生みの苦しみ。
渋滞、混雑、人ごみが大の苦手な私。
GWをいかに過ごすかは毎年頭を悩ます大きな問題。
水曜日からの2連休はあまりにも地味に過ごしていたので、昨晩は気分を変えて外食。
イタリア通で格闘家という知人から紹介された世田谷のピッツェリアに行って来ました。
大山地鶏と筍のグリル バジルソース添え。
花ズッキーニとモッツアレラのフリット。
ピッツァ マルゲリータ。
ボンゴレ ビアンコ。
どれも美味しく値段も良心的。
特にピザはナポリピザですが生地が重くなくてとても美味しい。
なかなかのレベルです。
しいて言えば、パスタがもう少しアルデンテだといいですね。
味はいいのですが、ドンチッチョのスーパーアルデンテに慣れている自分にとっては、ちょっと柔らかすぎでした。
桜新町の アンティコ フォルノ。
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131707/13158985/
なかなかいいピッツェリアでした。
食べログ3.15は評価が低すぎです。
少なからず杉並の3.8の有名ピザ屋より、こちらのほうが料理もピザも美味しい。
田園都市線はイタリアン激戦地区なので、相対的なレベルが違うのでしょう。
GW中も営業しているようなので、外食の予定のある方は是非行ってみてください。
2連休の後、今日は出勤。
再来週に行われる全店舗の担当者を集めた来秋冬のラインナップミーティングと、その翌週に行われるプレス内覧会に向けた資料作りの為に先週から悪戦苦闘しています。
プレス スタッフがPITTIで撮ってきた画像をチェックしたり、
細部まで撮ってくれているので助かります。
私が自分で撮った600枚近い画像とスタッフが撮ってきた同じくらいの枚数の画像を何度もチェック。
何度もじっくり見ていると気づくことがたくさんあります。
良いスナップを見つけると思わず細部を細かくチェックするので手が止まります。
既に、この画像の中に来秋冬の流れが見てとれます。
とても手間と時間のかかる地道な作業。
子供の頃から集中力が足りないと言われる私が、我ながら辛抱強くやっていると思います。
私のレポートは、主にベーシック系やクラシック系の流れをレポートするものですが、実はモード系のトレンドレポートは世の中にたくさんあるのですが、ベーシック系やクラシック系のレポートは、モード系のレポートのような詳細なものはほとんどありません。
理由はPITTIやミラノのショールームを見ても毎シーズン大きな変化がない (ないように見える) からです。
多くの人が変化がないとか少ないという中で、人が気づかないような小さな変化を見逃さず、今だけでなくこれからどのような流れに変わっていくのか予測するのが私のレポート。
なので、毎回自分で撮ってきた600枚近い画像と、他のスタッフが撮ってきた数百枚の画像、そしてプレススタッフが撮ってきた数百枚のスナップを何度も見返して、現地の業界人達の気分や注目する流れ、サプライヤーたちが提案する流れをしっかり見極めることにかなりの時間を費やします。
そして、それだけではなく、モード的なトレンドもチェックして、クラシックとリンクする流れ、全くリンクしない流れ、今後クラシックにも影響を及ぼすであろうと思われる流れもチェックします。
さらに、近年はハイブリッド的なスタイルを大人たちもするので、カジュアルやストリート系の流れもチェックしなければなりません。
このような地道な作業を経て毎シーズン作られるのが、通称 ”NAKAMURA NOTE” と呼ばれているこのレポート。
もう10年以上続けているでしょうか。
最初は某誌の編集スタッフに編集会議のネタが欲しいと言われ、手作りのレポートを個人的に作って渡したのが始まり。
手作りで始めたレポートも、近年はプレススタッフの協力を得て、しっかり編集されたレポートになりました。
そして、今も毎シーズン進化しています。
今回もやっと9割くらいのたたき台ができました。
残り10パーセントは、さらに検証が必要です。
期限は来週月曜日の午前中。
来週はプレススタッフに依頼して編集作業に入ります。
最後の最後ラストスパートでもがき苦しむのがいつものパターン。
まさに、生みの苦しみ。
苦しんであたりまえなんです。
適当なものは絶対に作れませんから。