MEN’S EX 連載 10月号 | ELEMENTS OF STYLE

MEN’S EX 連載 10月号


MEN’S EX 10月号が発売されました。




10月号の特集はスーツ。
今シーズンは私もスーツスタイルに

注目しているので、連載以外でも

色々ご協力させていただきました。




私の連載 ”中村達也の今、買いのアイテム”






今回のテーマは ”ヴィンテージ調のネクタイ”です。



ここ数年ドレスクロージングの世界では、

ヴィンテージやヘリテージというキーワードが

使われていますが、ネクタイに関しても

数年前からヴィンテージというキーワードで

様々な色柄のタイが提案されてきました。


これまでのヴィンテージ調のタイは、
アーカイブをそのまま復刻したような

リアルヴィンテージ調のモノが多く

難易度が高かったこともあり、

トレンドとしては広がらなかったというのが

正直な印象です。

某セレクトショップが数年前に
イタリアのネクタイブランドで

そのようなリアルヴィンテージ調の

ネクタイをかなり展開していましたが、

全く売れなかったそうです。

私自身、売れないだろうな

と当時思っていました。(笑)

今シーズンもネクタイのトレンドは

引き続きヴィンテージですが、
これまでとは少し変化が見られます。

それは、現代的なアレンジが施された
アップデートされたヴィンテージ調の

ネクタイが多くのネクタイブランドから

提案されているということです。

英国やイタリアのネクタイブランド

のコレクションを見ても、

日本のネクタイメーカーの打ち出しを見ても、

アップデートされたヴィンテージ調のタイが

今シーズンのトレンドであることは明確です。













ご覧のように、現代的にアレンジされた

ヴィンテージ調のタイがメインで

打ち出されているのがよくわかります。


コーディネートは特に難しいことはありません。

お手持ちのスーツやジャケットに

自由に合わせてコーディネートできますが、

注意しなければならない点は、

タイの色柄によってはVゾーンが

沈みがちになったり派手になったりするので、
シャツの色柄の選び方だけ注意をしてください。




例を少しだけご紹介するので参考にしてください。




ハッキリとしたネイビーとストライプの

シャツを選ぶことで柄が引き立ちます。

逆にぼやけたストライプを合わせると

ネクタイだけが主張するVゾーンに

なってしまいます。







発色の良いブルーのシャツを合わせることで

ネクタイの色柄が引き立ちます。

薄いブルーのシャツを合わせると

Vゾーンが沈んだ印象に見えます。








パープルのギンガムチェックのシャツを

合わせることによって、ブラウンの

ペイズリー柄が引き立ちます。
白いシャツや薄いブルーの無地のシャツを

合わせた場合、Vゾーンが重い印象に見えます。




このようなシャツとネクタイの合わせは

ヴィンテージ調のネクタイに

限ったことではないですが、

特にヴィンテージ調のタイを合わせる場合は、

オーソドックスな色柄のシャツであっても

色柄のトーンの選び方に注意が必要です。


それだけを注意していただければ、

手持ちのスーツに自由に合わせて

全く問題はありませんので、

今シーズンは是非ヴィンテージ調のタイに

トライしてみてください。




因みに、今シーズン私が一押しの

ビンテージ調のタイはコレです。




誌面でも紹介されている

”FRANCO BASSI” のプリントタイ。

今シーズンのトレンドカラーでもある
ブラウン×ブルーの千鳥格子。

ハンドペイントで描いたような柄が特徴です。

ですが・・・
初回納品分は予約で完売してしまいました。
申し訳ありません。

次回の入荷は10月中くらいになる予定です。
もし気に入っていただければ、
ご予約をお願いします。

誌面と連動した特集ページも

BEAMSのオフィシャルサイトに
アップしていますので、

こちらもご覧ください。

http://www.beams.co.jp/pickup/detail/5379


今シーズンは私もスーツスタイルが増えそうです。

ヴィンテージ調のネクタイは

今シーズンのスーツスタイルには欠かせないので、

何本か購入しようと思っています。

ヴィンテージ調のネクタイをしても

古臭く見えないようにするのが

私のコーディネートのテーマです。

コーディネートがヴィンテージになってしまっては
コスプレになってしまうので・・・










”ディレクター・バイヤー陣が一押しするオーダー生地”



”Custom Tailor BEAMS” のオーダーフェアが

開催されていますが、今回から3ピース、

ダブルブレストのスーツ、ワンプリーツパンツ、

ジレ単品と、オーダーできるモデルも大幅に増えました。

そこで、ビームスのディレクター・バイヤーが

それぞれお勧めの生地を紹介するページを

BEAMSのオフィシャルサイトにアップしました。

こちらを是非ご覧ください。
http://www.beams.co.jp/pickup/detail/5514


若いイケメン達に囲まれて、

ちょっと微妙な感じですが・・・(笑)