脳科学マーケティング100の心理技術 | 思考の枠組みを広げる読書習慣

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小売・サービス・飲食業専門コンサルティング会社「株式会社FamilySmile」の研修受講生による読書感想文と行動宣言






 ㈱Snailtrackの本川です!


なかなか小難しくて分厚い書籍を読みこんでおりました。




脳科学マーケティング100の心理技術―顧客の購買欲求を生み出す脳と心の科学/ダイレクト出版
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 僕が勝手に「経営の2本柱」だと思っている「マネジメント」と「マーケティング」。



どちらもたくさんの種類があり、考え方も多岐にわたる。


そんな中で今回は、「ニューロサイエンス(神経科学)」を使ったマーケティングを学びました。




 「ニューロサイエンスは、私たちの脳の内側を見つめ、心理学では解明できなかったブラックボックスを開けるのに役立つ・・・・。」


確かそんなキャッチフレーズを目にして、注文しました。




 経済的に厳しいこのご時世、マーケターたちはより多くの成果を出すことを求められている。

ただし、より少ない予算と人材(リソース)で。


その為には・・・「広告心理学からニューロマーケティング」へ!


ニューロマーケティングとは?⇒脳の働きを理解し、その知識を活用してマーケティングと商品の両方を改善すること。


そして自分の脳を使うだけでなく、顧客の脳を使う!


心理学と何が違うのかな?と思いながら読んでいましたが、全ての法則が「実際の脳の動き」を調べた結果に基づいていて、「信ぴょう性が高いな」と思いました。




 学んだ文章

○たばこの警告ラベルは喫煙者のたばこに対する欲求を刺激する

○顧客が商品やサービスに一貫して満足している場合、その快い経験がブランドと結びついていく

○「パッションブランド」をつくり出すには「献身的情熱家(パッショニスタ)」を雇用するべき

○デジタル媒体より紙媒体の広告からの記憶の方がより鮮明であり、感情を伴って残る

○印刷広告は2次元の静止画ではあるが、製品を実際に試したような印象を消費者の脳に残し、製品に対する肯定的な意識を高める

○閲覧者の注意を引きたければ赤ちゃんの写真を使おう。もちろんその後、引いた注意を自社商品やブランドメッセージに向けなければならないが

○信頼されると、お返ししたくなる

○人は右耳から話しかけられることを好むほか、右耳から頼んだ時の方が頼みごとが叶えられる確率が高いことがわかった

○克明な詳細説明は、その表示がない場合と比べ、客に購入を促すだけでなく、食後の満足度を上げる

○ストーリーが販売力を持つ理由の1つに、人が話に共鳴し、脳が活性化するからということがある。また、逸話は統計よりも強い影響力を持つ



この書籍を読んで必ずすること

○広告素材の触感に配慮する(厚紙、ダイカット、ちぎり、エンボスなど)

○印刷媒体では、鮮明な画像を使う

○基本的にはシンプルな書体を使うが、高価なものや手間暇がかかってるものを宣伝する時は、敢えて「読みにくい、複雑な書体」を使う

○広告写真の顔は、必ずその顔が見出しや商品写真など、閲覧者に見て欲しいその広告の主役のほうを向いているようにする

○ポイントカードなどは、あえて「最初から数ポイント押した」状態で渡す

○商談は、急いで仕事の話に入らない

○面接して採用を決めた人とは、2回握手する

○仲良くなりたい人とは、一緒に温かい飲み物を飲む

○ポジティブな情報に%は使わない。逆に、ネガティブな情報には%を使う




 これぞ知識の蓄積!という内容でした。


細かな場面でも使える知識ばかりでした。


何より面白かったです