Instagram コーディネート スーツ編 | ELEMENTS OF STYLE

Instagram コーディネート スーツ編

 

ブログ、Facebook、Instagramと人並みにSNSをやっているのですが、Instagramは主にVゾーンのコーディネートの画僧をアップしています。

 

 

ブログやFacebookと違い、Instagramは短い文章しか入れないので、コーディネートについての問い合わせが結構あります。

 

 

そこで、今回はInstagramでアップした今シーズンの画像をお見せしながら、コーディネートのポイントについてお話したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スーツは今シーズンのBRILLAのスーツ。

 

 

大きなウインドウペンが特徴です。

 

 

 

 

存在感のあるウィンドウペンですが、ブルーの無地のシャツとネイビータイであえてシンプルに合わせたのがポイントです。

 

 

はっきりとしたウインドウペンは上級者的な柄だと思われるようで、難しいコーディネートをしなければならないと思う方も多いようですが、逆にシンプルにVゾーンを作った方がスーツの柄が引き立ちます。

 

 

レギュラーに近いセミワイドの襟型もポイントです。

 

 

シンプルなコーディネートンの場合は、このような襟型のちょっとした変化が印象を変えます。

 

 

靴はブラックカーフを合わせることが多いです。

 

 

因みに、シャツはBORIELLO、ネクタイはDRAKESの50ozのプリントです。

http://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/shirt/24111351090/

http://www.beams.co.jp/item/beamsf/suit/21441700107/

 

 

ネイビーのソリッドタイは本当に使えるネクタイです。

 

 

私もトーンの濃淡と素材違いで10本以上は持っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スーツは今シーズンのBRILLAの3ピース

http://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/suit/24170499015/

 

 

ジレは襟付きのダブルでパンツは2プリーツのサイドアジャスターという、かなりクラシックなディティールの濃いモデル。

 

 

 

 

襟付きのダブルのジレは見た目のインパクトがあるので、Vゾーンは引き算でシンプルなコーディネートにしました。

 

 

シンプルと言っても、スーツもタイもシャツも全て柄モノなので、柄を積極的に使ってもシンプルに見せると言うのがこのコーディネートの狙いです。

 

 

少し大きめのグレンプレイドなので、シャツはベーシックなネイビーのロンドンストライプを選び、スーツの個性に負けないようにシャツは敢えてタブカラ―を選びました。

 

 

ネクタイは大柄を選ぶとくどくなるので、シンプルにドットを合わせようと思ったのですが、あまりにもセオリーどおりのVゾーンになるので、ドット風にも見える小紋柄のタイを選びました。

 

 

ちょっとした変化ですが、普通のドットのネクタイを合わせるのとでは随分印象が変わります。

 

 

柄を3つ使っても華美になったり下品になったりしないので、ビジネスシーンでも使えるコーディネートだと思います。

 

 

靴はスーツがかなりクラシックな印象に見えるので、ブラックカーフのセミブローグやフルブローグを合わせることが多いです。

 

 

シャツはGUYROVER、ネクタイはDRAKESです。

http://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/shirt/24111310531/

http://www.beams.co.jp/item/beamsf/suit/21444868107/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スーツは、今シーズンのDEPETRILLOのソラーロのダブルブレスト

 

 

 

 

今シーズンはイタリアの夏の定番のソラーロが復活していますが、ソラーロの定番のコーディネートと言えば、ホワイトシャツとネイビーのソリッドタイ。

 

 

イタリアンクラシック全盛の頃は、PITTIやイタリアの街角でもそんなコーディネートをした人がたくさんいました。

 

 

もちろん、今もそれは鉄板コーディネートとして受け継がれていますが、個人的にはこのようなボルドーやパープルのストライプを合わせるのが今の気分です。

 

 

今シーズン、ボルドーやパープルのシャツを多く展開していますが、ベージュのコットンスーツやソラーロやブラウンのスーツに合わせることを考えてバリエーションを増やしています

 

 

ネイビーやグレーのスーツに合わせるのはさすがに難易度が高いですね。

 

 

ソラーロの玉虫色の光沢はインパクトがあるので、このコーディネートの場合も柄物ではなく、ブラウンの無地のタイを合わせました。

 

 

ソラーロは春夏の代表的な素材なので、ネクタイも春夏らしさのあるニットタイを合わせたのもポイントです

 

 

ベージュ、ボルドー、ブラウン、3色とも相性の良い色なので、スーツとVゾーンのまとまりも当然良くなります。

 

 

このコーディネートもシャツはタブカラ―ですが、なんとなくワイドじゃないんです。

 

 

理由は流れによるところも大きいですが、それが今の気分と言うか、感覚的なところから来ている合わせなのです。

 

 

靴はスーツに光沢があるので、ブラウンの表革を合わせます。

 

 

シャツはBRILLA、ネクタイはBEAMS Fのオリジナルです。

http://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/shirt/24111311531/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スーツは今シーズンのBRILLAのDOUMEIULのブラウンのモヘアの生地を使った3ピース。

 

 

 

シャツはパープルのストライプにボルドーのプリントタイ

 

 

ブラウンにはパープルやボルドーなどの暖色系のカラ―が良く合います

 

 

スーツのブラウンが少しくすんで見えるので、Vゾーンを多少明るく見せないとスーツが沈んでメリハリのないコーディネートに見えてしまいます。


単純に色を合わせるだけでなく、スーツの色やトーンに合わせてVゾーンのトーンを調節することが重要です。

 

 

襟はこれもレギュラーに近いセミワイド

 

 

ビンテージテーストのプリントタイには、セミワイドやタブカラ―の方が気分です。

 

 

この襟にはゴールドのカラ―バーを付けても良い雰囲気になると思います。

 

 

シャツはBORIELLO、タイはPETRONIUSです。

http://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/shirt/24111354090/

 

 

靴はモヘアの光沢があるのでブラウンのカーフを合わせます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スーツは昨年個人オーダーした、DEPETRILLOのブルーのグレンプレイドです。

 

遠目で見ると明るめのネイビーに見えるシャドウグレンプレイドです。

 

 

 

 

柄のスーツにストライプのネクタイを合わせる場合、ネクタイのストライプの幅とスーツの柄の大きさが近いとくどくなるので注意が必要です。

 

 

このコーディネートの場合、グレンプレイドの柄の大きさよりもストライプの幅が大きいネクタイを選びました。

 

 

画像ではよくわかりませんが、ネクタイのベースカラーはグリーンにグレーを混ぜたような絶妙なカラ―です。

 

 

この色を引き立たせるために、敢えてブルーの無地のシャツを選びました。

 

 

結果的にコーディネートした時にネクタイの色が映えるVゾーンになり、同時にスーツの色や柄も引き立ちました。

 

 

仮にシャツが白だったらネクタイのカラ―がもう少し沈んだ感じに見えてしまうと思います。

 

 

シャツの襟型はこれもレギュラーに近いセミワイド。

 

 

画像でもわかると思いますが、柔らかいロールがでます

 

 

この柔らかい襟の雰囲気が、これからのドレスシャツに求められる要素になっていくのではないかと思います。

 

 

靴はブラックでもブラウンでも合いますが、ブラウンを合わせる場合は、濃いダークブラウンの方が合うと思います。

 

 

シャツはBORIELLO、ネクタイはFRANCO BASSIです。

http://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/shirt/24111351090/

http://www.beams.co.jp/item/beamsf/suit/21444720380/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

複雑な色柄や難易度の高いモノはあまり使わないので、私のコーディネートは真似がしやすいコーディネートだと思います。

 

 

華美で押しの強いコーディネートをしないかわりに、それぞれのアイテムの柄のピッチや色のトーンやシャツの襟型にはいつも気をつかいます。

 

 

”華美に走らず、奇をてらわず、ちょっと気の利いたコーディネート”

 

 

これが、いつも自分のコーディネートの根底にあります。


それについては、MEN'S PRECIOUS 2017 春号で ”中村クラシコの神髄” と題して、12ページにわたり特集を組んでいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

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皆さんのスーツコーディネートの参考になれば幸いです。