ELEMENTS OF STYLE -40ページ目

生みの苦しみ。

 

 

渋滞、混雑、人ごみが大の苦手な私。

 

 

GWをいかに過ごすかは毎年頭を悩ます大きな問題。

 

 

水曜日からの2連休はあまりにも地味に過ごしていたので、昨晩は気分を変えて外食。

 

イタリア通で格闘家という知人から紹介された世田谷のピッツェリアに行って来ました。

 

 

 

大山地鶏と筍のグリル バジルソース添え。

 

 

 

 

 

 

 

花ズッキーニとモッツアレラのフリット。

 

 

 

 

 

 

 

ピッツァ マルゲリータ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ボンゴレ ビアンコ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どれも美味しく値段も良心的。

 

 

特にピザはナポリピザですが生地が重くなくてとても美味しい。

 

 

なかなかのレベルです。

 

 

しいて言えば、パスタがもう少しアルデンテだといいですね。

 

 

味はいいのですが、ドンチッチョのスーパーアルデンテに慣れている自分にとっては、ちょっと柔らかすぎでした。

 

 

桜新町の アンティコ  フォルノ。

https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131707/13158985/

 

 

なかなかいいピッツェリアでした。

 

 

食べログ3.15は評価が低すぎです。

 

 

少なからず杉並の3.8の有名ピザ屋より、こちらのほうが料理もピザも美味しい。

 

 

田園都市線はイタリアン激戦地区なので、相対的なレベルが違うのでしょう。


GW中も営業しているようなので、外食の予定のある方は是非行ってみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2連休の後、今日は出勤。

 

 

再来週に行われる全店舗の担当者を集めた来秋冬のラインナップミーティングと、その翌週に行われるプレス内覧会に向けた資料作りの為に先週から悪戦苦闘しています。

 

 

プレス スタッフがPITTIで撮ってきた画像をチェックしたり、

 

 

 

 

 

 

細部まで撮ってくれているので助かります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が自分で撮った600枚近い画像とスタッフが撮ってきた同じくらいの枚数の画像を何度もチェック。

 

 

 

 

 

 

何度もじっくり見ていると気づくことがたくさんあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

良いスナップを見つけると思わず細部を細かくチェックするので手が止まります。

 

 

 

 

 

 

 

既に、この画像の中に来秋冬の流れが見てとれます。

 

 

とても手間と時間のかかる地道な作業。

 

 

子供の頃から集中力が足りないと言われる私が、我ながら辛抱強くやっていると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私のレポートは、主にベーシック系やクラシック系の流れをレポートするものですが、実はモード系のトレンドレポートは世の中にたくさんあるのですが、ベーシック系やクラシック系のレポートは、モード系のレポートのような詳細なものはほとんどありません。

 


理由はPITTIやミラノのショールームを見ても毎シーズン大きな変化がない (ないように見える) からです。

 

 

多くの人が変化がないとか少ないという中で、人が気づかないような小さな変化を見逃さず、今だけでなくこれからどのような流れに変わっていくのか予測するのが私のレポート。

 

 

なので、毎回自分で撮ってきた600枚近い画像と、他のスタッフが撮ってきた数百枚の画像、そしてプレススタッフが撮ってきた数百枚のスナップを何度も見返して、現地の業界人達の気分や注目する流れ、サプライヤーたちが提案する流れをしっかり見極めることにかなりの時間を費やします。

 

 

そして、それだけではなく、モード的なトレンドもチェックして、クラシックとリンクする流れ、全くリンクしない流れ、今後クラシックにも影響を及ぼすであろうと思われる流れもチェックします。


さらに、近年はハイブリッド的なスタイルを大人たちもするので、カジュアルやストリート系の流れもチェックしなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このような地道な作業を経て毎シーズン作られるのが、通称 ”NAKAMURA NOTE” と呼ばれているこのレポート。

 

 

 

 

もう10年以上続けているでしょうか。

 

 

最初は某誌の編集スタッフに編集会議のネタが欲しいと言われ、手作りのレポートを個人的に作って渡したのが始まり。

 

 

手作りで始めたレポートも、近年はプレススタッフの協力を得て、しっかり編集されたレポートになりました。

 

 

そして、今も毎シーズン進化しています。

 

 

今回もやっと9割くらいのたたき台ができました。


残り10パーセントは、さらに検証が必要です。

 

 

期限は来週月曜日の午前中。


来週はプレススタッフに依頼して編集作業に入ります。
 

 

最後の最後ラストスパートでもがき苦しむのがいつものパターン。

 

 

まさに、生みの苦しみ。

 

 

苦しんであたりまえなんです。

 

 

適当なものは絶対に作れませんから。

 

 







 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PITTI SNAP の真実

 

 

すっかりPITTI UOMOの風物詩?となった感のある、メイン会場前の”スナップを撮られたい人たち”の人だかり。

 

 

 

 

今年の1月のPITTI UOMOは数年ぶりの大寒波で、さすがに例年に比べると少なかった印象ですが、それでも陽がさして少しでも暖かくなれば、どこからともなく人が集まり大混雑になります。

 

 

 

 

通り抜けるのが困難なくらいの大混雑。








 

 

 

 

寒波といえば・・・・

 

 

 

 

一年中素足履きを通していたバイヤーのTも1月のイタリア出張では寒波に勝てず、現地でホーズを買って何年かぶりのホーズスタイル。

 

 

白パンにスーパースターにネイビーのホーズ、かなり微妙な感じですよね。(笑)


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スナップ ブームが起きる前は、この広場はただのメイン会場のエントランスに向かうための広い通路みたいなもので人もまばらでした。

 

 

それが今ではいつもお祭り状態。

 

 

 

 

 

 


 

 

トレンドとは無関係なスタイルの ”目だってナンボ” な人たちと、それに群がるカメラマン達で大混雑。

 

 

ネットの色々なサイトでPITTIのスナップを見ると、こんなコスプレっぽいん人がかなり多いので、現地に行っていない人は、PITTIで打ち出されているトレンドってこんな感じなの?と思われる方も多いと思いますが、それは間違いで、会場の中にはこんな人誰もいません

 

 

では、この人たちはナンなの? ということになりますが、私が知る限りの情報では、PITTIに出展しているブランドがモデル達に目立つ色柄の洋服を着させて、この広場をウロウロさせてスナップを撮られることで宣伝効果を狙ったもの。

 

 

もうひとつは、ファッション業界人達がスナップを撮られたいが為に、明らかに普段は着ないような目立つ服を着て広場をウロウロする。  

 

 

つまり、仕事をしないでスナップを撮られる為だけにPITTIに来ている業界人達。

 

 

そして、ファッションが趣味の一般人? がスナップを撮られたいが為に、コスプレまがいの格好で会場の中に紛れ込んでいるという噂。(あくまでも噂で真相は不明です。)


あとは、数年前から急激に増えたカラフルな服を身に着けたアフリカ人?のような人達。


数年前に話題となった ”サプール”的な流れに関係して誰かが後押ししているのかもしれません。

 

とにかく謎の多いコスプレイヤーたちです。(笑)

 

 

撮る人達も、とりあえず派手で変わった格好をしている人を撮れば、なんとなく絵になるという意識で撮っていることもこの流れを助長しているように感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在のスナップの大ブームを起こしたのはこの本。

 

 

 

 

2009年に発刊されたLEON SNAP

 

 

もともとLEONはイタリアのショップのオーナーやファッション業界人を誌面で紹介していたこともあり、当時からイタリアのファッション業界人達にも非常に知名度がありました。

 

 

そのLEONがPITTI SNAPを始めたとなれば、現地のファッション業界人達も色めき立ちます。


”あいつが載ってる、俺が出ていない、なんでこんなやつが出ているんだ”、などと、当時は大変なことになっていました。(笑)

 

 

ただでさえ見栄っ張りで嫉妬深いイタリア男達は、LEON SNAPが出てからは、LEONの専属カメラマンさんKさんの陣取るメイン会場前の広場を用もないのにウロウロし始めます。

 

 

これが現在の撮られたい人たちの始まり。


そして、その後SNSの発達と共に、多くのブロガーや有名フォトグラファー達がスナップを撮って配信するようになると、そのブームは更に加速して現在にいたります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スナップブームが起こる前は、知らない人に写真を撮られると怒る人も結構いたものです。

 

 

イタリアは誘拐や強盗が多い国なので、知らない人に黙って写真を撮られることが怖いと思う人が多かったのが理由です。

 

 

なので、日本人のように、高級な車や時計、豪華な家や別荘などを持っているjことをSNSで自慢する人は今でもほとんどいないというのが実情です。

 

 

それを考えれば、現在のような、強烈な撮ってくれアピール (スナップに載せて欲しいアピール) というのも随分時代が変わったなという印象です。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在のPITTI UOMOはバイイングをするためだけの場ではなく、ある意味 "ファッションの祭典" と言えるでしょう。

 

 

功罪含めて色々あると思いますが、PITTIの関係者の皆さんも、とにかくPITTIが盛り上がってファッション業界が盛り上がればいいと思っていると思います。

 

 

それについては私も同感です。

 

そう言った意味では、この空前のスナップブームはPITTIを盛り上げるための重要な要素になっていると思います。

 

 

ただ、ファッション業界人だけでなく、一般の方たちもネットを通してスナップを見るようになった今、それがリアルなスタイルなのか、スナップを撮られるためのスタイルなのか、判断する眼も必要になってきていると思います。

 

 

冒頭に書いたように、コスプレみたいな格好をして会場の中で仕事している人は誰もいません

 

 

なので、私は海外のスナップよりも日本のスナップ本のほうがリアリティーがあると思っています。

 

 

LEON SNAPをはじめ、MEN'S CLUBのSNAP特集、以前紹介したGLOBERなどは、現在のPITTIのリアルなスタイルの人たちをスナップしていると思います。

 

 

良識ある日本人が作る良識あるスナップ。

 

 

いつか自分も自ら監修したスナップ本を出してみたいものです。


皆さん買ってもらえますか?

 

 

 

 

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Instagram コーディネート スーツ編

 

ブログ、Facebook、Instagramと人並みにSNSをやっているのですが、Instagramは主にVゾーンのコーディネートの画僧をアップしています。

 

 

ブログやFacebookと違い、Instagramは短い文章しか入れないので、コーディネートについての問い合わせが結構あります。

 

 

そこで、今回はInstagramでアップした今シーズンの画像をお見せしながら、コーディネートのポイントについてお話したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スーツは今シーズンのBRILLAのスーツ。

 

 

大きなウインドウペンが特徴です。

 

 

 

 

存在感のあるウィンドウペンですが、ブルーの無地のシャツとネイビータイであえてシンプルに合わせたのがポイントです。

 

 

はっきりとしたウインドウペンは上級者的な柄だと思われるようで、難しいコーディネートをしなければならないと思う方も多いようですが、逆にシンプルにVゾーンを作った方がスーツの柄が引き立ちます。

 

 

レギュラーに近いセミワイドの襟型もポイントです。

 

 

シンプルなコーディネートンの場合は、このような襟型のちょっとした変化が印象を変えます。

 

 

靴はブラックカーフを合わせることが多いです。

 

 

因みに、シャツはBORIELLO、ネクタイはDRAKESの50ozのプリントです。

http://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/shirt/24111351090/

http://www.beams.co.jp/item/beamsf/suit/21441700107/

 

 

ネイビーのソリッドタイは本当に使えるネクタイです。

 

 

私もトーンの濃淡と素材違いで10本以上は持っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スーツは今シーズンのBRILLAの3ピース

http://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/suit/24170499015/

 

 

ジレは襟付きのダブルでパンツは2プリーツのサイドアジャスターという、かなりクラシックなディティールの濃いモデル。

 

 

 

 

襟付きのダブルのジレは見た目のインパクトがあるので、Vゾーンは引き算でシンプルなコーディネートにしました。

 

 

シンプルと言っても、スーツもタイもシャツも全て柄モノなので、柄を積極的に使ってもシンプルに見せると言うのがこのコーディネートの狙いです。

 

 

少し大きめのグレンプレイドなので、シャツはベーシックなネイビーのロンドンストライプを選び、スーツの個性に負けないようにシャツは敢えてタブカラ―を選びました。

 

 

ネクタイは大柄を選ぶとくどくなるので、シンプルにドットを合わせようと思ったのですが、あまりにもセオリーどおりのVゾーンになるので、ドット風にも見える小紋柄のタイを選びました。

 

 

ちょっとした変化ですが、普通のドットのネクタイを合わせるのとでは随分印象が変わります。

 

 

柄を3つ使っても華美になったり下品になったりしないので、ビジネスシーンでも使えるコーディネートだと思います。

 

 

靴はスーツがかなりクラシックな印象に見えるので、ブラックカーフのセミブローグやフルブローグを合わせることが多いです。

 

 

シャツはGUYROVER、ネクタイはDRAKESです。

http://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/shirt/24111310531/

http://www.beams.co.jp/item/beamsf/suit/21444868107/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スーツは、今シーズンのDEPETRILLOのソラーロのダブルブレスト

 

 

 

 

今シーズンはイタリアの夏の定番のソラーロが復活していますが、ソラーロの定番のコーディネートと言えば、ホワイトシャツとネイビーのソリッドタイ。

 

 

イタリアンクラシック全盛の頃は、PITTIやイタリアの街角でもそんなコーディネートをした人がたくさんいました。

 

 

もちろん、今もそれは鉄板コーディネートとして受け継がれていますが、個人的にはこのようなボルドーやパープルのストライプを合わせるのが今の気分です。

 

 

今シーズン、ボルドーやパープルのシャツを多く展開していますが、ベージュのコットンスーツやソラーロやブラウンのスーツに合わせることを考えてバリエーションを増やしています

 

 

ネイビーやグレーのスーツに合わせるのはさすがに難易度が高いですね。

 

 

ソラーロの玉虫色の光沢はインパクトがあるので、このコーディネートの場合も柄物ではなく、ブラウンの無地のタイを合わせました。

 

 

ソラーロは春夏の代表的な素材なので、ネクタイも春夏らしさのあるニットタイを合わせたのもポイントです

 

 

ベージュ、ボルドー、ブラウン、3色とも相性の良い色なので、スーツとVゾーンのまとまりも当然良くなります。

 

 

このコーディネートもシャツはタブカラ―ですが、なんとなくワイドじゃないんです。

 

 

理由は流れによるところも大きいですが、それが今の気分と言うか、感覚的なところから来ている合わせなのです。

 

 

靴はスーツに光沢があるので、ブラウンの表革を合わせます。

 

 

シャツはBRILLA、ネクタイはBEAMS Fのオリジナルです。

http://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/shirt/24111311531/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スーツは今シーズンのBRILLAのDOUMEIULのブラウンのモヘアの生地を使った3ピース。

 

 

 

シャツはパープルのストライプにボルドーのプリントタイ

 

 

ブラウンにはパープルやボルドーなどの暖色系のカラ―が良く合います

 

 

スーツのブラウンが少しくすんで見えるので、Vゾーンを多少明るく見せないとスーツが沈んでメリハリのないコーディネートに見えてしまいます。


単純に色を合わせるだけでなく、スーツの色やトーンに合わせてVゾーンのトーンを調節することが重要です。

 

 

襟はこれもレギュラーに近いセミワイド

 

 

ビンテージテーストのプリントタイには、セミワイドやタブカラ―の方が気分です。

 

 

この襟にはゴールドのカラ―バーを付けても良い雰囲気になると思います。

 

 

シャツはBORIELLO、タイはPETRONIUSです。

http://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/shirt/24111354090/

 

 

靴はモヘアの光沢があるのでブラウンのカーフを合わせます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スーツは昨年個人オーダーした、DEPETRILLOのブルーのグレンプレイドです。

 

遠目で見ると明るめのネイビーに見えるシャドウグレンプレイドです。

 

 

 

 

柄のスーツにストライプのネクタイを合わせる場合、ネクタイのストライプの幅とスーツの柄の大きさが近いとくどくなるので注意が必要です。

 

 

このコーディネートの場合、グレンプレイドの柄の大きさよりもストライプの幅が大きいネクタイを選びました。

 

 

画像ではよくわかりませんが、ネクタイのベースカラーはグリーンにグレーを混ぜたような絶妙なカラ―です。

 

 

この色を引き立たせるために、敢えてブルーの無地のシャツを選びました。

 

 

結果的にコーディネートした時にネクタイの色が映えるVゾーンになり、同時にスーツの色や柄も引き立ちました。

 

 

仮にシャツが白だったらネクタイのカラ―がもう少し沈んだ感じに見えてしまうと思います。

 

 

シャツの襟型はこれもレギュラーに近いセミワイド。

 

 

画像でもわかると思いますが、柔らかいロールがでます

 

 

この柔らかい襟の雰囲気が、これからのドレスシャツに求められる要素になっていくのではないかと思います。

 

 

靴はブラックでもブラウンでも合いますが、ブラウンを合わせる場合は、濃いダークブラウンの方が合うと思います。

 

 

シャツはBORIELLO、ネクタイはFRANCO BASSIです。

http://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/shirt/24111351090/

http://www.beams.co.jp/item/beamsf/suit/21444720380/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

複雑な色柄や難易度の高いモノはあまり使わないので、私のコーディネートは真似がしやすいコーディネートだと思います。

 

 

華美で押しの強いコーディネートをしないかわりに、それぞれのアイテムの柄のピッチや色のトーンやシャツの襟型にはいつも気をつかいます。

 

 

”華美に走らず、奇をてらわず、ちょっと気の利いたコーディネート”

 

 

これが、いつも自分のコーディネートの根底にあります。


それについては、MEN'S PRECIOUS 2017 春号で ”中村クラシコの神髄” と題して、12ページにわたり特集を組んでいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

こちらも是非ご覧ください。

 

 

皆さんのスーツコーディネートの参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンツ3本買い

 

 

3月は春と言っても真冬並みに寒い日も多いので、厚手のコットンのパンツをサマーツイードのジャケットに合わせて穿いていたのですが、さすがに4月になると20度を超える日も増えて、やっと薄手の春物のパンツを穿こうかなと言う気分になってきました。

 

 

先週少し時間が出来たので、BEAMS Fで10本以上のパンツを試着して、自分の体形に合ってシルエットもキレイに出るパンツを2本購入しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一本は、GTAのHERIC(エリック)のホワイトパンツ。

http://www.beams.co.jp/item/beamsf/pants/21230402353/

 

 

BEAMSのエクスクルーシブ モデルです。

 

 

 

 

 

 

2アウトプリーツのサイドアジャスターで、一応ベルトループも付いていますが、私はベルトレスで穿きます。

 

 

色々なブランドの色々なモデルのプリーツパンツを穿き比べましたが、自分の体形に一番フィットしたのがこのパンツを選んだポイント。

 

 

適度な股上の深さと、適度なゆとりと裾にかけて綺麗にテーパードしていくラインが特徴です。


ふくらはぎに当たらずに綺麗に落ちるラインも気に入っています。


裾幅や丈の長さはノープリーツの頃と変わりません。

 

 

少し短めの丈で裾幅は17cmになるように仕上げました。

 

 

短かい丈が好きな方は9分丈でもいいでしょう。

 

 

ジャケットに合わせるのがメインになるので裾はダブルで仕上げました。


サイドアジャスターのプリーツパンツはコーディネートが難しいと思う方が多いようですが、私はこのパンツだから特に変わったコーディネートをしようとは思っていません。

 

 

シャツジャケットやニットジャケットのようなカジュアルなジャケットからテーラードジャケットまで、持ってるものはなんでも合わせてコーディネートします。

 

 

クラシックなディティールのパンツなので、ものすごくクラシックなコーディネートをしなければいけないと思っている方が多いと思いますが、そんなことは無いので、手持ちのアイテムで自由にコーディネートすると意外と難しくないことに気付くと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一本は、INCOTEXの19というモデルのワンプリーツのデニムスラックス

http://www.beams.co.jp/item/beamsf/pants/21230396716/

 

 

 

 

 

 

フロントのコインポケットにフラップが付いているディティールも今や多くのパンツブランドで見られますが、クラシックなディティールをINCOTEXが数年前に取り入れたのがきっかけで広まったと言えるでしょう。

 

 

フロントは深いワンプリーツで腰回りにゆとりがあります。

 

 

モデルとしてはスリムフィットと謳っていますが、脚に張り付くようなシルエットではなく、GTA同様適度にゆとりがあって裾にかけてテーパードする綺麗なシルエットです。

 

 

このモデル、以前このブログでも紹介しましたが、昨年の秋冬も展開していて欲しかったモデルですが、ふくらはぎの部分が細くホーズを履くと引っかかるので断念しましたが、これからの時期はホーズを履かなくなるので、その問題は解消されました。

 

 

デニムのスラックスは自分にとってはかなり重宝するアイテムです。

 

 

何故かと言えば、皆さんデニムのファイブポケットを穿くことを考えてみてください。


ジャケットやアウターとコーディネートする時にデニムのファイブポケットを合わせると、なんとなくコーディネートがまとまる感じがすると思います。


スラックス系のパンツだとネイビーの無地を選ぶ人が多いですが、それよりもずっとコーディネートの幅が広いです。


なので、私にとってデニムのスラックスは無くてはならないパンツです。


ここ数年は、C+のノープリーツから始まり、2プリーツも購入して、昨年はGTAのBAYRON、そして今年はこのINCOTEXの19と、毎年なにかしらデニムのスラックスを購入しています

 

 

既に数回穿いていますが、何度か先日紹介した金ボタンのブレザーと合わせて穿いています。

 

 

メタルボタンの持つ品行方正で真面目なイメージをデニムのスラックスを合わせることによって、こなれた印象に変えられるのも良いところ。

 

 

シャンブレイのシャツと合わせてタイドアップしてもいいですね。

 

 

ネイビーブレザー以外にも、ブルー系の柄物のジャケットをたくさん持っているので、それらと合わせようと思っています。

 

 

裾の仕上げは、やはりジャケットコーディネートがメインになることと、生地が薄手で洗いざらしよりプレスをかけた方が雰囲気が良いのでダブルで仕上げました。

 

 

GTAと同じ、裾幅17cmで少し短めの丈で仕上げました。

 

 

この19というモデル、本当にシルエットのキレイなパンツです。

 

 

これからの季節、かなりヘビーローテーションで活躍してくれそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、もう一本オーダーしていたパンツが上がってきました。

 

 

 

 

 

 

CUSTOM TAILOR BEAMSでオーダーした2インプリーツのウールパンツ。

 

 

今シーズンBEAMS Fのオリジナルスーツの組下パンツに採用されているモデルをベースにオーダーしました。

 

 

ヒップポケットはサルトリア風に右だけ。

 

 

因みに、私はオーダーでスーツやパンツを作る時、パンツのヒップポケットはほとんど右だけにしています。

 

 

左のポケットは使わないのと、右だけの方が仕立てっぽくてカッコいい・・・

 

 

服好きの小さな拘りです。

 

 

当初、最初に紹介したGTAのHERICのトロピカルウールのグレーかTAGLIATOREの2インプリーツのベルトレスを購入しようと思っていたのですが、オーダー用の生地バンチを見ていたら、ウールにモヘアが15%混紡されて、さらにナチュラルストレッチという生地が見つかり方向転換。

 

 

BEAMS Fのベルトレスのパンツは2インプリーツなので、モデルもイメージしたとおり。

 

 

元々このモデルはBEAMS Fのディレクターの西口と一緒にパターンからディティールまで拘って作ったパンツなので、フィッティングはインポートブランドと比べてもフィットします。

 

 

ナチュラルストレッチなので膝もあまり抜けず、モヘアが15%入っているのでクリースも抜けにくい。

 

 

私にとっては、かなり理想に近いウールパンツが出来ました。

 

 

タイドアップするジャケットスタイルをメインに考えて作ったパンツですが、敢えてカジュアルなジャケットに合わすのもいいなと思っています。

 

 

 

 

こんな感じでカジュアルなアイテムとミックスしても今シーズンらしい雰囲気になります。


今シーズンはドレスっぽいモノとカジュアルっぽいモノをミックスするという流れもあるので、このグレーのウールパンツも色々なアイテムとコーディネートして穿こうと思っています。

 

 

このパンツも他のパンツと同様に裾幅17cmで少し短めの丈でダブルで仕上げました。

 

 

今のプリーツパンツは丈の長さや裾幅などは今までのノープリーツのパンツと変わらないので、そこは難しく考える必要はありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3本増えたことによって、昨年購入したプリーツパンツを含めるとコーディネートの幅もかなり増えました。

 

 

あとはベージュとオフホワイトンのプリーツパンツを揃えたいところですが、これから入荷してくるものもあるので、再検討という感じです。

 

 

それと、休日に洗いざらしで穿けるスーパースリムではなく、適度にゆとりがありながらすっきりしたシルエットのノープリーツのパンツが穿きたい気分です。

 

 

イメージはこんなシルエットのノープリーツ。

 

 

 

 

 

INCOTEXのSLACKSが近い感じですが、あそこまで加工が強くない方がいいですね。

 

 

一番近いのは、C+のRIDMARKをもう少し余裕を持たせたような感じでしょうか・・・

 

 

少しリラックスしたノープリーツ


流れ的にもノープリーツはこの方向に行くのではないかと思います。


既にパンツブランドの提案としても出てきているので今後注目すべき流れだと思います。

 

 

実は、来秋冬既にオーダーしています。

 

 

あるブランドで、もちろんBEAMSの別注で・・・

 

 

でも、今すぐに欲しいです。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木曜日と金曜日、名古屋に出張でした。

 

 

タカシマヤ ゲート タワーモールにオープンする BEAMS HOUSE 名古屋の内覧会で、金曜日はオープンから18:00まで店頭でお客様のお相手をさせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

17日 月曜日 グランドオープンです。


BEAMS HOUSE 名古屋店 よろしくお願いいたします。

MEN'S EX 連載 5月号

 

MEN'S EX 5月号 が発売されました。

 

 

 

 

今月号の表紙は西島秀俊さん。


西島さんはドラマや映画でも黒っぽくて緩いシルエットの服を着ているのが私のイメージ。

 

 

今回ジョルジョ アルマーニ初となる日本人広告モデルに起用されたという事で、5月号の表紙も全身アルマーニですが良くお似合いです。


ご本人はどんな服が好きなのかはわかりませんが、私の勝手なイメージはクラシックなスーツよりもアルマーニのようなテイストのスーツの方がお好きなのかなという印象です。

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

私の連載  ”中村達也の今、買いのアイテム”

 

 

 

 

今回のテーマは、”アメリカンローファー” です。

 

 

アメリカンローファーって何? という方も多いと思いますが、昔からアメリカのブランドが作っているような、丸いラストでノーズも長くない、ちょっと野暮ったさも感じさせるようなテイストのローファーのこと。

 

 

数年前からPITTIの会場でもチラホラ履いている人を見かけましたが、ここに来て多くのサプラーヤーが、このアメリカンテイストのローファーを展開するようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今シーズンのバイイングを行った、昨年の6月のPITTIの画像をお見せします。

 

 

 

PARABOOTS (ビーフロール)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


CROCKET&JONES

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TRICKERS (ビーフロール)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

CHEANEY (ビーフロール)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DUCALS (ビーフロール)

 

 

ご覧のように、英、仏、伊の多くのシューズブランドが、アメリカンテイストのローファーを展開しています。

 

 

特にアメリカのローファーの特徴的なディティールでもある、ビーフロールのローファーが増えているのも昨今の傾向です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PITTIの会場でもアメリカンテイストのローファーを履く人たちが増えています。

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のように、テーパードしたシルエットのパンツに武骨なアメリカンテイストのローファーというバランスは、現地では既に一般的になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このアメリカンテイストのローファーが流行るきっかけを作ったのが、CHURCH'Sのこのローファー

 

 

 

 

 

数年前に、このアメリカンテイストのビーフロールのローファーがイタリアで大ヒットしたことで、その後多くのブランドがアメリカンテイストのローファーを手掛けるようになり、現在にいたります。

 

 

因みに、数年前からSTILELATINOのVINCENZO ATTOLINIが、このチャーチのローファーのブラックを履いていたので、私にとっては馴染みのあるローファーですが、正直初めて見たときは 「随分無骨な靴だな」 と思いました。

 

 

このローファーの詳細をご覧になりたい方は、チャーチの公式サイトをご覧ください。

http://www.church-footwear.com/it/en/collection/men/EDB0049LGF0AKW

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本ではアメリカの靴の代表的名なブランドであるALDENはどうかと言えば、ALDENファンの方々はおわかりだと思いますが、オーダーしてもいつ入荷してくるかわからないという状況はヨーロッパも同じ


なので、知名度と人気の割には履いている人(履ける人?)が少ないというのが実状です。

 

 

ALDENのローファーをお持ちで最近履いていなかった方は、靴箱から引っ張り出して手入れをして履きましょう。

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

このアメリカンテイストのローファー、どのようにコーディネートするかは連載ページで解説しているのでご覧ください。

 

 

 

 

ローファーはカジュアルな靴なので、基本的にはスーツには合わせないのがルールです。

 

 

ジャケットやカジュアルなスタイルに合わせることをベースに考えた方が良いでしょう。

 

 

感覚的には数年前に流行ったドライビングシューズのような気軽な感覚で合わせれば問題ないでしょう

 

 

ノープリーツのスリムなパンツからプリーツの入ったテーパード シルエットのパンツ、そしてファイブポケットとまで、汎用性が高いのもこの靴の特徴です。

 

 

全身イタリアンテイストではなく、どこかにアメリカや英国のテイストを入れるのが今の流れであることは何度もこのブログでも触れていますが、このアメリカンテイストのローファーが流行る背景も、まさにその流れによるところが大きいと言えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誌面でも紹介されていますが、今シーズンBEAMSで展開しているアメリカンローファーはこの2モデル。

 

 

 

ALLEN EDOMONS

http://www.beams.co.jp/item/beamsf/shoes/21320079232/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CROCKET & JONES

http://www.beams.co.jp/item/beamsf/shoes/21320080502/

 

 

ブランドプロフィールや各モデルの詳細は、上記のBEAMSのONLINEでご確認ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして私は、今シーズンまで待てなくて昨年コレを買ってしまいました。

 

 

CROKET & JONESのBOSTON のコードバン。

 

 

 

 

コードバンでなくても良かったのですが、たまたまサイズがあったので・・・

 

 

他社で購入しました。(小声で・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因みに、BEAMSでも今シーズンCROCKET&JONESでコードバンのローファーを展開しています。

 

 

 

 

BEAMSのエクスクルーシブモデル ”MAINE” に ”HORWEENのコードバン” を乗せました。

 

 

それも4色展開。

 

 

4月17日にオープンするBEAMS HOUSE 名古屋店から先行発売になります。

 

 

各色限定24足です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私にとって最初のアメリカンローファーは、中学生の頃学生服に履いていたREGALやHARUTAのビーフロールローファー

 

 

大学生になって上京してからは、アメリカのローファーと言えば、BASSやCOLEHAANやSEBAGO

 

 

そして、BEAMSで買い物をするようになってからは、憧れのブランドがALDEN

 

 

そういえば、BEAMSに入社した80年代半ば、先輩たちが当時流行っていたアルマーニに代表されるようなイタリアンハイファッション的なコーディネートにALDENをよく合わせていました。

 

 

イタリアンテイストにアメリカンテイストをミックスする。


80年代にそれを経験した人たちにとっては、今の流れはすぐに理解できることだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、私とほぼ同じ時代を通っている、あるカリスマスタイリストのブログでも、アメリカンテイストのローファーの事が書かれています。

 

 

http://kaz-ogawa.com/%E5%86%8D%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AF%E9%96%93%E9%81%95%E3%81%84%E3%81%AA%E3%81%97-%E3%81%BC%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%82%8A%E3%81%A7%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%84%E3%83%80%E3%82%B5%E3%81%AA

 

 

私が知る限り、多くのスタイリストの中で最も都会的なスタイリングをする彼が、アメリカンテイストのローファーが気分だと言っていることも心強いですね。

 

 

ということは、 I.J さんやS.M さんも履いてくれる日は近いのでしょうか・・・


 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トークショー

 
先週の週末、関西で初めてのトークショーを行いました。
 
 
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今回は MEN'S EX × BEAMS のスペシャルイベント。
 
 
今シーズンのトレンドについて大野編集長と私、ビームスFのディレクター西口の3人でトークショーを行いました。
 
 
西口は大阪出身で永く関西店舗にいたので、凱旋トークショーという感じでしょうか。
 
 
西口は今やPITTI UOMOで最もスナップを撮られる日本人なので、関西が生んだファッション業界のスターの凱旋でもあります。(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
当日は特に入場の制限をしなかったこともあり、予想を大きく上回る120名のご来場者があり、大盛況でした。
 
 
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ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
 
 
充分なスペースがなく、立見になってしまい申し訳ございませんでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
司会の大野編集長は事前のミーティングで私がかなりプレシャーをかけたので緊張気味。(笑)
 
 
トークショーが初めての西口もかなり緊張していました。
 
 
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大人数の前で話す事に慣れている私は、打ち合わせにない話も交えてちょっと脱線気味。
 
 
因みに、西口は緊張して脚が震えていたそうです。(笑)
 
 
何事も経験ですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
トークショーが無事終わり、リラックスして記念撮影。
 
 
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この日着ていたものは、大野編集長はPAIDEIAのアイリッシュリネンのダブルのスーツ
 
 
私はBRILLAのDORMEUILのブラウン モヘアのスーツ
 
 
西口はSTILELATINOでオーダーしたデニムのダブルブレストのジャケットに、彼のトレンドマークとも言えるBORSALINOのパナマハット
 
 
三人三様のスタイルでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
因みに、私のVゾーンは、BORIELLOのパープルのストライプにPETRONIUSのボルドーのプリントタイ
 
 
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ブラウンにパープルやボルドーを合わせるのが今シーズンの気分。

 
セミワイドの襟やプリントタイも今シーズンの流れなので、このようなVゾーンになるのも今の気分です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この後、ご来場くださったお客様としばしの歓談と記念撮影。
 
 
多くのお客様と記念撮影させていただきましたが、掲載の許可をいただいていないので、ここでお見せできないのが残念です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今回は関西で初のトークショーということもあり、予想を大きく上回る100名以上のお客様にご来場いただき、本当に嬉しく思います。
 
 
店舗という限られたスペースだったので、声だけしか聞こえなかったお客様も多かったと思いますが、最後までご清聴いただきありがとうございました。
 
 
また機会があれば、是非このようなイベントを開催したいと思っています。
 
 
今回は本当にお客様のBEAMSに対する期待度も強く感じる会でした。
 
 
皆さまのご期待を裏切らないよう、これからも精進してまいります。
 
 
これからもBEAMSを宜しくお願いいたします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、今日は東京ビックサイトで行われている、ファッション ワールド 東京で講演でした。
 
 
 
 
来場者は約400人。
 
 
因みに、INSTAGRAMの同時配信でも700人以上の方がご覧になっていました。
 
 
45分という決められた時間で話さなければならず、カウントダウンのタイマーが目の前に設置されていたので、
 
 
いつもとは勝手が違い、ちょっと焦って噛み噛みでした。


自己評価70点・・・


次回があれば、もう少し分かりやすくお話できればと思います。


ご来場いただいた皆様ありがとうございました。


そして、ゲリラ配信でしたが、INSTAGRAMでご視聴いただいた皆様ありがとうございました。
 
 


 

紺ブレ


紺ブレ。


もしかしたら今は死語になっているでしょうか・・・


紺ブレとは金ボタンのネイビーのブレザーのこと

 

 

我々世代は、80年代後半から90年代前半に空前のブレザーブームを経験しているので、とても馴染みのあるアイテムです。


当時ビームスでもフランスの OLD ENGLAND のブレザーやBEAMS Fのオリジナルのブレザーが大ヒット。


いくら追加オーダーをしても追いつかないくらい大ヒットしたアイテムでした。


因みに、所謂ブランドモノでは RALPH LAURENのブレザーが特に人気で、当時多くの人たちが着ていた印象があります。

 


あまりの人気にマーケットで慢性的な品薄状態が続き、普通のネイビージャケットだけでなく、ネイビースーツの上着のボタンを付け替えたりして売っているところもありました。


そして、それでも品薄状態は解消されず、手芸店やボタン屋さんで金ボタンを買って付け換える人が増えると、ついには金ボタン自体が品薄になってしまう事態に。


私がドレスクロージングに関わる仕事をして25年以上になりますが、その中でも金ボタンのブレザーが最もヒットしたアイテムであることは間違いありません。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな金ボタンのブレザーが最近のマイブームなので、早速シングル、ダブル共に揃えました。

 

 

 

 

 

こんなのBEAMSに売ってる?

 

 

と思われる方が多いと思いますが、売っていません。(笑)

 

 

手持ちのネイビージャケットのボタンを金色のメタルボタンに換えただけ。

 

 

2着とも5年以上前に購入したものですが、もともとはネイビーの普通のボタンが付いていたものを、数年前にシルバーのメタルボタンが流行った時にシルバーのメタルボタンに換えて、それを更に金ボタンに換えました。


ジャケットのシルエットは今と変わらないので、ボタンを付け替えるたびに新たな気分で着られます。

 

 

因みに、私は裁縫が得意なので、ボタンはいつも自分で付け替えます。


かかった費用はボタン代だけ。

 

 

費用対効果の高いカスタマイズですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この2着のブレザー、既にINSTAGRAMでコーディネートをアップしているので、ご覧になられた方も多いと思いますが、こんな感じでコーディネートしています。

 

 

シャツは以前CUSTOM TAILOR BEAMSでオーダーしたものですが、これをもとに今シーズンGUYROVERでシャンブレーのタブカラーを展開しています

 

 

 

http://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/shirt/24111312531/

 

値段もこなれているので個人的にもお勧めのシャツです。

 

 

パンツは秋冬に展開していたTAGLIATOREの2インプリーツのサイドアジャスターですが、これも今シーズン同じモデルに春夏用の生地を乗せて展開しています。


ネクタイは私物であるイタリアのブランドのもの・・・


多分日本では売っていません。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

顔が怖いと色々な方に言われていますが・・・・

 

ダブルはこんなコーディネートです。

 



シャツは上のコーディネートと同じシャンブレーのタブカラー。

 

 

パンツは、昨年の春夏に購入したGTAのBYRONのデニムスラックス

 

 

ネイビージャケットにデニスラは相性が良いので、ブレザーとあわせても良い雰囲気です。

 

 

ネクタイは10数年前に購入したCHARLES HILLのストライプ


このストライプのネクタイ、色違いで2色持っているのですが、今も気に入ってよく絞めています。
 

 

因みに、この柄に良く似たタイを今シーズンFRANCO BASSIで展開しています。

 


オーダーする時にかなり似ているなと思いましたが、入荷してあらためて見ると素材感は違いますが色柄はそっくりです。

http://www.beams.co.jp/item/beamsf/suit/21444720380/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この金ボタンのブレザー、クラシック回帰の流れもあって、ここ数年PITTIに集まる業界人達の着用率やサプライヤーの提案も少しずつ増えています。

 

 

 

 

 



まだ大きな流れとは言えませんが、小さな流れも見逃さないのが私の仕事なので、流行ってからお伝えするのでは意味がないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネイビージャケットの雰囲気を変えたい方やコーディネートがマンネリ化している方には、金ボタンのブレザーボタンに付け替えるてみてはいかがでしょうか。

 

 

もし付け替えてみて気に入らなければ元に戻せばいいだけのこと。

 

 

品行方正に見える金ボタンのブレザーですが、カジュアルなコーディネートにも使える汎用性の高いジャケットです。

 

 

ネットで検索すると色々なメタルボタンを販売するサイトがあるのでチェックしてみてください。


実物を色々見て選びたい方は、以前にもご紹介した銀座にあるミタケボタンさんがお勧めです。

 

 

アンティークのメタルボタンも多く、ここでしか扱っていないボタンがたくさんあります。

 

 

ボタンも付け換えも同時に行いたい人は、心斎橋リフォーム さんやSARTO さんでも金ボタンをストックしているので問い合わせてみてください。

 

 

数年前のシルバーボタンブームの時にかなり色々なジャケットをシルバーメタルに換えたので、今年は金色のメタルボタンに換えようと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイブームなので、私だけかと思ったら・・・・

 

 

今日西口が着ているコートも金色のメタルボタン。

 

 

流れを見ていれば、わかる人にはわかるということですね。

 

 

 

ミタケボタン

http://mitakebuttons.com/cms/?page_id=28


心斎橋リフォーム

http://s-reform.co.jp/


SARTO

http://www.sarto.jp/contact/

 

 

 

 




 

 

 

 

 

 

 

 

お知らせです。

 


関西で初のトークショーを行います。

 

4月1日(金)15:00~15:30 BEAMS HOUSE 梅田にて、MEN'S EXの編集長 大野さんと私、西口の3名でスペシャルトークショーを開催します。

どなたでもご覧になれますので是非お立ち寄りください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 

ノープリーツ→ワンプリーツ。

 

昨年くらいからBEAMSの若手スタッフの間で流行っているお直しがあります。


それは、ノープリーツのパンツをワンプリーツにするというお直し


そんなことできるの? という方が大半だと思いますが、実はある条件を満たしていればできるのです。

 

 

私も既に数本のノープリーツパンツをワンプリーツにお直ししましたが、ちょうど今日お直しが上がってきたパンツがあるのでお見せします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数年前にスミズーラしたSTILELATINOのスーツの組下パンツ。

 


これがお直しをする前のノープリーツの状態。

 

 

コレがお直し後のワンプリーツになった状態。

 



綺麗に1cmの深さのプリーツが入っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これも数年前にスミズーラしたBELVESTのスーツの組下パンツ。

 

 

お直しする前のノープリーツの状態。

 

 

そして、お直しでワンプリーツになった状態。

 


これも綺麗に1cmの深さのプリーツが入っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このノープリーツをワンプリーツにするというお直し、全てのパンツができるということではなく、ある条件が必要となります。

 

 

それは、ヒップの上のウェスト部分の縫い代がある一定の寸法以上にあること

 

 

STILELATINOのパンツは縫い代が8cmあるので充分な分量があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


BELVESTは6cmなのでギリギリです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ縫い代の寸法が6cm以上必要かというと、このお直しはウェスト部分の縫い代を広げて、その分量を使ってフロントにプリーツを入れます。

 

 

つまり、1cmの深さのプリーツを作るには片側で2cmの分量が必要で、左右で合計で4cmの分量が必要ということになります。


ウエストやヒップの縫い代は、強度にかかわってくるので最低でも片側1cm、左右で2cm必要になります。


つまり、上のBELVESTのパンツのように、縫い代が最低でも6cmないと、フロントに1cmのプリーツを入れることができません。


また、縫い代が充分にあったとしても、コットンのパンツは縫い代を広げたあとにステッチの跡が残るので、このお直しはできません。

 

 

ウールの生地で縫い代が6cm以上あれば、ノープリーツのパンツもワンプリーツにすることができるということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このお直し、特殊な直し方なので多少のデメリットもあります。

 

 

それは、後ろ身で4cm出しているので、お直し後脇ポケットが前に付いているように感じることと、前身に対して後ろ身の分量が多くなるので、プリーツが入っていても前身がコンパクトになったように感じるかも知れません。

 

 

お直しされる方は、この点だけはお直しの特性上仕方ないということをご理解のうえ、お直しをしてください。

 

因みに、十数年前ノープリーツが流行り始めた頃は、プリーツ入りのパンツをノープリーツにするお直しが流行ったことがありますが、お直しの方法はこの直し方の逆ですね。

 

 

今日あるお直し屋さんとも話しましたが、今は当時と逆のパターンで、ノープリーツからワンプリーツに直す問い合わせが非常に多いそうです。


私の場合、スーツの組下パンツは、直せるものは全てワンプリーツにお直ししました。

 

 

理由は、今の流れはスーツはエレガントに着こなすという本来のドレスの基本的な考え方に戻っていて、今後もその流れが続くのは確実で、その考えに則って考えれば、パンツもエレガントに見えるプリーツ入りが求められるというのが自然な流れだからです。

 

 

私は2年くらい前から新調するスーツは全てプリーツ入りのパンツでしたが、それ以前のパンツは、ここ10年くらいはノープリーツでした。

 

 

ジャケットは変わっていないのにパンツの流れが変わっただけで、このまま着なくなるのももったいないなということで、ワンプリーツにお直ししました。

 

 

このお直し、SARTOさん、心斎橋リフォームさん、コーダ洋服工房さんで対応できるようです。

 


もし、ご興味があれば、上記のお直し屋さんにお問い合わせください。

 

 

このお直し、上記のようなデメリットもあり、イメージ通りの仕上がりになるかどうかは分かりませんので、あくまでも自己責任でお直しをしてください。

 

着丈を詰めたり、身幅を欲しくしたり、裾幅を細くしたり、短くしたり、ベルトレスにしたり・・・


そうやって長く着て、いつかは形やスタイルが古くなって着なくなる。


永遠に着続けられるものって意外と少ないものです。

 

 

もちろん、流行なんか気にしないでずっと着続けるという考え方もありますが、クラシックにも時代性はあります。


進化を望まない人もいますが、クラシックなスタイルにも進化は必要。


私はそう考えます。

 

 

 

 

 

SARTO

http://www.sarto.jp/


心斎橋リフォーム
http://s-reform.co.jp/


 

コーダ洋服工房
http://www.coda-kobo.jp/

 

 

 

 

 




 

 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

走り屋?

 

愛車のABARTH 595 TURISMO、マットブラックのホイールに交換しました。

 

 

なんだか、見た目が随分精悍で走り屋っぽくなりました。(笑)

 

 

ブラックのホイールは実際のサイズより大きく見えるので迫力が増しますね。

 

 

ホイールを変えてタイヤが3mm外側に出ただけですが、ツライチに近づいた感じがします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スポークの間隔も広くなったので、赤いキャリバーもかなり目立つようになりました。

 

 

純正ホイールのブラックも検討しましたが、ディーラーさんに問い合わせたところ、4本で29万円近いお値段・・・


さすがにホイールで29万円も出す根性もなく、あえなく撃沈・・・


それから我々の業界で車に詳しい人達や、お世話になっている車屋さんの担当者さんに色々聞いたり、”イタリア車だったらやっぱりOZのホイールだろ” とか勝手な思い込みもあって、色々迷った挙句 ASSOのPARTIERE という国産メーカーのホイールに決めました。

 

 

最後までOZと悩みましたが、決め手になったのはOZと比べてかなり軽いこと。

 

 

”バネ下は軽く” という、師匠達の教えを忠実に守りました。(笑)

 

 

国産メーカーと言っても、ASSOのホイールは元々アルファロメオ専用に作られたもの。

 

 

ABARTHのディーラーでも社外オプションとして扱っているところもあって、新車でこのホイールに換える人も多いようです。


ラテン系 ジャパニーズブランドという感じでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

純正ホイールがかなり重たかったので、交換後のフィーリングはハンドリングが軽くなったのは明らかですが、私の場合見た目から入っているので、軽量ホイールのメリット デメリットは走りこまないと分かりません。


 

 

 

 

 



 

このホイール、ひとつだけデメリットがあります。

 

 

アバルトの純正のホイールキャップが使えるとホームページでは書いてありますが、サイズが合っていないキャップをOリングを使って無理やり装着するので、ホイール交換後 自宅に納車に来てもらう途中にキャップが外れてなくなってしまう始末。

 

 

もともとアルファロメのセンターキャップがそのまま付けられるように設定されているので、サイズが違うアバルトは無理やり着けられるように工夫したという程度。

 

 

おまけに、このキャップが1個¥2000-以上して、取り付けるのにホイールを外さなければならない仕様なので、頻繁に外れたら最悪です。

 

 

これはお粗末です。

 

 

改善しないとダメですね。


次に外れたら、全て外してDIYで作ったサソリマークのセンターキャップに換えようと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マフラーは昨年交換済みのRECORD MONZA。

 


RECORD MONZAに換えて大正解。

 

 

本当にメチャクチャいい音がします。

 

このマフラーに換えてから冬場でも少し窓を開けて走っていました。

 

 

この音を聞いているだけでスピード出したくなります。

 

 

危ない危ない。

 

 

ちょっとアクセル踏むだけで切符切られるスピード出てしまいますから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ABARTHに乗るまで走り屋でもない自分がマフラーを換えたり、ホイールを換えたりするようなタイプだとは思っていませんでした。

 

 

周りの人たちからもそう言われます。


完全に サソリの毒にやられました。

 

 

こんなに乗ってて楽しい車なかなかありません。


イタリア出張に行ってもイタリア人に ”お前ABARTH乗ってるのか” としょっちゅう言われます。

 

 

彼らにとってもABARTHは特別な車なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マフラーとホイールを換えたら、次はコレ・・・

 



走り屋でもないのに、見た目でキャリバー換えちゃダメですね。

 

 

BREMBOのキャリバー 27万円・・・

 

 

サソリの毒は本当に怖いです。

 

 

 

ASSO
http://www.asso.co.jp/



ABARTH

http://www.abarth.jp/







 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

展示会もひと段落したので、今日は久しぶりにBEAMS F 新宿店へ。

 

若いスタッフからディスプレーのアドバイスをして欲しいといわれ、

 

こんなVゾーンを組んでみました。

 

 

 

 

同系色でまとめた無難なVゾーンが多いので、少し色や柄を使ったVゾーンを作ってみました。

 

若いのに無難にまとめて欲しくないですね。

基本を身につけた上でチャレンジすることが大事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 










 

 

 

MEN'S EX 連載 4月号

 

MEN'S EX 4月号が発売されました。

 

 

4月号の特集は ”春のBest Buy スーツ”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スーツ特集ですが、BEAMSのお勧めのジャケットの特集、”BEAMS EXPRESS” 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私のお勧めのスーツやパンツの紹介。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お勧めの生地も。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、西口のコートの着こなしなど。

 

 

かなり盛りだくさんの内容です。

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

私の連載、”中村達也の今、買いのアイテム”

 

 


今回のテーマは ”レジメンタル タイ” です。

 









 

 

ここ数年ネクタイのトレンドは ”ビンテージ テイスト” というキーワードのもとに、アーカイブ的な柄や地組織のプリントタイが多く提案されてきました。

 

 

それに続くトレンドとして今シーズン注目されるのが ”レジメンタル タイ”。

 

今シーズンのバイイングを行った、昨年6月のPITTI UOMOでも、流れに敏感な業界人達がいち早くレジメンタルをコーディネートに取り入れていました。

 

 

 

 

 


ご覧のとおり、久しぶりにクラシックなレジメンタルタイを締めた人が増えていました。


このレジメンタルのトレンドは、サプライヤーからの提案はほとんどなく、流れに敏感なファッション業界人達が注目し、自然発生的に起きたトレンドと言えます。


それは、数年前から流れに敏感なファッション業界人達が注目し、昨今既製服にも落とし込まれ年々増えている、”サルトリア テイスト” のスーツやジャケットの流れと似ています。

 

 

レジメンタルタイと言えば、私より上の世代でVANを中心としたIVYの洗礼を受けた人達にとっては懐かしいアイテム。


そして、私と同世代の人たちは、80年代から90年代にかけてのフレンチトラッドから英国調のトレンドまで続く流れの中で定番であった馴染のあるアイテムと言えます。


90年代後半から2000年代前半のイタリアンクラシックブームの頃から現在にかけても、ストライプのネクタイの流行は何度もありましたが、どちらかと言えば、イタリア的な色柄に落し込んだストライプが中心で、これほど直球でクラシックなレジメンタルタイが流行ることは本当に久しぶりです。


背景には、80年代から90年代の英国調ブームをリアルに体験していない若い世代が、今なんの先入観もなく正統的なクラシックなアイテムに注目しているという流れがあるように感じます。


クラシックなサルトリアやビスポーク的なディティールのスーツやジャケットやパンツが注目されたり、タブカラ―やラウンドカラ―のようなクラシックな襟型が注目されたり、サスペンダーが注目されたりというのも同じ流れです。


これらのモノを取り入れている人たちは、長く続いたドレスクロージングのカジュアル化の波が収束し、再びエレガントなクラシックスタイルが戻ってきている昨今の流れの中で、ステレオ タイプのイタリアンなスタイルを古臭く感じている人たちが多いというのが実情です。


このブログでも何度も書いていますが、今の流れはステレオ タイプのイタリアンスタイルではなく、コーディネートの中に英国やアメリカのテイストをミックスすることが、クラシックスタイルを表現するうえで重要な要素になっているのは間違いありません。


今回のレジメンタルタイも30代前半から40代前半くらいの、欧米のファッション業界では比較的若い世代の人たちが、何の先入観もなくクラシックでリアルなレジメンタルタイをコーディネートに取り入れていると言うのが実情です。


逆に50代以上で、いまだにギラギラのイタリアンスタイルのオジサンたちは、この流れに気づいていないか、気づいても変われなくて古臭い存在になっているというのも今の実情です。


つまり、現地のファッション業界も世代交代が進み、クラシックなスタイルにも新たな感覚や感性を持って着こなす人たちが増えてきているということです。

 

 

因みに、このクラシックなレジメンタルタイは、来秋冬はネクタイブランドからも提案されているので、サプライヤーが後を追うという流れになっています。

 

 




 

 

 

 

 

 

コーディネートの注意点は、あまり大柄のジャケットやスーツと合わせると難易度が上がるので、柄物と合わせる場合は小柄や目立たないシャドウチェックのような柄物と合わせると良いでしょう。


シャツはストライプであればピッチの狭いもの、チェックであれば小柄のモノを選べば合わせやすいでしょう。


柄モノのスーツやジャケットに合わせる場合はシャツは無地。 柄モノのシャツを合わせる場合は無地のスーツと言うように、柄を二つまでに絞るとVゾーンをまとめやすくなると思います。

 

 

クラシックでトラディショナルなアイテムですが、上記のようなコーディネートの基本をおさえれば、後はセオリーに縛られることはありません。

 

 

手持ちのジャケットやスーツに色々合わせてコーディネートを楽しんでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因みに、私のコーディネートはこんな感じ。

 


全てイタリアのモノでコーディネートしていますが、英国的でも米国的でもあるレジメンタルタイを取り入れたコーディネート。

 

 

シャンブレーのタブカラ―と2インプリーツのベルトレスのパンツがこのコーディネートのポイントです。


足元はクロケットのタッセル


そして、シルバーボタンから金ボタンに替えたネイビーブレザーもポイント。

 

 

最近 金ボタンが気分です。

 

 

実は、金ボタンの流れが・・・



それは、また別の機会に。

 

 

 

 










そして、4月号ではこんなお知らせも。

 

 

関西で初のトークショーのお知らせ。

 

MEN'S EX 大野編集長、私、西口の3人で、春夏の着こなしトレンドについてトークショーを行います。

 

日時は4月1日(土) 15:00から。


その他の詳細は41ページをご覧ください。

初の関西でのトークショー。

私も今から楽しみです。