労務管理は負け裁判に学べ! | 思考の枠組みを広げる読書習慣

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小売・サービス・飲食業専門コンサルティング会社「株式会社FamilySmile」の研修受講生による読書感想文と行動宣言






 ㈱Snailtrackの本川です!




今月の読書テーマは当初「労務管理」でした。


労務管理って経営者からしたら永遠のテーマですよね?


長時間労働が恒常化している我々の業界からすれば、耳の痛いテーマです。



もちろん僕は「結(ゆい)=利益が相反しない、お互いの損得が全く同じ、という状態」を社内に創り上げるのが労務管理の原則だと思っていますし、給与制度や評価制度の全てがこの考え方に基づいています。


それでも、常に100%の「結」を結べているワケではない。


「結」が結べなくなった時、労務紛争は起こります。



なので、スタッフを守るためにも、会社を守るためににも労務知識は必要なんですよね。





労務管理は負け裁判に学べ! なぜ負けたのか?どうすれば勝てたのか?/労働新聞社
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 タイトルだけ読めば、「裁判に勝ちたいのか!?」と思われてしまいそうですがあは・・・あくまで「そこまでいかせない予防」のために僕は読みました。



2人の社労士と2人の弁護士の共著、出版社は「労働新聞社」。


重そう・・・ビミョー






 でもいざ読み始めたら、「特段ヒドい会社」だけが載っているわけでもなく、どんな会社にもありそうな身近に転がっている労働トラブルの

「負け判例の概要」

「なぜ会社は負けたのか?」

「勝つために会社は何をすべきか?」

をポイントを押さえて書かれていたので、とっても読みやすかったです。



中でも「勝つために会社は何をすべきか?」の部分は、「どうすればそのトラブルを防げるか?」と同意だったので興味深く読むことができました。






 僕がこの書籍を読んで必ずすることは、


○労働時間ではない「準備時間」を明確にする

○タイムカード機をiPADに変え、打刻時間をデジタル管理する

○それに伴い、出退勤管理と労働時間管理を同時に行う

○「社員レベル99プログラム」を、「能力不足の明確化」ツールにも対応させる

○雇用契約書見直し

○懲戒処分は7段階(戒告、けん責、減給、出勤停止、降職・降格、論旨解雇、懲戒解雇)を段階的に行う




まだまだ取組むべき項目がありましたが、まずはここから取組もうと思います。


年末に来年のタスクがいい感じに増えてきてます。


出来る限り今年中に前倒しして取組みます!!