MEN’S CLUB 別注企画 CIRCOLO
先週1週間イタリア出張でした。
ナポリからスタートして
マルケからアブルッツォまで、
1週間で5社のファクトリー視察と取材。
ナポリからマルケ、アブルッツォへの
アクセスが悪く、帰りも2回トランジットと、
アドリア海側は仕事で行くには厳しい立地です。
ハッキリ言って仕事をしに行くところではなく、
夏にバカンスに行くところですね。(笑)
シルバーウィークに出張が重なり
休みが取れなかったこともあり、
出張前に久しぶりに風邪を引き
体調が最悪のまま出発。
ドア トウ ドアで24時間かけて
ナポリのホテルに到着したのは
夜中の12:00。
しかし・・・
何故か私の部屋だけが予約されていない。
過去にも同じことがあったので、
今回で2度目。
何とか予定の3泊分の部屋を確保し、
ナポリの仕事も順調に進んでいたのですが、
1メーカーだけ、全く準備がされておらず、
仕事にならず・・・
まあ、ナポリですから仕方ないですね。
これまでもこんな事は何度もありました。
同じ南イタリアでも、アドリア海側と
ナポリでは全く気質が違います。
今回は、それを再確認させられた
出張でもありました。
今回はMEN'S CLUB 11月号で
掲載されている、”CIRCOLO”の
別注ジャケットについてです。
この企画は、ビームスとメンズクラブと
チルコロで何か別注モデルを作ろうという
話になり、チルコロのエージェントでもある
マルコザンバルド氏のベローナの
ショールームに、ビームスとメンズクラブと
チルコロのスタッフが集結して、
別注プロジェクトをスタートしました。
その時にザンバルド氏のショールームで
撮ったワンショット。
BEAMSチームもザンバルド氏も何故か
同じようなスタイル・・・
別に打ち合わせしたわけではありませんが、
今のジャケットスタイルの気分が、
コーディネートに表れているということです。
何を作るかミーティングを進めていった結果
最初に上がったのがM65タイプの
彼が着ている放出品をモディファイした
M65をベースに、チルコロの代名詞でもある
ジャージ素材でM65タイプのジャケットを
作ろうという話になりました。
何度も修正を重ねて完成したのが、
誌面でも紹介されているこのジャケットです。
インディゴのジャージ素材にしました。
スリムフィットですが、ストレッチが
きいているのでストレスを感じません。
インディゴのカラーも絶妙です。
取り外しのできるライナーは、
ヘリンボーンのプリントを施した
ライナーを外せば秋口から着られ、
春先も着られるので、結構長い期間
着られます。
ボタンはアンティーク調のメタルボタン。
ビンテージのミリタリーのメタルボタンが
良い雰囲気だったので、敢えてゴールドの
アンティーク風メタルボタンにしました。
そして、チルコロで大人気の
ジャージジャケットもエクスクルーシブの
柄とカラーでオーダーしました。
ブラウン×ダークブラウンの2カラ―。
どちらも今シーズンのトレンドカラーを使って、
ザンバルド氏の私物のチェックジャケットの
柄を参考にアレンジを加え生地を別注しました。
もちろん、エクスクルーシブの生地なので
BEAMSのみでの展開です。
今シーズンも完売続出のチルコロ。
今回の別注ジャケットは入荷して間もないので、
比較的サイズが揃っています。
ご興味のある方は、最寄りの店舗で
是非ご試着ください。
数年前に初めてチルコロのコレクションを
見たときは、これほどの人気ブランドに
なるとは思いませんでした。
6月のPITTI UOMOでも、
ブースが常に賑わっていて
ブランドの勢いを感じました。
因みに、定番のジャケットッは
BEAMSが展開を始める際に別注した
エクスクルーシブのモデルが、
今やインターナショナルのモデルになっています。
実は他のブランドでも、そのようなモデルが
結構あります。
皆さんが今身に着けている
あの人気ブランドのあのモデルも・・・
すみません。
諸事情があり詳細はお伝えできません。(笑)
ファクトリー視察 2
ファクトリー視察
シルバーウィーク in 神戸
M.E.× ERNESTO × BEAMS
昨年個人的にオーダーした
”ERNESTO”のバルカラーコート。
かなりハッキリしているので、
既製で展開するのは難しいだろうと思い、
個人的にイタリアでオーダーしたのですが、
facebookなどをご覧になられたお客様からの
問い合わせがかなり多く、
今シーズン全く同じものを既製で展開することに
なりました。
しかし、入荷前かなり予約が入り
早々に予約分でほぼ完売・・・
今でも多くのお客様から
お問い合わせをいただきますが、
着数に限りのあるBEAMSの
エクスクルーシブ生地だったので、
追加オーダーはできませんでした。
ご購入できなかったお客様、
申し訳ございませんでした。
このエルネストのバルカラーコート、
スティレラティーノのコートと並び、
最近私が最も気に入っているコートです。
と言うこともあり、今年の1月に工場取材に
行った際にMEN’S EXの副編集長から
「何か別注はできないか」という話があり、
「それなら私の一押しのコートで」
と言う流れになり、10月の誌面で紹介されている
”M.E.× ERNESTO × BEAMS”の
別注コートをオーダーすることになりました。
リクエストは「仕事でも着られてオフでも
着られる柄と素材」
実は、このリクエストが難題です。
普通のネイビーにすれば
仕事では着られますが、
休日に着るにはチョット堅すぎて、
柄がハッキリしたものにすれば、
ビジネスでは難しい・・・
そして、そのリクエストに応えるべく、
私がエルネストのコレクション以外の
生地メーカーのコレクションから生地を
近くで見ると大きめのハウンドトウース。
ネイビー×インディゴブルーの
コンビネーションなので、色が馴染んで
柄の大きさの割にそれほど目立ちません。
一見ツイードにも見えますが、
アルパカ、モヘア、シルクが
混紡されているので、
見た目の印象よりかなり柔らかく
軽い着心地です。
遠目で見ると無地に見えるチェックで、
一見ツイードのようなスポーティーな
生地にも見えるのに軽くて柔らかい着用感。
まさに、コレが私の考える
オンオフ兼用できるコートの条件でした。
これだけ書くと良いことばかりですが、
モヘアが混紡されているので、
少し表面にモヘアの長い毛が目立ちます。
ロングヘアーは今シーズンの素材の
トレンドでもあるのですが、
見慣れない方には少し違和感を感じるかも
しれません。
このエルネストのコート。
袖はラグランスリーブです。
ラグランスリーブは肩先が膨らむと
古臭い印象に見えます。
肩先が丸くナチュラルなラインであることが
今の時代のラグランの重要なポイントです。
このエルネストのコートは、
バックベルトが付いているので、
普通のテーラードコートのような
タイトなシルエットをイメージされる方も
多いと思いますが、ラインはあくまでも
ウエストシェイプのないシルエットです。
そして、このような裾にかけて自然に広がる
適度なAラインのシルエットが、
今のバルカラーにとって重要な要素です。
プリーツ入りのパンツもそうですが、
スリムすぎるシルエットの反動から
少し余裕のあるシルエットが
流れに敏感な人達を中心に
注目されています。
実は、その流れは既に2年前くらいから
始まっていました。
昨年の1月のPITTIで、
ゆとりのあるバルカラーコートを着た
人が増えていたのも
その変化を感じさせ要因でした。
と言うことで、私も今シーズンは
バルカラーコートに注目していますが、
昨年から着ている、このエルネストの
バルカラーコートは、
私が実際にワンシーズン着て
そのシルエットの良さを実感しているので
特にお勧めしたいコートです。
テーラードコートを何着もお持ちの方は、
今シーズン、是非バルカラーコートを
検討されることをお勧めします。
そして、バルカラーコートの流れは
来年の秋冬も続くと予想されるので、
一過性の流行ではありません。
最近色々な意味で数年続いた流れが
少しづつ変化してきているように感じます。
その流れの変化についても
今後少しづつ紹介して行きたいと思います。
MEN’S EX 連載 10月号
MEN’S EX 10月号が発売されました。
注目しているので、連載以外でも
色々ご協力させていただきました。
私の連載 ”中村達也の今、買いのアイテム”
今回のテーマは ”ヴィンテージ調のネクタイ”です。
ここ数年ドレスクロージングの世界では、
ヴィンテージやヘリテージというキーワードが
使われていますが、ネクタイに関しても
数年前からヴィンテージというキーワードで
様々な色柄のタイが提案されてきました。
これまでのヴィンテージ調のタイは、
アーカイブをそのまま復刻したような
リアルヴィンテージ調のモノが多く
難易度が高かったこともあり、
トレンドとしては広がらなかったというのが
正直な印象です。
某セレクトショップが数年前に
イタリアのネクタイブランドで
そのようなリアルヴィンテージ調の
ネクタイをかなり展開していましたが、
全く売れなかったそうです。
私自身、売れないだろうな
と当時思っていました。(笑)
今シーズンもネクタイのトレンドは
引き続きヴィンテージですが、
これまでとは少し変化が見られます。
それは、現代的なアレンジが施された
アップデートされたヴィンテージ調の
ネクタイが多くのネクタイブランドから
提案されているということです。
英国やイタリアのネクタイブランド
のコレクションを見ても、
日本のネクタイメーカーの打ち出しを見ても、
アップデートされたヴィンテージ調のタイが
ヴィンテージ調のタイがメインで
打ち出されているのがよくわかります。
コーディネートは特に難しいことはありません。
お手持ちのスーツやジャケットに
自由に合わせてコーディネートできますが、
注意しなければならない点は、
タイの色柄によってはVゾーンが
沈みがちになったり派手になったりするので、
シャツの色柄の選び方だけ注意をしてください。
例を少しだけご紹介するので参考にしてください。
シャツを選ぶことで柄が引き立ちます。
逆にぼやけたストライプを合わせると
ネクタイだけが主張するVゾーンに
なってしまいます。
ネクタイの色柄が引き立ちます。
薄いブルーのシャツを合わせると
Vゾーンが沈んだ印象に見えます。
パープルのギンガムチェックのシャツを
合わせることによって、ブラウンの
ペイズリー柄が引き立ちます。
白いシャツや薄いブルーの無地のシャツを
合わせた場合、Vゾーンが重い印象に見えます。
このようなシャツとネクタイの合わせは
ヴィンテージ調のネクタイに
限ったことではないですが、
特にヴィンテージ調のタイを合わせる場合は、
オーソドックスな色柄のシャツであっても
色柄のトーンの選び方に注意が必要です。
それだけを注意していただければ、
手持ちのスーツに自由に合わせて
全く問題はありませんので、
今シーズンは是非ヴィンテージ調のタイに
トライしてみてください。
因みに、今シーズン私が一押しの
ビンテージ調のタイはコレです。
”FRANCO BASSI” のプリントタイ。
今シーズンのトレンドカラーでもある
ブラウン×ブルーの千鳥格子。
ハンドペイントで描いたような柄が特徴です。
ですが・・・
初回納品分は予約で完売してしまいました。
申し訳ありません。
次回の入荷は10月中くらいになる予定です。
もし気に入っていただければ、
ご予約をお願いします。
誌面と連動した特集ページも
BEAMSのオフィシャルサイトに
アップしていますので、
こちらもご覧ください。
http://www.beams.co.jp/pickup/detail/5379
今シーズンは私もスーツスタイルが増えそうです。
ヴィンテージ調のネクタイは
今シーズンのスーツスタイルには欠かせないので、
何本か購入しようと思っています。
ヴィンテージ調のネクタイをしても
古臭く見えないようにするのが
私のコーディネートのテーマです。
コーディネートがヴィンテージになってしまっては
コスプレになってしまうので・・・
”ディレクター・バイヤー陣が一押しするオーダー生地”
”Custom Tailor BEAMS” のオーダーフェアが
開催されていますが、今回から3ピース、
ダブルブレストのスーツ、ワンプリーツパンツ、
ジレ単品と、オーダーできるモデルも大幅に増えました。
そこで、ビームスのディレクター・バイヤーが
それぞれお勧めの生地を紹介するページを
BEAMSのオフィシャルサイトにアップしました。
こちらを是非ご覧ください。
http://www.beams.co.jp/pickup/detail/5514
若いイケメン達に囲まれて、
ちょっと微妙な感じですが・・・(笑)
秋冬カタログ
2015-2016の秋冬カタログが完成しました。
既にご覧になられた方も多いと思いますが、
今回の表紙は某有名メゾンのイラストも手掛ける
Damien Florebert Cuypersのイラストです。
リコメンドページには今シーズン私のお勧めの
セラピアンのトートバッグも1ページで
紹介されています。
既にたくさんのご予約をいただいています。
ありがとうございます。
メンズページの巻頭の見開きには
今シーズンのトレンドでもある
今シーズンのラルディーニの中で
個人的に最も気に入っている
ジャケットです。
スエードのジレを合わせたコーディネートも
私のお気に入りのコーディネートです。
オリジナルジャケットの中で今シーズン
私が最も気に入っているBRILLAの
チェックジャケットも当然載っていますが・・・
既にご予約でオーダー数が全て
埋まってしまいました。
すみません…
ドレスにアウトドアやスポーツや
ミリタリーのテイストをミックスする
スタイルです。
PITTIの会場でも最近多く見られますが、
”難しく考えず自由な発想で
コーディネートを楽しもう”
という提案です。
特にルールは無いので、
色々なアイテムを自由に合わせて
新しい感覚の着こなしを楽しみましょう。
スーツスタイルは、今シーズンのトレンドでもある
3ピースやダブルブレスト、
そして、2ピースにジレを合わせて
3ピース風に着るという提案もあります。
この提案は後日このブログでも
詳しくご紹介します。
手持ちのアイテムにプラスするだけで
スタイルを刷新できるアイテムも
紹介しています。
デニムジャケット、
コンビのシューズ、
大判のストール。
どれも手持ちのアイテムに
プラスするだけで今シーズンらしい
コーディネートに見せることができます。
そして、今シーズンも私が解説する
今シーズンの代表的なトレンドを
詳しく解説しています。
お時間のある時にじっくり読んで
いただければと思います。
今回のカタログは、カジュアルも
ドレスもトレンドを取り入れた
コーディネート提案やアイテムを
いつにも増して多く紹介しています。
コーディネートに関しては、
色々スタイリストさんにお願いして
何度も変更してもらい作り込みました。
スタイリストのMさん、
本当に申し訳ありませんでした。
永いお付き合いなので、
分かっていただけると思いますが、
私、細かくてうるさいです。(笑)
これからも妥協せずビシビシやるので
宜しくお願いします。
まだカタログをご覧になっていない方は、
最寄りの店舗で配布していますので、
是非ご来店のうえ、スタッフにお申し付けください。
お近くに店舗が無い方は、
WEBカタログもありますので、
こちらをご覧ください。
http://catalog.beams.co.jp/2015aw/#!/dress
今年の秋冬はスーツの出番が増えそうです。
コーディネートのイメージも出来上がってきたので、
少しづつご紹介して行きたいと思います。
まずはビンテージ調のネクタイから、
詳細は次回に。
バーニーズニューヨーク 日本上陸25周年を記念した
バーニーズ×ビームスのスペシャルコラボ
私もお手伝いさせていただきました。
9月12日(土)にはバーニーズニューヨーク銀座店で
スペシャルトークイベントが開催されます。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.barneys.co.jp/events/common-categories/25th/we-celebrate-25-BB.html
ENZO BONAFE
最近スーツスタイルの時に良く履いている
靴があります。
その靴は10年以上前に購入した
”ENZO BONAFE” の黒のセミブローグ。
鳩目の周りを囲むブローグと
切り返しに特徴があり、
ヒールまで伸びるブローグが
履口から1.5㎝くらい下の位置に入った
独特なディティールを持つセミブローグです。
適度なボリュームがあって
今見ても新鮮です。
購入時は当時のイタリアの
ドレスシューズの特徴でもあった
トウのコバがスクエアーなカットでしたが、
数年前に知り合いの靴職人にお願いして
角を削ってもらいました。
コバを丸くするだけでトウも丸く見えるように
なり、随分イメージが変わりました。
ウェスト部分も当初は張り出した角のある
コバでしたが、これも丸く削ってもらいました。
ウェスト部分を丸コバにすると
シェイプが強くなったように見えます。
ヒールも張り出した仕様だったので、
ギリギリまで削ってピッチドヒールにしました。
この靴の独特なデザインは
10数年前に工場見学に行った
アメリカのある靴メーカーにあった
60年代のビスポークシューズの
サンプルのデザインとディティールを
参考にしました。
そのアメリカのブランドの工場背景では
その当時もすでにこのような靴を作ることは
出来なかったので、イギリスのあるメーカーに
依頼しましたが、予想通り却下...(笑)
理由はいくつかあるのですが、
話が長くなるので、また別の機会に。
そんな経緯もあって、どうしてもこの靴を
再現したかった私は、当時取扱いが始まって
間もなかったボローニャのハンドメイドの
ファクトリーであるエンツォ ボナフェに依頼。
予想通り快く承諾いただき、
ボナフェと色々やり取りをしながら完成させた、
私にとっても思い入れのある1足です。
当時のイタリアの靴はコバのしっかり張った
シューズが多かったです。
上の画像は当時イタリアでも日本でも人気があった
SUTOR MANTELLASSIのシューズ。
ノルべジェーゼの靴もまだチラホラ
見られた時代だったので、
イタリアのドレスシューズは
まだコバの張ったシューズが多い
時代でした。
その後、イタリア製のスーツやジャケットを
着ても足元は英国のブランドという
本来のイタリア人のスタイルが
日本でもようやく認知されたこともあり、
英国靴の人気が再燃したのを契機に
ボナフェとの取り組みも英国のビスポークの
ようなスタイルの靴作りへと変わり
現在に至ります。
では、何故ボナフェだったのか、
それは、当時すでに英国や米国の
既製靴の工場では不可能だった、
型紙からパターンを作り込むことと、
日本人に合った木型を作ること、
そして、ハンドソーンウェルテッドを含む
ほとんどの工程が手作業で行われる靴が
英国や米国の靴ブランドとあまり変わらない
プライスで実現できたことが大きいです。
それは今も変わりません。
さすがに年々プライスが上がって
以前のように10万円以下とはいきませんが、
それでも英国のメーカーが9万円台の時代に
1万円から2万円足してこのクオリティーが
手に入るというのは、相当なコストパフォーマンス
だと言えるでしょう。
私もボナフェは何足も所有していますが、
最近はこの靴がお気に入りなので、
今の流れに合ったラウンドトウのラストで
今見ると少し気になる細部のディティールや
パターンを修正して復活できないかなと
思っています。
ここ数年はジャケットがドレスクロージングの
中心でしたが、徐々にスーツスタイルが
戻ってきています。
今年の秋冬に3ピースやダブルのスーツが
注目されているのもスーツスタイルが
戻ってきている理由のひとつです。
スーツに合わせる靴もイタリアではここ数年
ダブルモンクを履いた人が多かったですが、
それも徐々に変わってきています。
それに関しては、また別の機会に
書きたいと思います。
今年の秋冬はスーツを着たい気分なので、
私もドレスシューズの出番が増えそうです。
ネタはいっぱいあるので、
色々企画してみようかなと思っています。
あとは皆さんに買っていただけるかどうか…
それが一番心配です。(笑)
B.R.CHANNEL FASHON Q&A 更新しました。
今回のテーマは ”失敗しないレストランの選び方” です。
なぜかレストラン選びで大失敗したことがあまりない私。
流行りや話題のレストランにすぐに飛びつかないのも
失敗しないひとつの方法だと思います。
私の経験談も交え、レストラン選びのコツと
ドレスコードについても少し触れています。
是非ご覧ください。
B.R.CHANNEL
http://www.bronline.jp/feature_entry/?entry=208
ABARTH 595
コンパクトカーでありながら、
グラマラスなボディーラインは
他のヨーロッパ車にはない
色気があります。
やはりイタリアのデザインは
コンパクトカーであっても違うなと
感じさせられる車でした。
走りもダイナミックモード(スポーツモード)
にすれば、アルファらしい力強い加速で
スポーティーな走りを楽しめます。
ボディーの剛性もしっかりしていて、
ひと昔のこのクラスのイタリア車にありがちな
ペナペナ感はありません。
ドアを閉める時もドイツ車のような
重厚感があります。
トラブルは4年半全く無し、
イタリア車=壊れると言うのは
過去の話ですね。
アウディやミニはマイナートラブルが
あったので、むしろアルファの方が
壊れないというのが個人的な印象です。
来年の春2回目の車検を迎えるので、
次の車を色々検討していたのですが、
ジュリエッタは全く考えていなかったので、
ヨーロッパで発売されている
MITOのクワドフォリオベルデの
日本への導入はないのかと
ディーラーに問い合わせたところ
予定は無しと言うこと・・・
ドイツ車は全く頭になかったので、
コンパクトカーが好きな私にとっては、
以前から候補に挙がっていたのですが、
輸入される台数が少ないうえ、
かなり人気があるので、
日本に入ってくる前に予約しないと
好みのカラーは手に入らないと
言われていました。
ダメもとで知り合いのディーラーに
調べてもらったら、
日本に一台だけある在庫を何とか
押さえられそうだと連絡があり、
すぐに ”買います” と
返事をしてしまいました。(笑)
よりスポーツ度の高いコンペティツィオーネも
検討したのですが、サベルト製のバケットシート
が硬すぎて断念。
レコードモンツァのマフラーを諦めて
しっかりとしたホールド感がありながら
快適なシートのツーリズモに決めました。
ツーリズモのコンセプトが
”パフォーマンスとエレガンスの共有”
ですから、走り屋ではない私にとっては
良い選択だったと思います。
と言うことで、
レッド×ブラックのオールレザーシートは
イタリア車ならではです。
後部座席は真っ赤です。(笑)
こんな小さな車ですが、
オトナ4人が問題なく乗れます。
ステアリングもブラック×レッドの
スポーツステアリング。
飛ばしたくなります。(笑)
問題はコレ。
セレクトレバーのない、MTAと呼ばれる
ATモード付の2ペダルトランスミッション。
慣れるまでちょっと操作に戸惑います。
色々な人に意外だと言われたサイドデカール。
オプション設定のない、
コンペティツィオーネ用の
グレーのデカールを入れました。
光の加減で見えなくなるほど控え目なので
コレを選んで正解でした。
値段はビックリでしたが・・・(笑)
走りは車好きの人であれば
スペックを見ただけで想像できますが、
”かっ跳びます”
スポーツモードにすれば、
少し踏んだだけでも猛烈に加速するので、
すぐに80kmを超えますから
一般道では注意しないと
警察に捕まります。(笑)
マフラーもレコードモンツァほどではないですが、
ノーマルでも充分に低くいい音がします。
サスペンションは予想していたよりも
ゴツゴツした感じはなく快適です。
コーナーでもしっかり吸い付く感じなので
車格以上の乗り心地です。
まだ高速や山道は走っていないですが
街乗りだけでも充分に楽しいので
どんな走りをするのか楽しみです。
アバルトはとにかく走って楽しい車です。
ノーマルモードであれば、
女性でも扱いやすい車ですので、
奥様や家族用のセカンドカーとしても
良い選択だと思います。
おそらくご自身が夢中になると思いますが・・・(笑)
コンパクトカーの購入を検討されている方は
是非試乗してみてください。
必ずサソリの毒にやられます。(笑)
今回お世話になったのが、
以前アルファを購入した
フィアット・アルファロメオ杉並。
アバルトの代理店ではないのですが、
色々相談にのっていただき、
アバルトのディーラーも紹介していただきました。
それに比べ、以前見積もりをお願いした
世田谷のディーラーさんは一度も連絡なし・・・
私何故か車屋に行くとナメられます。(笑)
BMWでもAUDIでも同じ。
カジュアルな格好をしていると
声をかけてもらえないことも多々・・・
買わなさそうなオーラ出しているのでしょうか。
今度車屋行くときはスーツ着て行きます。(笑)
ABARTH
http://www.abarth.jp/
予約しました。
MEN’S EX 9月号の特集ページ
”ディレクター&バイヤーの買った&欲しい” で
紹介しているジャケットとバッグ。
この二つはオーダーした時から欲しいと思っていたので
当然私もすでに予約を入れて入荷を待っている状況です。
ジャケットはオリジナルレーベル
”BRILLA PER IL GUSTO” の
発色の良いブルーのウィンドウペン。
今シーズンのトレンドでもある
アズーロ エ マローネの
カラーコンビネーションが刺さりました。
生地は、ここ数年ジャケット生地では、
最も人気のあるイタリアのFERLAの
シルク混の生地を使用しています。
これは、オリジナルの生地を選んでいる時から
最も気に入っていた生地でした。
シルクの混率が高いので少し光沢があり、
タッチも柔らかく高級感があります。
それほど厚手の生地ではないので、
比較的早い時期から着られるのと、
春先も4月いっぱいくらいは着られると思います。
そして、誌面では紹介していませんが、
フェルラの生地の次に気に入っているのが
ゼニアの生地を使ったグリーンのジャケット。
今シーズンのトレンドカラーである
深みのあるグリーンが特徴です。
少しブルーを混ぜたようなトーンのグリーンに
ネイビーのウィンドウペンが絶妙です。
この生地もシルクが17%混紡してありますが、
フェルラのような光沢はありません。
どちらかと言えば生地を柔らかく軽くするために
シルクを混紡していると思われます。
これも生地を選んでる段階で、
今シーズン絶対に展開したい生地だったので
当然予約を入れました。
秋冬のジャケットは、まずこの2着を購入して、
あとはインポートを購入するか、
カスタムテーラーでオーダーをするか
考えています。
フェルラのジャケットは既に
かなり予約が入っているようなので、
ご興味のある方は、お早めに最寄りの店舗に
お問い合わせください。
そして、バッグは ”SERAPIAN” のトートバッグ。
開口部分を大きくとって、
つまんだ状態でハンドルを付けて
独特のフォルムを出しています。
ハンドルのレザーの質感もなかなかいいです。
ボディーは遠目ではスクエアの型押しに見えますが、
良く見るとSERAPIANのSのSマークになっています。
フランスの某ブランドのように、
ひと目でわかるような意匠ではなく、
悪目立ちしないのも私の好みです。
素材はコットンにPVC加工を施してあるので、
キズや雨にも強いのも使い方の荒い
私にとっては好都合です。
ライニングはアルカンターラ(人工スエード)
なので高級感があります。
中の仕切りがジップ付のポケットになっているのも
使い勝手がいいですね。
トートバッグにうるさい私によっては
こういった仕様は重要なポイントです。
実はこのバッグ、PITTIの会場で見たときから
刺さっていたのですが、その時会場にあったのが、
かなり大きいサイズのモノ。
日常使いには難しいサイズだったので、
日本人が使いやすいサイズをリクエストして
作ってもらいました。
セラピアンは日本での知名度は高くないですが、
オードリーヘップバーンが「ローマの休日」で使用していたり、
イングリッドバーグマンやフランクシナトラが愛用していたことでも
広く知られているミラノの名門ブランドです。
値段もセラピアンにしては買いやすい
¥86,000-という価格設定も魅力です。
因みに、ボディーがブラックで
ハンドルがネイビーのカラーリングもあります。
いつも出足の遅い私、
現状はこの3つを予約していますが、
今シーズンは久しぶりにスーツを
何着が購入しようと思っています。
3ピースやダブルブレストや
プリーツ入りのパンツと言った、
小さな変化も出てきているので、
手持ちのスーツと比較しながら
何を購入しようかこれから
検討しようと思っています。
手前味噌ですが、今年の秋冬も
欲しいモノがたくさんあって困っています。
先立つものは限度があるので、
手持ちのアイテムと合わせて
新しく見せられるアイテムも
色々ご紹介して行きたいと思っています。
ということで、今年の秋冬初の私のお勧めの
ジャケットとバッグです。
ご興味があれば、最寄りの店舗にお問い合わせください。