バックナンバー
- オムネク(12) 私たちは誰もが魂に至高の神を宿す存在である
- オムネク(11) 磁力というフリーエネルギーは社会を変える
- オムネク(10) 他人の生き方を尊重して批判せず干渉しない
- オムネク(9)人は自らの神性に気づく時すべての崇拝をやめる
- オムネク(8) 私たちは地球レベルを卒業しなければならない
- オムネク(7) 私たちは限りなく経験を積んだ何十万歳の魂
- オムネク(6) 人は精神的に成熟すると宗教に満足できない
- オムネク(5) 地球はカルマの解消ができる唯一の惑星
- オムネク(4) 近隣の進化した惑星のことを知られると困る者たち
- オムネク(3) 我々に与えられる宇宙情報は操作されている
- オムネク(2) 人類を援助し続けてきた宇宙の存在たち
- オムネク(1) 太陽系の近隣の惑星には進化した文明が存在する
イエス・キリストについての真実の物語は私をもっとも魅了するものです。これは私が金星の学芸院において、地球の歴史を学んだ際に聞いた実話と同じ内容です。初めに申し上げておきますが私はこれをお話することによって、いかなる宗教や教義であれ、それらの信用を貶めたり、批判したりする意図はありません。どうぞ皆さんなりに受け止めて、ご自由にご自身の人生に生かしてください。(訳註: キリスト教信者の多い欧米の出版社はこの章を本書に含めることを敬遠したために、今回の日本での翻訳が初めての公開となる。)
地球という惑星の文明はまだ若く、これまでの歴史においても多くの浮き沈みに満ちています。聖書の時代の空に認められていた宇宙船は、今日のUFOと同じくらい多くの人々にその存在が知られていました。遥か昔から宇宙旅行者たちは、地球の発展の様子を観察するためにたびたび地球を訪れていたのです。地球に最初に住み着くようになった植民者の子孫たちは、自然の力を身につけたマスターとなるよりも、非常に脅えた人々になってしまったのです。
それは地球にやってきたあるネガティブな宇宙人たちにより、彼らは遺伝子操作された結果、自らの遺産とそれまで持っていた能力を喪失させられて、もはや他の次元にいる彼らの祖先とコミュニケーションをとることも、高次元のマスターたちとコンタクトすることもできなくなっていました。
その結果、彼らは宇宙について、神について、そして自分たち自身についてのもっとも基本的な真理に無知な状態にありました。彼らにとっての関心事は肉体の生存と安楽が最優先事項であり、中でももっとも怖れていたのは「死」でした。偶像や神の像が生活のすべてを支配し、生け贄の儀式は日常的に行なわれていました。
人々を支配して自分たちの安逸な生活をすることを企んだ人々と聖職者たちは、民衆を支配するために宗教を作ったのです。そのために、人々をコントロールするために欠かせないものは、規律と儀式、それに加えて罰という恐怖心を植えつけることでした。そして人々のために制約の多い教義が作られて、制限の多い生活がもたらされました。
このような時代に向けて、地球上である偉大な魂が誕生しました。 イエス・キリストという名で知られているこの男性は、これまでのすべての地球の歴史を通じて、最も論議をかもし、誤解されてきた人物です。地球に転生する前は、彼は金星においてマスターでした。彼は、彼自身の過去世の中で、最も大きな影響力を発揮していた時代にユダヤ民族とともに生きていましたが、彼らを無知へと導いてしまった者たちの一人でもありました。
その後、精神的に高く進化を遂げた彼の魂は、霊的な教師として再び同じ民族の中に生を受け、彼らを精神的に導くことによって自らのカルマを清算しようと決意したのでした。そのために彼は再びユダヤ人を導くために、地球人として生まれ変わってきたのです。彼の誕生のいきさつには、惑星間における他の同胞の人々との関係も大きくかかわっていました。
宇宙からの訪問者たちは、地球で起きている状態を見ながら、彼らも関与を始めていきました。火星人たちはしばらくの間、メキシコと南アメリカに滞在しながらインカの人々に影響を与えました。そして火星人は素晴らしい教えをもたらしました。彼らは偉大な力と英知を持って天から降りて来た存在として、また翼を持った神々や太陽神として人々に知られていました。
エルサレムやその地域の人々が住む土地においては、宇宙から来た訪問者たちはエンジェル(天使)と呼ばれていました。それは天の使いという意味です。宇宙船で地上に降り立った彼らは常に白いマントを身にまとい、穏やかな天使のような顔立ちをした彼らを見て、地上の人々は彼らをほかに何と呼べばよかったのでしょうか? 当時の人々は空からやって来た彼らのような存在たちを神聖なものと思い込んだのです。
そのために聖書の歴史は神や天使との遭遇の物語に満ちており、彼らの宇宙船もしばしば、「火の玉」や「輪の中の輪」などと拙(つたな)く描写されているのです。当時の人々は進んだテクノロジーについて何も知らず、それをどのように受け止めてよいかもわからなかったのです。そのためにそれら未知のものは通常は、宗教や霊的な領域に分類されていたのでした。
もし地球の聖典と呼ばれるものが、一般の人々が検証できるような情報をもっと書き残していたならば、イエスの誕生時に訪問したとされる「東方の三賢者」が実在した人々であることを知ってあなた方は驚くことでしょう。彼らが誰であり、どこを代表して来ており、そしてどのようにして正確な場所と時間を突き止めて、現れたのかが明らかになるからです。
あなた方の聖書に記されているこれらの出来事の背景には、偉大な真実があるのですが、その多くは意図的に書き換えられており、しかもわざと翻訳せずに残されているのです。それは現在の地球の社会体制を作り上げて機能させている一握りの者たちが、人類のコントロールを維持するために行なってきたことなのです。
他の次元世界や惑星にいるあなた方の兄弟姉妹たちは、イエスのように自分たちが行なったカルマを清算するための経験の場を求めて、また同時にこの地球という密度に存在する地球人類を援助するために、これまでにも、そして現在もやってきているのです。それはこれまでずっと続いてきたことであり、これからもそうであるでしょう。
その昔、マリアという若い女性がおり、あるとき彼女は、他の惑星から地球を訪れていた者たちの一人と出会いました。ある日、彼女は一人で羊を導いている時、1機の宇宙船が近くに着陸し、そこから降りて来た「天上人」が声をかけてきました。彼はマリアの純粋な想念を感知し、彼女が怖がっていないことを感じ取っていました。
マリアは当然のように、彼のことを神から使わされた天使だと思い込み、畏敬の念に打たれていました。彼女がそのことを彼に尋ねると、「はい、私たちはすべて神です」、そう彼は答えました。そして彼はマリアに、神について、他の惑星の人々についての精神的な洞察を与えながら、その日を共に過ごしました。
その後2人はしばしば逢うようになり、やがて恋に落ちました。 そしてマリアが彼の子供を宿した時、彼は彼女に結婚を申し込みました。しかし彼女はそれは不可能であることを彼に説明しました。なぜなら彼女のいる社会の文化では、異教徒と結婚した者は恐ろしい投石刑に処されることになっていたからです。
しかしこれは、聖職者たちが自分たちの民族に他民族の血が混ざらないようにするために定めた戒律に過ぎないことを、その訪問者は知っていました。マリアはまた、彼と一緒に逃げることも怖れていました。それもまた自分の死を意味すると思っていたのです。もはやマリアを説得して結婚させる術(すべ)はありませんでした。
それから数週間が経過する中で、その訪問者は今起きていることについて、霊的な洞察を得ることができました。この民族の間では何世紀にもわたって、預言者によっていい継がれてきたことがあったのです。それはやがて神に遣わされたメシアが現れて人々を導くというものでした。それがまさに、マリアが授かった子供だったのです! このことを知った彼は、やがて生まれてくる男の子がユダヤ民族の中で育てられるべきであることに気づいたのです。
彼はマリアがこの地に留まって子供を育てることに同意して言いました。 「あなたは人々に自分が伝えたいように説明して構いません。ただし私は彼らに真実を告げようと思います。あなたはここでその子と30年間を過ごせますが、その後の30年間は私が共に過ごすことにします。その子がここで育っていく間、私は定期的に彼のもとを訪れて、彼の精神的な成長を助けることになるでしょう。」 マリアは彼の霊的な教えに基づいて、子供を育てることを承諾しました。そして彼女は人々のもとへ行き、「天の使いが彼女のもとに現れて、彼女が神の子供を産むことになっていると告げた」と言いました。それが後に、「無原罪の宿り」と呼ばれるようになったのです。
マリアは彼女の愛する人が神の使いであると信じていました。なぜなら彼は彼女と逢うときはいつも、輝く光のように空から舞い降りて来ていたからです。彼はそれはただの宇宙船であることを彼女に説明しようとしましたが、彼女には通じませんでした。当時はそのような機械類はまだ知られてはいなかったからです。
一方で、ヨセフという名の男性がマリアを深く愛するようになりました。彼はほとんどマリアの全生涯にわたって彼女を愛しました。彼はマリアよりもずっと年上でしたが、彼はマリアの話を聞き、彼女の言っていることを理解しました。なぜならかつて彼自身もいわゆる「天の御使い」の一人と会ったことがあり、太古の地球の物語を聞いていたからです。
ヨセフはマリアを心から愛(いと)しんで、喜んで彼女とその子供の面倒を見ようとしていました。そしてマリアを嘲笑する者たちに対しては、子供は自分の子供だとさえ言って彼女を守りました。人々は彼女が奇跡の子供を宿したことを知っていました。なぜならその当時はいろいろな奇跡がよく起きていたからです。
金星や他の仲間の惑星から来た人々は、マリアの子供が精神的指導者になることが分かっていました。そして彼らは宇宙船を使ってその地域のあらゆるところへそのメッセージを広めていました。預言者たちは「神の子」の誕生を霊視し、精神的指導者のような人々の多くは「天の使い」の訪問を受け、この偉大な出来事を前もって告げられていたのです。
真理というものは、偽りを説く者たちにとっては常に脅威となります。 ですから当時の宗教組織やその指導者たちは、その子の誕生に心を脅かされていました。このことが、ある一定期間内に生まれたすべての男児を殺害する命令へとつながっていったのでした。この危険を察し、さらに訪問者からの接触を受けたヨセフは、マリアを安全なところに連れて行って出産させようと考えました。
ヨセフとマリアを安全な場所へと導いた星とは、実際には小さな小型宇宙船でした。 これと同じ種類の星ならぬ宇宙船が、三人の賢者や指導者たちをイエスが生まれた馬小屋へと導きました。そして誕生の夜、宇宙船は星のようにきらめきながら、小さな馬小屋の上空を浮遊していました。
📕「私はアセンションした惑星から来た」金星人オムネク・オネクのメッセージオムネク・オネク著 徳間書店 抜粋
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