オムネク(7) 私たちは限りなく経験を積んだ何十万歳の魂 | ココのアセンション日記

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(7) 私たちは限りなく経験を積んだ何十万歳の魂

投稿者 zeranium 日付 2012年8月31日 (金)

 

金星は、私たちの太陽系においてもっとも古く、より進化した惑星の一つです。私たちの祖先は遥か太古の時代から存在していたので、もっとも若い地球が生まれ、惑星として発達していく過程をずっと観察することができました。そしてそこが初めて人間の住める緑の星となった時には、訪問して探査することもできたのです。私たち金星の文明は、個人として、精神的、文化的そしてテクノロジーにおいて発展を遂げ、地球の人々からは想像もつかないほどの域にまで達しました。ティサニアン(金星人)と地球の人々との根本的な違いは個人の自己認識にあると言えますが、それはいまだに天地ほどの開きがあります。何百万年にもわたる惑星の発達の度合いは、人々がいかに目覚め、気づきを得てきたかによって決まります。

私たちが自らの文化や技術などの、あらゆる面における発展を語るとき、常にその功績は、「至高なる神性の法則」と呼ばれる、私たちの惑星の科学的教義に帰します。なぜならそれは、精神性と科学という、2つの顔を持つ1つの叡智だからです。私たちは科学を通してのみ、非常に多くの領域で成長を果たすことができたのです。この科学の認識を通してのみ、あなた方は金星人の生活を理解することができます。この「至高なる神性の法則」がなかったなら、金星は今日の地球と同じであったでしょう。

私は子供の頃に、大人と同様に、この「法則」の基礎をしっかり教え込まれました。なぜならこの「教え」の真実はずっと昔に見出されており、それが惑星全体の人々に理解されてきたからです。「至高なる神性の法則」がいかに貴重なものであり、その「教え」の基礎をしっかり身につけさせてもらえた自分が、いかに幸運であったかに気づいたのは、地球で暮らし始めてしばらく経ってからでした。私はすでに自分のカルマや、物理的な世界における人生の目的を知っており、3次元以上の世界も認識していたので、地球での悪夢のような自分の人生を生き抜くのがより容易になったと感じていました。しかし誰であってもこの「教え」に心を開く人は、物理的世界の問題を克服することができます。いつの日か、「至高なる神性の法則」は、地球においてもその本来の形のまま認識される時が来るでしょう。そしてすでに、その種は蒔かれているのです。

「至高なる神性の法則」を学ぶ人にとって生きた経験となる理解とは、「私、自分」を意味するものが何かということです。「自分」が何者であるかを完全に理解するようになると、物質的3次元の世界だけでなく、その他の世界における目的というものがわかってきます。つまり自分の正体に目覚め、全体像を認識できたとき、個人がこれまでの無数の生涯を生き抜いて得てきたすべての体験が完結することになります。「至高なる神性の法則」は霊的な教えであり、さまざまに異なった呼び名を持ちますが、試練に満ちた数多くの人生体験を通して、目標に到達しようとしているすべての人が見出せる「教え」なのです。

この宇宙のあらゆる惑星に生きる個人は「魂」の存在であり、すべての存在がそれ以上でもそれ以下でもありません。地球において「魂」という言葉は、長い間宗教や精神哲学によって用いられてきており、その本来の意味に近いものとなっています。しかし私たちの場合は「自分は魂だ」と自覚したり、それを信じたりするだけに留まらず、私たちは魂の体での意識的な体験を通してそれを『知っている』のです。魂はとても現実的なものなので、それを実感するために、誰も肉体の死まで待つ必要はありません。それは今、この瞬間に体験できるものなのです。

物理的な肉体においては、魂は通常はちょうど眉間(みけん:眉と眉の中心)の奥に位置していると考えられています。しかし魂は、肉体が生きている間でもそこを離れることができ、体の1、2メートル上方や数キロ先、あるいは宗教的な表現で天国と呼ばれるさまざまなレベルの世界へ旅することもできるのです。魂とは本来の自分自身であり、認識する自分のことです。そして魂の本質とは、「神」と呼ばれる本質的存在の分身なのです。つまり私たちすべての生命は「神」の分身なのです。

自分の魂の年齢がどれほどであるかを知ろうとするのは意味のないことです。なぜなら魂というもの自体が、時空を超えた存在であるからです。私たちには多くの過去世があることを考えれば、軽く何百万歳にもなるはずです。これらすべての生涯を通じて、あなたは個人で在り続けてきたし、肉体への最後の転生を終えた後でもあなたという個人であり続けます。私たちは繰り返される人生経験の中で、さまざまな教訓を学びながら精神性を開花させてきました。なぜなら学び、成長し、そして目覚めていくことこそが、永劫(えいごう)の昔に私という魂が初めて、物理的な世界に入ることを決めた目的であったからです。

3次元の物理的世界以上にある異次元、あるいは階層世界ではそれぞれに異なった振動率や周波数を持っており、そのゆえにそれらの世界が異なっている理由でもあります。3次元の物理的世界の一つ上にある領域はとても周波数が高く、そこに住む人々はその世界の山々や建物や壁を、さらに人々さえも容易に通り抜けることができます。3次元を超越した世界は、物理的な世界と非常に似ている部分がありますが、すべてにおいて3次元よりは遥かに美しく、ある意味天国のような様相をしています。そこにもあらゆる種類の人間や都市や村落、動物、植物、山、海、砂漠、そして日没などもあります。しかもこれらの世界は3次元世界のどんなに進化した惑星よりも途方もなく優美で、想像を絶しています。このように物理的世界のすぐ上にある世界はあまりにも素晴らしいので、「死んだ」後にここに住む人たちは、そこが究極の天国だと誤って信じ込んでしまうのです。

私たち「魂」は、ただ最初から人間という姿に宿ったのではありません。魂は可能な限りの経験を重ね、物理的な世界が提供してくれるすべての意識状態を実体験する必要がありました。まず魂が最初に宿って体験する意識レベルは、鉱物の状態です。私たちから見ると、鉱物には意識があるようには見えませんが、体験できることが限られているような鉱物の状態で生きることは、自身の物理的な存在を理解する必要のある魂にとっては必要なものなのです。初めは私たちのほとんどは、自らに必要な体験に応じて長い長い期間を鉱物の状態で過ごします。むろんあなたが本当に鉱物や岩そのものであったことは決してないのですが、あなたの魂は上昇を始めるにあたり、そのような形に宿っていたのです。

鉱物の状態における意識レベルを体験した後は、魂は植物の状態を体験します。植物としての魂は日光や風や雨を感じることができ、高次の生命形態をとる存在たちのための食糧として奉仕します。地球だけでなく他の多くの惑星において、苔や草花、野菜や樹木として多くの生死を経験することで、魂は次の段階へ進む準備ができます。それは動物の意識状態で生きることです。それぞれの魂は自らの性質や個性に合った動物の形に宿ります。動物の生命力も魂ですが、動物は常に独自の個性を保ち続けます。魂は動物の意識状態において、ある種から別の種のものへと発展しながら多くの時間を過ごします。それは昆虫から爬虫類、鳥類、そして哺乳類へと、地球上だけでなく他の多くの異なった惑星での生涯を送ります。

そして物理的な世界において魂が到達し得る、物質的発展の最終段階は、もっとも高次に進化した存在である人類です。それは物理的な宇宙における進化の頂点であり、この世界において、魂が最後の経験をするために用いられる形態としての肉体なのです。肉体を持つ人間として、魂は可能な限り、あらゆる体験をする必要があります。1回の人生は進化の時間の中においては、ほんのわずかの小さな斑点のようなものにしか過ぎず、物質的世界で必要なすべての学びと成長のためにはあまりにも短い一瞬でしかありません。しかも地球で生きる人間は寿命が短いために、転生のサイクルである144年を生き切ることさえできません。そのために魂は、人間として必要なすべての体験を得るために、何百万年もかけて輪廻転生という生まれ変わりを限りなく繰り返してきたのです。

ですから歴史というものは、私たちの祖先の物語なのではなく、実は私たち自身の人生そのものなのです。つまり私たちが自らの祖先なのです。私たちは誰もが多くの惑星において、あらゆる種類の性格を持った男性や女性、そして多くの異なった人種としての生涯を送ったことがあり、しかもほとんど数え切れないほどのあらゆる状況や境遇を体験してきています。そしてその都度新しい肉体と心、性格をまとい、地上に戻って来るのです。そして一方で、下層世界に生命が存在し続けるために、新しい魂も絶えず創造されています。「至高なる神」である創造主は、自らの創造物を通して存在し、常に一定の生命が宿る階層世界を維持しているのです。


📕「私はアセンションした惑星から来た」金星人オムネク・オネクのメッセージ  オムネク・オネク著 徳間書店    抜粋

http://8729-13.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-2555.html

 


( 8 ) へつづく



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