グルメサイトの高評価は全く信じられないながらも、予約を入れて食べに行くことにしました。



店に着くとテーブルから見える場所に大きな窯があります。


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窯焼きのピッツァといっても薪ではなくガスで焼く店もあるので、窯の中をテーブルから覗いてみましたが、


ちゃんと薪を使っています。


本格的なナポリピッツァを謳うのであれば、これは最低条件です。



メニューに書いてあるウンチクでは、窯はナポリから取り寄せ、ナポリの窯職人が組み立てたそうです。


どこかで聞いたようなフレーズですが、以前ご紹介した森下のベッラ ナポリと同じ方法で窯が作られています。



吉祥寺なので、前菜にシーザースサラダやイタリアンサラダみたいなメニューがあったらどうするかと


思いながらメニューを見てみると、本格的な前菜が揃っていてチョット期待できる感じです。


パスタはやっていないというのもチョット期待が持てます。


ピッツアを二人で一枚オーダーして、前菜を3種類オーダーしました。



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プロシュートとルッコラのサラダです。


プロシュートはイタリアレストランで食べるプロシュートと同じクオリティーです。


しっかりしたクオリティーのものを出しています。



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野菜のフリットはカラッと揚がっていて中々おいしいです。


大雑把な野菜の切り方もナポリっぽいです。



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アンジョレッティという、パスタの生地を一口サイズにして揚げ、フレッシュトマトとあえた前菜です。


ピッツァを食べる前にピッツァの味が想像でき、更に期待感が増します。



そしてピッツァは味を確かめるためにもシンプルなマルゲリータをオーダーしました。


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食べてみると... 


これがかなりレベルが高くてビックリです。


ナポリのおいしい店と比べても遜色の無い味です。



もう一度メニューを見てみると、ナポリから取り寄せた小麦粉を使い、水、塩、酵母のみを使って


作られていると書いてあります。



個人的にはベッラナポリは更においしいという評価ですが、ベッラナポリのピッツァは本格的なナポリの


ピッツァと言うより、池田さんが研究を重ねて作り上げた池田さんのピッツァなので、現地の味をそのまま


再現しようというこの店と比べるのは正しい評価では無いというのが私の見解です。



デザートはティラミスをオーダーしました。


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デザートも抜かりなしです。


本格的なティラミスです。



エスプレッソもおいしく、最後まで文句の付けようも無いです。



このピッツェリア GG、コンセプトが ”ナポリと同じ味、価格、スタイルで” というコンセプトです。


ナポリのピッツェリアは前菜もデザートもない店が多いので、厳密に言えばスタイルという部分は


少し違いはあります。



これだけ本格的なナポリピッツァが、なんと¥1,000-以下で食べられます。


マリナーラ¥750-、マルゲリータ¥850-です。



いくら吉祥寺とはいえ、これだけ本格的な仕事をしてこの値段であうのか、チョット心配になります。


因みに、ナポリでマルゲリータの平均的な価格は5~6ユーロ程度ですから、現地とほとんど変わらない


値段です。



吉祥寺にこんな店があるとは少しビックリです。


聞くところによると、このピッツェリア GGは、元々東中野の人気店で、昨年吉祥寺に移転してきたそうです。


更に、ベッラナポリの池田さんに聞いたところ、この店の窯はベッラナポリと同じ窯職人が作ったそうです。



本格的な店が少ない吉祥寺で、こんな本格的なピッツェリアができたのはうれしいですが、既に予約困難な


状況になっているようです。


ランチもやっていますが、一時間待ちはざらという事です。



吉祥寺の近くにお住まいの方は是非一度食べてみてください。




PIZZERIA GG


東京都武蔵野市吉祥寺1-17-1 プレジールB1


TEL 0422-26-5024







今日は久しぶりにスーツを着ました。


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今日のコーディネートテーマはブリティッシュ。


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細かい織りのブルーのダブルブレストのスーツに


久しぶりのストライプシャツ、タイはドレイクスの50oz、


カジュアルなジャケットスタイルが続くと無性にスーツが着たくなります。


今シーズンは夏に向けてコットンスーツが気になっています。


























お知らせ。


今日は2件お知らせがあります。



私が監修をしている GAKKEN MOOK Fashion Text Series” の第7弾と8弾が


先日発売されました。


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今回は ”THE CORRDINATE””THE STANDARD NUMBER” です。


詳しくはこちらをご覧ください。

http://www.beams.co.jp/news/site/gakken-mook-fashion-text-seriesthe-coordinatethe-standard-number.html



第一弾の ”THE SUITS” から始まって、今回で全8巻になりました。


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全国の有名書店で販売されています。


BEAMSのクロージング店舗には4月中旬に入荷予定です。


ご興味がある方は是非ご覧になってください。






もう一件は、あまり知られていませんが...


私がディレクションを行っている、”BEAMS MEDICAL” というドクターウェアとナースウェア


のブランドがあります。



そのビームス メディカルの新しいカタログが完成しました。


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ビームス メディカルは、2009年からスタートしたドクターウェアとナースウェアのブランドです。



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ドクターウェアはメンズだけでなく、ウィメンズもあります。


テーラードの技術が活かされた、立体的なパターンによる


シルエットの美しさが特徴です。



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ナースウェアはセットアップとワンピース、エプロンまで、幅広いモデルで展開しています。


全てのモデルを私がディレクションしました。



シルエット、ディティール、素材、カラー、付属、、着用感、全てにこだわり、


何度も修正を重ねて作り上げました。



医療関係、介護関係にお勤めの方でご興味のある方は、カタログをご覧になっていただければと思います。


カタログをご希望の方はこちらでご請求ください。

http://www.beams.co.jp/uniform_circus/v1/?#/corporate/








今日は先日ブログでご紹介した、エンメティのスエードジャケットを着ました。


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今日はネイビーずくしです。


ご覧のとおり、スエードジャケットと言わなければ普通のジャケットと変わりません。



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デニムとも良く合うので、これからの季節かなりで出番が多くなりそうです。














BROKEN SUITS


発売中の ”LEON” 5月号


今回の特集はスーツです。


LEONらしい様々なスーツの着こなしや提案が掲載されています。


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その中で私が気になったページがありましたのでご紹介します。



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118ページと119ページの見開き2ページです。



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タイトルは ”スペッツァート” です。


スペッツァート(SPEZZATO)はイタリア語で ”壊れた” ”粉々になった” ”中断された” という意味です。



昨年6月のイタリア出張の際に多くのスーツメーカーから提案されていたスーツの新しい着こなしです。


簡単に言うと、本来ジャケットとパンツを上下で着るというスーツの常識を崩し、ジャケットとパンツをばらして


セットアップ感覚で着るという提案です。



イタリア語ではスペッツァートですが、英語では ”ブロークン スーツ” と言われています。


この2ページでは比較的カジュアルなテイストのスーツをセットアップで着るという提案ですが、


2010年の6月のPITTI UOMOで、あるイタリアのブランドが明確な打ち出しをしていたのでご紹介します。



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上の写真は2010年6月のPITTI UOMOの ”ベルベスト” のブースの画像です。


3着のネイビーのスーツにベージュのコットンのパンツを絡ませディスプレイしています。



これは明らかにスペッツァートを意識したディスプレイです。


”ネイビーのスーツのジャケットにベージュのパンツを合わせればセットアップで感覚でられ


という提案を意識したディスプレイです。



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更にベルベストは ”BELVEST BLUE” というカテゴリーのスーツをラインアップして


スペッツァートに合うスーツとして提案していました。



元々イタリア人はネイビーやブルーのジャケットが大好きなので、ネイビーのスーツをばらして着るという


提案は受け入れやすい提案だと思います。



それもあって ”BLUE” という事をアピールする、このようなタグをベルベストがわざわざ袖に付けて


提案するのも理解できます。



ベージュのコットンパンツだけで無く、おそらく誰でも持っているであろう、グレーのパンツやファイブポケット


とも合わせられるというのがイタリアの提案です。



このスペッツァートの提案には二つの側面があります。


一つは、ここ数年のヨーロッパにおけるスーツ離れによるものです。



特にイタリアでは、最もスーツが売れた時期に比べると30パーセントくらいしか売れていないショップもあると


聞きます。



当然、スーツブランドもスーツのオーダーが入らず、ジャケットは売れているものの、何か新しい提案をしないと


スーツの売上げがどんどん落ち込むという危機感が強くなっています。



二つ目は、カジュアルなスーツを提案するブランドが多くなってきたことで、上下をばらしてセットアップで着ても


違和感の無いスーツが増えた事によります。



今回のLEONの提案は後者を捉えた提案ですが、イタリア人はコンサバなので、意外と前者のネイビースーツ


を軸としたスペツァートが浸透しているようです。



しかし,LEONは綿密なリサーチをしていますね。


インパクトのあるコピーを使ったページが多く、そちらに目が行きがちですが、


イタリアのリアルな情報をしっかり特集の中に落とし込んで紹介しているのはさすがですね。



”クラシックなスーツをばらして着るなんて邪道だ”と言われる方も多いと思いますが、


こんな時代ですから、持っているものを最大限に活用して着回しをするという柔軟な考えが


あっても良いと思います。



お手持ちのスーツをお手持ちのパンツと合わせてみて、違和感が無ければスペッツァートは成立します。



また、今期BEAMSでも展開しているコットンやリネン混などのスーツは、上下ばらして着ることを考えれば


その活用方法も広がるのではないでしょうか。



取り入れるか取り入れないかは、あくまでもお客様の判断に委ねる部分が大きいと思いますが、


イタリアのスーツブランドが真剣に提案しているという事実だけはお知らせしたいと思います。







先日私の部下が珍しい色の ”ADIDAS LA TRAINER”?を履いていました。


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良く見ると、なんとなくボテッとしていて...



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パンツの裾を上げたらハイカット?



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このスニーカー ”ADIDAS JOGGING HI” といって80年代に展開していたモデルの復刻のようです。


本人の得意顔に反して、スタッフからは大変不評です。


あるショップで¥5,800-くらいで購入したそうです。



























春夏の買い物 5


被災地に食料品や日用品、ガソリンが届き始めているという報道がすこしづつ見られるようになってきました。


仮設住宅の建設も始まり、東北新幹線も4月末全線開通に向けて整備が急ピッチで行われているようです。



被災地以外の地域では、水道水の放射能問題でミネラルウーターが店頭からなくなり、


乳幼児に飲ませる飲料水がなくなり、保育園などは本当に大変だったと聞きました。



野菜や牛乳も放射能汚染の問題で出荷停止や様々な風評被害も起こっていますが、


先日イタリア料理店でお店の人を信用して茨城産のルッコラのサラダを山盛りで食べました。


水道水もオトナは問題無いという報道を信じてずっと飲み続けています。



今度は納豆やヨーグルト、無洗米が買いだめされているそうです。


品薄という報道がされると一気に買いだめが進むそうです。



原発の問題が先行きが見えず、色々なことに疑心暗鬼になるのも分かりますが、


もう少し人を信用して冷静に行動して欲しいと思います。






先日発売された MEN’S CLUB 5月号です。


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5月号の特集は ”業界人72人が愛用するミラノデニム” です。


その中で私の愛用のデニムが紹介されました。


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私がここ数年ずっと愛用している ”JACOB COHEN” の620が紹介されています。


デニムの似合う業界人はたくさんいるにも関わらず、2ページを使ってご紹介いただき、


チョットお恥ずかしいという感じですが...



色々な人達がオトナのデニムスタイルを紹介していますので参考になるコーディネートも多いと思います。


是非MEN’S CLUBの5月号をご覧いただければと思います。



63ページで着ているネイビーのダブルブレストのスエードジャケットを最近購入しました。


そのレザージャケットがこれです。


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EMMETI のスエードのダブルブレスト ジャケットです。


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このエンメティのスエードジャケットは既に色々なファッション誌で紹介され


売り切れの店舗も多いようですが...



実は、BEAMSのエンメティはよりスタイリッシュに見えるようにパターンを修正しています。


通常のエンメティのダブルブレストのモデルは、ボタン位置が低くローボタンのダブルブレストですが、


BEAMSのモデルはボタン位置とシェイプ位置を上げ、テーラードのジャケットのように体のラインに


沿ったシルエットになっています。



レザージャケットでも普通のジャケットのようなシルエットに見えるように何度も修正を重ねて作りました。


更に、良く見ると小さな穴が開いているパンチングレザーを使って作られています。


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軽く通気性もあり、これからの季節肩パッド無しのジャケットのように軽く着こなせるのも購入


に至ったポイントです。



ネイビー以外にロイヤルブルーとベージュがあります。


値段も¥99,750-とイタリア製のレザージャケットとしては買いやすいプライスです。



BEAMSの別注モデルなので、今シーズンはBEAMSでしか展開していません。


ご興味があれば是非BEAMSの店頭でご試着いただければと思います。






先週に比べ少し温かくなってきました。


そろそろ春夏モノのスーツが着たくなってきました。


今日はグレーのカーゴパンツをジャケットとコーディネートしました。


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ホワイトボタンの付いたジャケットにシャンブレーシャツ、上質なニット、ペイズリーのポケットチーフ、


足元はレザースニーカー。



ジャケットとコーディネートするときは ”なるべくワイルドに見えないように” いつも気をつけています。


”CITY MILITARY” が今シーズンの気分です。


















春夏の買い物 4

昨日久しぶりにガソリンスタンドに行きました。


先週までの騒ぎは何もなかったように一台も並んでいません。


あの騒ぎは一体なんだったのでしょうか。


何時間も並んでガソリンを入れた人達は、本当に給油が必要な人以外は時間の無駄だったということですね。


満タンにもできたのですが、20Lだけ入れてまた無くなったら入れることにしました。


そのスタンドのガソリンが直接被災地に影響する訳ではないですが、被災地のガソリン不足を考えれば


必要以上のガソリンを入れる気になりません。




今度は水が大変なことになっています。


どんなに高名な学者先生がテレビで 「大人は水道水を飲んでも大丈夫」 と言っても、


スーパーは毎日大騒ぎです。



今は乳幼児と被災地の為にミネラルウオーターの充分な確保が必要ですが、


全く水道水を飲んでも問題の無い人達が大騒ぎをして買いだめをしている姿は、


もはや呆れてモノが言えません。



農水省は国内の飲用水メーカーにミネラルウォーター増産を求め、海外のミネラルウオーターの輸入も


急遽規制緩和を行うと報道されていますが、この状況だと乳幼児や被災地用に優先的に確保する方策を


講じないと、増産するだけ買いだめする人が増えるという悪循環になりかねません。



そんなことまでしないとモラルが保てないというのも情けない話ですが、本当に必要としている人達に確実に


届くように行政も小売業も考えて欲しいと思います。





BEAMSは ”立ち上がり” といって、店舗が春夏の商品となるのと同時に内勤のスタッフも


春モノを着用するというのが決まりがあります。



今年は3月中を過ぎても真冬のような寒さが続き、節電で毎日エアコンが付けられない状況なので、


春モノを着るのはかなり厳しい状況です。



こんな時はとにかく重ね着が有効ですので、ハイゲージのニットが大活躍します。


今シーズン、私が購入したハイゲージのカーディガンがフランスの ”LETROYES”です。



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ルトロワのブランド プロフィールはこちらをご覧ください。


http://www.yagitsu.co.jp/brand/letroyes/


ルトロワは厳密に言えばニットというよりカットソーです。


私がこのカーディガンを選んだ理由は、カジュアル感のあるカーディガンというところがポイントです。



今シーズンはカジュアルジャケットやカーゴパンツや細身のチノパンと合わす、カジュアル感のある


ニットを探していました。



このルトロワの適度なカジュアル感のあるカーディガンがまさに私が探していたテイストです。



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前たての幅が太く、昔のスクールニットの様で適度なカジュアル感があります。



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そのルトロワを今日はこんな感じでコーディネートしました。


カジュアルなライトグレーのカノコのジャケットにルトロワのライトグレーのカーディガンを合わせ、


シャツもスポーティーなギローバーの鹿の子のプルオーバーシャツを合わせています。


パンツはベージュの細身のチノパンを合わせ、ライトグレーとベージュの2色でまとめたコーディネートです。


今シーズンはこんなあまりポジティブな色を使わないコーディネートが個人的に新鮮です。



このルトロワ、¥18,900-(税込み)という値段も魅力です。


かなりハイゲージでサラッとした素材感なので、これからの季節暖かくなっても色々なアイテムと合わせて


着れそうです。



私はライトグレーをチョイスしましたが、それ以外にネイビーとブラックもあります。


スタッフにも人気のあるブランドなので、是非ショップでご覧になっていただき、ご試着いただければと


思います。






東北地方太平洋沖地震 緊急支援


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BEAMSの各店舗で募金箱を設置しております。


引き続きご協力お願いいたします。





















WALK OVER


東京も余震が続いています。


今日も2時間くらいの間に2回大きく揺れました。


私のいるオフィスは6階なので、震度3程度でも結構な揺れを感じます。



電気はもちろん毎日節電です。


エアコンはどんなに寒くてもつけません。


オフィスの照明も普段の半分以下に抑えています。


揺れる、暗い、寒い、確かに満足な状況では無いですが、被災地で苦しい思いをされている被災者の方々


を思えば不満など言ってられません。



この連休中、二子玉川の高島屋に行きました。


食品売り場に行って少し驚いたのは、どこにも無いと騒がれていた、米、食パン、カップめん、牛乳、水、


レトルト食品等が結構たくさん売られていました。


もちろん買いだめを防止するための制限は付けられています。



私の住んでいる杉並区のスーパーではまだまだ品薄の状況が続いていますが、


買いだめ防止の為に制限を付ける店が多くなってきたのでモラルの無い買いだめが減り、


少しづつ店頭に並ぶようになってきたようです。


昨日、近所のドラッグストアで切らせていたカセットボンベをワンパック(3本)やっと買うことができました。



冷静になって皆がモラルを守れば、店頭からモノが全く無くなってしまうという状況にはならないと思います。


今回の震災で被災地の人達のモラルが高いと諸外国から賞賛されているのに、


震災以外の土地で買いだめが起こっているなど、恥ずかしいと思いませんか。


必要の無い買いだめは絶対にやめましょう。




連休中、気になっていたので地震後初めて屋根裏の物置に上がってみました。


さすがに積み上げていた靴箱が崩れて、散乱した状況になっていました。


屋根裏を整理しながら、履いていない靴をチェックしていたらこんな靴が出てきました。



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20数年前に購入したWALK OVERのホワイトバックスです。


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箱に入れて屋根裏にしまいっぱなしだったので、さすがに汚れが目立ちます。


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ソールの減りもかなり激しいです。



これ以外に同じホワイトバックスがもう一足とダーティーバックスが一足出てきましたが、


ライニングのダメージが大きく履ける状態ではありませんでした。


この3足のWALK OVERを見ると、当時かなり履きこんでいたのが分かります。



今シーズン、久しぶりにホワイトバックスやダーティーバックスを履きたいと思っていたので、


20数年前に良くやっていたホワイトバックスを復活させるケアを試みてみました。



そのケアを施すと、たった15分で上の画像の汚れたホワイトバックスがこんなにきれいになります。


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方法は白いチョークをとにかく汚れたホワイトバックス塗りこみます。


塗りこんだままだとチョークの線が付いたままなので、全体に万遍なく塗りこんだ後、


ブラシを使ってチョークをのばすようにブラッシングすると、上の画像のように真っ白になります。


かなりチョークの粉が飛びますので必ず屋外で行ってください。



私は20代の頃、この方法で汚れたホワイトバックスをいつも真っ白にキープして履いていました。


ですので、雨の日も何も気にせず履いていました。



20年ぶりくらいにホワイトバックス復活ケアをやったので、すごく懐かしい気分です。


このWALK OVERのホワイトバックス、このまま履けるかなとも思ったのですが、


ソールの減りも激しいので、ブリックソールを張り替えるか、新しいモノを買うのか、いま悩んでいます。



いずれにしても今シーズンはホワイトバックスとダーティーバックスは欲しいと思っていたので、


何を買うか検討中です。



BEAMSでも2ブランドでホワイトバックスとダーティーバックスを展開していますが、


この当時のWALK OVERと比べると迷うところがあります。



昔のものばかり良いといっても仕方ないので、自分にとっての今の時点でベストな選択を模索しています。


購入したらご報告します。






先週からBEAMSの各店舗に設置しました東日本大地震緊急支援の募金箱に、


ご来店いただいた多くのお客様に募金をいただきました。


ありがとうございました。


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引き続きご来店いただいた際にはご協力お願いいたします。


目印はレジカウンターにあるこの募金箱です。




























運行不能 JRの対応


前回のブログで書きました東北地方太平洋沖地震の救援、復興に対する募金箱が


3月16日からBEAMSの各店に設置されました。



ご来店いただいたお客様には早速募金をいただき感謝しております。


ありがとうございました。



私も昨日店舗に行って募金をしました。


金額の大小は関係ございません。


ご来店いただいた際は是非募金をお願いいたします。





震災の起きた11日、京都駅に止まっている新幹線には外国人の乗客が何組もいました。


英語のアナウンスも無く、何時間も車内で待たされているため、ホームにいる駅員に英語で必死に状況


をたずねていますが、JRの職員は片言の英語も話せず全く対応ができません。



業を煮やしたその外国人は、近くにいた私に 「英語は話せるか?」 と話しかけてきました。


私も片言の英語しか話せませんが、状況を説明すると 「明日の午後、成田からのフライトでイタリアに帰るので


なんとしても明日の午前中には東京に着きたい」 と言うこと、「恐らく今日は新幹線は動かない」 と説明すると


「明日はどうなるんだ?」 、「それはまだ分からない」、「それじゃ私たちはどうすればいいんだ?」 と


典型的なイタリア人とのやりとりになってしまい苦笑。



人のいい私は、自分の宿をとるのも後回しにし、アリタリアの運行状況をIpadで調べ、


アリタリアに電話するも予想どおり全くつながりません。



当日の成田の運行状況を調べると2時以降の便はほとんど欠航しているので、


「明日は大幅にフライトが遅れるか欠航になる可能性が高い」 と話すと 「本当に飛ばないのか?」、


「それはアリタリアに聞いてみないと分からない」 と言うと 「Mamma Mia!」 と天を仰ぐしぐさ、


公共交通機関の欠航や運休、遅延が日常茶飯事で 「こんなこともあるさ」 で片付けてしまうイタリア人も、


異国の地では、「イタリアで信じられないことが多々起きて右往左往してしまう私たち日本人と同じか」


と思いながら、気が付けば1時間半もそのイタリア人にかかりっきりになり、あわててホテルの予約を


部下に頼み、アリタリアの連絡先を教え、「京都は宿が取れないので大阪に行ったほうがいい」


とアドバイスをしてその場を離れました。



それにしても今回の件でJRの外国人に対する対応の悪さを痛感しました。


英語のアナウンスは全く無く、ホームにいる駅員も全く英語を話しません。


何が起こっているのか理解できず、どうすれば良いかも分からず、最終的には「今日の運行は不可能」


という日本語でのアナウンスのみ、日本を代表する交通機関の新幹線がこれではどうしようもありません。


ましてや、京都駅という外国人が多く訪れる駅での出来事です。


せめて状況説明できるくらいの英語力のある駅員を配置するべきだと思います。



今回は震災による運行不能です。


ある意味危機管理という側面もあると思います。


外国人は新幹線に対して、非常にクリーンで快適、安全で早い、という良いイメージを持っていると聞きます。



JRグループは外国人に対する対応をもっと真剣に考えるべきだと思います。


JRは大会社なのですから、基本的な英会話ぐらい話せる駅員が常駐していなければならないと思います。


私のどうしようもない英語力でもこんなときは外国人の役に立つのですから。






会社は毎日節電です。


必要最低限の電気しかつけていません。


もちろんエアコンはどんなに寒くてもOFFです。


昨日と一昨日はさすがに足元から冷えました。


そんな時は重ね着です。



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冬物のニットを中に着込み、オフィスの中でもスカーフを巻いたまま仕事をしています。


足元は不測の事態に備えて歩きやすいクレープソールのチャッカーブーツです。



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皆さん、会社にスニーカーを一足置いておくことを提案します。


女性は特に用意しておいた方が良いと思います。























東北地方太平洋沖地震

東北地方太平洋沖地震で被災された皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。


この度の大規模地震により亡くなられてた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、


被災された皆様、ご親族、ご関係者の方々に、心からのお祈りを申し上げます。



BEAMSは、被災者の方々の救援や被災地の復興に役立てていただくための義捐金として、


1000万円を公益社団法人CIVIC FORCE(シビック・フォース)へ寄贈いたします。



BEAMSの各店舗には募金箱を3月16日(水)より順次設置し、賛同してくださるお客様のお気持ちを、


NPO法人チャリティー・プラットフォームに集約していただき、CIVIC FORCEへ届けさせていただきます。


また、ビームスオフィシャルウェブサイトとBEAMS Online Shop では、


一般財団法人ジャスト・ギビング・ジャパンが運営するオンライン寄付システム Just Giving Japanを通じ


CIVIC FORCEへの寄付支援をご案内させていただきます。





地震が発生した11日、私は出張で関西にいました。


前日、大阪で関西地区の店舗スタッフとミーティングがあり、11日は大阪から京都に移動、


2時間ほど京都店に滞在し、その日のうちに名古屋に移動するというスケジュールでした。



午後3時くらいに京都駅に着くと新大阪から東京方面は全て新幹線が止まっていて、


東北地方で大きな地震があり、その影響で新幹線が止まっているという案内、


すぐに携帯で東京のオフィスに連絡するも繋がらず、全く状況が見えないまま時間が経ち、


午後7時過ぎに正式に当日の復旧がないと発表され、急いで宿を探すも既に一泊2万円のホテルしか


空きがなく、ギリギリで何とか宿を押さえ、切符の払い戻しの為に長蛇の列に並び、


ホテルに着いたのは午後9時近く、部屋でテレビをつけてやっと事の重大さに気づき、


暫く京都に滞在する覚悟を決めて京都の町にでて夕食をとりましたが、


京都の町は何も無かった様に平穏な様子、翌日は朝から新幹線が運行していると知り、


京都駅に向かい12時過ぎの新幹線に乗り東京に向かいましたが、


新幹線も特に混んでいるということもなく無事に品川に到着、


品川も駅中の店には人がたくさんいて普段の土曜日と変わらない様子、


山手線に乗って原宿のオフィスに向かい、原宿駅を降りていつもと変わらない竹下通りを避けて


脇道から明治通りまで抜けるとBEAMSの店舗は全店休業、オフィスに到着するとスタッフは一人だけ、


そこで前日の東京の混乱を聞き、京都で足止めをくった自分ほうが余程ましだったという事を知りました。



家に帰りやっと落ち着いてテレビを見て様々な状況を知り、衝撃的な津波の映像を何度も見て愕然としました。


そして、たった一日東京へ戻れなくなったことに不満を感じていた小さな自分に反省し、モラルのない食料品や


日用品、ガソリンや灯油などのまとめ買いや買占めはしないと家族と約束し、節電でエアコンを切りデスクの蛍


光灯だけつけたオフィスで毎日仕事をしています。



確かに不自由なことはたくさんありますが、被災地にに比べれば天国のようなものです。


モラルのない大量のまとめ買いなどは絶対にやめて欲しいです。


いま最も大事なことは被災地に物資を届けることです。



いまの段階で個人が出来ることは限りがあります。


なにが出来るか考え、出来ることからはじめましょう。














ダブルブレスト


MEN’S EX 4月号ご覧いただけましたでしょうか。


BEAMS EXPRES 掲載商品のお問い合わせも日々増えております。


ありがとうございます。



気になるアイテムがございましたら、最寄のBEAMSの店舗で実際にご試着いただければと思います。



そして前回のブログでご紹介しましたが、4月号から私の連載ページが始まりました。



ELEMENTS OF STYLE


今シーズンお勧めの ”オトナの人達に着てほしいアイテム” をご紹介します。



私が実際にバイイングや企画という仕事を通して様々なものに見て触れて感じた今シーズンの傾向を


”時代性のあるクラシック"という視点でご紹介していきたいと思っています。


今シーズンのお買い物の参考にしていただければと思います。



第一回目はダブルブレストのジャケットです。



今シーズンはほとんどのブランドが ”軽く柔らかい仕立てのダブルブレストジャケット” を展開しています。


今回は2010年6月の PITTI UOMO の画像をお見せしながら


実際にダブルブレストのジャケットがどのように打ち出されていたかレポートしたいと思います。




最も多かったのが下の画像のようなネイビーにアクセントのあるボタンという組み合わせです。


前回のブログでご紹介したアクセントのあるボタンづかいのダブルブレストは今シーズンの定番といえます。


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ブルー系以外に右のようなブラウンのものもあります。


ブラウンは2011秋冬シーズンのトレンドカラーなので、


春夏から少しずつブラウンのアイテムが提案されていました。


これもアクセントのあるボタンづかいになっています。




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ネイビー、ブラウン、グリーンという今シーズンのトレンドカラーのダブルブレストを


重ねて見せたディスプレーです。


軽く柔らかい仕立てのジャケットならではのディスプレーです。





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今シーズンのトレンドカラーのひとつであるコバルトブルーのダブルブレストです。


右はコバルトブルー×ホワイトのチェックです。


上の画像のジャケットにもホワイトのボタンが付いています。





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ここ数シーズン続いているライトグレーもダブルブレストにのせて展開されていました。


ホワイトやオフホワイト、ベージュのパンツとコーディネートしたディスプレーが多く見られました。





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明るめのブラウンにオフホワイトという今シーズンらしい色づかいです。


上の画像のような ”なるべく色数を使わないワントーンのコーディネート”が増えています。


ボタンはやはりアクセントのあるボタンが付いています。




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フロントカットがラウンドしている少しデザインされたダブルブレストです。


フロントの重なりが浅く、更にラウンドしたフロントカッットなのでボタンを外しても違和感がありません。



こんなアップデートされたダブルブレストも見られました。


因みに、このモデルはBEAMSでも展開します。


既に予約がかなり入っていますが・・・




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ベージュのダブルブレストも多く見られました。


上の画像はネイビーのパンツとコーディネートしていますが、


個人的にはライトグレーのパンツと合わせると上品なカラーコーディネートになるのでお勧めです。




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上の画像はダブルブレストには珍しい真っ赤なダブルブレストです。


ただ、ブルー以外は "派手なカラーのダブルブレストは少ない" という印象です。



これらの画像は私が撮ったものの一部ですが、これだけ多くのダブルブレストのジャケットが


打ち出されていました。



日本でも昨年くらいから少しづつダブルブレストがお客様に受け入れられてきたと感じます。

あくまで私の自論ですが、日本でダブルブレストが受け入れられるようになったのは、


ここ数年のピーコートのブームによるところが大きいと思います。



ピーコートがタイトになり、着丈が短くなり、徐々にジャケットのようなシルエットになってきたことにより


ダブルブレストに対する抵抗感が少なくなり、我々ファッション業界の人間も含め流行に敏感な人達が


昨年あたりから徐々にダブルブレストのジャケットやスーツを着るようになりました。



3ボタンがクラシックの中心となってからも、何度となくイタリアのブランドを中心にダブルブレストが


打ち出されましたが、一向に流行る気配もなく何度も出ては消えていったというのが実情です。



更に遡れば、私がBEAMSに入社した数年後の80年代後半にブレザーブーム(紺ブレブーム)が起き、


その時に3つボタンと共にダブルブレストのブレザーが流行して以来のブームだと思います。



当時人気のあったダブルブレストのブレザーはインポートブランドでは、


パリの ”OLD ENGLAND” のものでした。



フランスのブランドですが、生産は英国のAUSTIN REEDが行っていて、


洋服好きのお客様に大変な人気でした。



予約で殆どお店には出ない、出てもすぐに完売、という今のどこかのブランドと同じような状況でした。



当時のダブルブレストは英国的なシルエットものが主流で、しっかりした型パッドが入っていて、


ウエストシェイプもきつく、着丈も長めで、チェンジポケットがついているものが人気でした。



現在のダブルブレストとは真逆のシルエットとコンストラクションですが、


コーディネートするアイテムは、デニムやホワイトジーンズ、チノパン、足元はコールハーンのカヌーモックや


オールデンのタッセル、ビットローファー、ウォークオーバーのホワイトバックスやダーティーバックスなど、


シルエットやディティールは違えど、今とそれほど変わらないアイテムを合わせてていたという記憶があります。



そして当時のBEAMSのスタッフにとっては大きな影響を与えたのが


スタイルカウンシルのポールウエラーのスタイルでした。


これに関しては、語ると長くなってしまいますので別の機会に書きたいと思います。


本当に久しぶりにダブルブレストが脚光を浴びているという印象です。


今シーズンのダブルブレストの特徴的な仕立てやディティールに関しては、


MEN‘S EXで解説していますのでご興味があればご覧になっていただければと思います。





因みに、私も昨年こんなダブルブレストのジャケットを購入しました。


ELEMENTS OF STYLE

左はコットンのホップサック、中央はコードレーン、右は後染めのチェックです。



そして、ジャケットだけではなく、スーツもあるところでスミズーラで作りました。


ELEMENTS OF STYLE


BEAMS以外のショップでも今シーズンは多くのダブルブレストのジャケットを展開していると思います。


ご興味のある方は是非実際にご試着いただき、新しいダブルブレストをワードローブに加えていただけ


ればと思います。























BEAMS EXPRESS


皆さんも愛読されている方が多いと思いますが、今日は MEN‘S EX の発売日です。



私も会社に来て早速チェックしました。



今回は内容盛りだくさんで読み応えがありますね。


その中でも特にこの特集ページはお勧めです。




”イタリアのお洒落 SNAP 100”


ELEMENTS OF STYLE

私もスナップを見せていただきましたが、膨大の量のスナップの中から厳選して紹介しているので


内容はかなり濃いと思います。



現地に行っていた私が見ても 「こんなお洒落な人見なかったな」 という、


全くノーマークなお洒落イタリア人のスナップが多いです。


次シーズンのトレンドも的確にレポートされているので大変参考になると思います。



私がコメントしているからお勧めしている訳ではありませんが、


本当に私が見てもリアルな情報です。



是非じっくりとご覧になってください。



そして、我々BEAMSも恒例の BEAMS EXPRESS で様々なアイテムをご紹介させて


いただいております。



今日はその中からこのページに関してコメントしたいと思います。



ELEMENTS OF STYLE

以前このブログでもご紹介しましたが、今シーズンはボタンにアクセントのあるジャケットを


多く展開しています。



誌面だけでは分からない部分も多いと思いますので、2010年6月のPITTI UOMOで


私が撮ってきた画像をお見せしながらコメントしたいと思います。




ELEMENTS OF STYLE


ELEMENTS OF STYLE

ネイビーやデニムブルー、ベージュなど、今期のトレンドカラー


のジャケットにホワイトボタンが付けられています。



ELEMENTS OF STYLE

アクセント ボタンはホワイトだけではありません。


上の画像のように黒蝶貝や茶蝶貝のボタンが付いているジャケットも多いです。



ELEMENTS OF STYLE

ELEMENTS OF STYLE


ELEMENTS OF STYLE

ネイビーやベージュだけでなく、明るいカラーや大柄のチェックにも


アクセントになるボタンが付けられています。





ELEMENTS OF STYLE

貝ボタンにブレザーボタンのような柄を入れているボタンもあります。




ELEMENTS OF STYLE

ジャケットだけではなく、ニットにもホワイトボタンが付けられアクセントになっています。



ELEMENTS OF STYLE

今シーズンのトレンドカラーのグリーンをフィーチャーしたディスプレイですが、


全てのジャケットにホワイトボタンが付けられています。



ご覧の通り、ジャケットを展開しているほぼ全てのブランドがアクセントのあるボタンづかいを


積極的に提案していました。



ジャケットに貝ボタンを付けるというのは特に新しいトレンドではありません。


欧米のクラシックでは、春夏素材のジャケットに貝ボタンをつけるというのは


昔から普通に行われてきた事です。



特にブルーやベージュ、コードレーンやシアサッカー、麻やコットンの素材に貝ボタンというのは、


クラシックを知る人達にとっては最もマッチするボタンづかいという認識があります。



ただ、今シーズンに限ってはその使い方がある意味 ”何にでもアクセントのあるボタンを付ける”


という流れになっています。



サプライヤーが、ここまで徹底してボタンづかいにアクセントをつけるというのは、


私がバイヤーになってから初めてだと思います。



あくまで私見ですが、今シーズンのクラシックのキーワードひとつである


”マリンやリゾート”というトレンドを表現するためのディティール的な要素と


”極限まで軽くなったジャケットを更に軽く見せる”


という見た目の効果をねらった仕様だと思います。



”また新しいジャケット買わなきゃいけないの” と言われる読者もいらっしゃるかも知れません。


もちろん、BEAMSでもたくさん展開しているアクセントのあるボタンづかいのジャケットを購入


していただきたいのが私の本音ですが(笑)、 このご時世、ご予算がない方もいらっしゃると思いますので、


お手持ちのジャケットのボタンを貝ボタンなどに付け替えてみてはいかがでしょうか。



原宿と銀座にあるSARTOさんでボタンを選んで付けなおしをしていただけるようです。


サルトさんのホームページはこちらです。http://www.sarto.jp/





そして、お知らせです。


MEN‘SEX 4月号から私の連載ページがスタートしました。


第一回目は ”軽快仕立てのダブルジャケット” です。


ご興味があればご覧いただければと思います。


ELEMENTS OF STYLE


ということで、次回は軽い仕立てのダブルジャケットに関して書きたいと思います。







写真を撮ってもらおうと BEAMS F に行ったのですが、


土曜日なので全員接客中、フィッティングのミラーでセルフショットです。


ELEMENTS OF STYLE

土曜日はデスクワークの日なのでカジュアルデーです。


鹿の子ジャケットにREMI RELIEF のウエスタンシャツ、


JYACOB COHEN のカーゴパンツです。



ELEMENTS OF STYLE

スタッフからタダで譲ってもらった(笑)スカーフ。



ELEMENTS OF STYLE

そしてお気に入りのJ&M DAVIDSON のウエスタンチップつきのメッシュベルトです。



そして先日購入した ELEVENTY のジャケットの袖丈直しがあがってきました。


ELEMENTS OF STYLE


来週温かかったら早速着ようと思います。