ストーリー思考 | 思考の枠組みを広げる読書習慣

思考の枠組みを広げる読書習慣

小売・サービス・飲食業専門コンサルティング会社「株式会社FamilySmile」の研修受講生による読書感想文と行動宣言







 ㈱Snailtrackの本川です!



「これは読むべきだけど、時間かかりそうだな!」っていう書籍を年末から読んでいました。


「読んでいた」というより「やっていた」かな?



ストーリー思考---「フューチャーマッピング」で隠れた才能が目覚める/ダイヤモンド社
¥2,160
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尊敬する神田昌典さんの書籍。


簡単に言うと、「フューチャーマッピング」という手法で、普通なら描けない目標達成までのプロセスを、ストーリーの力で描いて行く指南書。



確かにここ最近、ビジネスの中で「ストーリー」という言葉をよく聞くようになった。

○ブランドを創り上げるなら、ストーリーがなければならない

○競争戦略を構築するなら、そこにストーリーがなければならない

○商品開発をするなら、そこにストーリーがなければならない

○会社のミッションを浸透させるなら、そこにストーリーがなければならない

○リーダーシップを発揮するなら、そこにストーリーがなければならない


など。




本書の中ではこうあった。

「ほんの10~15年くらい前までは、すでに生産されている商品に関して、市場分析、競合分析を行い、ライバル企業からシェアを奪う、というのが企業収益を上げるための定石だった。

もちろん、今でもこうした原理原則は生きているが、それと同時に、近年は創造力を発揮することが非常に重要になってきた。すでにある市場を奪い合うのではなく、これまでになかった市場を作っていくこと、0から1を創りだすことが求められるようになったのだ。」

と。



また、

「魅力的なストーリーがない会社には、優秀な人材が集まらなくなってしまった。

会社にストーリーがないのは、舞台上の役者が脚本を渡してもらえないようなもの。

モチベーションが上がるはずもない。

『できるだけ早く帰宅しよう』『できるだけ会社の人間関係に関わらないようにしよう。』そんな人を量産することになってしまう。」


とも。



ストーリーを紡ぐコツは、「はじめ・なか・おわり」を構成すること。


「はじめ・なか・おわり」がきちんと構成されたストーリーは、受け手だけでなくつくり手にも多様なメリットを与えてくれる。

そのメリットとは、次の5つ。


1、頭にこびりつく

2、危機をチャンスに変える

3、真の問題をあぶりだす

4、売れるネーミングを生み出す

5、異なる才能を統合する




これらのメリットを手に入れるための、後半は完全にワークショプになっていました。


特設ウェブサイトで一気に体験することも出来ましたが、僕は本を片手に数時間かけてフューチャーマッピングを描いてみました(背景や心情がリアル過ぎてお見せできませんが)


途中経過で視えてきたことの1つに、

「自分は『戦わざるを得ない環境』に身を置くことによって、開かれてきた人生」

というのがありました。


戦いとは単純に社内のライバルや競合他社ということもありますが、最大の戦いは「怠けたい自分」との戦い。


生粋の怠け者なので、自ら「戦わないと仕方ない」ところに身を置かないと、落ちる所まで落ち切っちゃうんでしょうね(笑)

これからも逃げずに身の置き場所を決めていこうと思えました。


それが明確になっただけでも大収穫でしたが、更に自分の中にあるのに気付いていなかった「大きなストーリー」が浮かび上がって来ました。


これは書けませんが、驚きの内容でした!


でもこれからその内容を強く意識して生きていくことになりそうです。


いや~、面白いにこきら



時間をかけてやってみて良かったです!



今回「ストーリー思考」を(少し)身に付けられたおかげで、例えば映画やドラマを見るたびに、自己変革・自己成長のきっかけを掴めるようになると思います。


作中にも書かれていましたが、

「物語がもつ変化を超える力を、あなたは自由自在に現実に活かせるようになった」


ということ。




新年1発目、然るべきタイミングでこの書籍に出逢えたことに感謝!!