MEN'S EX 連載 5月号 | ELEMENTS OF STYLE

MEN'S EX 連載 5月号

 

MEN'S EX 5月号 が発売されました。

 

 

 

 

今月号の表紙は西島秀俊さん。


西島さんはドラマや映画でも黒っぽくて緩いシルエットの服を着ているのが私のイメージ。

 

 

今回ジョルジョ アルマーニ初となる日本人広告モデルに起用されたという事で、5月号の表紙も全身アルマーニですが良くお似合いです。


ご本人はどんな服が好きなのかはわかりませんが、私の勝手なイメージはクラシックなスーツよりもアルマーニのようなテイストのスーツの方がお好きなのかなという印象です。

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

私の連載  ”中村達也の今、買いのアイテム”

 

 

 

 

今回のテーマは、”アメリカンローファー” です。

 

 

アメリカンローファーって何? という方も多いと思いますが、昔からアメリカのブランドが作っているような、丸いラストでノーズも長くない、ちょっと野暮ったさも感じさせるようなテイストのローファーのこと。

 

 

数年前からPITTIの会場でもチラホラ履いている人を見かけましたが、ここに来て多くのサプラーヤーが、このアメリカンテイストのローファーを展開するようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今シーズンのバイイングを行った、昨年の6月のPITTIの画像をお見せします。

 

 

 

PARABOOTS (ビーフロール)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


CROCKET&JONES

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TRICKERS (ビーフロール)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

CHEANEY (ビーフロール)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DUCALS (ビーフロール)

 

 

ご覧のように、英、仏、伊の多くのシューズブランドが、アメリカンテイストのローファーを展開しています。

 

 

特にアメリカのローファーの特徴的なディティールでもある、ビーフロールのローファーが増えているのも昨今の傾向です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PITTIの会場でもアメリカンテイストのローファーを履く人たちが増えています。

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のように、テーパードしたシルエットのパンツに武骨なアメリカンテイストのローファーというバランスは、現地では既に一般的になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このアメリカンテイストのローファーが流行るきっかけを作ったのが、CHURCH'Sのこのローファー

 

 

 

 

 

数年前に、このアメリカンテイストのビーフロールのローファーがイタリアで大ヒットしたことで、その後多くのブランドがアメリカンテイストのローファーを手掛けるようになり、現在にいたります。

 

 

因みに、数年前からSTILELATINOのVINCENZO ATTOLINIが、このチャーチのローファーのブラックを履いていたので、私にとっては馴染みのあるローファーですが、正直初めて見たときは 「随分無骨な靴だな」 と思いました。

 

 

このローファーの詳細をご覧になりたい方は、チャーチの公式サイトをご覧ください。

http://www.church-footwear.com/it/en/collection/men/EDB0049LGF0AKW

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本ではアメリカの靴の代表的名なブランドであるALDENはどうかと言えば、ALDENファンの方々はおわかりだと思いますが、オーダーしてもいつ入荷してくるかわからないという状況はヨーロッパも同じ


なので、知名度と人気の割には履いている人(履ける人?)が少ないというのが実状です。

 

 

ALDENのローファーをお持ちで最近履いていなかった方は、靴箱から引っ張り出して手入れをして履きましょう。

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

このアメリカンテイストのローファー、どのようにコーディネートするかは連載ページで解説しているのでご覧ください。

 

 

 

 

ローファーはカジュアルな靴なので、基本的にはスーツには合わせないのがルールです。

 

 

ジャケットやカジュアルなスタイルに合わせることをベースに考えた方が良いでしょう。

 

 

感覚的には数年前に流行ったドライビングシューズのような気軽な感覚で合わせれば問題ないでしょう

 

 

ノープリーツのスリムなパンツからプリーツの入ったテーパード シルエットのパンツ、そしてファイブポケットとまで、汎用性が高いのもこの靴の特徴です。

 

 

全身イタリアンテイストではなく、どこかにアメリカや英国のテイストを入れるのが今の流れであることは何度もこのブログでも触れていますが、このアメリカンテイストのローファーが流行る背景も、まさにその流れによるところが大きいと言えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誌面でも紹介されていますが、今シーズンBEAMSで展開しているアメリカンローファーはこの2モデル。

 

 

 

ALLEN EDOMONS

http://www.beams.co.jp/item/beamsf/shoes/21320079232/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CROCKET & JONES

http://www.beams.co.jp/item/beamsf/shoes/21320080502/

 

 

ブランドプロフィールや各モデルの詳細は、上記のBEAMSのONLINEでご確認ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして私は、今シーズンまで待てなくて昨年コレを買ってしまいました。

 

 

CROKET & JONESのBOSTON のコードバン。

 

 

 

 

コードバンでなくても良かったのですが、たまたまサイズがあったので・・・

 

 

他社で購入しました。(小声で・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因みに、BEAMSでも今シーズンCROCKET&JONESでコードバンのローファーを展開しています。

 

 

 

 

BEAMSのエクスクルーシブモデル ”MAINE” に ”HORWEENのコードバン” を乗せました。

 

 

それも4色展開。

 

 

4月17日にオープンするBEAMS HOUSE 名古屋店から先行発売になります。

 

 

各色限定24足です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私にとって最初のアメリカンローファーは、中学生の頃学生服に履いていたREGALやHARUTAのビーフロールローファー

 

 

大学生になって上京してからは、アメリカのローファーと言えば、BASSやCOLEHAANやSEBAGO

 

 

そして、BEAMSで買い物をするようになってからは、憧れのブランドがALDEN

 

 

そういえば、BEAMSに入社した80年代半ば、先輩たちが当時流行っていたアルマーニに代表されるようなイタリアンハイファッション的なコーディネートにALDENをよく合わせていました。

 

 

イタリアンテイストにアメリカンテイストをミックスする。


80年代にそれを経験した人たちにとっては、今の流れはすぐに理解できることだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、私とほぼ同じ時代を通っている、あるカリスマスタイリストのブログでも、アメリカンテイストのローファーの事が書かれています。

 

 

http://kaz-ogawa.com/%E5%86%8D%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AF%E9%96%93%E9%81%95%E3%81%84%E3%81%AA%E3%81%97-%E3%81%BC%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%82%8A%E3%81%A7%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%84%E3%83%80%E3%82%B5%E3%81%AA

 

 

私が知る限り、多くのスタイリストの中で最も都会的なスタイリングをする彼が、アメリカンテイストのローファーが気分だと言っていることも心強いですね。

 

 

ということは、 I.J さんやS.M さんも履いてくれる日は近いのでしょうか・・・