J&M DAVIDSON
今日は最近私が気に入っているベルトの話です。
そのベルトはブログでも何度かご紹介したこのベルトです。
J&M DAVIDSON のメッシュベルトです。
私がJ&M DAVIDSOのベルトに出会ったのは、今から20数年前の80年代後半です。
当時、J&M DAVIDSON や RALPH LAUREN が英国製のレザーメッシュベルトを発表し、
BEAMSでも J&M DAVIDSON のメッシュベルトを展開すると同時に、このベルトが英国の
どこのファクトリーで作られいるかという話になり、色々調べた結果、J&M DAVIDSON も
RALPH LAURENも当時の日本ではほとんど知られていなかった英国のファクトリーで
作られていることが分かりました。
そのファクトリーというのが、皆さんも良く知っている WHITEHOUSE COX です。
当時、ホワイトハウスコックスは、J&M DAVIDSON や RALPH LAUREN をはじめ、
英国やアメリカの名だたるブランドのファクトリーとしてヨーロッパやアメリカでは有名でしたが、
日本にはホワイトハウスコックスの代理店は無く、BEAMSも様々なルートを通じてオーダーしていました。
20数年前、私が購入したホワイトハウスコックスのベルトがこれです。
太い編みのレザーメッシュにゴールドのブラスのバックルが付いています。
ラルフローレンは当時このメッシュの帯を使っていました。
因みに、このバックルは現在もホワイトハウスコックスの定番として使われています。
素材はブラスですが、J&M DAVIDSON と同じウエスタンチップが付いています。
帯の幅は4cmあり、凝った編み方のメッシュです。
これらのベルトは今は全く使っていないのですが、”捨てられないコレクション” として
クローゼットで眠っています。
当時、レザーメッシュベルトは旬なアイテムだったので、ほとんどのスタッフが購入しました。
既にイタリア製のレザーメッシュも存在していましたが、英国製のマットなレザーの質感と比べると
光沢があり、色気が強すぎたため、本物はやはり英国製というのが私たちの認識でした。
ここ数年、アメリカ的なスタイルが世界的に注目されたことにより、レザーメッシュベルトが再び注目され、
現在は様々なベルトメーカーがレザーメッシュベルトを展開しています。
J&M DAVIDSON も数年前に代理店ができ再上陸しましたが、その際にまず最初にオーダーしたのが、
このウエスタンチップ付きのメッシュベルトでした。
現在は生産もスペインになり、ホワイトハウスコックス製ではなくなりましたが、しっかり編まれたメッシュ
とレザーの風合いは当時とほとんど変わりません。
バックルのデザインは変わらないものの、当時シルバープレートのものが付いていましたが、
今は素材がニッケルに変わりました。
それが質感という部分では大きく変わったところだと思います。
因みに、80年代後半に私が購入した J&M DAVIDSON のベルトに付いていた
シルバープレートのバックルとウエスタンチップがこれです。
バックルは現在と同じく J&MD と刻印が入っています。
ブライドルレザーの帯に付いていたものですが、帯がひび割れして使えなくなったので、バックルを
外して保管していました。
クロコダイルの帯にこのバックルとチップを付けたいと思い、どこかでオーダーで帯が作れないかと、
ずっと作ってくれるところを探していたのですが、ベルトのビスポークというのは国内外探してもなかなか
見つからず現在に至ります。
J&M DAVIDSON のメッシュベルト、値段は他のブランドより少し高いですが、他のブランドには無い
独特の雰囲気を持っています。
それは20数年前、私が初めて J&M DAVIDSON のメッシュベルトに出会った時と変わっていません。
様々なブランドのレザーメッシュベルトがありますが、私がこのベルトを今また愛用するのは、
このブランドの持つラグジュアリーなイメージが、今も少しも色褪せていない事によるところも大きいです。
J&M DAVIDSON のブランド プロフィールはこちらをご覧ください。
http://www.yagitsu.co.jp/brand/jamdavidson/
今日は久しぶりに春らしいカラーのジャケットを着ました。
ダルクォーレでオーダーしたサマーカシミアのジャケットです。
インナーは浅いネイビーのカシミアコットンのポロシャツです。
ラグジュアリーな素材感のものをスポーティーに着こなすというのが今日のテーマです。