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FCバルセロナファン

にわかバルセロニスタによるゆるい日記。

リーガエスパニョーラ第37節
エルチェ0-0バルセロナ

先発
FW:ペドロ、メッシ、アレクシス
MF:イニエスタ、ブスケツ、セスク
DF:アドリアーノ、マスチェラーノ、バルトラ、アウベス
GK:ピント

交代
後半23分、ペドロ→テージョ
後半36分、セスク→シャビ


今節も勝ちきれないバルセロナでした。後が無くなっているわけですが、最善の結果を出す事が出来ないここ数試合です。


取れそうで取れないのは変わらず。

エルチェのディフェンスが囲ってくるのが早いなと感じました。やはり降格争いをしているチーム。モチベーション高くこの試合に挑んでいました。

バルセロナは、アレクシスの裏への抜け出しが得点の匂いがしました。前半の中盤から、シュートまでいく攻撃が何度か見られました。ただし、すんなり得点を上げられないのが今のバルセロナ。んー取り合えす前半はこんなもんかという感じ。


エルチェ堅実。

後半開始早々の2分、メッシにキーパーと一対一になるビッグチャンスが訪れます。メッシはこれを決めきる事が出来ず。キーパーのポジショニングが良かったと思いますか、メッシもシュートのタイミングがもたついた印象です。不調が窺えました。

ほぼワンサイドゲームではありましたが、エルチェは堅実だったなと思いました。カウンターはほぼシュートで終わる、やりきる攻撃が出来ていたと思います。プラン通りだったのではないかと。シュート精度がなかったのでバルセロナとしては助かりました。

後半20分頃から中盤にスペースが空き始めました。ここで早めに動いたバルサ。テージョが入りましたが、なかなか効いていたと思います。

重くなってきたエルチェに対してもゴールを決めきれないバルサ。エルチェのフィニッシュ精度を考えると怖くないカウンターなわけですが、いかんせんバルサが点が取れないため、張りつめた空気が最後まで続きました。


やっぱり崩せない。

結局どちらにも得点は生まれずスコアレスドローとなりました。後半には裏への飛び出しも少なくなり、中央を固めたエルチェを崩せなかったですね。
崩せない、そして決めきれないバルセロナという印象が残りました。


優勝の行方は最終節へ。

しかしながら、まだ優勝のチャンスは最終節に残っているという幸運な状況です。今節アトレティコが引き分けたためです。現地同時間キックオフの試合でしたが熱い展開になりましたね。ここ数年しか見ていない僕ですが、優勝の行方はどうなるか分からない、これまでで一番面白い展開です。とにかくバルセロニスタはマラガGKカバジェロに感謝。
とはいえ、今のバルサを見ていると、優勝を期待するというよりは「見届ける」という感じですかね。

というわけで今シーズンは最後の最後まで分かりません。今のバルサの奮起はみられるでしょうか。

リーガエスパニョーラ第35節
ビジャレアル2-3バルセロナ


先発
FW:ペドロ、メッシ、アレクシス
MF:イニエスタ、ブスケツ、シャビ
DF:アドリアーノ、マスチェラーノ、バルトラ、アウベス
GK:ピント

交代
後半17分、シャビ→セスク、アレクシス→テージョ
後半45分、ペドロ→セルジ・ロベルト

得点者
バルセロナ:オウンゴール×2、メッシ
ビジャレアル:カニ、トリゲロス


昨シーズンにバルセロナを率いたティト・ビラノバ前監督が4月25日になくなりました。45歳という若さでした。ご冥福をお祈りいたします。

キックオフ直前には黙祷が捧げられました。涙を流すブスケツの姿がありました。
この試合に臨む選手達の気持ちは計り知る事が出来ません。だた、見ているこちらは、ふとワンプレーが切れたとき、バルサらしさが見られないとき、こみ上げてくる悲しみがありました。


嫌な形で終わった前半

バルセロナは出足が早く、気持ちが入っている印象でした。押し込むバルサ、鋭いカウンターのビジャレアルという分かりやすい構図でした。

ゴールチャンスはビジャレアルの方が多かったですね。だんだん精度が上がって来たビジャレアルの狙いが発揮されたのが前半のアディショナルタイム。均衡破れ、バルセロナは嫌な前半の終わり方になってしまいました。


重なるオウンゴール

後半も10分にビジャレアルに追加点を奪われてしまいます。非常に重苦しい雰囲気のチーム。
バルセロナはボゼッション率は高かったですが、クロスでボールを失ってしまう回数が多く、攻撃が繋がっていかない印象でした。

それでも幸運な形で1点を返せたバルセロナ。アウベスのイニエスタを狙ったクロスがオウンゴールを呼び込みました。シュート性のクロスだったので、ああいったことは起こり得ますね。アウベスがクロスまで持っていった展開も良かったと思います。

交代が徐々に効いて来たのか、後半30分頃からバルセロナはよりポゼッションを高め、相手陣内に迫ります。そういった状況でアウベスの、得点の可能性は無かったクロスがオウンゴールを呼び込みました。中央のバルセロナの選手とは、全く息の合っていなかったクロスボールでした。

重なるオウンゴール。なんという試合でしょうか。なんだかわからないけど涙が出てきました。


メッシが逆転ゴール

そして後半38分、メッシ。ついに、ようやくメッシが決めました。ひらめきのある3人の関係でのゴールでした。ゴールして、天に向かって両手を上げるメッシ。ティトに捧げる勝利のゴールでした。
メッシはこの日も重さが見えて、「ファールでしか止められないメッシはどこへ行ってしまったの?」と思ってしまうパフォーマンスでした。それでも、逆転のゴールを決めました。




内容では負けていた試合でした。ビジャレアルはきっと狙い通りのプレーが出来ていたんだと思います。鋭いカウンターは素晴らしかったです。

バルセロナは気持ちは入っていましたが、やはり今シーズンを物語る歯車の噛み合なさがありました。それでも勝ちました。何だかよくわからない試合でした。

深い悲しみから、いつものようには見られない試合で、不思議なものを目にした感じがします。






リーガエスパニョーラ第34節
バルセロナ2-1アスレティック・ビルバオ
 
先発 
FW:ペドロ、メッシ、アレクシス
MF:イニエスタ、ソング、シャビ
DF:アドリアーノ、マスチェラーノ、バルトラ、アウベス
GK:ピント

交代
後半25分、シャビ→セスク
後半42分、アレクシス→テージョ

得点者
バルセロナ:ペドロ、メッシ
ビルバオ:アドゥリス


3連敗と絶望のシーズンとなったバルセロナ。ホームに古豪ビルバオを迎え、逆転で勝利しました。

とにかくレギュラーメンバーに怪我人が続出しています。バルデス、アルバ、ピケ、プジョル、ネイマールが怪我。そして今節はブスケツが累積で出場停止でした。


決定機を逃した前半

チーム状況による重苦しい空気感。活力あるビルバオ相手に、立ち上がりは点が取れる気がしませんでした。
前半も中盤を過ぎると徐々にチャンスをつかみ出したバルセロナ。ペドロのスピーディーな裏への抜け出しが印象に残りました。
32分には、そのペドロの飛び出しからアレクシスにビッグチャンス。貰ったと思いましたがアレクシスのシュートは惜しくもバーをかすめていきました。前半に最もゴールに迫ったシーンでしたね。これで入らずか、、と意気消沈。

ビルバオもアドゥリスの豪快なオーバーヘッドがポストを叩くなど、バルセロナに肝を冷やさせました。そういえば、前半戦のアウェーでこのビルバオ相手にバルサは負けているんですよね。このチーム状況で非常にやりにくい相手でした。

お互いゴールに迫った前半はスコアレス。バルサの方がチャンスは多かったです。点が欲しかった悔やまれる前半になりました。


先制はビルバオ

後半開始早々にビルバオが先制します。今シーズン好調のアドゥリスのコースを狙った巧みなゴールでした。3連敗の試合と同様に先制されてしまったバルセロナ。カンプノウで一部白ハンカチが振られる始末でした。

後半12分にはペドロ、15分にはメッシがキーパーと一対一のチャンスを得ましたがどちらもゴールには至りませんでした。
特に15分のメッシのチャンスには頭を抱えてしまいました。メッシのシュートは枠を1メートル以上はずれていたようにみえました。なかなかメッシらしくない外し方で、やはり不調が続いているなあと感じました。


いいことも悪いことも続かない、あっという間の逆転劇

絶対に負けられないバルサは後半27分にようやく追いつきます。右サイドでアウベスの突破からアレクシスがシュート。そのシュートをペドロがうまくコースを変えてゴールに流し込みました。今日当たっていたビルバオキーパー、イライソスからようやくゴールを奪いました。
得点後、すぐにゴールからボールを持ち出して自陣に走って戻るペドロに惚れます。

その直後の攻撃から、メッシが倒されゴール正面でフリーキックのチャンスを得ます。近すぎて逆に難しいところでしたが、メッシが力強いシュートで逆転のゴール。アドリアーノがうまくブラインドになった形でした。
このメッシの逆転ゴール後、マルティーノ監督にほっとした様な笑顔が見られました。

2分間の逆転劇。胸アツでした。


攻守に渡って活躍、マスチェラーノ

後半40分にマスチェラーノがパスカットしてそのまま中央を持ち上がります。怒濤のドリブル突破でした。両サイドにメッシとペドロがサポートする中、マスチェラーノはそのまま自分でミドルシュート。どうせメッシに出すのかな、パスするタイミング無いなと思ってみていたんですが、豪快に打ってくれました。惜しくもシュートはバーの上でしたが、カンプノウを元気づける素晴らしいプレーでした。

ディフェンスラインに怪我人が重なり出ずっぱりになっているマスチェラーノ。今日もいい出足のディフェンスを魅せてくれました。終了間際アディショナルタイムのビルバオの1点もののチャンスにも体を投げ出して防ぎました。本当に素晴らしいプレーでした。



ともかく勝ち続けるしかないバルセロナ。3連敗の嫌な流れを断ち切りました。気持ちのこもった勝利だったと思います。

コパ・デル・レイ決勝
バルセロナ1-2バルセロナ
 
先発 
FW:イニエスタ、メッシ、ネイマール
MF:セスク、ブスケツ、シャビ
DF:アルバ、マスチェラーノ、バルトラ、アウベス
GK:ピント

交代
後半スタートから、アルバ→アドリアーノ
後半15分、セスク→ペドロ
後半41分、バルトラ→アレクシス 

得点者
バルセロナ:バルトラ
レアル・マドリード:ディマリア、ベイル


3連敗。ほんの少し前までは3冠全ての可能性があったのが、遠い遠い過去のように感じてしまいます。時期が時期なので重要な試合が続きました。そのすべてを落としてしまったバルセロナ。

チャンピオンズリーグを落とし、クラシコとなったコパの決勝を落とし、リーガは自力での優勝は無くなっています。


ベイル圧巻の決勝ゴール

これはベイルを褒めたいところです。本当に凄いものを見たなと。怪我で強行出場したバルトラとはいえ、一度進路妨害をされながらもバルトラをぶっちぎったベイル。力強いスピードを見せつけました。驚きのスーパーゴールでしたね。

バルトラはやはり足が痛そうに追いかけていました。プレーが切れるとすぐにもも裏を抑えていました。その後にアレクシスと交代。値千金の同点ゴールを決めたバルトラを誰が責められるでしょうか。


増える負傷者

この試合、前半のみで退いてしまったジョルディ・アルバはハムストリングの負傷で3~4週間の離脱。ネイマールはフル出場を果たしましたが、こちらも4週間程の離脱となるようです。


どうやら今までが良すぎたということを認めざるを得ないようで。。
僕が「なんじゃこのサッカーは!」と驚いたあのころのバルサはもう見られないのかもしれません。今日もシャビのターンに驚かされたり、イニエスタのひらめきを見られたのは事実ですが、チームとしての唯一無二さはもうなくなってしまいました。

これは3連敗を見たから思う事かもしれません。ただ、結果が出ているので、ちらほら聞こえてくるようになっていた、いわゆる「サイクルの終わり」は来たということでしょうね。

リーガエスパニョーラ第32節
バルセロナ3-1ベティス

先発
FW:ペドロ、メッシ、アレクシス
MF:イニエスタ、ブスケツ、シャビ
DF:アドリアーノ、マスチェラーノ、バルトラ、アウベス
GK:ピント

出場停止 
ジョルディ・アルバ

怪我
ピケ、バルデス

交代
後半34分、イニエスタ→セスク、ペドロ→ネイマール
後半43分、シャビ→ソング

得点者
バルセロナ:メッシ(PK×2)、オウンゴール
ベティス:ルベン・カストロ


最下位のベティスをカンプノウに迎えての第32節。バルセロナは3-1で勝利しています。


津並さんが指摘する、気持ちの疲れとは?

アトレティコとのチャンピオンズリーグの激戦を経て、やはり重さの見えるバルセロナ。wowow解説の津並さんが気持ちの疲れという風に言っていたのが印象に残りました。

僕には、アスリートの高次元での心身の疲れは想像するしかありません。今日のバルサを見ていて、過密日程で単純に疲れているんだから、出だしが重い動きになるのは当然だなあと思っていたんですが、どうやら津並さんの見解は違うようでした。

身体の疲れが出てくるのは終盤になってからで、どんなに体が疲れていても先発で出る選手達は気持ちを強く持てば序盤は動けるはずという指摘でした。

なるほど、選手達は短いながらも休養はとって、しっかりウォームアップをして試合に臨んでいるわけですから、出だしから疲れているということはあり得ないわけですね。体がどんなに疲れていても、気持ちを奮い立たせれば、一定の時間は普段と遜色の無いパフォーマンスが出せるはず、とのことでした。

心身ともに疲れている選手達の、「心」の部分をどうのようにケアするのかは、監督の手腕にかかっている部分でもあると思います。チームのスタイルと、その日の戦術にもよるのだと思いますが、この辺りの精神的なケアは監督に求められる、モチベーターとしての役割なのでしょうね。


相変わらず元気なペドロ、アレクシス

レギュラーメンバーには動きに重さが見えましたが、この2人は相変わらず元気でした。
献身的なディフェンスもさることながら、裏へのいいランニングが多くありました。他に動く選手が少なかったので、裏へ抜けるこの2人に、バイタルエリアをすっ飛ばしてロングパスが入るのが目立ちました。
特にアレクシスはキレキレで、先制点を呼び込んだアレクシスのドリブルは本当に価値のあるプレーだったなと思います。

この2人へのパスの供給源であるシャビやイニエスタは動きは重かったですが、やっぱりテクニックには影響がないですね。ペドロとアレクシスの動きを生かしていたと思います。



もっと早く試合を決めたかったのが本音だろうと思います。最少得点差の時間が長く、それほど内容も充実していなかった為、余裕の少ない試合になってしまいました。

最下位のチームをホームに迎えるということで、普通に考えれば余裕な試合のはずでしたが勝利を決定づけるのに時間がかかってしまいました。

バルセロナの3得点とも、ベティスに運がなかった部分もありました。勝って兜の緒を締めたい一戦でしたね。

リーガエスパニョーラ第31節
エスパニョール0-1バルセロナ

先発
FW:ネイマール、メッシ、ペドロ
MF:セスク、ブスケツ、シャビ
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
GK:ピント

交代
後半33分、ペドロ→イニエスタ
後半36分、ネイマール→アレクシス
後半45分、セスク→セルジ・ロベルト

得点者
メッシ(PK)


アウェイのバルセロナダービーは最少得点差の勝利。バルセロナはエスパニョールの球際に厳しいディフェンスに苦しみました。

数ではバルサの方が多いものの、互いに決定的なチャンスがあった前半。シュートは枠にいく事はなく、スコアは動かず。
ネイマールがよくボールに絡んでいた印象です。18分にはこの試合で一番のチャンスが巡ってきましたが、決めきれませんでした。あそこで決まっていると、もう少し試合は簡単なものになったかもしれないですね。


なんとかPKで先制

バルサは後半の方が出来が悪かったです。エスパニョールの守備に苦しんでいました。
とはいえ、後半31分にネイマールの飛び出しでPKを得て、メッシがこれを沈めました。故意ではないハンドでしたが、取りましたね。ネイマールのトラップを邪魔した格好になったので、決定機の阻止という事でもあるのかなと思いました。この一点で一安心しましたね。


キーパーの一発退場で勝利がほぼ手中に

後半37分にはエスパニョールのキーパー、カシージャが一発退場。ペナルティーエリア外に飛び出し、手を使って防いでしまった為のレッドカードでした。この時点で3人の交代枠を使っていたエスパニョールは、フィールドプレイヤーがキーパーをするしかない状況に陥りました。なかなか見る機会のない、イレギュラーな展開でしたね。キーパーはミッドフィルダーのハビ・ロペスが勤めていました。

この一発退場を呼び込んだイニエスタの浮き球スルーパスが素晴らしかったです。メッシとの息ぴったりで、パスの距離感、強さが完璧でした。浮き球のパスだったので、それこそ点で合わせたパスと言った感じでしょうか。勝利をほぼ手中にした一つのパスだったのではないかと思います。

1人少ないエスパニョール相手に、バルサは軽快にパスを回せるようになりました。この試合ではこれまで無かった余裕を持ったポゼッションができ、最少得点差ながら、残り時間は追いつかれる心配もする事なく試合を締めくくることができました。


試合終了の笛を聞くとガッツボーズをするシャビの姿が見られました。wowow解説の野口さんも言っていましたが、そのくらい難しい試合だったのだと思います。やはりダービーマッチは一筋縄ではいかないですね。

リーガエスパニョーラ第30節
バルセロナ3-0セルタ

先発
FW:ネイマール、メッシ、アレクシス
MF:イニエスタ、ソング、セスク
DF:アルバ、マスチェラーノ、バルトラ、アドリアーノ
GK:バルデス

交代
前半24分、バルデス→ピント
後半開始から、イニエスタ→セルジ・ロベルト
後半26分、ネイマール→ペドロ

得点者
ネイマール×2、メッシ



前節のクラシコの勝利で優勝戦線へとどまることができました。その結果を繋げていくためにも負けられない第30節です。
バルセロナはカンプノウにて、セルタに勝利しています。

クラシコに出場した選手では、シャビを招集外として休養を与え、ピケ、アウベス、ブスケツをベンチに置いてターンオーバーしていました。比較的にディフェンスの選手を休ませた格好になりましたね。



バルデス負傷退場

開始早々にネイマールが先制して「今日もいけるぞ」と思っていた矢先に、悪夢が待っていました。

前半21分、セルタの直接フリーキックの処理後に倒れこんでしまうバルデス。ボールをキャッチして着地した際に負傷してしまったようです。

バルデスは右膝前十字じん帯を損傷、手術も必要で6~8ヶ月の離脱とのこと。つまり、今シーズンもW杯も絶望的ということになります。

今季限りでバルセロナ退団が決まっているバルデス。やはりこの試合が最後ということになってしまうんでしょうか。。。



急遽入ったピント

負傷退場のバルデスに代わって出場したのはピントです。アップなしにもかかわらず、安定感のあるプレーを見せてくれました。後半8分にはセルタの2度の決定的なシュートをシャットアウトし、チームを救いました。

しかし、ヒヤッとする場面もありました。連携ミスの対処時にポストに激突してしまうピント。勢いよくぶつかったわけではないのですが、しばらく立ち上がらなかったので心配しました。どうやら打撲のようです。



メッシが震災で被災した少年少女を招待

今節も得点を上げたメッシ。イニエスタと意思の疎通の取れた見事なゴールでした。
そのメッシはこのセルタ戦に、東日本大震災で被災した少年少女たちを招待していたようです。>>メッシが東日本大震災で被災した少年少女をバルセロナに招待
そんな試合で得点するあたり、やっぱりヒーローですね。そして笑顔の写真が本当に素敵です。子供たちと身長があまり変わらないところがまた(笑



ネイマール2ゴール

クラシコに続き先発を果たしたネイマールが2ゴールの活躍でした。先制点はごっつぁんゴールでしたが、チーム3点目は素晴らしかったですね。

後半22分にカウンターから得点に繋げました。ディフェンスの枚数やコースなど、見たところ可能性は低いなと思ったんですが、迷いなくシュートを打っていましたね。決定力のある選手のプレーだなと感じました。




価値ある勝利と大きすぎる喪失

何人かの選手を休ませた上での今節の勝利には価値がありますね。クラシコの激戦を制した疲れを癒しつつ結果も出て御の字です。

だがしかし!
、、、バルデス。本当に悲しいことになってしまいました。担架で運ばれているときに、両手で顔を覆う姿。察するに余りあります。
バルセロナでの最後がこんな形になるなんて、悲しすぎます。なにか方策はないんでしょうか。

勝ち点3と共に、大きなものを失った第30節。

これはもう、優勝するしかないですね。


リーガエスパニョーラ第29節
レアル・マドリード3-4バルセロナ

先発
FW:イニエスタ、メッシ、ネイマール
MF:セスク、ブスケツ、シャビ
DF:アルバ、ピケ、マスチェラーノ、アウベス
GK:バルデス

交代
後半23分、ネイマール→ペドロ
後半33分、セスク→アレクシス

得点者
バルセロナ:イニエスタ、メッシ×3(PK×2)
レアル・マドリード:ベンゼマ×2、ロナウド(PK)


第29節は伝統の一戦クラシコ。バルセロナはライバル、レアル・マドリードを勝ち点差4で追う状況です。つまり、負けられない戦いでした。
シーソーゲームとなったこの試合にバルセロナは勝利しています。

前半と後半で、あまり良くない意味で内容が様変わりしてしまった試合だったと思います。前半は最高のエンターテイメント。後半は審判が主役。情報量の多い、めまぐるしいクラシコでした。


ディマリアがキレキレ

このクラシコで僕が一番印象に残ったのはディマリアです。この人の動きのキレとプレーの質は本当に凄かったです。立ち上がりから運動量豊富で、困ったもんだなあと思いながら見ていたんですが、攻守に渡りいい仕事しまくりでしたね。ベンゼマへのピンポイントクロス2本で、3分間でバルサを逆転する活躍でした。

ロナウドが囮となり、ベンゼマがいい形で受ける攻撃が多かったレアル。そのチャンスのほとんどを演出していたのがディマリアでした。ロナウドが動いた左のスペースにうまく入って来ていました。
逆に言うと、バルサはマスチェラーノがうまくロナウドを消していたのではないかと思います。この試合ではロナウドに脅威はありませんでした。とはいえ、ディマリアにはお手上げでしたね。


最高のエンターテイメント

前半は最高のエンターテイメントでした。イニエスタの先制点は爽快で興奮しました。流れが良く、完全に崩したと言える形でした。左足を振り抜いた綺麗な弾道のシュート。普段はフィニッシュだけ不得意なイニエスタという印象はなきにしもあらずなんですが、この大一番でのあのシュートはたまらないですね。なんて魅力的な選手なんでしょう。
バルセロナはこのイニエスタとシャビが特に良かったと思います。

先制を受けてのレアルの3分間の逆転劇も見事でした。当然僕はバルサを応援しているわけですが、見事なクロスからのベンゼマの2得点は、しょうがないと思える素晴らしい得点でした。まさに世界最高峰の試合を見れているんだなと感じるプレーの連続でした。血湧き肉踊る興奮の前半でした。


3つのペナルティ・キック

後半に生まれた3ゴールは全てPKでした。前半が面白すぎる展開だった為に、率直に言うと残念です。

後半9分にロナウドが倒れたシーンでPK判定。後から見るとエリアの外でした。後半開始から立て続けにバルサ有利判定があり、審判へのブーイングが続いていたベルナベウ。その後のこのPK判定だったので、なにか邪推せずにはいられない判定でした。

後半18分にはネイマールがエリア内でセルヒオ・ラモスに倒されPK判定。決定機の阻止ということでラモスは一発退場になりました。
ネイマールはロナウドよりも倒れ方はうまいなーと思いました。さすがブラジル人。ネイマールはこれまでの試合では足下で受ける事の方が多い印象でしたが、このクラシコでは裏へ走るシーンが多かったです。それが身を結んだPKとも言えそうです。今日はボールロストが多かったネイマールですが、裏へのランニングはこれまでよりも良かったと思います。
それにしても、一発退場は厳しすぎる判定なのではないかと思います。エリア外での決定機の阻止であれば一発退場はわかるんですが、この場合はイエローで良かったのではないかと。この退場によって試合のバランスが壊れてしまいました。残念な判定でした。

後半38分にはイニエスタが倒されPK判定。この場面は取られない事の方が多い気がしました。しかしエリア内でのドリブルの脅威を改めて感じた場面でした。
バルサの攻撃は相手を押し込んでいくポゼッションサッカーです。これが出来ればエリア内への侵入回数は増え、相手が下手に飛び込めない優位な状況を何度もつくる事になります。バルセロナにおいてPKが多いというのはこういったことが誘因だと思われます。ポゼッションサッカーの成果の一つとも言えますね。


ルールを考えてしまう判定

やはり命運を分けたのはセルヒオ・ラモスの退場でしょう。これによってレアルは2得点と好調のベンゼマを下げざるを得なく、拮抗した試合のバランスが崩れてしまいました。
前半の興奮の内容に比べると、後半はサッカーのルールを考え込んでしまう試合になりました。悲しいのは采配が話題となってしまうこと。フラストレーションが残ってしまう試合です。

いろいろと内容の濃すぎる試合でした。ただ、最高の選手達の競演が見られたのも事実です。ファンとしては、またリーガが三つどもえになり、面白くなったことを喜ぶばかりですね。

リーガエスパニョーラ第28節
バルセロナ7-0オサスナ

先発
FW:ペドロ、メッシ、アレクシス
MF:イニエスタ、ブスケツ、シャビ
DF:アルバ、マスチェラーノ、バルトラ、アウベス
GK:バルデス

交代
校半16分、シャビ→ソング
後半32分、アレクシス→テージョ
後半37分、マスチェラーノ→アドリアーノ


次節にクラシコを控えての第28節です。前節のまさかの敗戦から一転、バルセロナは7得点と大量得点でオサスナを下しています。

直前の試合、チャンピオンズリーグのマンチェスター・シティ戦に先発出場したネイマールとセスクがベンチスタート。温存ということでしたね。
ピケは怪我で、大事を取っての招集外だったようです。クラシコには先発できると思われます。


メッシのハットトリック。

この大量得点の勝利は、やはりメッシのハットトリックの印象が強いですね。先制点の攻撃の流れが特に素晴らしかったと思います。シャビが落ち着いて攻撃を再構築したチャンスでした。
中央で動き直してニアに走り込んだメッシ。アレクシスのクロスをちょこんと触ってすらしたシュートがゴールに吸い込まれました。このあたりの動き直しと繊細なシュートの感覚は好調さが窺えます。
メッシは今節のハットトリックでバルセロナの歴代最多得点者になったそうです。>>メッシ、バルサ歴代最多得点者に


大量得点の勝利。MOMは誰か?

普通に考えるとメッシという事になるでしょう。久しぶりのハットトリックで文句なしの大活躍です。スタープレイヤーひしめくバルセロナにおいて、この絶対的エースがクラシコへ向けていい状態というのは嬉しいことですね。
と、まあ普通はメッシなんですが、僕はペドロを押したいです。この試合の勝利に一番貢献した選手はペドロだと思います。

ペドロの献身的なプレーは、いつも頼りになります。安定していますし、まさにプロフェッショナルな選手だと思います。今節ではキレの良いプレーが随所に見られました。見事なトラップからフィニッシュまでの素晴らしいプレーで、カンプノウを沸かせるシーンが2度程ありました。左サイドからも右サイドからも質の高いクロスを上げるなどアシスト未遂も多数。最後にはチーム7点目をあげて、先発フル出場の試合を素晴らしい形で締めくくりました。

ともすればペドロはクラシコの先発は外れるかもしれません。フル出場したペドロに対して、今節はネイマールは温存。クラシコを睨んでの事と思われます。
しかし、アレクシスとペドロが先発した試合は、攻撃が活性化している印象が強いです。戦術理解からくる選手間の相性から見るに、まだペドロ先発の方がいいんじゃないかと思います。もちろん、ネイマールのポテンシャルは計り知れないですが。


やっぱりゴールの多い試合は楽しい。

単純ですが、ゴールシーンが多く見られるのはファンとしては嬉しいところです。イニエスタのミドルシュートやテージョのファーストプレーでのゴールには熱狂させられました。
この試合のスタッツではゴールチャンスが15回ということなので、ほぼ半分は決めきったことになります。怪物メッシだけではなく、アタッカー陣そろい踏みというのもポイントですね。出場選手は皆いい形で試合を終えられてのではないかと。最後までいい流れを維持出来た試合でした。


いよいよクラシコ。

24日の次節はいよいよクラシコが待っています。現在首位のレアル・マドリードとは勝ち点4の差があります。つまり、勝ったとしても追いつく事は出来ません。
レアルは今とても充実しています。ロナウドも調子がいいですし、ディマリアの2列目がうまく嵌っています。守備の方も堅実で安定しています。アンチェロッティ監督の手腕だと言えますね。非常にバランスのいいチームになってきている印象です。
大枠で見ると徐々に充実してきたレアルと、今年に入って失速したバルサの対決という事になりますね。
このクラシコの結果如何が、今シーズンの行方を意味することになります。


リーガエスパニョーラ第27節
バジャドリード1-0バルセロナ

先発
FW:ネイマール、メッシ、ペドロ
MF:セスク、ブスケツ、シャビ
DF:アドリアーノ、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
GK:バルデス

交代
後半16分、セスク→アレクシス
後半27分、ピケ→セルジ・ロベルト
後半28分、ネイマール→テージョ


まさかの敗戦。バジャドリードに対しては前節のアルメリア同様に悪い印象はなく、普通にしてたら勝てる相手だと思っていました。

代表ウィーク明けで難しいスケジュールでした。ブラジル代表のアウベスとネイマールはなんとチームに合流したのがこの試合の前日だったようです。2人とも先発でしたが動きは精彩を欠いていました。

イニエスタが招集外でした。クラブ発表は「個人的な理由」とのこと。突然の不幸があったようです。>>バルセロナMFイニエスタが次戦欠場…夫人が流産の可能性報じられる

失点はしょうがなかったですね。点が取れなかった事が問題です。
勝負のパス以前の段階でのパスミスが多かったです。そのため、攻撃が単発な印象で、ポゼッションにリズムが生まれてきませんでした。

点が取れそうな時間帯もあったんですが、決めきれなかったですね。


実は僕は今節、生放送の録画を間違えてしまい、再放送の録画でこの試合を見ました。当然、結果をしってからです。バルサが無得点に終わった敗戦を、結果を知っていながら見るのはなかなかに苦行でした。正直なところあんまり集中して見ていなかったです。
負け試合だったとしても、何か驚く様な素晴らしいプレーを見たかったんですが、そういうものはなかったです。


前節はアルメリアに3点差で勝利しながら、僕としては悪い印象が残りました。>>悪い印象が残った/リーガ26節:バルセロナ対アルメリア
前節にもやもやを打破した、頼れるカピタンの退団が発表されたばかり。今節はその男、プジョルは招集外でした。今、バルセロナは悪いサイクルに陥っているのかもしれないですね。
しかし、レアルともアトレティコとも直接対決が残っています。まだまだ今シーズンも面白いものを魅せてくれると僕は信じています。