思考の枠組みを広げる読書習慣 -2ページ目

思考の枠組みを広げる読書習慣

小売・サービス・飲食業専門コンサルティング会社「株式会社FamilySmile」の研修受講生による読書感想文と行動宣言






 ㈱Snailtrackの本川です!




今月の読書テーマ、「働き方」の2冊目はコチラ。




未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる/文藝春秋
¥1,404
Amazon.co.jp




 今回の書籍は大人気社会派ブロガー「ちきりん」さんの著書。


コンセプトは「人生を二回生きよう!40代で自分オリジナルの人生を始めよう!」。


一言でまとめると、

延び続ける定年によって働く期間もどんどん長くなるんだし、せっかく多様な生き方ができる時代になっているのだから、50年近く同じスタイルで働くのではなく、人生をふたつに分けてそれぞれに異なる働き方を試してみれば(そして楽しんでみれば)いいんじゃないか?

という提案でした笑3



今月1冊目の読書、「ワークシフト」からの引用もたくさん出てきて、おかげでとってもわかりやすく、「読んどいてよかったあはは」と思いました。




勉強になった点

○テクノロジーの進化やグロ-バル化のスピードに代表される「現在起こりつつある変化」は、産業革命期に匹敵するレベルの変化だと言われている

○「革命」の条件は、「パワーを持つ層の交代」が起こること
パワーシフト① 大組織から個人へ by IT革命
パワーシフト② 先進国から新興国へ by グローバリゼーション
パワーシフト③ ストックからフローへ by 人生の長期化

○「教育投資は報われる」とよく言われます。しかしここで言う教育とは、難関資格をとるための勉強のことでも、一流大学の卒業証書を得るための勉強のことでもありません。そうではなく「社会で求められる価値を提供するための教育」です。教育する中身を間違えれば、たとえ教育分野であっても、その投資が報われることはないのです。

○これから40代を迎える世代が考えられる選択肢は、
1、自分でリスクをとり、多大なエネルギーをかけて、勝ち組を目指して戦う道
2、思い切って世の中の「あるべき論」からきっぱりと降りる道
3、何も変えないという静観の道
の3通り。

○40代以降は,言わば2回目だから選べるオリジナル人生
旅行⇒1回目はパッケージ旅行、2回目は自由設計の個人旅行
家⇒1軒目は標準的な間取り、2回目はオーダーメイド
人生⇒1回目は横並び人生(就活⇒フルタイム⇒結婚⇒子ども⇒家)、2回目はオリジナル設計人生




 この書籍を読んで必ずすること

○変化を恐れずに、「楽しんでやろう」というスタンスでいること

○「人生を2回に分ける発想」を持ってみる。1回目は「自分は何が好きで情熱を燃やせるか、どんな形で世の中の役に立てるか」を知り、そのスキルを磨くための人生、2回目は思い切って「そっち」に舵を切った、オリジナルの人生。

○40代を目の前にして、再度人生設計を書き出してみる

○㈱Snailtrackも、もっと多様な働き方ができる会社に変化させていく

○「いえサポ!プレミアム」を考える




どんな波が来るか知らなければ溺れてしまうけど、ある程度予測できてその波に乗るスキルを磨いていれば、サーフィンを楽しむことができる。


時代的にも、年齢的にも、ちょうどそういうことを考える時期に来ているのかも。


うん、肚に落ちてきたぞー。


引き続き学びます!









 ㈱Snailtrackの本川です。



今月の読書テーマは「働き方」です。


と言っても、「ワークライフバランス」とか「ノマドなんちゃら」など、「個人的な働き方」じゃなくて、5年後、10年後ぐらいの「近未来の世界全体の働き方」、延いては「これからの幸せな仕事人生のおくり方」のお勉強です。


自分自身の仕事人生のためにももちろん、自分の子どもたちやスタッフ、そして地域の若い人たちのために、学びたいテーマでした。



で、1冊目に選んだのがコチラ




ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉/プレジデント社
¥2,160
Amazon.co.jp





 いや~、読み応えがありました。


「洋書、ページ数が多い、ハードカバー」という、僕が読むのに時間がかかる三大要素を全て兼ね備えていたのであへへ


でもその分、良いインプットになりました。




この書籍の内容をまとめると、

2025年、「漠然と迎える未来」には孤独で貧困な人生が待ちうけ、「主体的に築く未来」には自由で創造的な人生がある。

「主体的に築く未来」を迎えるためには、
①ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ
②孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」へ
③大量消費から「情熱を傾けられる経験」へ

という3つの「ワークシフト」を起すべきだ・・・という内容でした。



これから起こる5つの変化の要因、

①テクノロジーの進化
✓世界の50億人がインターネットで結ばれる
✓地球上のいたるところで「クラウド」を利用できるようになる
✓生産性が向上し続ける
✓「ソーシャルな」参加が活発になる
✓知識のデジタル化が進む
✓メガ企業とミニ起業化が台頭する
✓バーチャル空間で働き、「アバター」を利用することが当たり前になる
✓「人工知能アシスタント」が普及する
✓テクノロジーが人間の労働者に取って代わる

②グローバル化の進展
✓二十四時間・週七日休まないグローバルな世界が出現した
✓新興国が台頭した
✓中国とインドの経済が目覚ましく成長した
✓倹約型イノベーションの道が開けた
✓新たな人材輩出大国が出現しつつある
✓世界中で都市化が進行する
✓バブルの形成と崩壊が繰り返される
✓世界のさまざまな地域に貧困層が出現する

③人口構造の変化と長寿化
✓Y世代の影響力が拡大する
✓寿命が長くなる
✓ベビーブーム世代の一部が貧しい老後を迎える
✓国境を越えた移住が活発になる

④社会の変化
✓家族のあり方が変わる
✓自分を見つめ直す人が増える
✓女性の力が強くなる
✓バランス重視の行き方を選ぶ男性が増える
✓大企業や政府に対する不信感が強まる
✓幸福感が弱まる
✓余暇時間が増える

⑤エネルギー・環境問題の深刻化
✓エネルギー価格が上昇する
✓環境上の惨事が原因で住居を追われる人が現れる
✓持続可能性を重んじる文化が形成されはじめる

が組み合わさり、働き方の常識の数々が根底から覆る。


この5つの要因に対応できず、負の力が猛威をふるうシナリオが「漠然と迎える未来」、
5つの要因を味方につけて、自ら切り開くのが「主体的に築く未来」、

だということ。




これらに対応する「シフト」をするためには、「3つの資本」が必要。即ち

①知的資本
②人間関係資本
③情緒的資本

の3つ。



この3つの内容は凄く共感でき、かつ深い学びになりました。


また、これから活躍できそうな「連続スペシャリスト」の例を数多く挙げてくれていたので、参考になりました(正直、縁遠い職業が殆どでしたがう~ん・・・





 この書籍を読んだのは「純粋なインプット目的」だったので、いつもの「僕が必ずすること」は書かないでおこうと思ってましたが、下記の3つだけはやってみようと思いました。

○まず、30以上ある変化の中で自分に関係なさそうなものを省き、関係の深そうなものを選び出す

○選び出した要素を、これからの自分のストーリーにどう関連付けるか考える

○そのストーリーに対して、自分に足りないキャリアを書き出してみる




最後に、

〈第一のシフト〉は、一つの企業の中で満足せず、高度な専門技能を磨き、ほかの多くの人たちから自分を差別化するための「自分ブランド」を築くこと。

〈第二のシフト〉は、「難しい課題に取り組むうえで頼りになる少人数の盟友グループ」と、「イノベーションの源泉となるバラエティに富んだ大勢の知り合いのネットワーク」、そして「ストレスを和らげるための打算のない友人関係」という、三種類の人的ネットワークを育むこと。

〈第三のシフト〉は、大量消費主義を脱却し、家庭や趣味、社会貢献などの面で充実した創造的経験をすることを重んじる生き方に転換すること。


の3つのシフトは、漠然とですが「自分がこれからどう生きていきたいのか」と考えていたこととほぼ一致していました。


それが明確になって良かったです。



もちろんこれらが全てではないので、引き続き学んでいきます!






 ㈱Snailtrackの本川です!


なかなか小難しくて分厚い書籍を読みこんでおりました。




脳科学マーケティング100の心理技術―顧客の購買欲求を生み出す脳と心の科学/ダイレクト出版
¥4,104
Amazon.co.jp





 僕が勝手に「経営の2本柱」だと思っている「マネジメント」と「マーケティング」。



どちらもたくさんの種類があり、考え方も多岐にわたる。


そんな中で今回は、「ニューロサイエンス(神経科学)」を使ったマーケティングを学びました。




 「ニューロサイエンスは、私たちの脳の内側を見つめ、心理学では解明できなかったブラックボックスを開けるのに役立つ・・・・。」


確かそんなキャッチフレーズを目にして、注文しました。




 経済的に厳しいこのご時世、マーケターたちはより多くの成果を出すことを求められている。

ただし、より少ない予算と人材(リソース)で。


その為には・・・「広告心理学からニューロマーケティング」へ!


ニューロマーケティングとは?⇒脳の働きを理解し、その知識を活用してマーケティングと商品の両方を改善すること。


そして自分の脳を使うだけでなく、顧客の脳を使う!


心理学と何が違うのかな?と思いながら読んでいましたが、全ての法則が「実際の脳の動き」を調べた結果に基づいていて、「信ぴょう性が高いな」と思いました。




 学んだ文章

○たばこの警告ラベルは喫煙者のたばこに対する欲求を刺激する

○顧客が商品やサービスに一貫して満足している場合、その快い経験がブランドと結びついていく

○「パッションブランド」をつくり出すには「献身的情熱家(パッショニスタ)」を雇用するべき

○デジタル媒体より紙媒体の広告からの記憶の方がより鮮明であり、感情を伴って残る

○印刷広告は2次元の静止画ではあるが、製品を実際に試したような印象を消費者の脳に残し、製品に対する肯定的な意識を高める

○閲覧者の注意を引きたければ赤ちゃんの写真を使おう。もちろんその後、引いた注意を自社商品やブランドメッセージに向けなければならないが

○信頼されると、お返ししたくなる

○人は右耳から話しかけられることを好むほか、右耳から頼んだ時の方が頼みごとが叶えられる確率が高いことがわかった

○克明な詳細説明は、その表示がない場合と比べ、客に購入を促すだけでなく、食後の満足度を上げる

○ストーリーが販売力を持つ理由の1つに、人が話に共鳴し、脳が活性化するからということがある。また、逸話は統計よりも強い影響力を持つ



この書籍を読んで必ずすること

○広告素材の触感に配慮する(厚紙、ダイカット、ちぎり、エンボスなど)

○印刷媒体では、鮮明な画像を使う

○基本的にはシンプルな書体を使うが、高価なものや手間暇がかかってるものを宣伝する時は、敢えて「読みにくい、複雑な書体」を使う

○広告写真の顔は、必ずその顔が見出しや商品写真など、閲覧者に見て欲しいその広告の主役のほうを向いているようにする

○ポイントカードなどは、あえて「最初から数ポイント押した」状態で渡す

○商談は、急いで仕事の話に入らない

○面接して採用を決めた人とは、2回握手する

○仲良くなりたい人とは、一緒に温かい飲み物を飲む

○ポジティブな情報に%は使わない。逆に、ネガティブな情報には%を使う




 これぞ知識の蓄積!という内容でした。


細かな場面でも使える知識ばかりでした。


何より面白かったです








 ㈱Snailtrackの本川です!



「これは読むべきだけど、時間かかりそうだな!」っていう書籍を年末から読んでいました。


「読んでいた」というより「やっていた」かな?



ストーリー思考---「フューチャーマッピング」で隠れた才能が目覚める/ダイヤモンド社
¥2,160
Amazon.co.jp




尊敬する神田昌典さんの書籍。


簡単に言うと、「フューチャーマッピング」という手法で、普通なら描けない目標達成までのプロセスを、ストーリーの力で描いて行く指南書。



確かにここ最近、ビジネスの中で「ストーリー」という言葉をよく聞くようになった。

○ブランドを創り上げるなら、ストーリーがなければならない

○競争戦略を構築するなら、そこにストーリーがなければならない

○商品開発をするなら、そこにストーリーがなければならない

○会社のミッションを浸透させるなら、そこにストーリーがなければならない

○リーダーシップを発揮するなら、そこにストーリーがなければならない


など。




本書の中ではこうあった。

「ほんの10~15年くらい前までは、すでに生産されている商品に関して、市場分析、競合分析を行い、ライバル企業からシェアを奪う、というのが企業収益を上げるための定石だった。

もちろん、今でもこうした原理原則は生きているが、それと同時に、近年は創造力を発揮することが非常に重要になってきた。すでにある市場を奪い合うのではなく、これまでになかった市場を作っていくこと、0から1を創りだすことが求められるようになったのだ。」

と。



また、

「魅力的なストーリーがない会社には、優秀な人材が集まらなくなってしまった。

会社にストーリーがないのは、舞台上の役者が脚本を渡してもらえないようなもの。

モチベーションが上がるはずもない。

『できるだけ早く帰宅しよう』『できるだけ会社の人間関係に関わらないようにしよう。』そんな人を量産することになってしまう。」


とも。



ストーリーを紡ぐコツは、「はじめ・なか・おわり」を構成すること。


「はじめ・なか・おわり」がきちんと構成されたストーリーは、受け手だけでなくつくり手にも多様なメリットを与えてくれる。

そのメリットとは、次の5つ。


1、頭にこびりつく

2、危機をチャンスに変える

3、真の問題をあぶりだす

4、売れるネーミングを生み出す

5、異なる才能を統合する




これらのメリットを手に入れるための、後半は完全にワークショプになっていました。


特設ウェブサイトで一気に体験することも出来ましたが、僕は本を片手に数時間かけてフューチャーマッピングを描いてみました(背景や心情がリアル過ぎてお見せできませんが)


途中経過で視えてきたことの1つに、

「自分は『戦わざるを得ない環境』に身を置くことによって、開かれてきた人生」

というのがありました。


戦いとは単純に社内のライバルや競合他社ということもありますが、最大の戦いは「怠けたい自分」との戦い。


生粋の怠け者なので、自ら「戦わないと仕方ない」ところに身を置かないと、落ちる所まで落ち切っちゃうんでしょうね(笑)

これからも逃げずに身の置き場所を決めていこうと思えました。


それが明確になっただけでも大収穫でしたが、更に自分の中にあるのに気付いていなかった「大きなストーリー」が浮かび上がって来ました。


これは書けませんが、驚きの内容でした!


でもこれからその内容を強く意識して生きていくことになりそうです。


いや~、面白いにこきら



時間をかけてやってみて良かったです!



今回「ストーリー思考」を(少し)身に付けられたおかげで、例えば映画やドラマを見るたびに、自己変革・自己成長のきっかけを掴めるようになると思います。


作中にも書かれていましたが、

「物語がもつ変化を超える力を、あなたは自由自在に現実に活かせるようになった」


ということ。




新年1発目、然るべきタイミングでこの書籍に出逢えたことに感謝!!






 ㈱Snailtrackの本川です!




今月の読書テーマは当初「労務管理」でした。


労務管理って経営者からしたら永遠のテーマですよね?


長時間労働が恒常化している我々の業界からすれば、耳の痛いテーマです。



もちろん僕は「結(ゆい)=利益が相反しない、お互いの損得が全く同じ、という状態」を社内に創り上げるのが労務管理の原則だと思っていますし、給与制度や評価制度の全てがこの考え方に基づいています。


それでも、常に100%の「結」を結べているワケではない。


「結」が結べなくなった時、労務紛争は起こります。



なので、スタッフを守るためにも、会社を守るためににも労務知識は必要なんですよね。





労務管理は負け裁判に学べ! なぜ負けたのか?どうすれば勝てたのか?/労働新聞社
¥1,944
Amazon.co.jp






 タイトルだけ読めば、「裁判に勝ちたいのか!?」と思われてしまいそうですがあは・・・あくまで「そこまでいかせない予防」のために僕は読みました。



2人の社労士と2人の弁護士の共著、出版社は「労働新聞社」。


重そう・・・ビミョー






 でもいざ読み始めたら、「特段ヒドい会社」だけが載っているわけでもなく、どんな会社にもありそうな身近に転がっている労働トラブルの

「負け判例の概要」

「なぜ会社は負けたのか?」

「勝つために会社は何をすべきか?」

をポイントを押さえて書かれていたので、とっても読みやすかったです。



中でも「勝つために会社は何をすべきか?」の部分は、「どうすればそのトラブルを防げるか?」と同意だったので興味深く読むことができました。






 僕がこの書籍を読んで必ずすることは、


○労働時間ではない「準備時間」を明確にする

○タイムカード機をiPADに変え、打刻時間をデジタル管理する

○それに伴い、出退勤管理と労働時間管理を同時に行う

○「社員レベル99プログラム」を、「能力不足の明確化」ツールにも対応させる

○雇用契約書見直し

○懲戒処分は7段階(戒告、けん責、減給、出勤停止、降職・降格、論旨解雇、懲戒解雇)を段階的に行う




まだまだ取組むべき項目がありましたが、まずはここから取組もうと思います。


年末に来年のタスクがいい感じに増えてきてます。


出来る限り今年中に前倒しして取組みます!!










 ㈱Snailtrackの本川です!!




今月の課題図書「仕事を減らす」の2冊目です!




超! 自分マネジメント整理術 行動科学で3倍の成果を上げる方法/インデックス・コミュニケーションズ
¥1,512
Amazon.co.jp




 久々の行動科学マネジメント。



新しい知識としては少なかったですが、良い復習になりました。



ビジネスパーソンに、「今一番欲しいものは?」と問うと、7割以上の人が「時間」と答えるそうです。


そして、「今の悩みは?」という質問の上位ランキングに必ず入る「整理」というキーワード。


よく、「机の上や引き出しの中が散らかってる人は、頭の中も散らかっている」と言います。


また、モノや情報が整理できていない職場では、年間実に150時間の「何かを探す時間」が発生していると言われています。


1人当りですから、10人いれば1,500時間!


新しい事業を始められる時間数ですよね^-^;



「整理」とは、単に見ためだけをきれいに整える整理整頓ではなく、「重要なもの」と「不要なもの」を素早く正確に見分け、不要なものを取り除くテクニックのことです。


そして、いい仕事は「整理」から始まる。



そのノウハウを、行動科学のメソッドで解決していくという書籍でした!





この書籍の中で、印象に残った文

○万年「忙しい、やることが多い」と嘆いてる人は、たいてい整理整頓が徹底できていません。

○「重要か?」「不要か?」を決める基準は、その行動が求める成果に直結しているかどうか、の一点のみ。この視点にブレがあってはいけません。

○成果は人の行動の結果です。そして仕事とは、まさしく行動の集積。ですから、仕事で今よりも成果を上げたい(結果を変えたい)なら、結果に至る行動を変えなければなりません。

○成果を上げられない人は、すべての行動に同じだけのパワーを使っています。

○自発頻度の低い行動の直後に、自発頻度の高い行動をさせると、自発頻度の低い行動は強化される(プレマックの原理)

○「意志」や「やる気」だけで目標達成の行動を1年間毎日継続できる人は2%しかいません。




この書籍を読んで、必ずやること

○モノの整理は完成形を写真や図などで「ビジュアル化」。ピンポイント行動は具体的に「言語化」する

○「時間管理」と「スケジュール管理」の考え方がごっちゃになっていたので、社内でも定義を合わせる

○その為に、スケジュール管理という言葉を使うのをやめ、「時間割り」と言うようにする

○子どもたちが寝る前に翌日の時間割りを見てランドセルの中身を入れ替えるように、翌日の仕事時間割りに合わせてカバンの中身を入れ替える

○脳の働きは起床3時間後がもっとも能率が上がるので、そこに重要な仕事、習慣化したい仕事を割り当てる

○環境整備大臣は、「行動を変えやすい環境を作り出す取り組み(行動変容)」に精通していなければならない。各店の環境整備大臣に、この書籍の関連ページをコピーして読んでもらう

○ファイル保存のルールを決める

○来年から店内ポイントカードがもっと有効に使われるように、ルールを再考する




昨日のチャットワーク研修では、「新聞販売店のワークライフバランスを考える一助になれば」という思いで参加しました。


経営者にはそもそもマッチングしない価値観ですが、これから「どんな販売店でありたいか?」を考える時に、避けては通れない課題でしょう。


今回の「整理術」もそうですが、やる気や根気だけでそれは実現できない、考え方や行動変容、なにより「能力」が必要なことは明らかです。



いつも立ち返るのは、「僕がもっと仲間の成長に貢献できる人物」にならなければ・・・!ということ。



まず僕がスピードを上げて成長していきます!!!










 ㈱Snailtrackの本川です!




仕事って放っておいたら間違いなく増えます。




やればやるほど、学べば学ぶほど「新しいアイディア」や「新しい課題」が出てくるからです。


「やった方がいいこと」は山ほどある。


だけど、「やった方がいいこと」をやり過ぎて、「やらなければならないこと」が疎かになる。


そしてたくさんの時間を使う割に成果が出ず、最後は「気合い・根性」に頼った経営になる。


労務が疎かになり、ブラック企業まっしぐら泣き


有能な人財が去っていき、まさしく本末転倒です。




ということで、今月は「仕事を減らす技術」と「労務知識」!について学びます。




減らす技術 The Power of LESS/ディスカヴァー・トゥエンティワン
¥1,555
Amazon.co.jp





 著者は「やることを減らしてラクに豊かに生きるシンプルライフ」を提唱する世界的に有名なカリスマブロガー。


妻と6人の子ども達とグアムで悠々自適に暮らしている・・・と聞くだけでなんとも羨ましい。



この書籍に繰り返し登場するコトバ、「制限する」。


何を?


「自分が受け入れること」を、だと。


「シンプル」とは減らすこと。


ステップ1は、「大切なことを見極める」

ステップ2は、「それ以外のものを取り除く」



これが仕事はもちろん、時間配分、人間関係、お金の使い方、体に入れるもの、家に置くもの、その全てに共通するルール。



この時点で「わかっちゃいるけど難しいんだよな・・・」という独り言を呟いてしまいましたが、読み続けました汗



「大切なことを見極める」とは、「本質に迫ることだけを選ぶ」ということ。


その為には強烈な目的意識を持たねばならない。


まずは自分に9つの質問をしてみるといい、と言う。

①どんなことに価値を感じているのか?
②どんなゴールを目指しているのか?
③心から好きなことは何だろう?
④何が大切なことなんだろう?
⑤もっともインパクトが大きいことはどれだろう?
⑥長期的にインパクトがあることはどれだろう?
⑦それは「必要なもの」だろうか、それとも「欲しいもの」だろうか?
⑧「本質に迫ること」ではないことはなんだろう?
⑨まだ減らせることはないだろうか?


時々時間をとって、自分に9つの質問をしてみる。


そうすればやるべきことが明確になってくる、とのこと。



以降、具体的な「減らす技術」がたくさん紹介されていました。





 僕がこの書籍を読んで必ずやることは、


○「本質に迫ること」とは思えない仕事を頼まれた時は、「No.」をハッキリ言う

○自分や各部門リーダーは(タイプによって)マルチタスクも仕方ないが、原則は「シングルタスク」に持っていく

○朝一番に「もっとも重要なタスク」を片付ける

○出勤時と退勤前の5分、必ずデスク周りを片付ける

○「メールの返事は7文まで」と決める

○受信メール振り分け機能を更に細かに設定し、緊急性のないフォルダは午後まで開かない

○ペーパーレスを進め、ファイルは後で検索しやすいタイトルにしておく


です。




まだ1冊目ですが、1つ大きな気付きがあったのは、僕は案外「マルチタスク」が好きで、得意だということ。


たくさんの仕事を同時並行で進める方が互いのクオリティが上がるし、最初は複雑で数が多かったぞれぞれの目的(支流)が、大きな目的へ(本流)へと流れていくのを感じるのが好き。


だけど皆が自分と同じタイプではない、ということもすごく肚に落ちました。


その人が得意な「減らし方」を考えていかないとですね。



引き続き学びます!








 ㈱Snailtrackの本川です!!




今月の課題図書、「会議」の4冊目です。




たった1日でチームを大変革する会議/サンマーク出版
¥1,512
Amazon.co.jp






 10年近く前に「すごい会議」という大橋禅太郎さんの本を読んだことがありましたが、「その内容に似てるな~」と思っていたら、やっぱり「すごい会議」の元認定コンサルタントの方の書籍でした。



だけど、10年前に読んだ時は正直ピンと来ていなかったことが、今はすごく「そうだよな~!」と思えるので、「少しは成長したのかな?」と実感できましたニコちゃん





 この書籍で印象に残った文

○人は自ら生みだしたものに対しては必死になる(所有し、守り、育て、遂行する)

○「体験⇒質問⇒洞察」のプロセスは、部下への指導や育成にも共通するエッセンス

○戦略的目標を作る時の3つの要件⇒チャレンジング(挑戦)、インスパイア(心が鼓舞される、ワクワクする)、ネセサリー(必要性)

○声の出し方はとても大切です。甲子園球児を泊める旅館の女将さんは、選手たちの声を聞くだけでそのチームがどこまで勝ち上がるかわかるといいます。

○各個人が何を担当し、どんな責任を持って何を実行していくのか、それを今までと違う次元で明らかにするプロセス

○「責任100%」のチームを作る

○会議をして、それが成功したかどうかは、「その会議を行わなければ得られなかったコミットメントが作られているかどうか」にかかっています

○次に大切なのは、その約束をマネジメントすることです。約束したからと言ってその通りにはならないのが人間です。皆が約束を守れればマネージャーは必要ありません。

○結果の質は行動の質からくる。行動の質は思考の質からくる。思考の質は関係の質からくる

○その成果を手に入れるのに、一番鍵を握っている人は誰でしょうか?

○もしあなたの会社でそういった提案を社長や上司にして、「君、生意気だよ」と(内容の評価以外で)潰されるようなら、その会社を辞めて自分で事業を興すか、もっと素晴らしい会社に転職したほうがいい




 この書籍を読んで必ずすること

○来年の2月8日に、丸1日かけて「どえらい会議」をする

○「7つの会議ルール」を設定、徹底する

○「意見、主張、主観情報」を語る時は、「私が言うのは~」をつける

○問題・課題は質問に変換する。「どのようにすれば~か?」

○疑問分に「日本一、世界一」を入れてみる

○「多数決方式」より「最終意思決定者による決定方式」を採用する

○バウムクーヘンで役割分担

○メジャメントを明確にする





 今月の読書テーマ、「会議」の最後を締めくくる良書でした。


本書では「握る」と表現されていましたが、1人1人が部所間を超えて100%自分事になり、達成を誓い合う。


確かにそんな会議ができれば、たった1日でチームは大変革するだろうな、と感じました。




 10月のチームビルディング、11月の会議と、僕の中ですごく良い感じでストーリーが紡げています。


12月は「情熱的に仕事やチームビルディングに取り組もうとすると、どうしても抜け落ちてしまいやすい『労務』の問題」、これについて学ぼうと思っていたのですが・・・


先日の労務管理研修でほとんどの問題・課題を再確認でき、疑問もクリアになってしまいましたので、労務関係は1冊にして残りは「仕事を減らす考え方・技術」について学びたいと思います。



今年もあと1ヶ月!


「実りある1年だった!」と言って終わりたいですね!ピース













 ㈱snailtrackの本川です!





今月の読書テーマ「会議」の3冊目、もう一度「ファシリテーション」の深掘りです。




リーダーのための! ファシリテーションスキル/すばる舎
¥1,620
Amazon.co.jp





 余談ですが今回のこの書籍から、電子書籍デビューしましたaya



ずっと敬遠してたんですが、スタッフと共有するのに楽だったり、Gmailメモでコピーしておいたらそのままブログに貼りつけ・・なんて便利なこともあるので、これから移行していきたいと思います。


ただやっぱり、読み終えて感想文を書く前に「パラパラ・・」とめくりながら振り返りをするのが好きだったので、その感触がなくなるのは寂しいですね!





 さて、今回の書籍は「ファシリテーティブ」を会議だけではなくあらゆるシーンで発揮してほしいとありました。

「ファシリテーション(facilitation)」は直訳すると、「促進すること・容易にすること」。

もっと簡単に言うと、「引き出して」「まとめる」。

これらを効果的に行うための基本スタンスは、あくまで「中立」。


ファシリテーティブを使って日常の中でメンバーの意識を変え、成長速度を上げ、結果を出せるチームに変革することができるリーダーのことを、この本では「ファシリテーィブリーダー」と呼んでいました。



例えば僕がけっこう悩むのが、「自分が会議で決めるか決めないか」、「トップダウン型かディスカッション型か」ということ。

これについては大きく4つに分けて考えるとのこと。

① 選択集中型(=ここで今、決めちゃいましょう!)

② 発散集約型(=みんなで考えて決めてみようか?)

③ 発散共有型(=みんなどんなこと考えてるの?)

④ 情報周知型(=皆さんにお知らせです!)


今度の会議はどれに当てはまるのかを考え、それに沿った進行をすること。

会議を成功させるには、その場の目的を明確にして、フィットする型を決め、それに合った進行をすること。

そのためにも、まずは得たい目的をはっきりさせよう。!


とのこと。





 他にも改めてファシリテーションスキルの数々とそのすごさを学びました。



僕がこの書籍を読んで必ずすることは、


○「
みる 」の五段活用(見る・・・視界に入れる  視る・・・注意して 「みる 」  観る・・・観賞する。時間経過による変化も合わせて 「みる 」  診る・・・診察する 。症状として 、何が起きているのかを 「みる 」 看る・・・看護する)

○「メンバ ーのことをどのくらい知っているか?」のブレストを隊長会でやってみる

「ミ ーティングのル ールを作る 」ミ ーティングを軽くやる

○対話する時はポジショニングに気を使う(正面で正対する配置は 、顔を上げると目が合うポジション、白黒ハッキリつけたい対決の場面にはフィットしても 、意見交換など 、対話をしたいときにはおススメできない、など)



まだまだ会得して使いこなしたいスキルがありましたが、まずはここからやってみようと思います。



次回は今月のテーマ最後の1冊なので、気合い入れてまとめたいと思います!









 ㈱Snailtrackの本川です!




今月の読書テーマ、「会議」の2冊目。





そうか! 「会議」はこうすればよかったんだ (マイナビ新書)/マイナビ
¥918
Amazon.co.jp





1冊目がファシリテーションに特化した書籍だったので、2冊目は「会議!」っていう感じの書籍を選びました。



以下、新しく学びになった点です。


○会議が変われば会社が変わる!

○会議はプロセス重視!

○戦術(現場)のミスは取り返しがつくが、戦略(全体の方向性)のミスは取り返しがつかない。会議は戦略を決める場所であることを心がけよ

○アイディア出しとまとめる過程は、必ず分ける

○良い意見より、たくさんの意見。「くだらない意見」には、「くだらない意見でも言っていいんだ」というメッセージが含まれている

○「脱線」には深刻さを和らげる効果がある。しかし、脱線が3人を超えたら修復する。



などなど。


完全なノウハウ本だったので考えさせられることは少なかったですが、実践すべきことはたっくさん見つかりました。




 僕がこの書籍を読んで必ずすることは、


○会議の前に「目的」を話す

○「意思決定の議論に携わる人は、8名までに絞る

○ケータイはマナーモードではなく電源OFFに。「参加者は会議中に電話に出てはいけない」を完全ルール化する

○「決まるまでは意見」、「決まった後は文句」という認識を共有する

○意思決定会議のレジュメは、ツッコミどころ満載のものにする

○司会者は断固として、1つ1つの議題を片付ける強い意識を持つ

○上司には議論に入ってもらわず、最後に意見を求める

○寝ている人間を怒るのではなく、寝てしまう会議をやっていることにメスを入れる





いやー、会議も学べば奥が深いですね!


今まで1人よがりな会議をしてきてたんだなーと反省だらけです。



引き続き学びます!