特典まだまだ大丈夫ですよ〜。
昨日は家族でお花見に行ってきましたよ。
どこ見ても桜だなぁ〜。
ずっと京都に住んでいるけど、
この歳になってようやく
京都の良さに気づいた気がします。
繁華街からずーーーっと離れた
植物園近くの賀茂川沿いの河川敷が
気持ちよくて大好きです。
川の音
木々
風
今の時期は桜
ポーっとそこにいるだけで
なにかいい気をチャージできます。
ここでぽーっとしていたら、
むかしのことを思い出しました。
旦那はんと付き合い始めた初々しい頃、
私の女子力全盛期のお話。
私たちは桜が満開になる頃に
お付き合いを始めました。
付き合ったばかりの
ある日の初々しいデート。
私が自分で、
自分に生えている角に気づきもしなかったあの頃。
その日はチュールスカートに
先の尖ったミュールを履いていきました。
デートやもんね。
おしゃれして行きましたよ。
当時の私はふんわりパーマの
お嬢さん気取ってましたからね。
待ち合わせは四条河原町。
ど定番の待ち合わせスポット。
その日は街ブラだったかな・・・。
映画でも見たんやったかな・・・。
まぁ、ちょっと空いた時間にね、
鴨川の河川敷に出たんです。
京都真ん中を流れる鴨川は
河原町からすぐです。
その三条〜四条の河川敷って
等間隔でカップルが並んで腰掛けている
そんな時代。
あぁ、そっか。
そこで座って話するのかな？？
なんて思ってついていったら、
てくてくと歩いたまま。
あ、ここじゃないのか。
もうちょっと上の方？？
人多いもんね。
てくてくてく
止まらない。
てくてくてく
えっとー。
三条こえちゃったよ？？？
まだ行くの？？
そのまま進み二条まで北上。
実はこのあたりで
ミュールで歩くのが辛くなってきてる。
ここまでで20分くらい。
止まる気配がなく、
そのままずーーーーーーっと
ノンストップで歩き続ける。
下鴨神社あたりに
この鴨川が
上流の賀茂川と高野川の合流する
三角地帯と言われる場所があるんだけど、
そこらへんにたどり着いた頃には
けっこう足は悲鳴を上げていて。
（40分くらい）
なのに。
この三角地帯にある飛び石を
渡ろうという。
いえね。
スニーカーならいいんんですよ。
ペッタンコ靴ならいいんですよ。
私、この日
先の尖ったヒールのミュールですから！！
でも何も言わず歩き続けてたな〜。
「足が痛いからもう歩きたくない」
そんな簡単な一言も言えなかったんです。
それは好きな人だから・・・
とかじゃなくて、
今思えばその頃から、
自分の気持ちを言うことを
自分に禁止してたんですね〜。
そして察してくれない当時の旦那はんを
ひどい人
気のつかない人
自分勝手な人
なんてジャッジして、
むっすーーーーとしてた。
スタートした頃は軽快に話してたのに
どんどん無口になっているんだから、
何か察しろよ！！
そんなふうに思ってた。
え？もちろろん顔は笑顔でね。
口には出さずにお腹でね。
だって私は察することに全力かけてたもん。
ワガママ言わず、
迷惑にならないように
相手を嫌な気持ちにさせないように
相手の希望を尊重して
相手のやることに反対なんかしない。
そうしないと、
愛されないし
大切にしてもらえないし
こっちを見てもらえない。
どうせ私は私まんまじゃ
認めてもらえないもん。
見てもらえない人間だもん。
そんなふうに思って、
小さい頃から持ってきた
身にしみついてる癖。
それしかないと
思い込んでいたもんね。
だから相手にも察することを
強要してた。
恐ろしい。
あの頃の、尖っていた自分に言ってあげたいわ。
「歩けない」って言ったくらいで
嫌われたりしないよ〜
ってね。
見てくれてるから一緒にいるんだよ〜。
自分が話さないからわからないんだよ〜。
伝えないから、それでいいって
思ってるんだよ〜。
ハッキリ言っちゃいなよ。
それでもしも怒られても、
それは相手の問題であって
自分が思ったことに正解も不正解も
ないんだからさ。
だから。
自分の気持ちは出していいよ。
伝えていいよ。
何がしたい
あれが好き
これは嫌だ
これしてほしい
相手に伝えても大丈夫だよ。
せやけど、あの日は結局
出町柳がゴールではなく
それからも歩き続けて
気がついたらゴールは北大路でした・・・。
トータル1時間半。
そんな旦那はんは
女心はわかってないとは思ったぞ。
血まみれのミュールでがんばってた私。
健気やの〜。
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