吉祥寺のピッツェリア
今回は久しぶりに食べ物の話です。
普段あまりグルメサイトは見ないのですが、先日自宅から比較的近い吉祥寺で外食することになり、
久しぶりにグルメサイトを検索していたら、見慣れない名前のピッツェリアを見つけました。
その店の名前は ”PIZZERIA GG”
コメントも評価もかなり高く人気店のようですが、大学生の頃から30年近く吉祥寺に通っている私としては、
本格的なレストランや料理屋がほとんど無いというのが吉祥寺のイメージなので、
グルメサイトの高評価は全く信じられないながらも、予約を入れて食べに行くことにしました。
店に着くとテーブルから見える場所に大きな窯があります。
窯焼きのピッツァといっても薪ではなくガスで焼く店もあるので、窯の中をテーブルから覗いてみましたが、
ちゃんと薪を使っています。
本格的なナポリピッツァを謳うのであれば、これは最低条件です。
メニューに書いてあるウンチクでは、窯はナポリから取り寄せ、ナポリの窯職人が組み立てたそうです。
どこかで聞いたようなフレーズですが、以前ご紹介した森下のベッラ ナポリと同じ方法で窯が作られています。
吉祥寺なので、前菜にシーザースサラダやイタリアンサラダみたいなメニューがあったらどうするかと
思いながらメニューを見てみると、本格的な前菜が揃っていてチョット期待できる感じです。
パスタはやっていないというのもチョット期待が持てます。
ピッツアを二人で一枚オーダーして、前菜を3種類オーダーしました。
プロシュートとルッコラのサラダです。
プロシュートはイタリアレストランで食べるプロシュートと同じクオリティーです。
しっかりしたクオリティーのものを出しています。
野菜のフリットはカラッと揚がっていて中々おいしいです。
大雑把な野菜の切り方もナポリっぽいです。
アンジョレッティという、パスタの生地を一口サイズにして揚げ、フレッシュトマトとあえた前菜です。
ピッツァを食べる前にピッツァの味が想像でき、更に期待感が増します。
そしてピッツァは味を確かめるためにもシンプルなマルゲリータをオーダーしました。
食べてみると...
これがかなりレベルが高くてビックリです。
ナポリのおいしい店と比べても遜色の無い味です。
もう一度メニューを見てみると、ナポリから取り寄せた小麦粉を使い、水、塩、酵母のみを使って
作られていると書いてあります。
個人的にはベッラナポリは更においしいという評価ですが、ベッラナポリのピッツァは本格的なナポリの
ピッツァと言うより、池田さんが研究を重ねて作り上げた池田さんのピッツァなので、現地の味をそのまま
再現しようというこの店と比べるのは正しい評価では無いというのが私の見解です。
デザートはティラミスをオーダーしました。
デザートも抜かりなしです。
本格的なティラミスです。
エスプレッソもおいしく、最後まで文句の付けようも無いです。
このピッツェリア GG、コンセプトが ”ナポリと同じ味、価格、スタイルで” というコンセプトです。
ナポリのピッツェリアは前菜もデザートもない店が多いので、厳密に言えばスタイルという部分は
少し違いはあります。
これだけ本格的なナポリピッツァが、なんと¥1,000-以下で食べられます。
マリナーラ¥750-、マルゲリータ¥850-です。
いくら吉祥寺とはいえ、これだけ本格的な仕事をしてこの値段であうのか、チョット心配になります。
因みに、ナポリでマルゲリータの平均的な価格は5~6ユーロ程度ですから、現地とほとんど変わらない
値段です。
吉祥寺にこんな店があるとは少しビックリです。
聞くところによると、このピッツェリア GGは、元々東中野の人気店で、昨年吉祥寺に移転してきたそうです。
更に、ベッラナポリの池田さんに聞いたところ、この店の窯はベッラナポリと同じ窯職人が作ったそうです。
本格的な店が少ない吉祥寺で、こんな本格的なピッツェリアができたのはうれしいですが、既に予約困難な
状況になっているようです。
ランチもやっていますが、一時間待ちはざらという事です。
吉祥寺の近くにお住まいの方は是非一度食べてみてください。
PIZZERIA GG
東京都武蔵野市吉祥寺1-17-1 プレジールB1
TEL 0422-26-5024
今日は久しぶりにスーツを着ました。
今日のコーディネートテーマはブリティッシュ。
細かい織りのブルーのダブルブレストのスーツに
久しぶりのストライプシャツ、タイはドレイクスの50oz、
カジュアルなジャケットスタイルが続くと無性にスーツが着たくなります。
今シーズンは夏に向けてコットンスーツが気になっています。