大阪府知事と宮崎県知事
最近、橋下大阪府知事がテレビで騒いでいます。
なんでも、自分の真意とは異なる内容をテレビで流されていることが不満のようです。
これと比較して、東国原知事は相変わらずメディア受けが良く、高支持率を維持しています。
両知事の年齢も異なることながら、大きな違いは準備と思いの深さではなかろうかと感じました。
あと、政治のみならず多くの仕事はみんなでするものですから、そういった仕事をする上での人の機微を知っているかどうかの違いも明確に出ているように思えます。
橋下知事は弁護士、東国原知事は元芸人と、これまでの仕事の内容も少しは関係あるのでしょうか。
3月までの政策審議について
●道路特定財源
今日の国会でも朝から騒がしい議論が展開されていました。
今回は、特定財源と天下りと内部留保の問題です。
社団および財団等、天下り先では基本的に「儲けてはいけない」規則があります。
が、今日挙げられた社財団は帳簿上は赤字になっているものの、よくよく見ると赤字どころか黒字になっています。
借金部分は国からもらっているお金なので、法律上問われることはありませんが、この時勢上問題がありそうです。
今後の特定財源の行方は3パターンのいずれかでしょうか。
①暫定税率廃止
②暫定税率の変更、一部が一般財源化へ
③全て一般財源化
私としては、道路構造令を改正して一部暫定税率を変更することが現実的ではなかろうかと思います。
●公務員改正法
現在、審議が継続していますが、道路特定財源に隠れて内容が骨抜きになっています。
3月上旬に審議予定ですので、どういった展開になるか楽しみです。
●社会保険庁の名寄せ
これもまた殆ど進んでいません。事実上、公約違反です。3月を目処に名寄せ確認が終了とのことですが、ほぼ無理です。
以上、3法案等を見てみますと、与党に有利な情報は何一つありません。
ここは、北朝鮮への電撃訪問位のウルトラCを出さなければ支持率は回復する見込みは低いと思われます。
(尤も、訪朝しても支持率は向上しないかもしれません)
市長選挙
【京都市長選】
自公推薦の元市の教育長門川氏が当選しました。
投票率が低いこと、村山氏が善戦したこと等から、市民の意識の低さや
関心の低さが伺えました。
穿ってみると、挑戦する人間には強い賛意を示し、規定路線には期待の無さを
表したと言っても良いのではないでしょうか。
或いは、京都市に大きな争点がないこと、後継者を市役所の人間から出したことへのガッカリ感といった表れかもしれません。
門川 大作 無 新 当 158,472票 37.2(%)57歳
中村 和雄 無 新 157,521票 37.0(%)53歳
村山 祥栄 無 新 84,750 票 19.9(%)30歳
岡田登史彦 無 新 24,702 票 5.8 (%)61歳
有権者 1,142,979人 投票率 37.82%
【前橋市長選】
現職の高木氏は元自民党県議だったにも関わらず、自公推薦の候補が出馬しました。
高木氏はこれまでの自分の支持者への応援、4年間の実績で辛勝しました。
深読みすれば、まだまだ自民党支持基盤が固いなぁということでしょうか。
野党は、この勝利は直接的な支持と思わない方が無難だと思います。
高木 政夫 無 現 当 66,006票 49.3(%)57歳
金子 泰造 無 新 60,102票 44.9(%)63歳
生方 秀男 無 新 7,678 票 5.7(%)60歳
有権者 257,420人 投票率 52.40%
道路中期計画
道路特定財源の絡みで、59兆円の根拠となっている道路中期計画が槍玉に挙げられています。
与党・政府は国交省の作成したペーパーをひたすら読んでいます。
彼らの主な主張は以下のとおりです。
・道路整備は国・地域の活性化に繋がる
・緊急患者等への生活道路として配慮が必要
・渋滞問題の解消
確かに全部正しいと言えますが、担当大臣の国会答弁には熱意が感じられません。(あんちょこばっかり読んでるからでしょう。)
他方、野党はこの中期計画そのもが最新の道路交通推計量ではないと反論し、どうせならこの最新値を用いて計画を練り直せと言っています。
この道路交通推計量というのは、将来にわたって全国にあるポイントにおける交通量を推計するものです。
ちなみに、この最新の推計によると平成32年に日本の交通量がピークとなり、その後減少傾向になっています。
野党の主張は「交通量が減るのだから暫定という名の特別扱いした道路整備は不要ではないか」というものです。
こちらも正しい意見の一つです。
だったら現在未整備の道路について、これまで の道路構造令を見直して必要な道路予算を検討したら良いのにと思うのは私だけでしょうか。
「せんたく」
「せんたく」という主に県知事で結成される政策集団があります。
ここ数日(昨日にも書きましたが)、この「せんたく」の会合が開かれています。
やけに、政界再編と喧伝されていますが、まずないと思います。
単純に与野党の腹の探り合いと思います。
恐らく、2月中に議員連盟が発足されますが、選挙の際には萎んでいるのではないでしょうか。
そんなに政界再編は簡単ではありません。
強いて言うならば、何ともいえない鬱憤というかエネルギーが溜まっているのかもしれません。
最近の永田町
ここ最近、永田町では、韓国訪問団や医療問題を検討する国会議員連盟等やたらと「~超党団」なるものが結成されています。
ニュースでは、今後の政局を睨んだ政界再編という文字が踊っています。
こうした動きが新たな政党へのきっかけという可能性は1%位で、現実は解散が遅くなったと見るほうが適切だと思います。
理由は以下のとおりです。
・リーダーになれる政治家がいない
・党を作るにはビックリするほどのお金がかかる
・ただ単に与野党の腹の探り合い
ここ最近の与野党の動きを見るにつけ、素人の私でも解散はサミット前後かと思ってしまうほどです。
岩国市長選
昨日、岩国市の市長選がありました。
結果は以下のとおりです。
◎福田良彦:47,081 (自公推薦)
×井原勝介:45,299 (野党推薦)
有権者 121,717人 投票率 76.26%
投票率としては非常に高いものであり、市民の意識の高さがうかがえます。
岩国市の市長辞任による選挙は大きな政策を問うものであり、個人的には望ましい選挙だったと思います。
当初、この選挙は原色であ った井原氏が有利とされてきました。
理由は以下の4点です。
①2年前の住民投票での圧勝
②それに続く市長選での圧勝
③夏の参院選の自公敗北
④防衛省疑惑での守屋逮捕
しかし、選挙に打って出るにあたって、市議会側の来年度予算案を四度否決したことはマイナスだったかもしれません。
今回の選挙では、テーマが防衛問題だったこともあり、国と地方の政策の連携を投げかける一つのテーマのように思えます。
歴史と歴史小説について
巷には歴史小説なるものが沢山あります。
例えばAさんという30歳の人がいます。
この人の「歴史」というものを記述する時、本人の口から語られる場合、「私は~~してこの高校を卒業して~~という大学を出て、~~という会社に入りました」というのは極めて自己的な「歴史=事実」であります。
しかし、このAさんとは異なる他人からAさんを語る場合、「Aさんは~~という高校を出るときの卒業式に大層泣いていた」とするならば、これはエピソードという視点からAさんという人に彩りされる訳であります。
もっと具体的に言うと、Aさん という人が靖国通りを苦しそうな顔で歩いているとすると、他から見れば歩くのも苦しそうな程の病気のようでありましたが、実はトイレに行きたくて仕様がないということが現実であったりします。
これはAさんになりきって想像する他ありません。
こうした(想像する)ことが、小説の醍醐味でしょうか。
つまり、歴史は単純に事実に基づいたことを列記するだけですが、歴史小説は事実に想像という肉付けしたものではなかろうかと思います。
このように、歴史と歴史小説では事実と事実から来る想像という違いがあるように思えます。
だから小説は面白いのかもしれません。
道路特定財源
昨日の「3権分立」の3権を修正しました。
国会では道路、道路、道路と五月蝿いほどに審議されています。
面白い数字があるのですが、もし道路特定財源を一般財源化すると地方の道路延長率に対して配分される減税効果は平均して1家庭当たり約8万円負担が減るようです。
民主党の提案を全面的に肯定しませんが、この一般財源化は減税効果も生じる訳です。
多分、与党は国交省の言うことをほぼ鵜呑みにしているか ら下手な国会答弁になるのではないでしょうか。
しかも、空港や港湾整備は一般財源で充当しているにも係らず、道路だけは特定財源という「特定」という財源で充当していることも、この課題が山積している現状では理解が得られないです。
さらに、今後10年後に道路に係る経費が65兆円といのも単に現状に係る経費が6.5兆円を10年の引き伸ばしというのも説得力に欠けます。
しかし、民主党も財源の根拠を明らかにしていないことが問題です。
どっちもどっちですが、この議論に関しては頑張りによって民主党がイニシアチィブが取れるチャンスです。
「第5の権力 アメリカのシンクタンク」
第5の権力 アメリカのシンクタンク
横江公美 文藝春秋
日本では第1の権力を立法、第2権力を行政、第3権力を司法、そして第4の権力がマスコミ或いは官僚と言われています。
しかし、アメリカでは上記の権力に続いてシンクタンクがあります。
本書では、特に政治(政策)に係る権力としてシンクタンクの強さを紹介しています。
アメリカでは、はっきりと政党に寄与する シンクタンクが公然と存在し、時には政局に大きく左右する政策立案を検討する機関であることから「第5の権力」と言われているようです。
日本でもここまでとはいかないまでも政策を売る機関が存在しても良いのではないかと思いました。
尤も、日本ではこういう役割を官僚が果たしているのかなと。