リーガエスパニョーラ第28節
バルセロナ7-0オサスナ
先発
FW:ペドロ、メッシ、アレクシス
MF:イニエスタ、ブスケツ、シャビ
DF:アルバ、マスチェラーノ、バルトラ、アウベス
GK:バルデス
交代
校半16分、シャビ→ソング
後半32分、アレクシス→テージョ
後半37分、マスチェラーノ→アドリアーノ
次節にクラシコを控えての第28節です。前節のまさかの敗戦から一転、バルセロナは7得点と大量得点でオサスナを下しています。
直前の試合、チャンピオンズリーグのマンチェスター・シティ戦に先発出場したネイマールとセスクがベンチスタート。温存ということでしたね。
ピケは怪我で、大事を取っての招集外だったようです。クラシコには先発できると思われます。
メッシのハットトリック。
この大量得点の勝利は、やはりメッシのハットトリックの印象が強いですね。先制点の攻撃の流れが特に素晴らしかったと思います。シャビが落ち着いて攻撃を再構築したチャンスでした。
中央で動き直してニアに走り込んだメッシ。アレクシスのクロスをちょこんと触ってすらしたシュートがゴールに吸い込まれました。このあたりの動き直しと繊細なシュートの感覚は好調さが窺えます。
メッシは今節のハットトリックでバルセロナの歴代最多得点者になったそうです。>>メッシ、バルサ歴代最多得点者に
大量得点の勝利。MOMは誰か?
普通に考えるとメッシという事になるでしょう。久しぶりのハットトリックで文句なしの大活躍です。スタープレイヤーひしめくバルセロナにおいて、この絶対的エースがクラシコへ向けていい状態というのは嬉しいことですね。
と、まあ普通はメッシなんですが、僕はペドロを押したいです。この試合の勝利に一番貢献した選手はペドロだと思います。
ペドロの献身的なプレーは、いつも頼りになります。安定していますし、まさにプロフェッショナルな選手だと思います。今節ではキレの良いプレーが随所に見られました。見事なトラップからフィニッシュまでの素晴らしいプレーで、カンプノウを沸かせるシーンが2度程ありました。左サイドからも右サイドからも質の高いクロスを上げるなどアシスト未遂も多数。最後にはチーム7点目をあげて、先発フル出場の試合を素晴らしい形で締めくくりました。
ともすればペドロはクラシコの先発は外れるかもしれません。フル出場したペドロに対して、今節はネイマールは温存。クラシコを睨んでの事と思われます。
しかし、アレクシスとペドロが先発した試合は、攻撃が活性化している印象が強いです。戦術理解からくる選手間の相性から見るに、まだペドロ先発の方がいいんじゃないかと思います。もちろん、ネイマールのポテンシャルは計り知れないですが。
やっぱりゴールの多い試合は楽しい。
単純ですが、ゴールシーンが多く見られるのはファンとしては嬉しいところです。イニエスタのミドルシュートやテージョのファーストプレーでのゴールには熱狂させられました。
この試合のスタッツではゴールチャンスが15回ということなので、ほぼ半分は決めきったことになります。怪物メッシだけではなく、アタッカー陣そろい踏みというのもポイントですね。出場選手は皆いい形で試合を終えられてのではないかと。最後までいい流れを維持出来た試合でした。
いよいよクラシコ。
24日の次節はいよいよクラシコが待っています。現在首位のレアル・マドリードとは勝ち点4の差があります。つまり、勝ったとしても追いつく事は出来ません。
レアルは今とても充実しています。ロナウドも調子がいいですし、ディマリアの2列目がうまく嵌っています。守備の方も堅実で安定しています。アンチェロッティ監督の手腕だと言えますね。非常にバランスのいいチームになってきている印象です。
大枠で見ると徐々に充実してきたレアルと、今年に入って失速したバルサの対決という事になりますね。
このクラシコの結果如何が、今シーズンの行方を意味することになります。